人工知能(AI)で生き残る仕事・消える仕事・・・AIで未来の産業社会は激変 大変な時代です日経ビジネス誌2015.3.30号の特集「戦慄の人工知能・AIが企業を動かす日」。面白い特集でしたので、紹介させていただきます。1. 止まらぬ人間超え マイ...
AI、ビッグデータ、ロボット・・・。
コンピユータの進化は、生身の人間の世界にも、大きな影響を与えようとしています。
自動車の自動運転の現実化、囲碁の名人に勝つコンピュータなど、もはや、近い未来に、コンピュータが人間の仕事を代替することは間違いないと思います。
ちょうど、一年前の日経ビジネスの記事・・・近未来を占っています。
「AIで未来の経済は、こうなる」
1. AIの発達によって、今後、多くの仕事が機械で代替される
2. 結果として、労働者の格差が広がる
3. AIによる企業活動の最適化でモノやサービスの価格が下がる
4. 満足な職がなくてもそこそこの暮らしが出来るが、幸福感は人それぞれ
なんとなく、そうなるんだろうなあ・・・という予測ですが、職業別となるとかなりリアル・・・。
◆自動化の可能性が高い職業とその確率(オックスフォード大学カール・フレイ氏2013年論文)・・・減少していく職種
保険の査定担当者 99%
クレジットアナリスト 98%
不動産ブローカー 97%
レストランの料理人 96%
造型などの作業員 95%
弁護士助手
会計士
小売店の店員
工場作業員
臨床検査技師
タクシー運転手
農業従事者
原子力技術者
調査系や作業系の仕事が機械に置き換えられていくというのは何となく分かるのですが、
料理人、店員などの人が介在するサービス業的な職種も減少していくのではないかという指摘はちょっと意外でした。
◆自動化の可能性が低い主な職業とその確率(カール・フレイ氏2013論文)・・・機械やコンピュータに代替できない仕事
レクリエーションセラピスト 0.28%
整備、修理工の第一線監督者 0.3%
医療ソーシャルワーカー 0.35%
振付師
セールスエンジニア
小学校教師
パタンナー
人事マネジャー
スポーツトレーナー
経営者
写真家
弁護士
数学者
「ソーシャル」「経営」「創造性」は安泰とのこと。
確かに、ソーシャルなきわめて人間が関与するジャンル、クリエイティブな経営の世界などでは、機械が人間を追い越して、その先を行くという時代は、さらに次の世代だと思います。
産業革命で起こったラッダイト運動(雇用を奪う機械打ちこわし運動)といったものは起こらないと思います。
時代についていけなくなった時・・・自動的に失業への道を歩むことになります。
次なる世代・・・本当に頑張っていただきたいものです。