都市の埒外=アウトドア、共生と回避
山遊雑談、野生の遭遇
今ちょっと晴れてきました、稜線まだ雲の中ですけど。
キャンプや登山ハイカー多くなるかもなあと。
コロナ過から密を避けたレジャーとしてアウトドアが流行してますけど、
登山の遭難事故増加だけではなく、キャンプや渓流釣りの事故も増加しています。
・人による盗難
・テントに押し入るor連れ込んでのわいせつ行為
などなど、マナー違反を越えた犯罪事故が起きているんですけど。
野生獣による事故が、天災×人災どちらも原因となって起きています。
野生獣との遭遇による遭難事故は北海道や秋田がよくニュースになりますけど、本州九州四国どこでもあります。
東京の奥多摩、神奈川の丹沢も、鹿はもちろんツキノワグマがどこでもフツーに棲んでいます。
もちろん富士山にもクマ、沢山いますよ?
クマが人を襲う原因は主に、
①急に人と遭遇してビックリして襲う
②人間の食べ物を好んでしまい、人を襲うようになる
③人間をウッカリ食べてしまい食人癖がつく
③は、①や②が要因となって人間の味を憶えた為に起きる事故ですけど、
ようするに①や②がなければ、③は起きないとも言えます。
なので①を防ぐため「今から通るから鉢合わせないようお願いします」と知らせる音として、熊鈴は登山必携アイテムになっています。
鈴だけだと不安な場所・野生獣の気配が強いときは、ホイッスルを吹きながら歩くのも有効です。
また人の数が多いと遭遇を避けてくれやすいので、ラジオを鳴らす・声高に会話しながら歩く、も登山慣れした人はやります。
②は食べ残しの廃棄、食材やザックの保管がアマイことが原因に。
きちんとしたベテランに教わっていないキャンパーや登山客は、こういうミスしがちなようです。
テント泊で荷物・靴を外に出しっぱが原因の遭難事故はすごくよくある話なんですよね、クマに限らず。
【写真:白山風露ハクサンフウロ】
テント外に出しておくと、
・夜露・霜・雪で濡れたり凍ったりで履けない、使えない
・野生獣に持ち去られる
・盗難
登山靴をダメにして行動不能で遭難、ザックや荷物を盗まれて装備不備で遭難、なんてことも。
↑
特に怖いのが食料を野生獣が食べてしまったとき。
コレで味を覚えたクマが、今度は人を襲い→ウッカリ人肉の味を覚えて食人クマになる。
そうして近年も、北海道や秋田で人食いクマ事件が起きているワケなんですけど。
食料をクマに食べさせてしまったミスが、人を殺してしまう事故に繋がることを意識して、荷物管理してもらえたらなあと。
キャンプ場ある地域=山岳地域は野生獣の住まいです。
そして人数少ないほど襲われやすく危険なわけで、
ソロキャンプ流行しているけどソコラへん理解しているのかなあ、と。
登山でも、野生獣の気配が強い場所を通るときは熊鈴+αの対策をとります。
↓
○クマ避け用の鐘が設置されている場合は必ず鳴らす
○ホイッスルを吹く(登山アウトドア専門店にあります)
○ラジオや大声の会話で多人数に感じさせる
○クマ撃退用スプレーなどの携行
っていうような基礎知識やら技術やら無いと事故っちゃうアウトドア。
最初まずは経験者と同行・教えてもらって始めないと、ホント不幸な事故に繋がります。
↑
って言われて「自分は大丈夫☆」思っちゃった自己流アウトドアの方いたら、既に遭難しています。
っていうことを警視庁山岳救助隊の方の手記にありましたけど、ホントそうだなあと。
ソロキャンプ自由で楽しいですけど「単独ひとり=救助が呼べない状況」ってことを理解した備えが大事で。
安全確保&犯罪や野生獣の襲撃ターゲットにならないための防御策が必須だってコトです。
特に女性のソロは…あぁーと。
ここんとこのブームで女性だけのキャンパー狙う犯罪も増えているし、
野生獣も女性ターゲットで襲われやすくて、クマに食人されるのも女性が多いんだとか。
道迷いしやすいのも女性なんですけど、
東西南北をぱっと判断できる感覚が、女性は脳の構造から苦手だと言われています。
たしかに女性で方向感覚が鋭い人って少ないなあと。
そんなわけで地図読みも苦手な女性は多くて、登山だと同行者にくっついていくダケしかできない人も少なくありません。
↓
そういうわけで「迷った」自認も遅くて、
迷ったと気づいても、元来た道を戻ることも出来ず進んだ結果→痩せ尾根や源流部に転落死なんてことも。
観天望気も女性は苦手な人が多いなあと。
いつごろ雨が降るとか、日が暮れるとか、そういう予測ができにくい。
そうすると悪天候に巻きこまれやすくて結果、天候遭難→低体温症から行動不能に陥り遭難死なんて事例も。
遭難事故は必ず他人に迷惑かけることで、迷惑行為になりかねない。
そうした自覚がないと学ぶ意志がない=知識と技術と経験がない=遭難事故を起こして当然=という考えから遭難するからです。
登山でもキャンプでも、遭難は自分にも起こりうるんだという想像力が、慎重な準備と行動になって自助=安全楽しいアウトドア時間をつくってくれます。
きちんと専門書で学んで、経験者に教わって、
装備技術シッカリ、安全に楽しい時間を過ごしてもらえたらいいなあ思います。
【撮影地:山梨県】
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