「未来は言葉でつくられる 突破する一行の戦略」
細田高広著
ダイヤモンド社 1、500円+税
著者の細田さんは、コピーライター。
最近売れている「伝え方が9割」の著者佐々木さんもコピーライター。
またまた、コピーライターのブームが来ているような気がします。
糸井さんや仲畑さん、真木準さんが活躍した時代しは、少し違った感じ・・・。
フィーリングからロジカルという切り口のコピーライターブームなのかもしれません。
同著は、コピーライティングの妙である、切り口、コンセプトを変えることにより、ものの見方が変わってくるという主張。
まさにそのとおりだと思います。
具体的に30のテーマを取り上げ、分かりやすく解説。
そして、ビジョナリーワードを作る4ステップ、言葉をつくる5つの技法、バックキャスティングの手法についても丁寧に解説されています。
同書の基本コンセプトは、「言葉は未来を発明する道具」であるということ。
過去の成功パターンについて、一部紹介させていただきます。
「貧困は、博物館へ」 グラミン銀行創業者
「女のからだを自由にする」 シャネル
「美容を新しいアートにする」 サスーン
「自由闊達にして愉快なる理想工場」 SONY
「一台少なくつくれ。」 フェラーリ
「地上で一番幸せな場所」 ディズニー
「通過する駅から、集う駅へ」 JR東日本
「1000曲をポケットに。」 アップル
「第3の場所」 スタバ
「世界旅行も、宇宙経由で。」 ヴァージン ・・・
2時間ぐらいで読める同書。
言葉に関する感性を刺激するおすすめの一冊です。