能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

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広島の街、外国からのインバウンド観光客が年々増え続けています 観光立国キャンペーン15年 三千万人!

2019年01月24日 | マーケティング
最近、またまた、広島の街、外国からのインバウンド観光客が増えています。
円高が進んでいると言うのに・・・。

京都の友人も同じことを言っていました。
ゆっくりまったりするために、寺を訪れても、インバウンドの人、人、人・・・。
路線バスにも乗れない、嵐山の渡月橋は原宿竹下通りのよう・・・。

2003年、小泉内閣が打ち出した観光立国キャンペーン。
小泉首相は、訪日客を10年で一千万人にすると表明、2008年には観光庁が発足しました。
ビザ発行の条件を緩和、LCCの増便、大型クルーズ船の日本立ち寄りの増加、免税品・免税店の増設など様々な施策を打ち出しました。

結果、2018年、訪日客は3000万人を突破。


安倍首相は、これをさらに増やして4000万人にするとのこと。
これは、日本の人口の3分の1にあたる人数です。

観光庁の統計では、東アジア(中国、韓国、台湾、香港)からのインバウンド観光客が74%を占めるそうです。
欧米系は12%。



広島には、特に欧米系の観光客に人気があるようで、オバマ前大統領の訪問以後、年々増えています。
原爆ドームと宮島という2つの世界遺産を持つ広島。



広島市や広島県でも、海外へのさらなる情報発信、SNSやインターネットの活用、標識や看板の多言語化、外国語対応できるボランティアスタッフの配置などを展開していくとのこと。


世界からたくさんの観光客が来広すれば、お金も落ち、地域経済が活性化することになります。

でも、人であふれる観光地、商店街というのも、ちょっと食傷気味。

日経新聞1月20日朝刊では、大阪や京都の例が報道されていました。
世界のユニークビルに選ばれた梅田のスカイビルの入場料が1500円に、市場でカニの足一本が2000円に、京の錦市場では歩きながら食べることを禁止・・・。

やっぱり人がたくさん訪れても、さまざまな課題は出てくるものです。
「観光立国」・・・これからどこに向かっていくのでしょうか?


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