萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

山岳点景:滝の森、卯月

2017-04-30 23:53:28 | 写真:山岳点景
水源にて、


山岳点景:滝の森、卯月

写真は雄滝、奥多摩源流のひとつです。
4月末日、雪解直後の水は冷たく澄んでいました。



ひらいたばかりの若葉、瑞々しい木洩陽。



苔むす倒木、アップで見るとなんか愛嬌あります、笑



崖のびやかな赤紫色は三葉躑躅ミツバツツジ、



春酣を呼ぶ花、初夏ちかづきます。



雪解直後、林道も開通したばかり。
それでも梢あふれる新緑×初夏の陽ざし、



沢から登りかえす斜面、赤茶色の花は走野老ハシリドコロ。



薄紅色×紫色あわい叡山菫エイザンスミレ、咲き初めの一輪。



雄滝までの道、他も滝いくつか走り落ちます。
滝複数=それだけ水量豊富→悪天候時の増水オッカナイのでご注意を、笑



玄く碧く流れる水、浸して指すぐ凍えます。



清流たどる最深部、雄滝が現れます。



大岩はさんで滝ふたつ、
この姿から名づけられたんですけど、詳細ココでは省きます、笑



真昼、それでも仄暗い渓谷×木洩陽まばゆい緑の春。


撮影地:雄滝@山梨県小菅村

【注意】
※滝へ向かう林道は未舗装路ダートコース×ワインディングロード、悪路熟練者じゃなければ事故率高いです。
※林道からの入口に「10分」とありますが気軽気分は事故ります。
※入渓ルートは登山道=崩落あり+落葉・岩場・浮石・沢渡あり、登山装備で歩いてください。
※作業道との交錯・落葉堆積で道が一部解りにくくなっています、登山図でルート要確認。

○春の山や森は冬眠明け、空腹×身軽な動物たちに追われたら命に関わります。熊鈴+周囲への注意を怠らず遭遇を避けてください。
○自生地は三脚禁止がアタリマエ、落葉や地中の芽をつぶす危険があるため三脚使用禁止が常識です。
○山や森は足もと不安定←木の根・浮石・斜面などが多いため不注意ちょっとが転滑落事故に。
※山や森での三脚使用は危険
足場が悪いため重心バランス崩して転倒、木や岩に三脚ぶつけて転倒などよくあります。
フィールドで怪我しても救急車は呼べません、ご自身の安全のためにも三脚に頼らない写真技術を磨いて無難です。

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登山装備:初夏雪山―雪崩遭難事故

2017-04-29 23:59:20 | 解説:用語知識
初夏×雪崩多発期


登山装備:初夏雪山―雪崩遭難事故

白馬岳にて雪崩事故がありました。
初夏4月末、でも山は積雪期×雪崩多発期です。

「雪はありますが冬山装備は要りません」

なーんてブログ×ヤマレコなど登山サイトのコメントもありますが、こーゆー無責任ホント止めてくれです。

雪がある=雪崩の危険がある→救助できる装備が必要
雪がある=転倒滑落の危険高→ケガで行動不能に→雪山ビバーク可能な装備が必要※ないと凍死必至

っていうのは初夏でも積雪期ならアタリマエ、
また初夏は天候急転も多い時期でもあります。

気温上昇→雪面が蒸発して雲ができる→雲が雨・雪を降らせ悪天候
気温上昇→雪面が溶けて→気温ちょっと下がると再凍結→雪崩発生

ようするに、

日照あれば夏×曇天&夜間は冬

4月5月の山は一日で季節急転、なんてことも珍しくありません。
午前と午後で季節まったく変わるわけで例えば、

例)奥多摩3月中旬に降雪、凍死

奥多摩は東京都の山岳地域です、
標高2,000メートルあるかないか、危険個所でもない稜線歩きのルート。
それでも3月半ばの積雪は60センチほど、ビバークポイントは北斜面、遭難者は雪山ビバークに耐えられない装備でした。

まさかビバーク=緊急露営するなんて思っていなかった、
標高2,000程度なら大丈夫だと思っていた、
もう3月半ばだし、

っていう意識がわかる装備+「ビバークポイントも北斜面だった」ことは遭難者の知識不足がうかがえます。

山は360度、積雪状態が方角により違います。
雪解けのころみると分かりやすいんですけど、

南斜面は雪がない+北斜面は積雪たっぷり凍結すごい

ようするに南と北では日照が違う=気温が全く違う、
そして当然のこと積雪量もまったく違う+体感温度もまったく異なります。
なのでビバークの時に南と北で運命は正反対になるわけです。

奥多摩3月この状況、で、山は標高×緯度で気温天候ほか変わります。
これが標高もっと高い山なら・緯度や内陸ほかより寒冷地になったら?

例)尾瀬のGWは積雪期

たとえば尾瀬の4月末5月初旬はコンナカンジです。
ようするに冬山装備じゃないと遭難だよってコトです。

ソンナワケで雪崩について再掲を


雪崩は自然災害です、でも遭難事故は人災でもあります。
雪崩が起きることは自然摂理です、が、そこに巻きこまれない常識は人智の及ぶトコロで。
で、率直に言ってしまえば・今回の事故は指導者があまりに素人判断すぎたことが原因です。

1.降雪時にビーコン無しでルート逸れたら「雪崩に遭うけど探さなくていいよ」って自殺宣言。
2.降雪時×雪崩警報が出ているとき入山は「遭難死に行きます救助要りません」って宣言と同義。
3.登山技術で最重要は「ゼッタイ無理しない」ちょっとでも不安要因あらば中止する判断力。

で、雪崩に埋まると15分の壁があります、
雪崩に埋没15分程度で生存率が急速に下がる、ってことなんですけど、

A.アイスマスク現象=呼気で融けた雪が再凍結し口周りに氷の壁ができ呼吸が出来なくなる。
B.雪が口や鼻に入りこみ窒息。
C.低体温=雪に体温を奪われる。
D.雪の重さ×雪崩の圧力。

っていうことが原因で生存率は低くなります、
その時間経過は、

埋没15分以内で92%まで低下、

埋没35分後に30%(窒息が死因)

埋没2時間後ほぼ0%(外傷・低体温症が死因)

今回の事故は警察の山岳救助隊へ通報した時点でもう30%以上が死亡しています。
この生死を分けるひとつが「エアポケット」なんですけど、

もし雪崩に埋まったらエアポケット=呼吸空間の確保→雪崩に巻き込まれたら両手で口のあたりに空間を作る。

っていう基礎も知らないで雪山に入っちゃダメです、
なにより雪崩が起きそうだなっていう観天望気できないならこの時季は登ったらダメ、

今日も悪天候予報×明後日も悪天候予報=低気圧に挟まれている明日

低気圧に挟まれているときって雪山危険です、
それでも登山予定だからって登りたい人も多い、

あーまた雪崩遭難とか起きそうだなあ思ったのでGWは積雪期×雪崩多発期だよって注意喚起を。

雪崩の起きる気象条件があり、低山でも雪崩は起きます。
春(低地の初夏4月5月も含む)は雪崩が起きやすい条件そろい踏み、
スキー場での雪崩も「よくある」話です。

1.雪崩は傾斜24度あれば起きる
2.気温上昇で融けて凍結のくりかえし→雪面が緩む=春は雪崩が起きやすい
3.低気圧が通過する=降雪により積雪で不安定な雪面になる→人為的要因でも発生しやすくなる。

ようするに、
降雪日と翌日×気温あまり冷えこまないと雪崩が起きやすい、ワケで、
ようするに春の雪は雪崩誘発しやすいよって話です。

そんな天候下で傾斜24度からの斜面を歩けば雪崩を誘発しやすく、
そういう条件まみれの春の雪山で訓練するとかアリエナイ素人判断ってことです。

警察や消防の山岳救助隊は遭難救助の専門家、
悪天候下こそ遭難が起きる=救助活動を行う可能性があり、そのため悪天候に訓練を行う必要もあります。

が、スポーツとしての登山やスキー競技は難事故を起こさないことが一番重要、
悪天候を選ぶ理由も意味もなく、むしろ悪天候に中止判断できないことは恥です。



積雪期の山は難易度が夏山とまったく変わります、装備も経験知識もなく登れば遭難してアタリマエ。
そうした事故が奥多摩はじめ東京近郊の低山は多く起きています。

○まず防寒
山の気温はかなり低く零下もアタリマエ、風・降雪・日照で体感温度の変化が激しいです。
・ハイキングでも冬季は防寒着しっかりで・爪先も指先も冷えるので装備が要ります。
・貼るカイロもおススメ、貼るポイントは尾てい骨=全身の骨が繋がる部分なので骨伝導により全身が温まりやすくなります。
・いわゆる「首」がつく部分も温めるポイントです、足首からふくらはぎはゲイターで・首はネックゲイター・手首も露出しないように温めます。

○登山用ウェア冬仕様に。
・登山用の冬用インナーはおススメ。
・夏ウェアでもレインスーツ・ゲイターなど利用して使いまわすことも可能です、その場合は冬インナー必須。
・防寒&防水をしっかりすること、ゴアテックス素材・ヒートテックなど材質は吟味、ケチらないことが遭難防止の第一歩。
※低山でも滝・渓流などがあると気温かなり低く、凍傷・低体温症など普通に起きやすい条件です。

○北斜面・渓谷は想像以上に低温なので要注意。
南斜面は雪なし陽だまり、が、北斜面は積雪凍結+太陽まったくささず、なんてアタリマエ。
南と北では同じ山でも体感温度が5~10度も違うと言われています。

○登山用ストックを一本で使うのもおススメ。
二本使いのダブルストックは杖に頼りがちなため逆にリスクが高いです、山岳救助隊でも一本使いのシングルストックを推奨しています。
※シングルストックならTグリップ+衝撃吸収システムが持ちやすく疲れにくいです。

○降雪がなくとも軽アイゼン必携
三月の山は積雪期、朝は凍結+午後は急激に冷え込みます。山は五月まで降雪アタリマエです。
たとえば奥多摩は東京都心部とは天候も気温もまったく違います、凍結や急な降雪も珍しくありません。
都下だから~近郊だから~と甘くみた結果の遭難事故が多発しています、奥多摩や丹沢は特に多く=珍しくないためニュースにならないほどです。

○ヘッドライト必携
急な天候悪化=降雪・吹雪、時間ロス=日没後の行動…など照明器具が必要なアクシデントが山ではよくあるコトです。

○クマ鈴は低山でこそ必携
春山は冬眠から目覚めるとき+冬眠明けで痩せているため身軽=空腹×敏捷なため襲われやすいです。
奥多摩も丹沢もツキノワグマの生息地、かつ食料が乏しい時期は低地へ降りてくる可能性も大です。
クマは突然の遭遇に驚くと攻撃する習性があります、遭遇回避のためにクマ鈴・話し声を。
注※クマに遭遇したら撮影は危険、ヘタな動きや音でクマを刺激し攻撃されます。

○山菜採り要注意
山菜=野性獣の食料→食料争奪戦で襲われます、単独での入山は危険度高です。

○耐寒できるビバーク装備
春山は雪が融けては凍るくりかえし→凍結による転倒・雪崩・滑落・天候急変などで行動不能に陥る危険性が高いです、
その場合に最低一晩は耐え抜けるビバーク(緊急露営)できる装備は必携です。

○雪山で三脚を担いでいくのはハイリスク
重みで雪に沈みやすい・冬の強風に煽られやすい・知らずに雪庇で設置し事故…など。

○山の情報きちんと把握
山小屋・ビジターセンター、気象予報・天気図などで事前情報を得る。
※山の天候・地形は毎日変化します、新しい情報ちゃんと調べて無理ない安全な登山計画を。

○山小屋・ビジターセンター・山岳救助隊に従う
その山のエキスパートは新情報+経験値がイウマデモナク信頼度大、その情報・指示を遵守して無難です。

○どんな状況でも自力下山できる山行計画
自分のレベル把握+適切な装備+悪天候や体調不良の撤退判断力、など無理ゼッタイしないこと。
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金夜雑談:悪戯坊主に安息

2017-04-28 23:44:00 | 雑談
明日も公用アリ、
で、週末感ほぼない金曜夜、
明日があるからノンアルコール夕飯で、
小説の続きし始めて、が、軽く頭痛×眠い=脳ミソ低エネルギー状態で、

あーコレ早く寝たほうがいいなあもう寝るかなあ、

なんて考えながらボーっとしているパソコン前、
撮っておいたブルーレイ流しながらボケっとしながら。
そんな傍らノンビリ寛いでくれる悪戯坊主に、もふもふ撫でる掌から安らぐ夜、笑


猫は寝子、やっぱり寝ます、笑
日常10ブログトーナメント
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山岳点景:Raffaello Blue 初夏に咲く

2017-04-28 07:49:19 | 写真:山岳点景
いずれ菖蒲か杜若、


山岳点景:Raffaello Blue 初夏に咲く

森の端、青紫色まぶしくて。

金曜朝、森の花でもう一息、笑
撮影地:森@神奈川県

○自然写真は撮るではなく「撮らせてもらっている」です、動物+植物への無礼厳禁で。
○足もと不注意→芽吹きを踏み潰して歩く・立ち止まる人が多くいます、その一歩が植物を絶滅させます。
○春の山や森は冬眠明け、空腹×身軽な動物たちに追われたら命に関わります。熊鈴+周囲への注意を怠らず遭遇を避けてください。
○山野草の盗掘は窃盗罪+条例違反の罰則にふれます、研究目的であっても関係各所に無許可の採取は犯罪です。無許可採取を見たら遠慮なく通報を。
○食用の山野草も無断採取は犯罪です、地元の方も入会権なくしては採取していません。
○自生地は三脚禁止がアタリマエ、落葉や地中の芽をつぶす危険があるため三脚使用禁止が常識です。
○山や森は足もと不安定←木の根・浮石・斜面などが多いため不注意ちょっとが転滑落事故に。
※山や森での三脚使用は危険
足場が悪いため重心バランス崩して転倒、木や岩に三脚ぶつけて転倒などよくあります。
フィールドで怪我しても救急車は呼べません、ご自身の安全のためにも三脚に頼らない写真技術を磨いて無難です。

三脚使用・スマホ撮影にNG違反者が多いです、
植生・動物の基礎知識なく撮っても良い写真にならず・自身を危険にさらすことにも。
自然で遊ぶなら自然界のルール×技術知識なしでは自由も安全もありません、自己責任きちんと楽しんでくださいね、笑

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山岳点景:初夏の蘭―Calanthe discolor 海老根蘭

2017-04-26 15:47:03 | 写真:山岳点景
Orchid Forest


山岳点景:初夏の蘭―Calanthe discolor 海老根蘭

海老根蘭エビネランが満開の森、



環境省レッドリストの準絶滅危惧に指定され平均減少率は約60%、
各都道府県で絶滅寸前に瀕している花です。



この森では群落なす花、自治体から保護指定されています。



消えそうな、それでも野性まばゆい森の蘭。


また逢えた森の蘭に嬉しかった今日の昼休み、笑
撮影地:森@神奈川県

○春の山や森は冬眠明け、空腹×身軽な動物たちに追われたら命に関わります。熊鈴など装備を忘れずに。
○山野草の盗掘は窃盗罪+条例違反の罰則にふれます、研究目的であっても関係各所に無許可の採取は犯罪です。無許可採取を見たら遠慮なく通報を。
○食用の山野草も無断採取は犯罪です、地元の方も入会権なくしては採取していません。
足もと不注意の事故が増えています※特に低山
○山や森は足もと不安定←木の根・浮石・斜面などが多いため不注意ちょっとが転倒→滑落事故に。
○芽吹きを踏み潰して歩く足跡を多く見ます、その一歩が植物を絶滅させます要注意。
○自生地は三脚禁止がアタリマエ、落葉や地中の芽をつぶすため三脚使用禁止が常識です。
※山や森での三脚使用は危険
足場が悪いため重心バランス崩して転倒、木や岩に三脚ぶつけて転倒などよくあります。
フィールドで怪我しても救急車は呼べません、ご自身の安全のためにも三脚に頼らない写真技術を磨いて無難です。

自然写真は撮るではなく「撮らせてもらっている」です、
動物+植物への無礼厳禁・地元の方へのマナー忘れずに、安全さわやかに楽しんでください、笑
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週末雑談:散歩と電力@自由休日

2017-04-23 23:42:25 | 雑談
のんびり日曜だった今日、
いつもどおり起きたけどそのまま二度寝して、
いつもより2時間ほど寝坊したころ、扉とんとん悪戯坊主がノックしてくれて、笑

かまえー、めしくれー、

ってカワイイ声にゃーにゃー呼んでくれる、
そんなおかげで起きて抱っこしてゴハンあげて、水もかえて、
トマトジュース飲んで、トースト×コーヒーでカンタン朝ごはん済ませて、

天気いいなー、森いいだろな?

ってカメラと近場の森に行って、
いい天気=光源充分→木洩陽やっぱりキレイに撮れて、
まだ山桜すこし残っていたり、菖蒲が咲いてたり、金蘭も蕾つけてたりで、

初夏だなー来週は山どっか登ろう、
どこにしようかなあ、水芭蕉も咲きだすなあ、
山藤のあそこもいいなあ、残雪ねらうのもいいなあ※雪崩気象条件要注意

なんて考えながら60枚くらい撮ったとこで、電池切れした、笑

いつも充電ちゃんとしておくんだけど、
ソウイエバここんとこ使用頻度高かったし、それなのに充電ソウイエバ怠っていた。

あーしまったなあトリアエズ帰るかな、

なんて思いながら踵かえしながら、
充電してまた来ようかなあ近いしなあ、と考えたけど、

あ、これって今日はノンビリしろってことだろな?

なんて納得した、ココントコ体調ちょっと崩してたから、笑
昨日も熱っぽかったけど公用あり→終わって帰ってきたら調子だいぶ良くなって、
それでも誘われた夕飯@蕎麦屋ではイツモヨリ酒も食事も控えめにしたい気分だったりで、
そういえば今朝も二度寝ついしていた、ってくらい体調まだ本調子じゃないんだなって気づいて、

じゃ、今日はインドアしよう、

なんてわけで予定変更・っていうか予定なんかない自由@休日だし、笑

で、午後以降ずっと自宅のんびり×悪戯坊主な日曜日、
森の入口だけでも撮った写真ちょっとUPしたり、
昨夜UPした小説の加筆校正したり、
そんなこんなで夜になり、

で、↓今日きれいだった名残の桜を、笑


ほっとする暮らし51ブログトーナメント
撮影地:森@神奈川県

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第85話 春鎮 act.30 another,side story「陽はまた昇る」

2017-04-23 22:26:06 | 陽はまた昇るanother,side story
And often is his gold complexion dimm'd;
harushizume―周太24歳3月下旬


第85話 春鎮 act.30 another,side story「陽はまた昇る」

かたん、

引戸そっと押し開けて、アルコール甘く頬かすめる。
明るい談笑ふりむいて、その中心が自分を呼んだ。

「湯原くん、そうなの?」

可愛い声が呼んでくれる。
明るい、そのくせ途惑うような視線の前に腰下した。

「ん…どうしたの美代さん?」
「今ね?湯原くんのお母さんからお電話いただいたの、今夜は湯原くん帰らないの?」

尋ねてくれる瞳が大きい、いつもより。
瞠る黒目あざやかで、すこし潤んだ視線に隣が笑った。

「だからゴメンって小嶌さん?前から泊まりで吞む約束なんだってば、」

あれ、そんな約束してたっけ?

―僕そんなこと言ったかな、あ?

これは察して、話合わせてくれている?
そんな明敏がチタンフレームごし笑いかけた。

「俺らもさ、ずっと楽しみにしてた約束なんだ、なあ周太?」

そうだよ、って言えよ?

そう眼鏡の視線が笑ってくれる。
きっと察してくれた眼ざしに、途惑い吞みくだし肯いた。

「うん、」
「な?帰りコンビニ寄ってこ、」

闊達な眼ざし笑ってくれる。
そんな友達にグラスの先、大きな瞳ちょっと眇んだ。

「なんかいいなあ、男同士って、」

うらやましい、そして寂しい。
大きな瞳の感情まっすぐで、逸らせなくて口開いた。

「ごめんね美代さん、あの…ちゃんとしないと失礼だと思うんだ美代さんにもご家族にも、」

ひと息、言葉押しだして口渇く。

「…、」

グラス掴んで、ひとくち飲みくだす。
こくり喉かすかに軋んで、息ひとつ吐いて言った。

「ご、両親に進学の説得しないといけないよね?おとこととまったなんてじじつ無いほうが納得してくれやすいと思うんだ、」

娘の外泊、しかも家出同然の状況を両親はどう考えるだろう?

『美代ちゃんは結婚も適齢期のお嬢さんなの、本人も周りもいろいろ考えるのがあたりまえ、ね?』

5分前、母が指摘してくれたこと。
あの電話に気づかされた「相関」を言った。

「進学を納得してもらうには美代さんの行動を信頼してもらうことだよ、これでも僕は男だから線引きすることでご両親の信頼を得られると思う、」

行動が信頼を築く、信頼が納得させる。
その納得がなくては説得も難しい、そんな相関に拍手ひとつ響いた。

「やるなあ周太くん、あっははっ」

朗々、笑い声おおらかに響く。
低いクセよく透る声は鳶色の瞳にやり笑った。

「まあったくなあ、コンナ男は天然記念物モンだ?小嶌君は男の趣味バツグンだな、俺も娘が独身だったら嫁がせてるぞ?」

からん、グラス響いた氷に光はじく。
まぶしくて、それ以上に言葉が頬を照りかえる。

「あ、の田嶋先生からかわないでください僕そういうのなれてません…」
「からかってなんかいないぞ周太くん、なあ?」

視線おおらかに笑いかけてくる。
陽気はずむ眼ざしは愉しげに言った。

「マジメで奥手なクセに女心ふわっと掴むんだよなあ、まあったく馨さんソックリだぞ?周太くんモテるだろ、」

そっくりだ、

このひとに言われると嬉しい、だって信じられる。
きっと誰より父の素顔を見た瞳、その視線に面映ゆくて嬉しい。

でも、あああでもこれはちょっと気恥ずかしすぎる。

「だ、から田嶋先生そういうのぼくなれてませんこまります…」

ほら声すぼむ縮こまる、額まで熱い。
こんなに赤くなってアルコールよけい回りそう?

「だったら慣れてけよ?こんなカワイイ顔して元警官の東大生とかなあ、女子学生の憧れターゲットだぞ?華奢なくせイイカラダしてるしな、」

鳶色の瞳からり笑ってくれる、その言葉あああほんとう困るんだけど?

「い、からだとかいわないでくださいみたことないじゃないですか?」
「なあに服着てたって解るモンさ、女の子抱えてダッシュするもんなあ周太くん?」

日焼あざやかに涼しく笑う、ほら鳶色の眼すごく愉しげだ?
こんなふうに父とも会話したのだろうか?

―お父さんもこんなふう照れたの、かな?

そっくりだ、

そう笑ってくれる瞳に自分が映る。
この眼は父を映していた、きっと他の誰も知らない父の素顔。
そんなふう想えるのは今、こんなに揶揄われても恥ずかしくても、それでも温かい鳶色の瞳。

―もっと話してほしいお父さんのこと…でも、

でも、今ちょっと恥ずかしすぎるな?
もう真っ赤だろう自分の隣、闊達な声ぱっと挙手した。

「はいはーい田嶋先生ストップお願いします、小嶌さんが話あるそうです、」

ああたすかった、

―ありがとう賢弥…あとでお礼しなくちゃ、

心裡そっと安堵ため息、鳶色の瞳が笑ってくる。
また続き話そうな?そんな視線に困りながらも尋ねた。

「美代さん、話ってご両親の説得?」
「うん、そうなんだけどメールがさっきね?」

スマートフォンの画面、ちいさな手が差しだしてくれる。
示される電子文字たどって、きれいな大きな瞳が困惑した。

「これ…うちのお父さんどういうつもりかなあって、」

(to be continued)
【引用詩文:William Shakespeare「Shakespeare's Sonnet 18」】

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山岳点景:薫風の森

2017-04-23 14:37:00 | 写真:山岳点景
初夏、薫る青、



山岳点景:薫風の森

緑きらめく森、初夏4月です。



梢ゆれる光、緑に青に瞬く色。



植物は光合成します、そのとき使われない光の色が目に映る色。
なので太陽光を透かす=逆光が、色彩ゆたかな撮影のコツです、笑



初夏あふれる緑の底、純白きらめく一輪草イチリンソウ。
この花が咲くと夏も間近。


季節の彩り 60ブログトーナメント
撮影地:森@神奈川県

○春の山や森は冬眠明け、空腹×身軽な動物たちに追われたら命に関わります。熊鈴など装備を忘れずに。
○山野草の盗掘は窃盗罪+条例違反の罰則にふれます、研究目的であっても関係各所に無許可の採取は犯罪です。無許可採取を見たら遠慮なく通報を。
○食用の山野草も無断採取は犯罪です、地元の方も入会権なくしては採取していません。
足もと不注意の事故が増えています※特に低山
○山や森は足もと不安定←木の根・浮石・斜面などが多いため不注意ちょっとが転倒→滑落事故に。
○芽吹きを踏み潰して歩く足跡を多く見ます、その一歩が植物を絶滅させます要注意。
○自生地は三脚禁止がアタリマエ、落葉や地中の芽をつぶすため三脚使用禁止が常識です。
※山や森での三脚使用は危険
足場が悪いため重心バランス崩して転倒、木や岩に三脚ぶつけて転倒などよくあります。
フィールドで怪我しても救急車は呼べません、ご自身の安全のためにも三脚に頼らない写真技術を磨いて無難です。

自然写真は撮るではなく「撮らせてもらっている」です、
動物+植物への無礼厳禁・地元の方へのマナー忘れずに、安全さわやかに楽しんでください、笑

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山岳点景:桜空

2017-04-22 08:32:20 | 写真:山岳点景
山上の町で、


山岳点景:桜空

偶然に通った道、
春爛漫の山里は、空の青まぶしい万朶の桜。


朝日夕日空75ブログトーナメント
撮影地:山里@山梨県

○自然写真は撮るではなく「撮らせてもらっている」です、動物+植物への無礼厳禁・地元の方へのマナー忘れずに。
○春の山や森は冬眠明け、空腹×身軽な動物たちに追われたら命に関わります。熊鈴など装備を忘れずに。
○山野草の盗掘は窃盗罪+条例違反の罰則にふれます、研究目的であっても関係各所に無許可の採取は犯罪です。無許可採取を見たら遠慮なく通報を。
○食用の山野草も無断採取は犯罪です、地元の方も入会権なくしては採取していません。
足もと不注意の事故が増えています※特に低山
○山や森は足もと不安定←木の根・浮石・斜面などが多いため不注意ちょっとが転倒→滑落事故に。
○芽吹きを踏み潰して歩く足跡を多く見ます、その一歩が植物を絶滅させます要注意。
○自生地は三脚禁止がアタリマエ、落葉や地中の芽をつぶすため三脚使用禁止が常識です。
※山や森での三脚使用は危険
足場が悪いため重心バランス崩して転倒、木や岩に三脚ぶつけて転倒などよくあります。
フィールドで怪我しても救急車は呼べません、ご自身の安全のためにも三脚に頼らない写真技術を磨いて無難です。

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記念雑談:Day of 悪戯坊主@きのう

2017-04-21 23:49:01 | 雑談
昨日は悪戯坊主の誕生日、
だったけど特にナンカしたわけでもなく、
ごくアタリマエに悪戯坊主はくっついて歩き、いつもどおりゴハンワガママをし、
そんなこんなで今夜の悪戯坊主もコンナカンジいつもどおりにテレビ観覧中@冷蔵庫の上、笑



そしていつもどおりにカメラ気づいてカメラ目線くれる、
こんなふうに来年もその先も元気でくっついてくれていたら、幸せなんだろうなと、笑



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