萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

第78話 冬暁 act.12-side story「陽はまた昇る」

2014-08-31 21:55:17 | 陽はまた昇るside story
predawn 暁闇の光



第78話 冬暁 act.12-side story「陽はまた昇る」

ほら、カーテンの隙間もう夜が終わる。

まだ薄青い空は太陽が遠い、けれど刻限6時は近づく。
夏ならもっと明るい時間、だから今この昏さは夜なのだと眠りこめたらいい。
そんな想い横たわるベッドはオレンジ色あわいランプ明るんで、並んだ寝顔に英二は約束を見た。

『北岳草を必ず見せて?英二、』

次の夏には北岳草を見せてあげる、そう約束したのはいつ?

すぐは思い出せないほど約束の時は遠くなった、それほど離れた時間が長い。
その距離を映すよう今このベッドも並んで眠るだけ、隣の体温は離れてこの胸は合鍵ひとつ温まる。
今は抱きしめるなんて許されない?そんな想い竦んで触れること出来ない夜を見つめながら白い花の約束なぞる。

『これは北岳草って言うんだ、絶滅危惧種だよ、』

北岳、標高3,193m「哲人」と呼ばれる本邦第2峰。
あの山を自分は好きだ、そこで初めて見た花を教えたのは光一だった。
純白の花に山っ子の瞳は静かに微笑んで、その現実のまま教えてくれた。

『氷河期の生き残りの花なんだ、この北岳の山頂直下ここだけに咲く。ここ以外では咲かない、もうどこにもない、』

厳寒の氷河期から咲き続ける花は星霜と厳しい植生が信じられないほど清楚にやさしい。
うすい花びら纏う小柄で可憐な穏やかな花、けれど風雪にこそ咲く強靭を短い夏の空に開く。
絶滅と言われても峻厳の鋭鋒に咲いて命を輝かす、そんな花は見つめる寝顔と重なってしまう。

『この花がここで咲くように、周太も英二の懐で生きられるね、』

そんなふうに自分のアンザイレンパートナーは三千メートル峰の花に笑ってくれた。
あの言葉が嬉しくて、だからあの花を見せたくて来夏には連れて行くと約束を結んだ。
あの花の約束ひとつ信じて見つめて叶えたくて山も任務も努力した、けれど昨夜に迷う。

君は本当に自分が必要?それとも邪魔にすぎない?

『どうして本庁の壁をスーツ姿でクライミングしていたの、なぜ蒔田さんの執務室からボルダリングする必要があったの?』

あの問いかけに自分は結局、答えていない。

『コピー取りに蒔田さんの部屋に行ったよ、コーヒーも買いに出たけど。俺は普通に廊下を歩いてエレベータに乗ったよ、』

そう答えて核心なに一つ答えていない。
嘘など一つも言っていない、だけど質問をはぐらかして黙秘した自分に周太は微笑んだ。

「英二、明日も訓練があるんでしょう?もう寝ないと…僕も寝るね、」

ただ微笑んでカーディガン脱ぐと周太はベッドに入ってしまった。
ビジネスホテルの一室はセミダブル一台きり、他はソファをサイドベッドにするしかない。
そんな部屋にソファ支度しようとした背後ベッドから羞んだ声はつっけんどんに言ってくれた。

「ちゃんとベッドでねたら?」

そう言われたまま素直にベッドへ入って、そのまま今夜が明けてゆく。

「今日はお昼、なに食べたの?」

そんな他愛ない話を少しだけして周太は眠ってしまった。
ただ向きあい並んで話すだけ、けれど話すべき続きを口にしない。
もう「話」は続けない、それでも背を向けないでくれたことが嬉しかった、けれど本当は泣きたい。

―もう質問してくれないのは周太、俺のこと見放したのか?

こんな思案ずっと見つめて眠れない。
眠りこんだ寝言に秘密を洩らすミスが怖くて、けれど眠らなかったのは黙秘の為だけじゃない。
ただ眠れる貌を一瞬でも多く見つめていたかった、だから3ヵ月の逢えない時間が眠らせず夜は明ける。

「…寝顔かわいいね、周太は…相変わらず、」

そっと笑いかけたベッドの隣、寝息は安らがす。
微睡んだ睫の影やわらかに長い、すこし紅潮した頬なめらかにランプ照る。
幼い寝顔は呼吸音すこやかに澄んで規則正しい、その寝息の聞えない雑音に英二は微笑んだ。

―よかった、喘息そこまで悪化していないんだ周太、

まだ間に合う、その可能性と見つめるカットソーの肩すこし細くなった。
このまま攫って養生させられたら?そんな願いごとブランケット包まるベッドはまだ仄暗い。
12月の夜明は遅い、それでも必ず明けてゆく時間を寝顔に見つめながら長かった夜の記憶が軋む。

『英二、なぜ蒔田さんの執務室からボルダリングする必要があったの?』

周太は、見たのだろう。

―本庁のどこかに周太もいたんだ、たぶん窓から俺を見て、

金曜日の本庁で自分が何をしていたのか、その断片を見たのだろう。
だから問い詰めるため昨日は逢う約束して結局、この夜は質問と他愛ない話だけで終わる。
ふれたのは泣いているシャワーの背中と林檎の手、それだけの夜は抱きあえず寝顔を見つめて明ける。

けれど呼吸が聴こえる、触れなくても体温は温かい。
これだけでも自分には幸せで離れていた孤独すこし癒えてゆく、だからこそ今このまま願ってしまう。
ビジネスホテルの一室のベッド今ここから連れ出したい、そして高峰の世界へ攫ってしまえたら取り戻せるだろうか?

「…周太、北岳草のこと憶えてる?」

そっと呼びかけて腕すこし伸ばす。
ほんの少しで良い、そう願うまま眠る手の指先ふれる。
相変わらず少し小さな手、けれど指先だけでも温もりは優しくて縋ってしまいたい。

だけど今すべきことは縋ることじゃない、だって時動かしたのは五十年を超えたのは自分だ。

『私は馨くんも晉伯父さんも見殺しにしたんだ…すべて事実だと伯父さんは認めたよ、いつもどおり静かに笑ってな、』

そう自分に告げたのは父だ、そして晉の証言と証拠を渡してくれた。
この証言も証拠も三十数年前のもの、そこにある罪の連鎖は五十年前に始まっていた。
それは今も、この指先ふれている小さな手を絡め取ろうとして「昨日」が来て、けれど五十年前と同じに「昨日」は秘匿されている。
だって多分まだニュースになっていない、そんな推測と開いた携帯電話から昨日のページにアクセスして、その検索結果に微笑んだ。

「は…削除か、」

“ いま向かいのビルが窓割れた、なんか機動隊っぽいの突入したけど全員マスクしてる怖い何? ”

そんな一般市民の匿名記事が昨日は載っていた、けれど今もう消されて無い。
この発信した人は削除を怪訝に想うだろう、それでも「怪訝だ」という匿名記事もきっと消されてしまった。
こんなふうに現実は事実も圧殺する、それが誰の指示で何を目的とするのか?そして今指ふれる小さな手は「昨日」事実を見ていた。

『英二、僕は誰も死なせていないから』

そう周太は言ってくれた、あの言葉ひとつに「昨日」は解かる。
そこで周太は「誰も死なせていない」と告げて微笑んだ、それは周太の勝利だと言ってあげたい。
だって父が晉に告げられたのは「昨日、誰も死なせていない」とは真逆の現実だった、その鎖に周太は捕えられていない。

「すごいな、周太は…かっこいいよ、」

そっと微笑んだシーツの波の向こう寝顔は優しい。
くせっ毛やわらかな黒髪にランプ艶めかす、その前髪はざま小さな傷が見える。
額の生え際ごく小さな傷はあわい、それでも確かにある傷痕は夏のベンチの記憶に愛しくて、離れたくない本音の真中で寝顔が身じろいだ。

「ん…」

ちいさな吐息、きっと目が覚めるのだろう?
また離れてしまう刻限が来る、その覚悟に鼓動また軋んで痛い。
それでも縋れない小さな手から指先ゆっくり離して、けれど温もりが指を掴んだ。

「あ、」

眠りながら指を掴まれる、こんなこと前にもあった。
あのとき見つめた寝顔が今このベッドに瞳を開く、そして見つめてくれた黒目がちの瞳に自分が映りだす。

「…えいじ、」

ほら、優しい声が自分を呼んだ、この目覚めの声が好きだった。

同じ警察学校寮の隣の部屋、いつも徹夜で勉強して一緒に眠りこんだ。
そうして目覚めるベッドの朝はオレンジの香かすかに甘くて、開いたばかりの瞳の潤みが綺麗だった。

『宮田、なに見てんの?』

名字で呼んでくれる貌すぐしかめっ面になる、そんな貌は照れ隠しだったろうか?
あの頃ぶっきらぼうだった君の声、呼んでくれる言葉も今とは違っていた、それでも嬉しかった想いのまま微笑んだ。

「おはよう周太、そろそろ行くか?」

もう行かないといけない、自分も君も。

もうあの夏には戻れない、だって時間はリセットボタンなんてどこにもない。
ただ明日へ一秒後へ動いて留まることなど無い、3ヵ月前と今ですら夏の終わりと冬の初めに隔たれる。
そんな時の距離に横たわったベッドは抱きあうことすらなくて、それでも3ヵ月後その先には願えるかもしれない?

だって時間は今も動いていく、だから願える可能性の瞬間に英二は穏やかに笑いかけた。

「周太、今度の夏は必ず北岳草を見せてあげるよ?絶対の約束だ、」

絶対の約束を幾つもう結んだろう?

けれど今ひとつも叶えていない、まだ足掻いているばかりだ。
あの男を捕える証言も証拠もまだ足りない、足りることなんて無いかもしれない。
これは涯など見えない独りよがりの喧嘩にすぎない、それでも願いたい唯ひとりは黒目がちの瞳きれいに笑ってくれた。

「北岳草を僕に見せて、英二…信じるから、」

ほら、もう夜明は近い、今は暁闇に昏くても。



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雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚198

2014-08-31 00:30:06 | 雑談寓話
雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚198

1月上旬の火曜日、仕事帰り花サンといつもの店で呑んで、
帰りの電車にて御曹司クンの最新メールあらためて読んだ、

From:御曹司クン
本文:いま帰り、メール返信ないのは仕事中だったからって思いたかったけど。
   今も返信ないのは田中さんと呑み行ってるのかなとか考えて泣きそうになる。
   こんな俺のコトうざいとか思われて当り前だって解ってるのに今どうしようもない、
   こんなにコントロールできない馬鹿になってるのは、あいつの時以来であれよりもっとひどい。

ほんとコントロールできていないよね?笑
なんて感想と眺めながら困ったな思いながら返信ようやくした、

Re :ショック受けるようなコトでも本当の彼を知りたいって花サンは言ったよ、おまえ幸せだって自覚しな?

こんな返信してホント幸せモンだろ思った、
御曹司クンはゲイ寄りバイセクシャルないわゆるセクシャルマイノリティで、世間ではホモだ変態だと言われる事もある。
いわゆる差別されることが当り前みたいな今の日本で、そんな差別が怖くて好奇心の目が鬱陶しくて自分隠してカミングアウトしない、

おまえに何が解かるんだよ怖いんだよBLマンガとかああいうのが差別を生むんだマジむかつく、

そんなふう本音吐いた御曹司クンは結局、世間ってモンも人間もホントのとこで信用できない、
いつも営業用スマイルして人当り良く当たり障りなくイイヒト偽善者っていう盾で生きている、
そういう「営業用」を花サンも最初は好きになった、でも、酷い本音を見ても知ろうとしている、

「好き」

って言葉なんどもメールで吹きこんでその気にさせて、
本気になりかかってる花サンの気持ち知りながらヤることヤって体温で安心させて、
だけど「本命は他にいる」なんて本音ぶちまけて心は拒絶した、それがキッカケで花サンは均衡を崩し古傷を抉った、

「また明日、」

そんな普通の言葉で別れた直後、花サンの大切な人は死んでしまった。
不慮の事故ってヤツだった、誰が悪いんでもない不運は偶然の顔した必然ってヤツなんだろう、
それでも花サンは沢山の理由で自身を責めて、泣いて、だけど泣き場所もないまま手首を切り刻んで生の世界に留まろうとした、

痛い、っていう感覚があるから生きている。

そんな自覚と流れる血でコッチに生きていること確認して、
生きていること理由に彼との死別を納得しようとしていた、追いかけたらダメだって言い聞かせるために手首を切っていた、
そんな彼女の傷は腕時計にいつも隠されていて誰も気づけない、それでも気がついて向き合う誰かがいるなら彼女は「生きている」って笑える、

だから御曹司クンには向きあってほしくて、だから花サンは御曹司クンにヤらせたんだろう。
生きてる体温で抱きしめながら手首の傷を知ってほしかった、気づいて受けとめてほしかった、ソレなのに御曹司クンは無視した。

こんな全てが花サンにとって何を意味するのか御曹司クンに気づいてほしいって願ってた、
だって花サンが今ホントに求めたいのは御曹司クンなんだろう?それを擦違ってほしくない、
そうして二人幸せになってくれたらイイって思うからメール送って、昨夜からのメール読み返した。

From:御曹司クン
本文:いろいろ話してくれてありがと、俺たぶん明日は目が腫れてると思う。
   なんて言っても振り向いてくれるワケじゃないの解かってるけど今も泣いてる、、
   こんなに泣かされても大好きだ、おまえに嘘吐かれてない分だけ信頼されてるって嬉しい。
   田中さんのこと俺ほんとは解らない、でも彼女に意地悪したかったんじゃないのは解かってよ?
   もう俺の事なんか信じてくれないだろうけど、おまえへの気持ちは本物だって自分で思う。
   やっぱり愛してる、

From:御曹司クン
本文:おはよ、もし今日廊下ですれ違っても無視しないで?

From:御曹司クン
本文:いま昼、何度もメールしてごめん。
   昨夜から返信何も無いけど、これってもう終わりってこと?
   廊下でも今日は会えてないけど顔見たいけど、おまえの席に行くのも怖くて行けない。
   こんなとき別室なのは辛いけど、顔見るたび無視されたら泣きそうだしこれでいいのかなとか考える。

こんなふうにメール送る相手、間違ってるよ?

そんなこと言いたいな思いながら電車は最寄駅に着いて、
コンビニ寄って帰宅して、風呂とか済ませてPCいつものよう開いて調べたり書いたりして、
で、寝ようか思ってベッド転がって携帯電話なんとなく開いたら着信あったこと気づいた、

サイレントモードで気づかなかった着信番号は案の定だけど、御曹司クンだった、

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Lost article「天津風26」校了しました+Aesculapius「Chiron11」読み直したら校了です。
第78話「冬暁12」加筆校正これからします、英二と周太の心理戦その後です。

夕飯がてらドライブしたら思わぬトコでイベント渋滞にまきこまれました、笑
イベントあるとか知らず行っちゃったんですけど。MAN WITH A MISSIONも出てたのがちょっと羨ましかったです、
で、さっき帰って来たとこだけどUPします、昨日もバナー押してもらえたのでコンナ文章ですが書こうかなあと。

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雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚197

2014-08-30 00:05:03 | 雑談寓話
雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚197

1月上旬の火曜日、仕事帰り花サンといつもの店で呑み始めて、
前夜の御曹司クンとの会話そのまま話して、で、大晦日に出会った歯医者の話もして、
花サンが化粧直しに立った合間に自分の携帯電話チェックしたら受信メール入ってて、それが2通だった。

From:御曹司クン
本文:いま帰り、メール返信ないのは仕事中だったからって思いたかったけど。
   今も返信ないのは田中さんと呑み行ってるのかなとか考えて泣きそうになる。
   こんな俺のコトうざいとか思われて当り前だって解ってるのに今どうしようもない、
   こんなにコントロールできない馬鹿になってるのは、あいつの時以来であれよりもっとひどい。

From:歯医者
本文:こんばんわ、昨日、葭田さんに駅で偶然会いました。
   本のこと話したらあなたらしいなって笑ってましたよ。
   おすすめされた本もう少しで読み終わりそうです、

なんだかタイムリーだなって可笑しかった、
いま話題になってた二人からメールが着ていた、こういうの噂すれば影ってやつだろうか?
なんて考えながらトリアエズ歯医者に返信した、

Re :こんばんわ、今こっちも友達に先生のコト話してました、笑

なんてカンジに送信して、
で、御曹司クンにそろそろ返信しないと拙いかなって考えてたら花サン戻ってきた、

「お待たせです、あ、御曹司サンからメール着たんでしょ?笑」

ほんと相変わらず鋭いよね、笑
こんなとこホント難儀だろな思いながら答えた、

「歯医者サンからもメール着たよ、笑」
「おー、話題の二人からラブコールですか、モテるよね、笑」

ってカンジにさらっと笑ってくれて、
そんな笑顔にちょっと困りながら笑った、

「ま、嫌われるよりはイイのかもしれないね?でも御曹司クンは正直考えるけど、笑」
「考えるって何を?」

なにげなく訊いてくれて、でもホントは気になって仕方ないだろう。
そんな相手に率直ありのまま言った、

「終わらせるか、どうするかってことだよ?笑」

第42回 1年以上前に書いたブログブログトーナメント

第78話「冬暁11」読み直したら校了です、
Aesculapius「Chiron11」+Lost article「天津風26」加筆校正まだします、
今夜もかなり眠いです、で、昨日もバナー押してもらえたので短めですがコレもUPしました、
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で、にほんブログ村の登録カテゴリー、この土日に変更しようと考えていますけど、
たぶん「BL小説」→「恋愛小説(純愛)」になると思います、現在あるカテゴリーのなかではソレがいちばん該当しそうなので、笑

取り急ぎ、



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山岳点景:葉月の秋

2014-08-29 22:00:00 | 写真:山岳点景


山岳点景:葉月の秋

8月末、旧暦なら秋の初めですが里山はそんなカンジです。

初秋の暑からず寒からずな時って好きなんですよね、
いつもの8月は残暑厳しい時だけれど、ここ数日は初秋の空気でいいなと、笑

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雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚196

2014-08-29 00:10:00 | 雑談寓話
雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚196

1月上旬の火曜日、仕事帰り花サンといつもの店で呑み始めて、
前夜の御曹司クンとの会話そのまま話して、で、大晦日に出会った歯医者の話もして、

「申し訳ないけどその姪っ子ちゃん嫌われるの納得だな、えっちさせれば愛されるって期待も気持ち悪いし、相手のコト本当には考えてない。
歯医者サンも気持ち悪かったろなって思うよ、嫌でも断れないとかレイプされるのと同じだし…でも私とその女の子ちょっと同じかもしれない?」

なんて花サン自嘲気味に笑って、で、思ったまま言った。

「ちょっと花サンは違うと思うよ?妄想じゃなくて現実に御曹司クンから迫られたんだし、ヤろって誘ったのは御曹司クンからだろ?
だったら妄想チャンとはカナリ格差だよね?言いだしっぺがアチラサンな点と、女ではいちばん好きって言われたアタリ違うし、笑、」

なんて返事しながら、

いっそ花サンが妄想ちゃんレベルに無神経傲慢なら楽だったかもしれない?
だけどソンナ花サンだったら自分も一緒にいない、こういう不器用だから好きなんだけど?

なんて考えの矛盾に困った、笑

いつも仕事に人にナンダカンダ言っても真っ正直な花サンだから自分も友達になった、
亡くしてしまった大事な初恋ずっと抱きしめて、独りでいることも楽しいって幸せに笑う花サンは器用で不器用で、
そういう恋愛も生き方もシンドイこと少なくない、その息苦しさに手首すら切ってしまう純粋の不器用は哀しくて、だけど綺麗で一緒にいたい、

だから友達で傍にいる、そういう相手は冷酒のガラス猪口を片手に笑って言った、

「ね、その歯医者サンちょっと彼と似てるカンジするな?周りを気にしすぎて窮屈なとこ似てる、トモさん好かれちゃいそうだね?」

ほら、やっぱり鋭いんだよね?

こういう鋭敏さが気がつきすぎて苦しむこともある、
それが御曹司クンの本気じゃない本音にも気がつかせた、
だから妄想チャンみたいな気楽が花サンにも少しあったらと思ってしまう、そんなこと考えながら笑った、

「本のおススメ教えてってメールなら来てるよ、笑」
「やっぱりねー、御曹司サンみたいなことならなきゃ良いけど、笑」

なんて切り返されて、
冗談だろ思いながら冷酒注ぎながら笑った、

「歯医者のアトトリ坊ちゃんだよ?まともな結婚したいだろ、だから未成年ちゃんに困ってたワケだしさ、笑」
「あ、医者とかって倫理違反みたいの厳しいもんね?未成年とか絶対的アウトでしょ?」
「最悪は免許剥奪とかだね、だから偽善者ぶるのも破綻したんだけどさ、笑」
「偽善者ぶるのはよろしくないよね、ある意味良い薬だったんじゃない?」

ってカンジの会話して、そしたら花サンが言った、

「でも、大人同士ならゲイでもバイでもありだよね?」

それどういう意味で訊いてくるんだろ?

歯医者と御曹司クンが似ている=歯医者もゲイまたはバイセクシャルになる可能性がある

歯医者もゲイまたはバイになり大人同士で恋愛する
 +
「歯医者サンちょっと彼と似てるカンジするな?周りを気にしすぎて窮屈なとこ似てる、トモさん好かれちゃいそうだね?」

っていう会話からの図式に発言して来ているんなら、ソレはつまりそういう話だろうか?
こんなこと言ってくる酔っ払いサンの発想も笑顔も可笑しくて笑って返事した、

「本人合意なら良いんじゃない?笑」

さっくり返事しながら話のベクトル可笑しくて、
もう違う話題になりかけてるアタリ復活な気配に笑ったら花サンが立ち上がった、

「ちょっと洗面行ってくるね、中座ゴメン、」
「どーぞ、笑」

笑った向かい、化粧ポーチとハンカチ持って花サンは半個室を出て行った、
テーブルに携帯電話は置いたまま、それが宣言みたいだな思いながら自分の携帯電話を出して、
で、開いたら案の定だけど受信メール入ってて、それが2通だった。


第26回 過去記事で参加ブログトーナメント


第78話「冬暁11」もう少し加筆校正します、
Savant「Vol.8 Birthplace 晨の故山 act.1」読み直したら校了です。
それ終わったらAesculapiusの続きか短編連載を予定しています、リクエストの書けたらいいんですけど、笑

今夜もかなり眠いです、夏風邪かるくひいたらしく微熱っぽい1日だったんですよね、笑

で、昨日もバナー押してもらえたので短めですがコレもUPしました、
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取り急ぎ、



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short scene talk ふたり暮しact.68―Aesculapius act.81

2014-08-28 22:00:00 | short scene talk
二人生活@帰省9本宅朝
Aesculapius第5章act.10の幕間



short scene talk ふたり暮しact.68―Aesculapius act.81

「雅樹さん、ゴハン支度出来ましたよー(ご機嫌笑顔)(もう着替え終わった頃だよね朝ゴハン気に入ってもらえるかねっ)」
「ありがとう、今行きまーす(この呼び声ほんと聴くたび幸せだな相手が光一だから尚更だよね照萌)」
「ん、(笑顔)(すぐ来るんなら味噌汁つけちゃって良いよねっもう食卓に運んどこうかねっ)」
「朝から生姜焼きなんだね、すごいね光一?(笑顔)(ほんとにシッカリごはんだな光一さっきそう言ってたけど)」
「うんっ、暑いなか忙しいんだからシッカリ食べてもらいたいねっ(具合悪くなったりしてほしくないもんね)」
「ありがとう、いただきます(笑顔)(ああホントなんか幸せだな朝から僕ほんとがんばらないと光一のためにも照幸)」
「はい、どーぞ(嬉笑顔)(なんか雅樹さんすごく幸せそうだね嬉しいねっワイシャツ姿も決まってるねイイね)」
「あ、この浅漬け美味しいね、昨夜漬けたの?(昨日こっち帰ってきたばかりなのにホント優秀な主夫だな中学生なのに)」
「うん、昨夜の夕飯つくりながら支度しといたよ?(やったね雅樹さん気に入ってくれたみたい嬉しいねっふふふん)」
「光一は本当に良い主夫だね。今朝もタオルありがとう、仏壇の水も汲んでくれて(笑顔)(ほんと働き者だな光一は萌)」
「ん、雅樹さんこそ御社の掃除もおつかれさまです、箒掃くとこもカッコよかったよ?(綺麗笑顔)(シャツでGパンでもかっこいいね袴ならもっとイイけど)」
「箒掃くとこもなの?照(なんかそんな褒められると照こういうとこ小さい頃から変わらないな光一ほんと可愛い)」
「うんっ、水被ってるトコはうんと色っぽくて佳かったよ?ストイックなのに濡れた寝間着が透けちゃって佳かったねっ(御機嫌笑顔)(ホント綺麗だったもんね萌嬉)」
「え、照(ああ朝からそんなこと言うなんて光一ほんと僕困るよだって光一の方こそ水垢離のときほんと照萌×悶々って今から出勤なのに久しぶりの市立総合だし困×照萌)」


気分転換に会話短篇UPしました、雅樹と光一@本宅朝食ワンシーンです、笑

第78話「冬暁11」もう少し加筆校正します。
Savant「Vol.8 Birthplace 晨の故山 act.1」読み直したら校了です。
それ終わったらAesculapiusの続きか短編連載を予定しています、雑談ぽいのは日付変わる頃の予定です。

取り急ぎ、



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雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚195

2014-08-28 00:20:07 | 雑談寓話
雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚195

1月上旬の火曜日、仕事帰り花サンといつもの店で呑み始めて、

「花サン、昨日の御曹司クンとの会話ぜんぶ聴きたい?」
「うん、聴かせて?ショック受けるようなコトでも本当の彼を知りたいから、」

こんなこと言ってもらえるアタリ、御曹司クン愛されてるんだなって思った。
正直なとこ「御曹司クンとの会話」は花サンには辛い内容も多いワケで、
それでも聴きたいなら聴く権利は花サンにある、で、訊いてみた、

「会話そのまんま話す感じでイイ?笑」
「あ、だったら忠実に再現して?物真似までしなくっても良いから、笑」
「さすがに物真似は無いよね、笑」

なんて笑いながら冷酒のんで、
箸動かしながら話し始めようとして思い出した、

そういえば御曹司クンのメール昨夜から全く返信してなかったな?

たぶん携帯には何件か入っているだろう、
正直なトコ気になるけど今は携帯開くのも出来ないまま口開いた、

「自分とよく一緒にいる花サンのこと羨ましかったんだってさ、で、自分のこと話せる相手なら楽しい思って仲良くなりたかったらしいよ?
なんでもいいから自分と繋がってたいって言われた、で、花サンのこと仕事一生懸命なトコ好きだって言ったよ?女じゃいちばん好きだと思うってさ、」

昨夜の話ざっくりまず言って、
その感想を花サンの貌に見ながら続けた、

「だから歯医者のこと話したよ、笑」
「え、歯医者?」

どういう意味?って顔で見つめられて、で、ありのまま話した、

「大晦日に親戚のトコ行ったけどさ、歯がちょっと痛くなって伯母が常連してる歯医者に行ったんだよね、そいつと呑んで話したんだけど、
その歯医者ドッチかいうと美形なんだけどオツボネサマの姪っ子だかいう未成年にツキマトワレてさ?それが思い込み激しいタイプらしくてね、
いちばんの恋人じゃ無くて良いからヤってとか言ってくる妄想どっぷりのガキンチョサマなんだけど、そういうのに振り回されてる男ってドウ?笑」

御曹司クンにした同じ質問してみた、
で、花サン困り顔で笑って答えた、

「申し訳ないけどその姪っ子ちゃん嫌われるの納得だな、えっちさせれば愛されるって期待も気持ち悪いし、相手のコト本当には考えてない。
歯医者サンも気持ち悪かったろなって思うよ、嫌でも断れないとかレイプされるのと同じだし…でも私とその女の子ちょっと同じかもしれない?」

なんか同じ展開だよね?笑
でも花サンはちょっと違う点がある、そこを言った、

「ちょっと花サンは違うと思うよ?妄想じゃなくて現実に御曹司クンから迫られたんだし、ヤろって誘ったのは御曹司クンからだろ?笑」

きっとそういうことだろな?
そんな推定にちょっと紅い顔が笑った、

「あーそういうのトモさんに訊かれると恥ずかしいけど、でも否定できません、」
「だったら妄想チャンとはカナリ格差だよね?言いだしっぺがアチラサンな点と、女ではいちばん好きって言われたアタリ違うし、」

違い挙げながら笑いかけながら考えてた、
いっそ花サンが妄想ちゃんレベルに無神経傲慢なら楽だったかもしれない?
だけどソンナ花サンだったら自分も一緒にいないだろう、こんな矛盾に困る前で聡明な目が笑ってくれた、

「ね、その歯医者サンちょっと彼と似てるカンジするな?周りを気にしすぎて窮屈なとこ似てる、トモさん好かれちゃいそうだね?」

ほら、やっぱり鋭いんだよね?笑


第78話「冬暁10」読み直したら校了です、「冬暁11」草稿UPしてあります、
Aesculapius「Chiron 智者の杜 act.10」校了しました、本宅庭→市立病院のシーンです、

今夜かなり眠いです、
なんか夏風邪かるくひいたカンジで昨日ちょっと喉痛かったんですよね、
昨夜UPした「お知らせ:登録変更×非表示カテゴリー」の件もあるしナントナク疲れたのかもしれませんけど、笑
アレ「その他ブログ」カテゴリー内の特定カテゴリーに登録してるブログは該当するらしいんですけど、

で、昨日もバナー押してもらえたので短めですがコレもUPしました、
この雑談or小説ほか面白かったらバナーorコメントお願いします、続けるバロメーターにもしてるので。

取り急ぎ、



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お知らせ:登録変更×非表示カテゴリーへの疑問

2014-08-28 00:15:00 | お知らせ他
お知らせ:登録変更×非表示カテゴリーへの疑問

今日こんなメール往還をしたので抜粋にて掲載します、
これ「BL・GL・TL」カテゴリーで登録&閲覧している方は知る権利あるハズなんですけど、
でもカテゴリーに登録する際にアナウンスが周知されていないと思われるので載せておきます、

………

にほんブログ村 代理人

智さま
再度のお問い合わせありがとうございました。
にほんブログ村 村長と申します、いつも色々本当にありがとうございます。
ご心配をお掛けしてしまいまして申し訳ございません。

ご質問の件でございますが、

他の方のプロフィールページでは
智さまのブログやブログ記事は表示されない場合がございます。
理由はBL・GL・TLカテゴリーにご参加だからでございます。
大変申し訳ございませんが、どうかご理解の程よろしくお願い申し上げます。

BL・GL・TLカテゴリーにご参加の皆さまの記事は
BL・GL・TLカテゴリー以外のカテゴリーや総合ページなどで表示に制限が掛る場合がございます。
記事ごとにその内容が判別できませんので、どうかご理解の程よろしくお願い申し上げます。

村長
=====================================================

いつもお世話になっております、ご返信ありがとうございました。

BL・GL・TLカテゴリーにご参加だから他のブログに記載されないとありましたが、
記事内容について言うなら当方のブログは文学コラムや小説など「純文学小説」カテゴリーに準ずる記事で「BL・GL・TL」は少ないです。
もし記事内容が問題なら投資信託や婚活など文学・小説に関係がない記事の掲載を続けているブログが純文学小説カテゴリーに登録されています、
こうしたカテゴリー違いのブログを認めながら文学・小説について掲載のブログが反映されない理由を教えて頂けますか?

セクシャルマイノリティ―に対する差別が小説・ブログに対しても及んでいる、という趣旨でしょうか?
確かにBL・GL・TLに関する現在の創作物は低レベルで低俗なものも多いことが現状です、ですがそうではないものも存在しますし「恋愛(愛欲)」などは青少年保護条例に抵触する内容・画像を掲載しているブログも多く登録されています。
またセクシャルマイノリティ―への差別は今、性差別の問題として平等に扱うように是正傾向にあるのが世論の流れです、そのためにロシアの同性愛に対する規制も世界から批判を受けています。
そうした中で今回のような事は「ブログ」という場への性差別と規制に該当してしまいます、これは御社は差別を肯定していると理解してよろしいですか?

こうした問題があることなので自分も敢えて小説の題材など取りあげています、
そのため「BL・GL・TL」に登録もしていましたが、御社の判断が、
「他の方のプロフィールページでは智さまのブログやブログ記事は表示されない場合がございます。 理由はBL・GL・TLカテゴリーにご参加だからでございます。」
であるならば当方も準拠するしかありませんが、公平性を謳われているのにと残念です。

続いての問い合わせは恐縮で率直に嫌ですが、にほんブログ村さまの主旨にある公平性を信用したくご連絡させて頂きした。
お返事については御社のご判断にお任せしますが公平性に鑑みご一考頂けたらと思います。

………

お問い合わせありがとうございました、にほんブログ村 村長と申します。
いつも色々本当にありがとうございます、ご心配をお掛けしてしまいまして申し訳ございません。

ご質問の件でございますが
皆さまの所属カテゴリーにつきましては最終的には、にほんブログ村が総合的に判断させて頂きます。
Q&Aページがございますのでぜひご覧ください→カテゴリー違いのブログや関係ない記事を見つけたら?
また、特定のカテゴリーやブログに対する差別は一切ございませんのでご安心下さいませ。
にほんブログ村の理念は自由と平等でございます。

村長
=====================================================

ご返信ありがとうございます、

「皆さまの所属カテゴリーにつきましては最終的には、 にほんブログ村が総合的に判断させて頂きます」

賢明な判断をお願い致します、

確かに「BL・GL・TL」を取り上げた小説には規制されても仕方ないかなっていうものも多いと自分も思います。
ただし、
「BL・GL・TLカテゴリーにご参加の皆さまの記事はBL・GL・TLカテゴリー以外のカテゴリーや総合ページなどで表示に制限が掛る場合がございます。 記事ごとにその内容が判別できません」
について周知アナウンスがない事も不信感になっています、
おそらく他の「BL・GL・TL」カテゴリー登録者も気づかず知らないまま登録していると思いますが、これは登録者なら知る権利ある事だと思います。

1,「BL・GL・TL」カテゴリーに登録すると、他で表示がされないことが性差別に繋がるのはないか?
2,小カテゴリー「BL小説」「GL小説」「TL小説」は小説である以上、「小説」カテゴリーに所属するのではないか?
3,「BL・GL・TL」カテゴリーに登録すると不表示になることを、登録者に周知していないことは知る権利の侵害ではないのか?

以上の件について記事など書かせて頂こうかなと考えてもいます、
ブログをやっている人間なら誰もが知って考えるべき問題も多いかと思うので。
その際には今回の往還メール内容も一部抜粋にて取りあげるかと思いますがご了承ください。

御社とケンカするつもりはこちらにありません、ただ気持ち良くランキング登録から交流ができて楽しめたらなと考えています。
こちらで知り合えた方も多く、いつも不具合などご対応いただき嬉しく想っていたので今回のような事は驚き、残念です。
ご返信はご判断にお任せします、ただ上記の1~3について公平なご判断お願い致します。

末筆ですが、この度はお手煩わせ失礼いたしました。
ご繁忙とは思いますがご自愛ください、にほんブログ村の楽しい発展とご清祥を応援しています。

………

ってカンジにメールやりとりしたんですけど、こんな規制が掛けられていたってこと驚きました、
こういう規制について、にほんブログ村に登録&閲覧されている方はご存知でしたか?

元は「BL小説」って「小説」カテゴリーだったんですけど、
それが「BL・GL・TL」という新設カテゴリーに移動された時から疑問には想ってはいました。
で、先週末もにほんブログ村から定期アンケートの依頼があったので、

BL小説などセクシャルマイノリティ―が題材でも小説は小説、だから小説カテゴリーに戻した方がイイのでは?

って要望意見の欄に書いたんですけどね、
ここまで規制というか差別アツカイされていて、ちょっと驚きました。
ここのランキングサイトって自由にやりましょう登録者主体ですって謳ってるんですけど、実際の回答はこんなカンジでした。

「特定のカテゴリーやブログに対する差別は一切ございませんのでご安心下さいませ」

ってメールに書いてくれたけど「BL・GL・TL」が非表示な理由は一切書いてありません、
ご安心下さいって言葉にボカシて回答は結局のところ何も無いんですよね、

ま、表示規制されても仕方ないなっていうBL小説のブログも多いのが現実で、
自分もココで書きだすにあたりWEBでいくつか読んでみましたが、正直なとこ「無いなー笑」が多かったです、笑
強姦SM乱倫アタリマエみたいな描き方してるの多いんですよね、だから規制も仕方ないのかもしれませんけど、
コウイウ一括りに差別化するやりかたは安易で好きじゃありません、

ついでにアンケートの意見欄はコンナ感じです、

……

登録カテゴリーの「小説」について、セクシャルマイノリティ系の小説については小説カテゴリーから外され「セクマイ・嗜好」に一括されていますが、性差別問題に抵触する可能性があると思います。
いまロシアの同性愛者などに対する規制が世界各国から非難対象にされています、ゲーム制作でも同性婚の設定を作らなかったことを謝罪する事例が増えている現況です。
そうした現代の動向において、BLなどセクシャルマイノリティを扱った小説を「小説」カテゴリーに入れず別枠扱いにすることは、性的少数者に対する差別でもあると思います。
BL小説や百合小説は確かに低レベルなものも少なくありません、ですがこれを別枠にするなら韓流などのファンクラブ的な作品こそ「小説」に該当しないと考える方が文学的観点からは妥当です、小説の舞台が特殊に想われる世界だとしても文学作品と言えるものもあります。
古典なら『雨月物語』『男色大鏡』、世界的文学でもランボオやシェイクスピアも同性愛を主題にしていますが、これらを現在のブログ村様のカテゴリー分けだと小説や詩など「文学」として認められず「セクマイ・嗜好」という別枠で差別化していることと同じです。
このカテゴリー分けについて現在のセクシャルマイノリティに対する法整備や動向、文学作品の価値なども鑑みたご対応お願いします。

……

実際、日本に限らず同性愛を扱った文学作品は多くあるんですよね、
たとえば『源氏物語』にもそういう話は出て来るし、中国の王朝創世譚にも元男だった美女で王妃になった話とかあります。
そういうの普通の一般概念として昔は書かれていたワケですが昨今では「セクシャルマイノリティ」少数派として異端視もされてしまう。
自分自身は同性に恋愛したこと無いので実感は解ってないと思います、それでも今回の某ランキングサイトから来た回答は嫌なモンだなと。

「智さまのブログやブログ記事は表示されない場合がございます。理由はBL・GL・TLカテゴリーにご参加だからでございます。
BL・GL・TLカテゴリーにご参加の皆さまの記事はBL・GL・TLカテゴリー以外のカテゴリーや総合ページなどで表示に制限が掛る場合がございます。」

って回答くれながら、

「特定のカテゴリーやブログに対する差別は一切ございませんのでご安心下さいませ。にほんブログ村の理念は自由と平等でございます。」

っていう回答がくることが自分にはヨクワカランです、笑
ネットで言葉などひっかかって制限掛かることはありますけど、文学や小説を掲載していて規制される理由が説明されていない。
そしてR18画像=ネットでバレたら警察にパソコン押収されるレベル+性犯罪系の小説が制限されていない、
これが「特定のカテゴリーやブログに対する差別は一切ございません」なのか疑問です、笑

で、問答無用で同類に括られるのは嫌なんでカテゴリー変更しようかなと。今週中には登録変更しようか思っています。
ここを閲覧される方は「BL小説」からの来訪も多いみたいなんですけど、にほんブログ村の登録カテゴリーは「BL小説」→「恋愛小説(純愛)」
または「推理小説」「二次小説」アタリへの変更を考えているトコです。

いつも「BL小説」から閲覧に来て下さっている方、今までありがとうございました。
たぶん「恋愛小説(純愛)」に登録変更すると思うので、ソッチか「純文学小説」からご来訪を頂けたら嬉しいです、笑
BL系でナンカしら参加するらなら今後は「参加トラコミュ」あたりの利用しようかな思っていますけど、
BL小説と言うには文章もテーマも硬すぎるだろなとも思います、BLがメインテーマでも無いので、笑

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第78話 冬暁 act.11-side story「陽はまた昇る」

2014-08-27 23:45:05 | 陽はまた昇るside story
chastely 君のままで



第78話 冬暁 act.11-side story「陽はまた昇る」

あまい香は林檎、ふたり重ねた掌にたずさえる。

ふたくち齧った痕あざやかに白い、その紅い実に掌ふたつ温まる。
ビジネスホテルの狭いソファふたり座って、林檎ひとつ挟んだ瞳は真直ぐ自分を映す。
澄んだ黒目がちの瞳は無垢のまま揺るがない、この変わらない眼差しに英二は微笑んだ。

「周太、誰も死なせていないって、どういう意味で言ってくれてるんだ?」

今、言ってくれた言葉もういちど聴かせてほしい。
そこにある今日と3ヵ月の現実を受けとめたくて、ただ微笑んだ前で長い睫ゆっくり瞬き言った。

「そのままの意味だよ、僕は誰ひとり死なせていないから…英二のおかげだよ?」

穏やかな声そっと笑って見つめてくれる。
その言葉に眼差しに言えない事実を見つけ笑いかけた。

「俺の救急法ファイル、実戦でも実践できたんだな、周太?」

実戦、実践、同じ音の言葉、けれど意味は違う。
この同音異義語ふたつ重ねた質問へ困ったよう見あげてくれた。

「あの、えいじ?もしかしてその…それオヤジギャグとかいうやつなの?」

今どんな反応したら良いの?
そう困惑が黒目がちの瞳に見あげてくれる、この真面目なままが嬉しくて尋ねた。

「前に黒木さんが言ったんだ、周太、こういうのは面白がってくれる?」

今すこし肩の力抜きたい、だから勝手に拝借してみた。
なにより拝借相手が面白いだろう?そんな意図に黒目がちの瞳つい笑ってくれた。

「ふっ…ちょっと面白いかな、だって黒木さんがそんなこと言うなんて…それ冗談のつもりで言ったのかな、それとも真面目に言ったの?」

やっぱりそこが面白い?
こんなことでも共有できた感覚が嬉しくて笑いかけた。

「黒木さんが言ったってこと自体が面白いだろ?土曜の大雪のとき言ったんだよ、七機に戻ってミーティングしてる時にさ、」
「そんなオフィシャルな場で言っちゃったの、黒木さん…光一にツッコまれちゃったんじゃない?」

可笑しそうに訊き返してくれる笑顔に嬉しくなる。
こうして単純に面白がって笑ってほしい、そうして寛いでほしい人に応えた。

「嬉しそうにツッコンだよ、実戦で実践なんてアッチの時も使えそうだねって絡んだから黒木さん、怒ったみたいな貌で真赤になってた、」
「ん、あっちのとき…?」

なんのこと?そんな問いかけ見あげてくれる。
その純粋な眼差しに初めての知識を染めたくて、そっと顔よせ耳打ちした。

「周太も知ってるだろ?夜…時だよ、それこそ実戦で実践だろ?」

こんなこと言ったら恥ずかしがるに決まっている、そして慌てるだろう?
そこに生まれる隙のはざまテーブルへ腕伸ばしナイフ畳んだ隣、林檎ともに持つ手が熱くなった。

「そ、そんなことまたっ…えいじのえっちばかちかんっ、」

ああこの台詞ほんと懐かしいな?

こんなふう罵られることすら君だと幸せ、そう想う自分は馬鹿だろう。
こんなに自分を馬鹿にしてしまう人だから護りたくて今日まできた、その想いごと笑った。

「これくらい24歳の男なら普通の会話だよ、周太?ほんと相変わらず周太は初心だな、そういうとこ大好きだよ、」

本当に君だから大好きになった、道ならぬ恋と言われる事も解かっているのに?

同性に恋愛して人生懸けるなんて馬鹿だと言われる、蔑まれ差別すらある、そんなこと最初から解っていた。
それでも願いたい幸せはこの隣にしかない、そう気がつかされる瞬間は傍にいない時間こそ思い知らされて離れない。
だから今日も、きっと逢えば笑顔ばかりじゃないこと知りながら逢いたくて、罵られ詰問される覚悟ごと笑った真中で黒目がちの瞳が微笑んだ。

「ほんとえいじばか…でも、ありがとう英二、」

ありがとう、

そう告げて黒目がちの瞳が微笑んでくれる。
林檎ひとつ重ねた掌に優しい手もう一つ重ねて、穏やかな声は言ってくれた。

「ありがとう英二、英二のお蔭で僕ほんとにね…ありがとう、救けてくれて、」

ありがとう、それだけしか言えなくても笑ってくれる。
その瞳は澄んで明るい、そして前より勁くなった眼差しに現実は伝わる。

―現場に行ったんだな周太、そこで怪我した人を救けて、

今日そのために約束の時間は来られなかった。
今日この街あちこちで自分が待っていた時間、あのとき生命の境にこの瞳は佇んだ。
いま林檎に重ねた手は今日どこか誰かの救い手だった、そんな手が愛しくて放せない。

「周太、俺こそありがとう、もう何度もファイル使ってくれたんだろ?」

この問いかけだって答えそのままは言えないのだろう?
そう解っているけれど今は受けとめたくて、その願いに優しい声が微笑んだ。

「ん…それで英二、聴きたいことがあるんだけど、」
「応急処置のことか?」

訊き返しながら頭脳のファイル捲りだす。
けれど林檎はさんだ静かな瞳が問いかけた。

「英二、なぜ金曜日は本庁でボルダリングしてたの?」

本庁は、警視庁本部のこと。

そこで何があったのか周太は尋ねた、それが秘密ひとつ暴露する。
だって周太が土曜日どこで何をしていたのか明かしてしまう、それでも問いかけた瞳に確かめた。

「そんなこと訊いて良いのか周太、金曜日は周太が本庁に居たって言ってるのと同じだよ?俺に話していいのか、守秘義務だろ?」

守秘義務があるんだろ、なんて質問もまた暴露を誘ってしまう。
それは問われた相手も解かっている、それでも静かな声は告げた。

「僕が話したら英二も話してくれるでしょ、だから…英二、どうして本庁の壁をスーツ姿でクライミングしていたの?」

また訊かれて鼓動そっと軋みだす。
こういうことだと解って今日は逢いに来た、それでも傷みに微笑んだ。

「俺に尋問するために今夜は一緒にいてくれるんだ、周太?」

きっと逢えば詰問される、それくらい解かっていた。
けれど現実に目的を宣言されたら哀しいのは自分だけの未練だろうか?
そんな傷みにも林檎の重ねた手は温かい、この温もりだけ見つめたいけれど口開いた。

「本庁の壁でクライミングなんて真面じゃないな、でも周太は見たのか?」

真面じゃない、そう自分でも思っている。
だから嘘なんて吐いてない、そう笑いかけた真中で黒目がちの瞳ゆっくり瞬いた。

「英二、僕の見間違いだって言うの?」
「金曜は俺、本庁に居たよ、」

問いかけに言葉かけて笑いかける。
けれど答えなんて本当は言っていない、それでも嘘は無いまま事実を告げた。

「山岳警備隊の研修会があったんだ、午後は警視庁のメンバーでミーティングだったよ。吉村先生も救急法の講師でいらしてた、」

どれもが事実、そして探られても破られない。
だから口にした答えに穏かな声が尋ねた。

「後藤さんと光一もだよね、後藤さんは山岳救助の技能指導官で警視庁山岳会長、光一は山岳レンジャーの小隊長だし。他は誰がいたの?」
「原さんがいたよ、所轄の山岳救助隊の代表で、」

また事実を答えて、けれど黒目がちの瞳が見つめてくる。
もしかして訊くのだろうか?その予想まま周太が尋ねた。

「他には?…所轄も関わるから原さんがいたんでしょう、それなら所轄の上の人は?」

自分は君をみくびっていた、少し前まで。
この自分が君に尋問されるなんて考えたこと無かった、少し前までは。
この自分なら誰に問われても崩れない、けれど崩れたくなる唯ひとりの相手に微笑んだ。

「地域部長の蒔田さんもいらしたよ、周太のお父さんの同期だって言ってた、」

カードひとつ自分から捲ってみせる。
これで満足してくれるだろうか?そうしたら自分は崩されない。

だってアリバイの鍵は「蒔田」だ?

「…蒔田さんと英二、親しいの?」

ほら、質問ひとつ与えてくれる。
この問いかけ素直に笑いかけた。

「青梅署で何度かお会いしてるよ、奥多摩交番に勤めている時にお父さんと話すこともあったって言ってた、」

聴きたいだろう、このことは。

『僕は14年ずっと父を探してきたよ、父の全部を受けとめる覚悟も出来てるんだ、良いことも悪いことも僕は知りたいんだよ?』

そう告げた君なら父親の欠片が欲しいだろう。
だから見せたカードに黒目がちの瞳ゆっくり瞬き、尋ねた。

「英二、なぜ蒔田さんの執務室からボルダリングする必要があったの?」

ほら、やっぱり君は追及してくる。
このため今夜ここに君は来た、そう解かるから微笑んだ。

「蒔田部長の部屋には行ったよ、でも何しに行ったと周太は思うんだ?」
「お手伝いとか英二はあるよね、そのメンバーなら、」

すぐ答えられて詰められる、この調子では少し危ないだろうか?
そんな想定も可笑しくて笑いかけた。

「俺がいちばん下っ端だから?」
「コピー取るとか飲み物を買いにとか…動ける機会たくさんあるよね、英二は、」

穏やかな声また問いかけてくる。
その言葉たちに困らされながらも今この事態なにか楽しくて笑いかけた。

「コピー取りに蒔田さんの部屋に行ったよ、コーヒーも買いに出たけど。俺は普通に廊下を歩いてエレベータに乗ったよ、周太?」

これも事実、そして君はこれ以上もう解らない。
このまま、解らないまま傍にいてほしいと願うのは身勝手だろうか?

自分が「誰」なのか知らないまま、ただこの自分を見つめて傍にいて。



(to be continued)

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雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚194

2014-08-27 13:05:09 | 雑談寓話
雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚194

1月上旬の火曜日、仕事帰り花サンといつものコーヒー屋で待ち合せて、

「オツカレサン、このままゴハン行く?もう8時過ぎるし火曜ならあの店、予約なしで平気だろうし、笑」
「行きたい、今日も遅くなりそうってお母さんに言ってきちゃったし、笑」

なんて笑ってくれた言葉は最初から話しこむツモリってカンジだった、
その気持ちナンカ解かるなって思いながらコーヒー飲み干して外に出て、で、思い出した、

そういえば御曹司クンのメールまだ返していない+特定Noサイレントモードのままだ?

なんてコト気がついて、
メールかナンカ来ちゃってるんだろな思いながらも花サン一緒なとき携帯チェックするのも悪いだろう?
とか考えながらいつもの店に入って、いつもの献立表を眺めて花サンが笑った、

「ね、季節おススメ寒鰤の刺身だよ、新しい地酒もあるみたい。どっちも頼んで良い?」

やっぱり美味しい酒&肴で元気になるんだな?笑
こんな明るいトコ楽しいな思いながら提案した、

「イイよ、いっぺんに2つ頼んで飲み比べしよっか?笑」
「あ、それいい!あと、まずはの漬物盛り合わせ?」
「だね、前菜3種盛はなに選ぶ?笑」
「おだしトマト食べたいな、あとね、季節一品で甘海老の和え物とかあるよ?」

なんてカンジに注文選んで、前菜とツキダシと最初の一杯が来て、
冷酒おたがい注ぎあって一口飲んで、箸うごかしながら話し始めた、

「やっぱりココのおだしトマト美味しー、この地酒と合うね、どこのだろ?」
「愛知のだよ、トマトも愛知って有名だし同じ土と水で合うのかもね?笑」
「どっちも愛知かー鬼ころし有名だよね、清州だっけ?」
「だね、国盛も最近よく見るよ、このあいだ呑んだけど、笑」
「呑んだねー、ね、これも美味しいけど田酒よりちょっと甘いかな?」
「だね、どっちのが好み?笑」
「田酒かなー久保田や上善如水も好きだけど、やっぱ北国のが好み多いかも?」

ってカンジに呑兵衛な会話して箸動かして、
そろそろかなってコッチから切りだした、

「昨日、御曹司クンと呑んだけど花サンにメールとか着た?笑」
「着てるよー、」

ちょっと困ったな?って顔で笑いながら花サンは携帯だして、
開いた画面こっち向けながら読みあげてくれた、

「ぜんぶ聴いて俺のコト気持ち悪くなったから電話も出ないし返信もくれないの?って書いてあるよ、キモチ悪いまでは思わないって返事だけはしたけど、」

やっぱり泣き落とし作戦しちゃったんだな?笑

こんな台詞でメールされたら花サンは返事しないワケいかないだろう?
こういう相手の心読んでくるアタリ御曹司クンらしいなって思いながらちょっと笑った、

「なんとかして花サンから声かけてほしかったんだろね?避けられるの怖くて、笑」
「かな?でもトモさんの気を惹きたいだけかもね、私からトモさんのこと聴きだしたいんだろうし、」

いつもみたいに笑って返事してくれる、でも痛々しかった、
こういう花サンの顔を見たら何を想うんだろう?

「花サンの今の顔、御曹司クンに見せてあげたいって今、ちょっと思ったよ?」

思ったまま言ったテーブル越し花サンの目ちょっと大きくなって、
携帯をテーブルに置きながら困り顔で笑って言った、

「今ここに彼が来るとしたらトモさんに逢いたいからだろなって今、思っちゃったけど、痛いなーコレ、」

痛いな、って言う花サンは何を想うのか?
その気持ちに訊いてみた、

「痛いのは、御曹司クンに気持ちがあるから?」

気持が無かったら、誰に逢いたくて来るのでも気にしないだろう?
そんな当り前の質問に花サンの困り顔はちょっと笑った、

「そういうことかな、やっぱり?」

この台詞、御曹司クンが聴いたらどう思うんだろう?
そんなこと考えながら、でも知る権利ある事へ笑いかけた、

「花サン、昨日の御曹司クンとの会話ぜんぶ聴きたい?」

そういうこと、な花サンには辛い会話内容も正直多い、
それでも聴きたいのか確かめた真中で真っ直ぐな目が笑った、

「うん、聴かせて?ショック受けるようなコトでも本当の彼を知りたいから、」

ほら御曹司クン、こんなこと言ってもらえるなんて他に無いよ?笑


第78話「冬暁10」加筆校正まだします、
Aesculapius「Chiron 智者の杜 act.10」読み直したら校了です、

今かなり眠いです、
なんか夏風邪かるくひいたカンジで昨日ちょっと喉痛かったんですよね、
だから午後は家のんびりします、ココも続き書きたいもんアレコレあるし、笑

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