戦略、戦術といった言葉も、最近手あかが付いている感じがするので、あまり使わないようにしています。
小職の友人の一人も、戦略、戦術は戦争用語、軍事用語なので使いたがりません。
ソーシャル、EGS、サステナブルの時代にはそぐわないとも言います。
そんな中、「戦略思考」と銘打った新刊が出ました。
戦略思考トレーニング 最強経済クイズ精選版
鈴木貴博著 日経ビジネス文庫 800円+税
著者は、百年コンサルティング株式会社の代表取締役。
ボストンコンサルティングやネットイヤーグループを経て、物書きになった方。
テレビのバラエティ番組に出演されているそうです。
今回、日経ビジネス文庫として出された一冊、なかなか面白いです。
「プリンター、栄養ドリンク、化粧品に共通する、高収益の秘密は?」
なかなかの難問です。
「ソニーが新興国でのテレビの販売のために、裏面カバーの穴をなくしました。その理由は?」
「ブックオフの苦境のニュース。日本の中古市場全体は、今、縮小しているのでしょうか?」
最近、TVCMをしているネット企業があります・・・。
「ウォルマートという店舗名になった理由とは?」
「週に2回、魚がよく売れる日とは、どんな日?」
「なぜ、インドの小型車ナノは、スピードが遅くてもOKなのか?」
「星野リゾートが大衆路線で旅館再生すると、困る人たちとは?」
こんな問題が全100問。
薄い本ですが、なかなか読み応えアリです。
日経ビジネス文庫の真骨頂のジャンルです。
通勤の時間などに読まれるといいと思います。