能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

立教大学ソーシャルデザイン集中講座 第5回 石川治江先生の巻 決められる力と意思決定能力

2013年09月19日 | 学問

今日も元気に池袋・立教大学へ。


一仕事を終え、今日はギリギリ滑り込みセーフ。

夕食は、立教通を歩きながら食べるコンピニおにぎり1個だけ・・・。

少しさみしいです・・・(好きでやっているんだから文句を言うな!自分)。


第5回目の担当は、石川治江教授。

テーマは、ソーシャルイノベーション実践論」。

まさに「実践」論でした!

石川先生は、66歳。

すごいパワフルなおば様です。


ノンポリ学生、就職、結婚、出産・・・。

ある出来事でボランティア活動を開始され、家庭も顧みず、世のため人のため・・・。

障がい者のために、立川駅へのエレベーター設置を16年かけて実現されたとのこと。

現在は、日本でも最大規模のNPO法人ケア・センターやわらぎの理事長を務めておられるスーパーウーマンです。


今日の講義は、約20分。

メインは、ワールドカフェ。

仕事でヘロヘロになっている中でのワールドカフェはキツイです。

身体がもちましぇ~ん(古)。

まずは、グループワーク30秒で課題を設定し、ブレインライティング。


わたしの属していたグループは、女性を中心にした5人の集団で、決まったテーマは「子育て」。

アタマの良い女性が次々と案を出し、模造紙が真っ黒になった次第です。


その上で、ショートトリップ版のワールドカフェの実施。

その後、ホストと旅人に分かれての他グループ訪問。

これが終わり、7班の発表と質疑応答・・・。結構たいへんでした。


最後の投票では、22票を得たわれらの班がトップ。

みんなでハイタッチした次第です。


石川先生のファシリテーションにより、制限時間5分オーバーで終了。

終わってみれば、楽しいひと時でした。


石川先生のレジュメには、印象派ゴーギャンの名画とともに、その画題。先生が大好きなフレーズだそうです。


「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」


先生の話を聞いていると、最後は実行力、執行力ということ。

講義の中でも「決められる力」「意思決定能力」の重要性を強調されていました。


おっと今日は、中秋の名月。

美しいお月様を立教大学キャンパスからケータイで写してみました。

Img_0872

小さくて恐縮です。

まん丸お月様、最高に美しい姿でした。


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「経営は何をすべきか」 ハメル節にしびれる一冊 昇進するためではなく影響を及ぼすための競争を奨励

2013年09月19日 | 本と雑誌

「経営は何をすべきか 生き残るための五つの課題」 

ゲイリー・ハメル著

ダイヤモンド社刊 2、200円


ハメルさんは、「コア・コンピタンス」コンセプトで一世を風靡した経営学者。

現在、ロンドンビジネススクールの客員教授をされています。


5つの課題とは、次の通り。

1.理念

2.イノベーション

3.適応力

4.情熱

5.イデオロギー


理念、情熱、イデオロギー・・・いかにもハメルさんらしい切り口です。

「私たちの未来は、イノベーションにかかっている」

このフレーズを繰り返すハメルさん。

従来の硬直化した組織では、イノベーションは生まれないことを強く主張。

ゼネラルモータースの蹉跌を取り上げながら、熱く語ります。

市場対階層性という軸を二項対立として、その課題を浮き彫りにしていきます。


特に、引っかかったのが「衰退の診断」。

3つの要因を取り上げています。


第1の要因 重力に負ける

第2の要因 戦略の有効性が失われる

第3の要因 成功は堕落につながる

 

また、ビジネスパースンには、昇進より、影響が大切と言及します。


「昇進するためではなく、影響を及ぼすための競争を奨励する」


ハメル節に再び触れたい方には、ぜひ読んでいただきたい一冊です。


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