ブログを見た友人から、メールをもらいました。
「どんな人が、高齢社会検定を受けるの?」
なかなか良い質問です。
答えは、「物好きな人、時間と暇がある人」と回答しました(笑)。
自分もそうです。
この検定試験に合格したからといって、何のメリットもありません。
合格者には、「高齢社会エキスパート」という称号をいただけるようですが、
社会的評価や近所の評判レベルでは、まだまだという感じがします。
ただし、今回受験された方々は、超高齢社会に対して、かなりの問題意識のある人々だと回答した次第です。
世界最速の超高齢社会を迎えるニッポン。
個人、社会が、この事象をどのようにとらえるかによって、今後の日本が変わってくる・・・。
その危機意識をもとに高齢社会に対する取組み、対応策を個人、社会で高めていこうというのが、
今回の検定試験の背景にあると思います。
一見ピンチ、でもよくよく考えると世界最先端に立つチャンスでもあるわけです。
ここで産みだした仕組みやシステムを、日本に続いて高齢化が加速するアジア諸国に輸出することもできるのです。
今回の出題は、総論編20問、個人編40問、社会編40問。
すべて四択。
最低でも、それぞれについて65~75%の正解が必要なような感じがします。
一つでも60%以下があると不合格ということになると思います。
出題のほとんど全てが、「東大がつくった高齢社会の教科書」からの出題。
なかなかの良問で、解いていても楽しむことができました。
作問者の先生方に感謝です。
四択ということを考えると、最低でも、総論編で14問程度の正解、個人、社会編で28問程度の正解という全てをクリアした方が合格者だと考えています。
この前提で考えると合格率は70%程度になるのではないでしょうか。