森の底、妖精ゆれる節分の春。
第51回 ☆花って綺麗ですよね♪☆ブログトーナメント
今春は見られなかったけど、記憶あざやかな昨春の花。笑
撮影地:節分草セツブンソウ@埼玉県2017.3
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日が延びて明るい夕刻、
帰宅車窓はソメイヨシノ満開。
あわい薄紅はなびら万朶、夕闇あわい街に桜の春で、
あー春なんだなあ、
とアラタメテ季節がゆるむ、
んだけど一日繁忙×眠い・かつ書類ほかソレナリ荷重アリ、
電車も混みつつ立っているワケで、
立っている窓の桜にコンナコト書いています、笑
ソンナコンナデ帰ったら小説ちょっと書きたいトコです、出だしダケup放置になってるし、笑
でも眠たい、っていう葛藤の春夕べ。
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帰宅車窓はソメイヨシノ満開。
あわい薄紅はなびら万朶、夕闇あわい街に桜の春で、
あー春なんだなあ、
とアラタメテ季節がゆるむ、
んだけど一日繁忙×眠い・かつ書類ほかソレナリ荷重アリ、
電車も混みつつ立っているワケで、
立っている窓の桜にコンナコト書いています、笑
ソンナコンナデ帰ったら小説ちょっと書きたいトコです、出だしダケup放置になってるし、笑
でも眠たい、っていう葛藤の春夕べ。
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樹影あわく、
secret talk77 安穏act.14 ―dead of night
玄関への道、草花が揺れている。
「…」
呼吸そっと薫る、ほろ苦い馥郁やわらかに涼む。
緑あふれる視界やさしい光、きらめく木漏日が清々しい。
肺ふかく静かに息つける、そんな庭ゆく頭上に天蓋が青い。
「すごい木だな、湯原?」
すなおな感想の唇そっと風なぞる。
残暑の午後、けれど涼やかな静謐が英二に微笑んだ。
「昔からあるんだ…古い家だから、」
※加筆校正中
secret talk76 安穏act.13← →secret talk78
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英二23歳side story追伸@第6話 木洩日
secret talk77 安穏act.14 ―dead of night
玄関への道、草花が揺れている。
「…」
呼吸そっと薫る、ほろ苦い馥郁やわらかに涼む。
緑あふれる視界やさしい光、きらめく木漏日が清々しい。
肺ふかく静かに息つける、そんな庭ゆく頭上に天蓋が青い。
「すごい木だな、湯原?」
すなおな感想の唇そっと風なぞる。
残暑の午後、けれど涼やかな静謐が英二に微笑んだ。
「昔からあるんだ…古い家だから、」
※加筆校正中
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染井吉野が咲きだしました、四日ほど前に。
紅あわい端麗、春だなあと、笑
紅あわい端麗、春だなあと、笑
「ニュース」148ブログトーナメント
撮影地:染井吉野ソメイヨシノ@神奈川県
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引越し片付けモチロン未完済×繁忙この頃、
とは言え引越から1ヶ月、ほぼ片付いてはいる。
なんだけれど、段ボール二つ未だ片付いていない。
ラベルは「服」とりあえずスーツ他は出ているから不自由はなく、
なんて言っているから今日までツイ後回しなワケ、笑
どこもかしこも旧居より広く新しく、
アリガタイコトに悪戯坊主も新居にだいぶ慣れ、新しいソファもすっかりお気に入り。
テリトリー拡大にゴキゲンなのかもしれない?笑
ソンナワケデ通勤電車の車窓もすこし慣れ、
住宅街→田園風景→住宅街→市街ナンテ感じ途中ちょっとイイ風景があり、
殊に山波がイイんだけど、後衛の山は彼岸の雪まだ白い。
雪山シーズン終わる前に行きたいなあ、
など銀色稜線に誘われるケド、
新居まだ買いそろえる必要アリ、
庭まだナンもない・芝生そのほか3月植え時で、かつ今週末は本日公用+明日は私事だけどスーツ着用、
山、いつ行けるんだろ?
なんてつらつら考える車窓は夜。
かなり眠たい、笑
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とは言え引越から1ヶ月、ほぼ片付いてはいる。
なんだけれど、段ボール二つ未だ片付いていない。
ラベルは「服」とりあえずスーツ他は出ているから不自由はなく、
なんて言っているから今日までツイ後回しなワケ、笑
どこもかしこも旧居より広く新しく、
アリガタイコトに悪戯坊主も新居にだいぶ慣れ、新しいソファもすっかりお気に入り。
テリトリー拡大にゴキゲンなのかもしれない?笑
ソンナワケデ通勤電車の車窓もすこし慣れ、
住宅街→田園風景→住宅街→市街ナンテ感じ途中ちょっとイイ風景があり、
殊に山波がイイんだけど、後衛の山は彼岸の雪まだ白い。
雪山シーズン終わる前に行きたいなあ、
など銀色稜線に誘われるケド、
新居まだ買いそろえる必要アリ、
庭まだナンもない・芝生そのほか3月植え時で、かつ今週末は本日公用+明日は私事だけどスーツ着用、
山、いつ行けるんだろ?
なんてつらつら考える車窓は夜。
かなり眠たい、笑
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Have from the forests shook three summers’pride, 熱情の先は、
第85話 春鎮 act.51 another,side story「陽はまた昇る」
いきたい、行きたい、生きたいから。
誰もそうだ、この自分も、あなたも。
だから今、そこに。
「雪、ふってきたね、」
かすかに渋くあまく湿度が薫る、フロントガラス白銀やわらかに舞う。
銀色モノトーン流れる車窓、すぐ後ろ座る声に周太はふりむいた。
「ごめんね美代さん、巻きこんで僕…、」
「私が勝手についてきたのよ、湯原くんが謝ることじゃないよ?」
明るい大きな目くるり笑ってくれる。
けれど忙しいはずの女の子に訊いた。
「だけど美代さん、入学の支度あるでしょ?これから住むところとかも、」
進学が決まったばかり、その慌ただしさ知らないわけじゃない。
そんな彼女の時間に気遣わしい窓、雪やわらかな湿度に言われた。
「住む場所ならとりあえず大丈夫なの、入学の手続きも週末明けで平気、」
きれいな明るい目おおらかに笑って、また窓を見る。
タイヤチェーン静かに廻る音、座りこんだ助手席で訊かれた。
「で、周太?宮田の行先って見当つくかね?」
「うん…」
答えながら自信なんてない。
それでも記憶に周太は口ひらいた。
「…雲取山なんだ、」
あなたが独り、座る場所。
『好きな場所に好きな人を佇ませて、眺められたら幸せだろ?』
そう言ってくれた秋の黄金、あなたは眩しかった。
苔ふかい緑に樹影きらめく、金色かわす森に深紅の登山ウェア。
たたずんだ白皙の横顔ただ美しくて、きれいで、ただ幸福な時間の場所。
「雲取山か、たしかにアイツ常連みたいだね。どのルートか解るかね?」
ざりりざり、タイヤチェーンが雪を噛む。
応えてくれる運転席の横顔に周太は続けた。
「光一が教えてくれたルートって言ってたよ、落葉松が多い道で…そこから逸れたブナの林の奥に、たぶん、」
なつかしい道そっと鼓動ふれる。
森深い空気まだ忘れていない、けれど幼馴染は言った。
「ソコってさあ周太、雪だとフツー迷うポイントだよ?」
ざりりざり、
雪噛む音が響く、言葉と鼓膜ふるえる。
その示される現実をテノールが続けた。
「今って雪ふってるだろ?降雪だと視界が悪い、踏み跡も雪どんどん消しちまうからさ?道迷いで体力ゼロの低体温症でアウトだよ、」
明朗いつもどおり澄んだトーン、けれど微かに硬い。
このまま安易な賛成などしない、そんな横顔に口ひらいた。
「心配させてごめんね、でも…雪道での追跡も僕、訓練を受けてるから、」
銀色おおうフロントガラス、自分の声が告げる。
こんなことあまり言いたくなくて、それでもテノール笑ってくれた。
「俺も忘れんぼシツレイだね?周太がエリート警官だったコトわすれちまってたよ、」
運転席のテノールからり笑ってくれる。
雪白おおらかな頬にやり、幼馴染は言った。
「でもねえ周太?アイツが追われたがってるかドウかって、迷わないかね?」
ざりざりり、タイヤチェーン響いて軋む。
こんな質問ずっと廻っている、その本音と口ひらいた。
「迷うから僕、今、あいたいんだ、」
あなたの眼を見て、声を聴いて。
ただ願うことにポケット探して、スマートフォンそっと開いた。
「たぶん英二も迷ってる…藤岡にメールもらって気づいたんだ、」
届けられた返信、そこに辿る想い。
そんな受信ボックス開いて一通、ふたたび開いた。
……
From :藤岡瑞穂
Subject:Re:湯原です、番号変わりました
本 文:
返信遅れてごめん!
山行ってて着信が遅れてさ、ごめんなー、
スマホに変えたら大切な番号が消えたってあったけど、宮田に番号教えといたよ?
テレビ見たけど体まじ気をつけてな?
奥多摩にまた来いよ、湯原が好きそうなデカい木を見つけたんだ。
……
警察学校の同期、その縁たどって辿り着く。
あなたを知る、ただそれだけの願いに言われた。
「宮田に周太のアドレス教えたよ、って藤岡メールにあったワケ?」
息つまる、図星で。
それでも呼吸ひとつ肯いた。
「…僕のアドレス知って連絡してこないのは、迷ってる…英二も、」
すぐ連絡してくれたなら、うれしかった?
そんな自問めぐっている、着信からずっと。
だから答え探してしまう雪空、かちり、しずかにカーステレオ流れだす。
……
大切な人々その優しさに
包まれて歩み出す あなたへと
輝かしい思い出 刻まれたまま
風はあおる港へ続く道へ
愛しいその人を想う
気持ちは冬を越えてゆく
……
この声は知っている、前も聞いた。
けれど新しい歌詞ゆれて、唯ひとり軌跡なぞる。
※校正中
(to be continued)
harushizume―周太24歳3月下旬
第85話 春鎮 act.51 another,side story「陽はまた昇る」
いきたい、行きたい、生きたいから。
誰もそうだ、この自分も、あなたも。
だから今、そこに。
「雪、ふってきたね、」
かすかに渋くあまく湿度が薫る、フロントガラス白銀やわらかに舞う。
銀色モノトーン流れる車窓、すぐ後ろ座る声に周太はふりむいた。
「ごめんね美代さん、巻きこんで僕…、」
「私が勝手についてきたのよ、湯原くんが謝ることじゃないよ?」
明るい大きな目くるり笑ってくれる。
けれど忙しいはずの女の子に訊いた。
「だけど美代さん、入学の支度あるでしょ?これから住むところとかも、」
進学が決まったばかり、その慌ただしさ知らないわけじゃない。
そんな彼女の時間に気遣わしい窓、雪やわらかな湿度に言われた。
「住む場所ならとりあえず大丈夫なの、入学の手続きも週末明けで平気、」
きれいな明るい目おおらかに笑って、また窓を見る。
タイヤチェーン静かに廻る音、座りこんだ助手席で訊かれた。
「で、周太?宮田の行先って見当つくかね?」
「うん…」
答えながら自信なんてない。
それでも記憶に周太は口ひらいた。
「…雲取山なんだ、」
あなたが独り、座る場所。
『好きな場所に好きな人を佇ませて、眺められたら幸せだろ?』
そう言ってくれた秋の黄金、あなたは眩しかった。
苔ふかい緑に樹影きらめく、金色かわす森に深紅の登山ウェア。
たたずんだ白皙の横顔ただ美しくて、きれいで、ただ幸福な時間の場所。
「雲取山か、たしかにアイツ常連みたいだね。どのルートか解るかね?」
ざりりざり、タイヤチェーンが雪を噛む。
応えてくれる運転席の横顔に周太は続けた。
「光一が教えてくれたルートって言ってたよ、落葉松が多い道で…そこから逸れたブナの林の奥に、たぶん、」
なつかしい道そっと鼓動ふれる。
森深い空気まだ忘れていない、けれど幼馴染は言った。
「ソコってさあ周太、雪だとフツー迷うポイントだよ?」
ざりりざり、
雪噛む音が響く、言葉と鼓膜ふるえる。
その示される現実をテノールが続けた。
「今って雪ふってるだろ?降雪だと視界が悪い、踏み跡も雪どんどん消しちまうからさ?道迷いで体力ゼロの低体温症でアウトだよ、」
明朗いつもどおり澄んだトーン、けれど微かに硬い。
このまま安易な賛成などしない、そんな横顔に口ひらいた。
「心配させてごめんね、でも…雪道での追跡も僕、訓練を受けてるから、」
銀色おおうフロントガラス、自分の声が告げる。
こんなことあまり言いたくなくて、それでもテノール笑ってくれた。
「俺も忘れんぼシツレイだね?周太がエリート警官だったコトわすれちまってたよ、」
運転席のテノールからり笑ってくれる。
雪白おおらかな頬にやり、幼馴染は言った。
「でもねえ周太?アイツが追われたがってるかドウかって、迷わないかね?」
ざりざりり、タイヤチェーン響いて軋む。
こんな質問ずっと廻っている、その本音と口ひらいた。
「迷うから僕、今、あいたいんだ、」
あなたの眼を見て、声を聴いて。
ただ願うことにポケット探して、スマートフォンそっと開いた。
「たぶん英二も迷ってる…藤岡にメールもらって気づいたんだ、」
届けられた返信、そこに辿る想い。
そんな受信ボックス開いて一通、ふたたび開いた。
……
From :藤岡瑞穂
Subject:Re:湯原です、番号変わりました
本 文:
返信遅れてごめん!
山行ってて着信が遅れてさ、ごめんなー、
スマホに変えたら大切な番号が消えたってあったけど、宮田に番号教えといたよ?
テレビ見たけど体まじ気をつけてな?
奥多摩にまた来いよ、湯原が好きそうなデカい木を見つけたんだ。
……
警察学校の同期、その縁たどって辿り着く。
あなたを知る、ただそれだけの願いに言われた。
「宮田に周太のアドレス教えたよ、って藤岡メールにあったワケ?」
息つまる、図星で。
それでも呼吸ひとつ肯いた。
「…僕のアドレス知って連絡してこないのは、迷ってる…英二も、」
すぐ連絡してくれたなら、うれしかった?
そんな自問めぐっている、着信からずっと。
だから答え探してしまう雪空、かちり、しずかにカーステレオ流れだす。
……
大切な人々その優しさに
包まれて歩み出す あなたへと
輝かしい思い出 刻まれたまま
風はあおる港へ続く道へ
愛しいその人を想う
気持ちは冬を越えてゆく
……
この声は知っている、前も聞いた。
けれど新しい歌詞ゆれて、唯ひとり軌跡なぞる。
※校正中
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【引用詩文:William Shakespeare「Shakespeare's Sonnet 104」L'Arc~en~Ciel「Anemone」】
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関東の春山リアル、彼岸の雪
登山装備:春山の雪―天候遭難事故
奥多摩で13人の遭難がありましたけど、
こんな悪天候に仕事他シカタナイ事情以外で登る人間は、二度と山に来るなと思います。
ソンナワケで上は今回の現場になった三頭山、4月に撮った写真です。
春の奥多摩でこんな天候よくあるコト・っていうか今回の積雪まだマシな部類で。
死者は出なかったみたいだけど「まだマシ」にノッカレタこと二度はない幸運だから、もう二度と山登らないほうがいいんじゃないかなと。
昨年今ごろ・高校生の大量遭難事故が起きました。
あのとき報道も沢山されて、春山遭難の怖さも喧伝されて、
ソレでもコンナ愚かな遭難事故がまた起きているあたり「自分だけはダイジョーブ」っていう傲慢がムカつきます。
「彼岸の雪」
今時分、春の彼岸あたりの雪。
彼岸=あの世、この世から去った人たちがあの世と行き来する時で、
そんなとき降る雨や雪は彼岸の人たちが涙し、名残になごり雪ふらして、
去りがたい寂しさに仲間を誘う=ヨウスルに死者を増やしたがる時だから山に入っちゃいけない。
山は異界、死者が生まれ変わるまで住むところ。
だから彼岸の雪に山へ入れば死者に列なりたいという意思表示、だから春雪の山は死者を呼ぶ。
なんて言い伝えもあるんですけど、
そんな伝承が生まれるくらい春山の雪は危険だってことです。
天候悪化は自然災害、でも遭難事故は人災でもあります。
天候変化は自然摂理だけど、そこに巻きこまれない知識と常識と決断は誰でもできることです。
昨春の高校生遭難事故は指導者がド素人だったことが原因だけど、今回の遭難者もソレとなんら変わりません。
1.降雪時は雪崩が起きやすくなります、そんなとき入山は「遭難死してもかまいません」って宣言です。
2.大雪予報が出ているとき入山は「遭難死に行きます救助要りません」って宣言していること。
3.登山技術で最重要は「ゼッタイ無理しない」ちょっとでも不安要因あらば中止する判断力。
コレ↑昨春も書いた記事とほぼ同じです。
コレUPしたけど今春も同じようなオバカ遭難者がいて、
その原因なんだろなって考えると色んなものに腹立ちそうで嫌だなあと、笑
春山は積雪期×雪崩多発期です。
特に関東地方の3月はドカ雪がくることも多くて、
ドカ雪×気温上昇=雪崩&濃霧
なんてことはザラなんだけど「え?濃霧?なんで??」
なんて疑問を持っちゃった登山好きいたら、あんた素人すぎるよ春山ゼッタイ登るなよ?笑
雪崩の起きる気象条件があり、低山でも雪崩は起きます。
春は特に雪崩が起きやすい条件そろい踏み、
かつ・気温上昇から霧も起きやすい時です。
1.雪崩は傾斜24度あれば起きる
2.気温上昇で融けて凍結のくりかえし→雪面が緩む=春は雪崩が起きやすい
3.低気圧が通過する=降雪により積雪で不安定な雪面になる→人為的要因でも発生しやすくなる。
4.気温上昇で融ける=水蒸気が起きる→濃霧→雲を生み降雪降雨が起きる。
ようするに、
降雪日と翌日×気温あまり冷えこまないと雪崩が起きやすいワケで、
温められた雪が溶けるとき起きる水蒸気が霧になり雲となり視界不良、
ようするに春の雪は雪崩も道迷いも誘発しやすいよって話です。
そんな天候下で傾斜24度からの斜面を歩けば雪崩を誘発しやすく、
そういう条件まみれの春の雪山で訓練するとかアリエナイ素人判断→そうして昨春の高校生大量遭難事故は起きました。
で、今春は降雪と濃霧による視界不良で大量道迷い遭難が起きちゃったみたいですね。
警察や消防の山岳救助隊は遭難救助の専門家、
悪天候下こそ遭難が起きる=救助活動を行う可能性があり、そのため悪天候に訓練を行う必要もあります。
が、スポーツとしての登山やスキー競技は難事故を起こさないことが一番重要・悪天候を選ぶ理由も意味もありません。
むしろ悪天候に中止判断できないことは素人判断丸出し恥さらし、もう二度と登るなの罵詈雑言されても仕方ありません。
積雪期の山は難易度が夏山とまったく変わります、装備も経験知識もなく登れば遭難してアタリマエ。
そうした事故が奥多摩はじめ東京近郊の低山は多く起きるんですけど、
そんなこんなで昨日も遭難しまくったみたいですね?
3月、桜が平地で咲きだしても山は降雪の季節です。
軽アイゼン持っていてアタリマエ・ヘッドライトもアタリマエ、ストックもアタリマエ。
ようするに冬装備で登ってアタリマエの世界なんで↓去年の記事くりかえすけど。
○防寒
山の気温はかなり低く零下もアタリマエ、風・降雪・日照で体感温度の変化が激しいです。
・ハイキングでも冬季は防寒着しっかりで・爪先も指先も冷えるので装備が要ります。
・貼るカイロもおススメ、貼るポイントは尾てい骨=全身の骨が繋がる部分なので骨伝導により全身が温まりやすくなります。
・いわゆる「首」がつく部分も温めるポイントです、足首からふくらはぎはゲイターで・首はネックゲイター・手首も露出しないように温めます。
○3月は登山用ウェア冬仕様。
・登山用の冬用インナーはおススメ。
・夏ウェアでもレインスーツ・ゲイターなど利用して使いまわすことも可能です、その場合は冬インナー必須。
・防寒&防水をしっかりすること、ゴアテックス素材・ヒートテックなど材質は吟味、ケチらないことが遭難防止の第一歩。
※低山でも滝・渓流などがあると気温かなり低く、凍傷・低体温症など普通に起きやすい条件です。
○北斜面・渓谷は想像以上に低温なので要注意。
南斜面は雪なし陽だまり、が、北斜面は積雪凍結+太陽まったくささず、なんてアタリマエ。
南と北では同じ山でも体感温度が5~10度も違うと言われています。
○登山用ストックを一本で使うのもおススメ。
二本使いのダブルストックはストックに頼りすぎて逆にリスク高いです、山岳救助隊でも一本使いのシングルストックを推奨しています。
※シングルストックならTグリップ+衝撃吸収システムが持ちやすく疲れにくいです。
○降雪がなくとも軽アイゼン必携
三月の山は積雪期、朝は凍結+午後は急激に冷え込みます。山は五月まで降雪アタリマエです。
たとえば奥多摩は東京都心部とは天候も気温もまったく違います、凍結や急な降雪も珍しくありません。
都下だから~近郊だから~と甘くみた結果の遭難事故が多発しています、奥多摩や丹沢は特に多く=珍しくないためニュースにならないほどです。
○ヘッドライト必携
急な天候悪化=降雪・吹雪、時間ロス=日没後の行動…など照明器具が必要なアクシデントが山ではよくあるコトです。
○クマ鈴は低山でこそ必携
春山は冬眠から目覚めるとき+冬眠明けで痩せているため身軽=空腹×敏捷なため襲われやすいです。
奥多摩も丹沢もツキノワグマの生息地、かつ食料が乏しい時期は低地へ降りてくる可能性も大です。
クマは突然の遭遇に驚くと攻撃する習性があります、遭遇回避のためにクマ鈴・話し声を。
注※クマに遭遇したら撮影は危険、ヘタな動きや音でクマを刺激し攻撃されます。
要注意※山菜があるところはクマの食事場所=遭遇→餌ドロボウと認識され攻撃されます。
○耐寒できるビバーク装備
春山は雪が融けては凍るくりかえし→凍結による転倒・雪崩・滑落・天候急変などで行動不能に陥る危険性が高いです、
その場合に最低一晩は耐え抜けるビバーク(緊急露営)できる装備は必携です。
○雪山で三脚を担いでいくのはハイリスク
重みで雪に沈みやすい・冬の強風に煽られやすい・知らずに雪庇で設置し事故…など。
○山の情報きちんと把握
山小屋・ビジターセンター、気象予報・天気図などで事前情報を得る。
※山の天候・地形は毎日変化します、新しい情報ちゃんと調べて無理ない安全な登山計画を。
○山小屋・ビジターセンター・山岳救助隊に従う
その山のエキスパートは新情報+経験値がイウマデモナク信頼度大、その情報・指示を遵守して無難です。
○どんな状況でも自力下山できる山行計画
自分のレベル把握+適切な装備+悪天候や体調不良の撤退判断力、など無理ゼッタイしないこと。
積雪期の山は平地とまったく違う常識の世界、
標高1,000メートル@東京でも雪崩は起き、東屋も潰してしまう威力があります。
そんな雪崩の痕@標高2,000未満のリアルがこれです。
ちょっと真面目に53 ブログトーナメント
撮影地:三頭山ほか奥多摩の山@東京都檜原村&奥多摩町3~4月
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