能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

失われた30年 日本は、どこに向かって進んでいくのでしょうか?高齢化、少子化、格差が拡大していく社会

2019年01月11日 | 社会・経済
あと3か月ちょっとで、平成の時代が終わり、新年号の時代になります。
 
でも、よくよく考えてみると、5月に年号が切り替わり、10月に消費税増税・・・
システム会社や銀行業界、役所に事務所・・・対応に大わらわだと思います。

「失われた10年」が、いつの間にやら「失われた20年」となり、平成の終わりとともに、「失われた30年」・・・時代のスピードは加速度的・・・本当に早いものです。


平成元年(1989年)と平成29年(2017年)のデータを比較してみました。

1.GDP(IMF) 1989年3兆549億ドル → 2017年4兆8721億ドル
・1989年は、米、日、独、仏、英の順位 2017年は米、中国、日、独、英の順
・2010年に日本は中国に抜かれ世界3位に転落。

2.出生数(厚労省) 1989年124万人 → 2017年94万人

3.合計特殊出生率(厚労省) 1989年1.57 → 2017年1.43

4.人口(総務省) 1989年1億2320万人 → 2017年1億2808万人


5.高齢化率(総務省) 1989年11.6%(8.6人に1人) → 2017年28.0%(3.6人に一人)

6.ジニ係数 1990年0.43 → 2014年0.57

7.相対的貧困率 1988年13.2% → 2015年15.6%

日本という国は、高齢化が進み、少子化の流れが止まらず、年々格差の大きい社会になっているということが分かります。
人口が減少していく中、当然に、国内経済も縮小していきます。
「失われた40年」にしない努力は続けなければなりません。

ただ、その流れを変えることは至難の業。
このまま行くと、イギリスのような国になっていくでしょう。
経済成長一辺倒ではなく、ESGやSDGといった切り口からのアプローチしかないと思います。

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