廃園の秋
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/d0/eebc228b2b99f6c43314289817218cef.jpg)
花木点景:Savage Garden, 菊の森
住んでる近所に、菊の咲く森があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/4c/0425f22dc3b0d625cc459bcc611dad5b.jpg)
住宅街に残されている森なんですけど、その片すみ秋くるごと菊が咲きます。
どれも自生種ではなく園芸種の菊、どう見ても人の手が植えた花です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/77/a9a6ae6dd0d5727106799ad7bc95aa00.jpg)
誰か作りあげた菊花園、けれど蜘蛛の巣がはり柵も古びて壊れかけ。
もしかしたら昔は家が建っていたのかもしれない?そんな気配を遺しながら庭園は朽ちて森に還ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/f4/cee5c0698e0976ef7b9a6f6c1b5cdd40.jpg)
荒廃って言葉がにあってしまう空気、それでも花は森の底あざやかです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/4a/c6cb19eff1cfc45f1c26c3bdb67237ea.jpg)
撮ったのは雨あがり秋の午後、弱めの斜陽×森の底=うす暗い薄明は廃れた花園をわびしくも映します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/db/afa784445df0459458c89295fc3293ac.jpg)
こういう↑曇天の撮影はあまり得意じゃありません、が、雨あがりの雫×廃園の空気はいいなあと撮ってみました。
で、個人的な好みですけど・朽ちかけの柵と花のコントラストは絵になるなーと、笑
自然の花を撮るほうが好みなんですけど、こういうのも惹かれます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/af/231b1b5685584b7642e8f54354c187ed.jpg)
住宅街どまんなかの森×菊園、けれど人の気配は遠く閑寂にしずみます。
ソンナトコでひとり撮っていたら「菊慈童」の伝説を久しぶりに思い出しました。
中国・周の時代に山へ流罪に処された慈童という少年が、経文を書きつけた菊の露を飲み八百歳まで少年の姿のまま生きた、って物語です。
ようするに菊が不老不死の仙薬となる伝説で、菊の薬効で長寿を願う年中行事「重陽の節句」の原典でもあります。
この伝説は能楽の題材にもされてるんですけど、謡曲「菊慈童」では寿命七百歳となっています。
通過儀礼の七五三や歌の七五調などあるように日本で7は特別な心性がある数字です、8も八=末広がりで好むんですけどね、笑
月行事でも元旦・桃の節句・端午の節句・七夕・重陽の節句=奇数月で月と同数の日=奇数重なる日は節句とされています。
そこらへんツッコむとおもしろい話あれこれあるんですけど、長くなるのでまた気が向いたときに、笑
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/64/749688b98ca8d63ce3b236810ac6cae5.jpg)
忘れられてしまった廃園の秋、それでも雨の一滴に花は輝きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/eb/0edd477db930bf1d21cdf2bd81f400cb.jpg)
余談ですが・Savage Garden=廃園、野生花園、原野庭園、なんて意味ですけど自分が好きなバンドの名前でもあります、笑
オーストラリア出身の二人組なんですけど女声みたいな独特のボーカル、曲も歌詞も英国詩みたいな明度×哀調があって好みです。
もう解散していて1990年代に人気すごかったんだとか、自分も知ったのは解散後なんですけどね。笑
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住宅街に残されている森なんですけど、その片すみ秋くるごと菊が咲きます。
どれも自生種ではなく園芸種の菊、どう見ても人の手が植えた花です。
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誰か作りあげた菊花園、けれど蜘蛛の巣がはり柵も古びて壊れかけ。
もしかしたら昔は家が建っていたのかもしれない?そんな気配を遺しながら庭園は朽ちて森に還ります。
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荒廃って言葉がにあってしまう空気、それでも花は森の底あざやかです。
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撮ったのは雨あがり秋の午後、弱めの斜陽×森の底=うす暗い薄明は廃れた花園をわびしくも映します。
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こういう↑曇天の撮影はあまり得意じゃありません、が、雨あがりの雫×廃園の空気はいいなあと撮ってみました。
で、個人的な好みですけど・朽ちかけの柵と花のコントラストは絵になるなーと、笑
自然の花を撮るほうが好みなんですけど、こういうのも惹かれます。
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住宅街どまんなかの森×菊園、けれど人の気配は遠く閑寂にしずみます。
ソンナトコでひとり撮っていたら「菊慈童」の伝説を久しぶりに思い出しました。
中国・周の時代に山へ流罪に処された慈童という少年が、経文を書きつけた菊の露を飲み八百歳まで少年の姿のまま生きた、って物語です。
ようするに菊が不老不死の仙薬となる伝説で、菊の薬効で長寿を願う年中行事「重陽の節句」の原典でもあります。
この伝説は能楽の題材にもされてるんですけど、謡曲「菊慈童」では寿命七百歳となっています。
通過儀礼の七五三や歌の七五調などあるように日本で7は特別な心性がある数字です、8も八=末広がりで好むんですけどね、笑
月行事でも元旦・桃の節句・端午の節句・七夕・重陽の節句=奇数月で月と同数の日=奇数重なる日は節句とされています。
そこらへんツッコむとおもしろい話あれこれあるんですけど、長くなるのでまた気が向いたときに、笑
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/64/749688b98ca8d63ce3b236810ac6cae5.jpg)
忘れられてしまった廃園の秋、それでも雨の一滴に花は輝きます。
ぬれてほす山ぢの菊の露のまにいつか千とせを我は経にけむ 素性法師
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余談ですが・Savage Garden=廃園、野生花園、原野庭園、なんて意味ですけど自分が好きなバンドの名前でもあります、笑
オーストラリア出身の二人組なんですけど女声みたいな独特のボーカル、曲も歌詞も英国詩みたいな明度×哀調があって好みです。
もう解散していて1990年代に人気すごかったんだとか、自分も知ったのは解散後なんですけどね。笑
第101回 過去記事で参加ブログトーナメント
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とくに壊れかけた垣根からのぞく白菊。
こんな所あるのですね。
何だか創作意欲が湧いてきました。
この菊たちの場所はちょっと不思議なカンジのところです、近所でも知らない人が多いかもしれません。