広島平和公園の原爆資料館は、今年の春のリニューアルオープンに向けて最終工事を行っています。
爆心地・旧中島町の発掘調査も終わり、新しくなる丹下健三設計の原爆資料館本館が桜の時期に全貌を表すことになります。
ちょっと楽しみです。
ちょっと楽しみです。
現在は、新しくなった東館だけ開館しています。
個人的には、展示全体がちょっとスマートになり過ぎていること、バリアフリーが十分でないこと、ICTが十分活かされていないこと、展示が窮屈、文字が小さく読みにくい、そして何より全体が暗すぎる感じがします。
リニューアルする本館では、これらの点を改善してほしいなあと思います。
今回、発見したのが、原爆資料館本館の前にある巨大噴水。
池の中も、綺麗に塗装されなおされており、かつ中央の噴水の水の高さが5メートルUPしていました。
意外と迫力あります。
この噴水、正式名称は「祈りの泉」。
1964年に、地場の広島銀行が設置したとのこと。
水を求めて亡くなっていった被爆者の鎮魂のために造られたものと聞いています。
造られて半世紀、「祈りの泉」もリニューアルされました。
しかも、水を上昇させるポンプ類も最新式のものに変えられています。
広島銀行は、ゴッホやルノワールなどのコレクションを常時公開している「ひろしま美術館」を設置するなど、CSR、メセナ、フィランソロピーの活動を続けています。
その中でも、「祈りの泉」は、目立ちませんが、広島にとって、とても大切な事業であると思います。
ひろぎん・・・なかなか良い仕事をする広島市民に近い銀行だと思います。