不覚にも、テレビを見て涙をこぼしてしまいました(笑)。
テレビは、ニュース以外はほとんど見ないのですが、遅い昼食で、たまたまつけた時に、フジテレビジョンの情報番組・・・ザ・ノンフィクション「せいらの結婚」。
毎週日曜日14時~15時の番組です。
CXにしては、実に腰のすわった一時間番組でした。
主人公は結婚に後ろ向きなせいらさん28歳。
沖縄生まれの沖縄育ち。
漁師の家に生まれ、三姉妹の長女。
ウミンチュー・・・沖縄では漁師のことを海人というそうです。
両親の元で育ちますが、両親は毎日ケンカ・・・。
原因は、お父さんのお酒。
飲んで暴れていたみたいです。
今でいうDV家庭。
お母さんは、家を出て別居・・・。
そんなトラウマのある、せいらさん、28歳・・・結婚に戸惑っています。
せいらさんの心をとらえたのは、プロのライフセーバーのご主人。
日に焼けたスキンヘッドの好青年です。
プロのライフセーバーという仕事も初めて知りましたが、収入も不定期・・・。
みんなが海に来る夏は、1日1万5000円くらいの収入が入るそうなのですが、それ以外のシーズンには収入がない状況。
さらには、そのご主人、知人の保証人になってしまい、1000万円以上の負債を抱える身。
決してやってはいけない根保証(ねほしょう)を受け入れたことで、ほぼ破産。
でも、彼女は、ご主人とともに、明るく元気に日々暮らしています。
夫婦の夢は、ハワイで挙式をあげること。
予算50万円・・・質素な生活で貯金を続けていきます。
若き夫婦、いろいろあるけど、がんばれよ!とエールを送りたくなります。
そんな中、ご主人は、仕事の帰路、クルマで野犬をはねてしまいます。
野良犬です。
直後、ご主人は、クルマを降りて、犬の状況を確認します。
生命はあるけれども、身体は動かない状況。
そのまま立ち去るのが通常だと思いますが、ご主人は、その野良犬を連れて動物病院へ行きます。
犬は背骨が折れ、脊髄損傷・・・重体です。
そして、手術。
その結果、背骨の代わりにワイヤーを入れ、命の危機を脱出します。
治療代は、結婚資金のために貯めていたお金36万円・・・その全額。
そして、夫婦で、その犬の介護を決意します。
「マロ」と命名。
マロのために、高額な犬用車いすを入手。
苦しい生活の中で、明るく暮らす、せいらさん・・・。
犬の治療代を出すというご主人の話も、笑顔で支持する姿勢・・・。
今時、こんなスゴイ女性がいるんだと感動。
ここで、落涙です(笑)。
我那覇せいらさんは、りんけんバンドに属する歌手。
せいらさんは、CDデビューも予定しているとのことです。
その風景も、同番組で取り上げられていました。
CDが出れば、買いたいなあ。
沖縄の魂の歌、心の唄を聞かせてください。
成功してもらいたいなあ。
若き日、沖縄には年に一回行っていました。
ホテルはベラボーに高いので、いつも、地元の人たちが日常的に利用するレストラン、ステーキ屋やソーキソバ屋、魚介料理店に行っていましたっけ・・・。
美味しかったなあ。
沖縄の人たちは、明るく楽しい人たち・・・。
沖縄では、楽しい思い出しかありません。
懸命に明るく生きている、せいらさん、ご主人、愛犬マロ・・・月並みな表現ですが、勇気と元気をいただきました。
ありがとう!
視聴率競争で、在京キー局の中、劣位となっているCX。
こんな素晴らしい番組があるのであれば、ず~っとフジテレビを観ますよ!