去年、武田薬品工業が6兆円でアイルランドのシャイアールを買収。
ちょっと驚きました。
いまやM&Aは、会社のサバイバル、成長にとって必要不可欠な経営戦略となりました。
今週の日経ビジネス誌2019.1.21号の特集は「2019年 M&A大予測 武田、日立に続くのは?」。
なかなか面白く読むことができました。

同誌によると、M&Aは、4つのパターン。
1.インアウト案件「細る国内市場、海外に活路」・・・日清製粉、SMBC、三菱UFJなど
2.アウトイン案件「日本の技術に触手」・・・ジャパンディスプレイ、大塚家具、パイオニア、ハウステンボスなど
3.異業種再編「カギは金融業界」・・・損保ジャパン、三越伊勢丹など
3.国内勢の業界再編「系列見直し、商社主体も」・・・スズケン、ロート製薬、ケーヒンなど
買うか、買われるか?たいへんな時代。
何が起こっても、ブラックスワンが登場しても、あまり不意打ちという感じがしない昨今です。
同誌の特集で、特に面白かったのが、「番外編」。
「プロが語るびっくりディール」「激動の時代、M&A頭の体操」と題し、大胆な予想がされていました。
ホントーにありそうで、ワクワクドキドキしながら読みました。
電力会社統合・・・北電と東電がいっしょになって「東日本電力」、中国・四国・九州電力がM&Aして「西日本電力」?
ソフトバンクがNEC買収?
アステラスと第一三共が経営統合?
グーグルがリクルート買収?

ZOZOがロッテ球団買収?
パイオニアとJVCが統合?
アマゾンがセブン買収?
中国企業がマツキヨ買収?
ユニクロがギャップ買収?
ここでも、GAFA企業が登場。
グーグルやアマゾン・・・本当に脅威です。
荒れるであろう2019年・・・嵐の前の静けさの中、珈琲片手に書斎で読書を楽しむことにします。
ちなみに今週号では、安倍総理のインタビュー記事「日本はまだまだ成長できる」が巻頭を飾っています。