能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

日本で最高レベルの憧れの書斎 旧前田侯爵の駒場本邸 男の夢とロマン、それは書斎 STUDY

2013年09月10日 | まち歩き

男の隠れ家、理想の秘密基地である書斎。

英語では、文字通りstudyと言うそうです。

自分自身、一番好きなのが、旧前田侯爵の書斎。

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インデリジェンス、リベラルアーツ、センスを感じさせる素敵な空間です。

この書斎は、駒場にあります。

東京大学駒場キャンパスの裏手。

渋谷から歩いてもいける距離。

三菱財閥のシンボル、上野・池之端の旧岩崎邸も有名ですが、わたし自身、前田侯爵の洋館が好きです。

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この洋館は、加賀百万石前田家の第16代当主前田利為さんの本邸として1929年に建設されました。

当時、東京帝大教授塚本靖氏と宮内庁担当技師の高橋貞太郎氏が設計、英国のチューダー様式を取り入れています。

第二次世界大戦後は、ホワイトヘッド空軍司令官の住居だったとのこと・・・。

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前田利為さんは、陸軍の軍人。

最後は、陸軍大将。

ボルネオ沖で戦死されます。

当時、この洋館を建設するときも「贅沢すぎる」という声もあったようですが、計画どおり着工、完成させたとのことです。

当時は、そのような誇り高き日本人が多々いたこと、本当にすごいと思います。

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一階のサロン シャンデリアとピアノ・・・本当に素敵です。

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二階に向かう階段・・・細工が感動的です。
この洋館は、地上3階、地下2階。

1階、2階は公開されており、しかも無料。

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一階にはカフェがあり、重厚な空気の中、美味しい珈琲を飲むことができます。

この建築物は、近代史の中で絶対失ってはならない建物だと思います。

いつか、こんな書斎で時間を忘れて読書したいものです。

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ここが、前田侯爵の書斎。

ここで本が読めれば、至福のひと時だと思います。

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素敵なレイアウト・・・完璧です。 

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裏口です。

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そして、和亭にある裏庭・・・日本人のマインドに揺さぶりを与えます。

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裏手には、渡り廊下で結ばれた和風建築も。

ここもなかなか優れた建築物・・・素敵です。

 

前田侯爵の素敵な趣味・・・それは、オトコの夢と浪漫かもしれません。 

また、お邪魔して、自分を見つめなおしたい空間です。


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