ニュースを見ていると女子中高生のファッションの聖地「SHIBUYA109」が、
期間限定で岩手県釜石市の駅そばで出店するとのこと。
3.11で千名以上の死者、行方不明者が出た釜石市。
地元の女子中学生がSHIBUYA109の管理会社宛に一通の手紙を出し、それを同社の社長が実現させたというストーリーだそうです。
この女子中学生が母親と話していた時、マルキューを釜石に呼びたいけど、とても無理と諦めかけていたとのこと。
これに対し、そのお母さんは「行動に移すべきだ」とその女子中学生をさとし、手紙を出したという事をニュースは伝えていました。
SHIBUYA109 KAMAISHI PROJECT
8月16日~18日、金曜日~日曜日の三日間、渋谷店のカリスマ店員さんも含め釜石へ派遣。
売上の10%は義援金として寄付されるそうです。
さらに、同地でのファッションショー、地元女子中学生とコラボした商品開発など、なかなか本格的な展開です。
今回のプロジェクトは、一言で言うと、東急モールズディベロップメント社長の鶴の一声が産んだ感動のストーリー。
「ブランドイメージを棄損する」
「店員の勤務シフトをどうする?」
「利益は出るのか?」などなど社内でも反対する勢力もあったと思います。
さらに親会社のウルサ方へのお伺いも必要だったことでしょう。
それをまとめ上げ実現にこぎつけたマネジメント力はなかなかのものです。
近年多いリスク回避、挑戦否定、引きこもり型のニッポンの会社の中で、よくぞやった!という感じです。
オジサンには、理解不能の女子中高生のファッションですが、今回の心温まる話に接して感動した次第です。
今回のケースを活かし、被災地の復興、街づくりに向けて多数の企業の参加に期待しているところです。