萬文習作帖

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黄金の朝×William Shakespeare

2024-07-19 21:19:00 | 文学閑話翻訳詩
目覚めの花、瞳の黄金
朝×シェイクスピア「シベリン」


黄金の朝×William Shakespeare

Hark, hark, the lark at heaven’s gate sings,
And Phoebus gins arise,
His steeds to water at those springs
On chalic’d flowers that lies;
And winking Mary-buds begin to ope their golden eyes;
With every thing that pretty is, my lady sweet, arise:
Arise, arise!

聞こえないか、聞こえないか、雲雀が天上の門で歌い、
太陽神が手繰らせ目覚めて、
太陽の騎馬たち水とる泉に
花の盃たちは横たわり
瞬くマリーゴールドは黄金の瞳を開き
この愛らしい全てに、愛しいひとよ、目覚めて。
目覚めて、目覚めて!
【引用詩文:引用詩文:William Shakespeare「Cymbeline」抜粋自訳】


梅雨明け宣言のち太陽ケッコウ眩しすぎ、でコンナ詩を。笑
あと注※花の写真はマリーゴールドでちょうどいいのなかった→百日草ですアシカラズ。
ここのところクマ出没情報も多い×遭難事故も多発しているようですが、慎重×マナー遵守が自分と周りの安全を守ってくれます。
どうぞ情報収集シッカリ&無理しない安全第一で、誰にも楽しいアウトドアシーズンでありますように。
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2 コメント

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Unknown (yuzu)
2024-08-22 22:56:35
こんばんは。連日の暑さにすっかり負けてしまっていたら8月も残りわずかとなっていました。

リクエスト、『シンベリン』で叶えてくださったのですね。うれしいです、ありがとうございました。
挿入写真と原文、翻訳を読み、
愛している人の生命と死を真摯に見つめればこういう詩になるのかしら、言葉でいくつもの時代を生き続けながら想いを伝えてくれるシェイクスピアは素敵な心を持つ人だったのね?って気持ちにさせていただいてココにいます。素敵な心はきっとシェイクスピアだけではなく、管理人さんも。

目覚めて、目覚めて、はどんな顔や声ではなしていたのでしょうか。
そう願い、願われた魂は美しかったのでしょう。
日本の夏とは異なる季節かもしれないけれど、夏はシェイクスピアの季節だから自分もあとすこし好きになれそうかも?の心持ちで元気に過ごせたらとおもいます。
返信する
yuzuさんへ ()
2024-08-30 19:31:29
ホントもう8月も終わりますね、笑

喜んで頂けたなら良かった、
シンベリンは諸説あるので、解釈も多岐になっているのだとか。
そうした前知識なく文章そのまま訳して、こんなカンジになりました。

台風が過ぎたら秋の気配、
となる前に窓むこうから虫の声が涼やかです。
返信する

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