ヤクルト・奥川がプロ最多103球で7勝目 6戦連続与四球ゼロの脅威の制球力 首位・阪神に2差

2021年09月17日 20時12分33秒 | 野球

9/17(金) 21:08配信

スポニチアネックス

<巨・ヤ18>7回無死、亀井と対戦した奥川(撮影・篠原岳夫)

 ◇セ・リーグ ヤクルト8ー2巨人(2021年9月17日 東京D)

 ヤクルトの奥川恭伸投手(20)が17日の巨人戦(東京ドーム)に先発。プロで初めて100球超えとなる103球を投げ、7回を5安打1失点に抑えて7勝目を挙げた。

【写真】7勝目を挙げ、笑顔で手で「7」を作る奥川

 初回に先頭から打者3人で1点を失うなど、苦しい立ち上がりとなったが、続く無死一、二塁で4番の岡本和を投ゴロ併殺に仕留め、最少失点で切り抜けると、徐々に調子を上げた。4回にも無死一、二塁のピンチを背負ったが、ハイネマンを遊ゴロ併殺に仕留めるなど得点を許さなかった。6回終了時点で球数は93球だったが続投。プロで初めて100球を超えたが、7回もわずか10球で3者凡退に抑えた。初回こそプロ初の死球を与えたが、この試合も四球を与えず、これで6試合連続の与四球なしと抜群の制球力で巨人打線を封じた。

 高卒2年目の奥川は、これまで体調面を考慮し、中10日以上の間隔を維持してきたが、この試合は中9日だった。阪神、巨人との優勝争いへ勝負の10連戦の初戦。リミッターを解除した右腕が勢いをつけ、この日試合のなかった首位・阪神と2ゲーム差とした。

 

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抗体カクテル療法の提供(中和抗体薬)

2021年09月17日 20時12分33秒 | 医科・歯科・介護

東京都福祉保健局

抗体カクテル療法とは

抗体カクテル療法とは

新型コロナウイルスに結合する2種類の抗体を混ぜ合わせて使用するため、抗体カクテル療法、中和抗体薬と称しています。

対象となる方

抗体カクテル療法の対象となるのは、重症の方以外で、重症化リスクを有する方です。

投与の効果

投与の効果

副作用

抗体カクテル療法の主な副作用は、次のとおりです。

実施施設

抗体カクテル療法は、現在、都立・公社病院や民間病院のほか、一部の宿泊療施設、酸素・医療提供ステーションにおいて、必要な患者に対して行っています。

品川プリンスホテル イーストタワー(宿泊療養施設

都民の城(酸素・医療提供ステーション

東京都の取組

東京都は、抗体カクテル療法の対象となる患者を早期に、確実に治療につなげるための体制について、現在検討しています。


本当にワルイのは警察~国家権力の知られざる裏の顔

2021年09月17日 20時01分25秒 | 社会・文化・政治・経済

by 寺澤 有 (著)
 
本当にワルイのは警察 : 国家権力の知られざる裏の顔
 
内容

警察のいうことはすべてウソ。これが日本の警察の実態。

目次

20年以上、警察を取材してわかったこと

警察と裏金1-震災を利用した裏金づくり

警察と裏金2-裏金づくりは最大のタブー

警察と裏金3-北海道新聞の天国と地獄

警察と暴力団

警察と市民1-組織ぐるみのレイプ隠蔽工作

警察と市民2-個人情報流出事件

警察の天下り1-警察と東京電力

警察の天下り2-2007年問題

警察の天下り3-パチンコ、そして一般企業へ

記者クラブ問題と武富士事件

私がなぜ警察を嫌いになったのか

公安警察

大手マスコミでほとんど報道されないせいか、意識した人は少ないかもしれないが、「警察」は本当に市民の味方なのだろうか? 

冤罪や組織ぐるみの裏金作りが判明した例は枚挙にいとまがない。警察組織がかかえるさまざまな闇や国家権力である警察が暴走したとき何が起きるのか?

 日本で唯一ともいえるガチで警察と闘ってきたジャーナリスト・寺澤有が明かす! そしてこう断言する!「暴力団と警察官は紙一重だ!警察にだまされるな!」

内容(「BOOK」データベースより)

警察のいうことはすべてウソ。これが日本の警察の実態。

著者について

寺澤 有 (てらさわ ゆう) プロフィール
1967年2月9日、東京生まれ。大学在学中の1989年からジャーナリストとして、警察や検察、裁判所、弁護士会、会計検査院、防衛省、記者クラブ、大企業などの聖域となりがちな組織の腐敗を追及しはじめる。
過去2回、平沢勝栄・衆議院議員(元警察庁キャリア)と消費者金融大手・武富士から名誉毀損で提訴されるが、どちらも勝利。
2009年公開の映画『ポチの告白』(高橋玄監督)では、原案協力者とスーパーバイザーを務め、特別出演(裁判所職員役)も果たした。
同年3月、自著『報道されない警察とマスコミの腐敗 映画「ポチの告白」が暴いたもの』を、自分で設立した版元「インシデンツ」から発売し、出版事業へ進出。インシデンツが2冊目に発売した『福田君を殺して何になる―光市母子殺害事件の陥穽―』(増田美智子著)はベストセラーになっている。趣味は飲むこと(アルコールに限らず)、食べること(甘辛問わず)。
 
 
タイトルから察するに、警察の不祥事を暴露するスキャンダル的な本ではないかと思ってしまいます。実際に読み始めても、しばらくはその思いからなかなか離れられなかったのが正直なところです。
でも、次第に、単なるスキャンダルの出版物ではないことが分かってきます。それは、著者の長年の経験と、執念の取材による丁寧な説明によるものと思います。それによって明らかとなるのは、記者クラブなど大手メディアではしがらみがあってなかなか報道することができない事実。著者の寺澤氏は、まさに、ジャーナリズムの鏡でしょう。
警察=善、と考えた方が、世の中不都合なく生きられるのかもしれません。でも、それがとんでもない考えであることを、この本は訴えているように思います。なお、文庫化とそれによる追記もされているようなので、これから購入される方はそちらの方がおすすめです。
 
 
寺澤有『本当にワルイのは警察 国家権力の知られざる裏の顔』(宝島社、2012年)は警察の問題を明らかにする書籍である。警察の言うことは全て嘘とまで言っている。警察は「規則一点張りで融通のきかない、庶民にいやがらせをするだけの連中」である(M.ヨート、H.ローセンフェルト著、ヘレンハルメ美穂訳『少女 犯罪心理捜査官セバスチャン』創元推理文庫、上巻130頁)。

本書は警察の裏金作り、警察官によるレイプ隠蔽工作、個人情報流出、拳銃ヤラセ捜査、天下り問題などを取り上げる。自転車の取締り強化は天下り先や利権の確保を目論んでいるとも指摘する。

警察の裏金は通訳の謝礼やカラ出張、架空の捜査費、機動隊の日当から捻出されている。ビジネス的な視点から見ると、警察は取引相手として好ましくないと感じた。警察の発注は、適切な対価ではなく、裏金をピンハネされているかもしれない。民間企業ならば購買に内部統制を機能させることが当たり前になっている。その民間感覚の常識が警察組織には期待できない。

残念なことに日本では真相を封印するために大勢の人間が多くの仕事をしている。都合の良い事実は誇張し、都合の悪い事実は公開しないなどの情報操作に従事する。情報公開や人権の息吹を感じさせる全てを頑なに拒む。その説明は体裁のために過ぎない。空々しい文言にしか聞こえない。都合が悪くなったら誤摩化す。やりたい放題やって責任は取らない。
 
 
寺澤有氏による著作。
1980年代末頃から現代(本書でいうと2012年)までの
著者の取材体験を振り返りながら、警察の裏金作り
警察官によるレイプ隠蔽工作、個人情報流出、
警察と暴力団同士による拳銃のヤラセ捜査、天下り問題を紹介していく。

本書の残念な点は写真が一枚もないことだ。
当時の記事やスナップの写真でもあればより現実感が増したと思う。
ノンフィクションやルポには写真があるべきだろう。

裏金つくりに実際には支払わない変死体検案謝金、
通訳謝金、カラ出張、架空の捜査費、機動隊の日当をプールする・・
様々な手口で裏金をつくり出す構造には呆れた。
またそれを批判しないマスメディアにも呆れる。
これは警察から情報をもらうしくみができている為であると思う。
池上彰氏のいうジャーナリズムは実に不十分なものでしかないと
改めて思った次第である。
P183で著者が指摘するようにジャーナリズムを標榜するわりにお金と
警察にめっぽう弱いというのが大手マスコミの実態なのだ。
結局TV画面で創価学会幹部や公明党の裏事情を取材する程度は
タブーを破っている訳でも何でもないということだろう。
思えば警察官は自殺も多い。つい先日も兵庫県警、大阪府警、
京都府警でも不審な自殺をする警察官が相次いだ。
定年間近の50代後半の警察官の拳銃自殺もあった(大阪府警)
しかし、その後の後追い取材など読んだことがない。
その背景にあるものは何なのか・・・被害者家族も裏金から口封じさせられているのか・・
そんな思いがよぎって仕方がない。
機会があれば個人的にもパワーハラスメントで苦しんだ本人や家族から
話を聞いてみたい気持ちもあった。
ただこれだけ警察という組織の構造的問題(自浄作用が無い)をつきつけられると
絶望的な思いもする。ただ正面から行っても難しいだろう。
警察の本質は強きものに弱く、弱きものに強い集団なのである。
著者の寺澤有氏を応援する程度しか出来ないのが歯がゆいが・・・

拳銃のヤラセ捜査は減っているものの呆れる他なかった。
著者の指摘するように事件や事故が起こらない=平和であるという
考えにもとづいたノルマを課すなり何なりするべきだろう。
取り締まり件数が多い=よく働いているでは無理な捜査が続く一方だ。
1995年には1880丁の拳銃が押収
2010年には397丁の拳銃を押収

天下り問題にも多くの指摘があり
あくまで一民間企業でしかない東電に対し、本社前を機動隊が警備し
会長宅を多くの警察官が守っている。
これは明らかにおかしいことだ。しかしメディアで報じられた記憶はない。
自分自身は原子力発電は必要だという立場だ。
しかしこの電力業界の天下り問題は許す気には到底なれない。
醜い日本の縮図を見た思いだ。
在日特権が~タブーが~とか叫ぶネトウヨ気味の人達は警察の不正にこそ
声を上げるべきだろう。
在日特権(おそらく過去の同和対策などの名残)以上の特権があふれていますから。
 
 
毎日、見聞きしないという日は無いほど、多発している警察官の不祥事。

警察とカネにまつわる話は多く書かれていますが、この本は警察内部の現実を知るにも、文章も本の厚さも読みやすいと言えるでしょう。

わかった事は今の警察組織は、そこで働く人間も駄目にしていくという事。

もしかしたら、暴力団以上にえげつない組織かも知れませんが、それを追及しなきゃいけないはずの新聞・テレビが、御用聞きの記者クラブだから余計に始末が悪いです。何の為の新聞・テレビなのか。だったら、警察広報って名乗れよ、記者クラブは。

よく、掲示板で「パチンコ屋をなくせ」という事が書かれていますが、この本を見たらパチンコ屋なんかなくなりませんよ。警察と業界がズブズブな関係だから。

それと一つ、警察と対決する様になったときは、警察・検察を喝破できる弁護士と共に、徹底的に闘う事。それは、交通違反や職質の抵抗など、ちょっとしたきっかけでそうなる可能性が誰しもあるのだから。

寺澤有氏と宝島社には、今後もこの問題を追及して欲しいです。
 
 
過去に不本意な交通取り締まりを受けたことがあり、それ以来軽別の目で見ています。
この本を知り、読んで、納得しました。
これが事実であれば由々しきことです。
でも事実だそうです。
私のような小市民が憤ってもしかたのないことなのですが、一読の価値はあります。
 
 
警察の組織がこんなに一般の社会とかけ離れた存在であることは知らなかった。

 

 


元看護助手「再審無罪、間違いといわれ怒り」 国賠訴訟で滋賀県主張

2021年09月17日 19時52分20秒 | その気になる言葉

9/16(木) 20:33配信

毎日新聞

大津地裁、大津家裁、大津簡裁が入る庁舎=戸上文恵撮影

 湖東記念病院(滋賀県東近江市)の入院患者への殺人罪で服役後、再審無罪が確定した元看護助手の西山美香さん(41)が国と県に計約4300万円の国家賠償を求めた訴訟で、非公開の進行協議が16日、大津地裁であった。県側が準備書面で「被害者を心肺停止状態に陥らせたのは原告」などと無罪を否定する主張をしたことに対し、西山さんの弁護団は撤回を求めたが県側は拒んだ。西山さんは記者会見で「真っ白な無罪判決が出たのに、それを間違いだという。怒り心頭だ」と述べた。

 弁護団によると、進行協議で「刑事確定判決を正面から否定しており、美香さんを再び愚弄(ぐろう)し名誉を甚だしく毀損(きそん)するものだ」とする意見書を地裁と県側の代理人に提出。準備書面の撤回を求めたが、県側の代理人は拒否したという。

 2020年3月の再審判決は、取り調べをした刑事が西山さんの迎合的な態度などを利用し、自白を誘導したなどと認定。入院患者は病気で死亡した可能性を指摘し、「犯人性以前に、患者が殺害されたという事件性が証明されていない」と無罪を言い渡し、確定した。【菅健吾】

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「勤務先での感染が原因」夫と母親コロナで死亡 妻ら勤務先を提訴

2021年09月17日 19時51分08秒 | 事件・事故

9/17(金) 14:26配信

夫と母親を新型コロナウイルスで亡くした遺族が、勤務先での感染が原因になったとして、夫の勤務先に対し、損害賠償を求める訴えを起こしました。

 訴状によりますと、去年3月、一般財団法人「防衛技術協会」に務める67歳の男性が新型コロナウイルスに感染し、その後、同居する母親も感染して2人とも死亡しました。男性の勤務先ではクラスターが発生しましたが、当初、男性よりも先に発熱した同僚がPCR検査を受けられないまま出勤を再開していました。
 
 死亡した男性の妻ら遺族3人は、「初期に症状が出た同僚にPCR検査を受けさせて自宅待機などの措置を取っていれば夫の感染は回避できた。安全配慮義務を怠った」などとして、勤務先に対しておよそ8700万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしました。
 
 勤務先の「防衛技術協会」は、「当時の国の指針では検査の必要はなく、出勤停止の義務もなかった」などと反論しています。(17日13:58)

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池袋暴走 被告刑執行停止求めず

2021年09月17日 19時48分05秒 | 事件・事故

池袋暴走 被告刑執行停止求めず
9/17(金) 17:07

おととし、東京・池袋で乗用車が暴走して親子2人が死亡し、9人がけがをした事故で、きょう実刑判決が確定した飯塚幸三被告(90)が、刑務所への収監について「執行停止は求めていない」と関係者に話していることがわかりました。

 旧通産省の幹部・飯塚幸三被告は、おととし4月、池袋で乗用車を暴走させて親子2人を死亡させたほか、あわせて9人にけがをさせた罪に問われ、きのうの控訴期限までに検察側と弁護側の双方が控訴しなかったため禁錮5年の実刑判決が確定しました。
 
 収監にあたって、刑事訴訟法では著しく健康を害したり、生命に危険が生じたりする場合は検察当局が刑の執行を停止することができますが、飯塚被告はきょう、「刑の執行停止は求めていない」「刑務所で罪を償う覚悟を決めている」と関係者に話していることが新たに分かりました。
 
 検察当局は、今後、90歳の飯塚被告の体調面を考慮した上で、収監に向けた手続きに入る見通しです。(17日14:24)


創作 和服姿の中国娘の写真

2021年09月17日 16時55分58秒 | 創作欄

露露がその日、どのような持ち物を手にしたのか、思い出すことはできない。
彼女が手ぶらであるはずがないが、脳裏にイメージが結ばない。
本などが入った紙袋を持っていたようなイメージも浮かぶ。
とても地味なセカンドバックを小脇に抱えていたかもしれない。
ツーピースはグレーで、その当時の流行を反映して、スカートはロングであった。
ローヒールの靴は中国製であったと想う。
頬紅は、とって付けたように、何か浮いて見えた。
タクシーの後部座席から流れるよう都会の景色を露露を見つめていた。
タクシーはお茶の水、神田、日本橋を経て銀座へ向かう。
「わたしは、池袋、新宿しか知りません。センセイ、タクシー初めてです」微笑む露露の美点は優しさと美しく澄んだ、少し声だかな声であった。
池袋のパブで児玉徹がリクエストした「夜来香(いえらいしゃん)」とテレサ・テンの 「空港」には甘美な声に哀愁が漂っていた。
露露の首筋には、刃物によるような4cmほどの傷痕が残っていた。
到底、傷痕については露露に聞けることではなかったが、彼を何か切ない気持にさせた。
実は、一度だけ中野・中央の露露の住むアパートに行ってことがある。
机には和服姿の露露の写真が載っていた。
「センセイ、わたし和服を着て結婚したいです」彼女は夢見るように写真を見つめる。
「この写真のように、結婚式の露露とても綺麗ですよ。きっとね」
「中国に帰った友達が、この写真映しました」
彼女が写真を裏返すと1987年 東京・中野中央と記してあった。
写真は二つのカットがあり、座っている姿とベッドに微笑んで横たわっている姿だった。
その写真はドラマの1コマのように絵になっていた。
「ロウロウの思い出になります。この写真欲しくなりました」彼は自身の心の変化を怪しむ。
「何で、センセイ、この写真欲しいですか」露露は優しく微笑みかけてきた。
「とても良く撮れてます。ロウロウの一番良いところだ出ています」それは彼の率直な気持ちだった。
「わたしの、良いところですか」写真を覗き込みながら彼女は嬉しそうに微笑んだ。
露露は何故か、中国の社会情勢の話をする。

約1時間は経っていただろうか、アパート玄関のドアがノックされた。
姿を見せたのは大柄な男性だった。
二人の会話は中国だったので、全く内容は分からない。
だが、心優しい露露の別の一面が見られたのだ。
手振り身振りで露露は、相手の男に反駁する。
男も感情を露わにするので10分ほど言い争いは続く。
男は何故か一度も、レースのカーテンで仕切られた部屋の奥に視線を向けることはなかった。
男が靴音高く玄関から表へ出て行く。
露露は何度も大きな溜息をついた。
「センセイ、ごめんないさい」と詫びながら、露露は台所に立つと餃子を作り始めた。
「センセイ、ビール飲んでてください」冷蔵庫から缶ビールを出して、優しいく微笑む。
彼は、露露の日本語教師の真似ごとのなかで、中国関連の本に眼を通してきたので、嫌な予感もしていた。

話は前後するが、銀座のバッグ専門店で露露にプレゼントするために赤い高級ブランドのセカンドバッグを買う。
それから、中華料理店で御馳走する。
有楽町駅から中野駅まで送って行く。

 

参考

中国は、1984年以降の経済体制改革の活発化を経て、1986年には再び「上から」の政治制度改革がされた。
これを契機にして、知識人を中心に、「下から」の民主化要求が高まり、一部の都市で学生による街頭デモ事件が発生した。

32年前の1989年6月4日に起きた天安門事件では、民主化を求めて北京の天安門広場やその周辺に集まっていた学生や市民に対し、軍が発砲するなどして鎮圧し、大勢の死傷者が出た。
中国政府は当時の対応は正しかったとする立場を変えておらず、徹底した情報統制のもと事件を公に語ることは今もタブー視されています。

 

 

 

 


「三大香木・さんだいこうぼく」

2021年09月17日 12時09分29秒 | 日記・断片

とっても良い香りがする樹木「三大香木・さんだいこうぼく」
冬の香木も加えた四大香木と言われることもある。

春はジンチョウゲ。
夏はクチナシ。
秋はキンモクセイ。

冬のロウバイ(蠟梅)。
この四つで四大香木とも言われている。

田園調布本町・桜坂下の幼なじめの陽ちゃんの家の庭に大きなキンモクセイの花が香りを放っていたことが思い出される。

そして、雪谷大塚の自宅の庭にはジンチョウゲ。

クチナシは友人の春川さんや堀さんの庭に。

 


職員大勢で制圧、後ろ手に手錠 大阪入管の映像、証拠提出

2021年09月17日 11時30分44秒 | 事件・事故

9/15(水) 16:36配信

共同通信

国側が証拠提出したブルゴス・フジイさんの監視カメラの映像=2017年12月、大阪市(原告代理人提供、画像の一部が加工されています)

 大阪出入国在留管理局(大阪市住之江区)で2017年、収容中の日系ペルー人のブルゴス・フジイさん(48)が、長時間手錠をされ放置されたとして、国に約200万円の損害賠償を求めた訴訟の弁論が15日、大阪地裁(徳増誠一裁判長)であり、国側は当時の監視カメラの映像を証拠提出した。フジイさんを大勢で制圧する様子が記録されていた。

 映像は法廷で公開されず、閉廷後に弁護団が一部を明らかにした。

 映像には、後ろ手に手錠をされて床に横たわるフジイさんの様子などが収められている。

 映像に関し大阪入管は取材に「裁判で係争中の事案のためコメントは差し控える」としている。

 

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スリランカ人女性の死が投げかける入管施設の“長期収容”問題

2021年09月17日 11時29分09秒 | 事件・事故

今年3月、スリランカ人のウィシュマ・サンダマリさんが名古屋市にある入管施設で収容中に亡くなった。33歳だった。出入国在留管理庁は経緯や施設の対応状況などを調査し、4月9日に中間報告を公表した。
私たちはウィシュマさんが残した日記や関係者の証言を集め、施設で何が起きていたのかを取材した。そこからは、入管施設の長期収容の実態が浮かび上がってきた。

遺族の無念

遺族の無念
ウィシュマさんの2人の妹
「出入国在留管理局は疑問に何も答えてくれません。姉が亡くなった責任を逃れようとしています。真相がわかるまで国に帰れません」
スリランカから来日したウィシュマさんの2人の妹は、5月17日、名古屋出入国在留管理局を訪れて説明を求めたが、明確な回答が得られなかったとして怒りをあらわにした。

夢を持って来日したウィシュマさん

ウィシュマ・サンダマリさんは、4年前の2017年6月に留学生として来日した。

妹たちによると、ウィシュマさんは亡くなった父親に代わって一家を支えられるようになりたいと考えていたという。
母親は、家を担保に借金をして留学費用を工面した。

通っていた日本語学校を訪ねると、入学時に提出した書類に彼女の夢が記されていた。
ウィシュマさんが日本語学校に提出した就学理由書
「わたしは新たな言語に日本語を選びました。スリランカで語学学校を開きたいです」
しかし、ウィシュマさんは次第に日本語学校を欠席しがちになり、除籍処分になった。
友人や近所の住民によると、同居するスリランカ人の男性から暴力を振るわれていたという。

そして去年8月、交番に出向く。在留資格を失っていたことから名古屋出入国在留管理局に送られた。
在留資格を持たない外国人は、審査の上、国外退去の処分が下されると帰国を求められる。このうち9割は帰国しているが、何らかの事情を抱えて送還に応じない人は、原則、入管施設に収容される。
収容は本人が帰国するまで可能で、その期間に上限はない。

出入国在留管理庁によると、ウィシュマさんの場合、新型コロナウイルスの影響でスリランカ行きの定期便は就航しておらず、職員は臨時便で帰国させることを検討したが、所持金は乏しく航空機代金などを工面できない状態だった。

また、本人は当初、帰国を希望したが、同居していた男性から「帰国したら罰を与える」などと書かれた手紙が届いたことや、日本で支援者が見つかったことから、日本に留まることを希望するようになったという。

施設の中で急速に体調悪化

施設の中で急速に体調悪化
一般的な施設の内部
ウィシュマさんは去年8月20日から亡くなる3月6日まで半年余りにわたって収容されていた。

体調が悪化したのは、収容開始からおよそ5か月が経った1月中頃だった。

出入国在留管理庁が4月に公表した中間報告によると、ウィシュマさんは1月中旬から吐き気や胃液の逆流などの症状を訴え、診療室に勤務する看護師が食事や水分摂取の指導をした。

また、1月下旬には施設に派遣された医師が血液や尿などの検査をし、その後、食道炎の可能性を疑って外部の病院の受診を指示した。

ウィシュマさんが残した日記に、当時の状況が記されている。
ウィシュマさんの日記(抜粋)
1月23日 吐いてしまう。夜、頭と足がすごく痛かった。
1月25日 足が痛くて我慢できない。唇がしびれている。
     夜、息をするのが辛い。

中間報告に支援者は不信感

出入国在留管理庁は、客観性や公平性を保つために学識経験者など第三者も加えて調査を行っているとしているが、ウィシュマさんや遺族を支援する弁護士などは、中間報告が実態を正しく反映していないとして、不信感を募らせている。

2月5日、入管は、医師の指示に基づいて外部の総合病院で消化器内科を受診させた。

中間報告には、この時「医師から点滴や入院の指示がなされたこともなかった」と記されている。

しかし、NHKが独自に入手したカルテには「内服できないのであれば点滴、入院。(入院は状況的に無理でしょう)」と書かれていた。
入手したカルテ
支援する弁護士などは「意図的に隠しているとしか思えない」と指摘している。

ただ、カルテには、その後の内視鏡検査で、「ほぼ異常なし」とされていたことが書かれていて、胃潰瘍などを治療し、逆流性食道炎に伴う痛みなどを和らげる薬の「継続でいいかと」とも記されている。
中間報告の記載
薬の服用をめぐっても、中間報告の記載に違和感を抱かせる証言もある。
報告では、薬の服用状況を示す資料に、1月下旬から「服用拒否」の文字が並んでいて、報告の本文には、「おう吐した」という記述とともに「薬の服用を拒むことがあった」と記されている。

同じ部屋で過ごしていた女性に取材すると、薬は飲みたくても飲めない状態だった、と証言した。
同室だった女性
「ウィシュマは吐くばかりで水を飲んでも吐いてしまっていました。薬を飲んでも吐いてしまうため、飲むことは滅多にありませんでした」

仮放免は…

2月9日、週に2回ほど面会していた難民などの支援にあたる団体「START」の松井保憲さんが訪れると、ウィシュマさんはバケツを抱えて車イスに乗っていたという。

この時期の松井さんのメモには、「15.5キロ体重減。面会中にもどした。点滴してほしい」と記されている。
支援団体「START」 松井保憲さん
松井さんたち支援者は、収容生活に耐えられる状況ではないと、入管に対して施設の外に出す「仮放免」を求めた。

仮放免は、一時的に外に出て暮らすことを許される制度だ。
しかし、誰に、いつまで認めるのかの判断は、個々の事情に基づいた「入管の裁量」に委ねられているとされている。

ウィシュマさんは、2回、仮放免の申請を行っている。
中間報告によると、体調が悪くなる前の1月4日に行った1回目は、不法残留となった後に一時所在不明となっていた経緯などから許可されなかった。
松井さんたちの支援を受けて行った2月22日の2回目の申請については、3月6日に亡くなるまで、許可・不許可の判断はなされなかった。

死亡の直前には

死亡する2日前の3月4日、入管は外部の総合病院の精神科を受診させた。

この頃には、食事やトイレ、歩行に職員の介助を求める状態が続いていた。

NHKが入手した診断書類に医師の言葉が記されている。
受診した精神科の診断状況提供書
「仮釈放してあげれば、良くなることが期待できる。患者のためを思えば、それが一番良いのだろうが、どうしたものであろうか?」

この言葉は中間報告には記載されていなかった。

3月5日、中間報告によれば、ウィシュマさんは「前日から服用を開始した抗精神病薬の影響によると思われるもの」として、脱力した様子が続いていた。

この日、入管は仮放免を検討することとし、面接を行った。

しかし、やり取りの途中でウィシュマさんが眠ってしまい面接は終了した。

3月6日、職員の呼びかけに応じなくなり緊急救命措置が取られたが、午後3時半ごろ、搬送先の病院で死亡が確認された。

真相究明を

死因について、衆議院法務委員会の議員に示された司法解剖結果では「甲状腺炎による甲状腺機能障害により全身状態が悪化し、既存の病変を有する腎などの臓器不全が加わり死亡したとするのが考えやすい」とされている。
戸崎貴博医師
これについて甲状腺疾患などが専門で、名古屋市内の「糖尿病・内分泌内科クリニックTOSAKI」の戸崎貴博医師は「甲状腺炎をきたしていると、全身状態が衰弱しやすく、なんらかの感染症が一緒に起こった場合は非常に急速に悪化するおそれは十分にある」と指摘している。

最終報告に向けて、出入国在留管理庁による調査が現在続いている。

長期化する収容

長期化する収容
入管施設で、長期間収容されている外国人が命を落とすケースは、ウィシュマさんが初めてではない。
収容中に亡くなった人は2007年以降、ウィシュマさんを含めて17人。そのうち5人はみずから命を絶っている。

全国の入管施設に収容されている外国人は、おととし(2019年)12月時点で1054人。
このうち6か月以上の収容は462人だった。
去年は、新型コロナウイルスの影響で仮放免を積極的に認めたため、収容されている人は12月時点で346人となり、うち6か月以上の収容は207人だった。

多くの人が収容されている背景には、近年、日本にやってくる外国人が増える中、在留資格の期限が切れて不法滞在となる外国人が増えていることがある。

ことし1月時点で不法に滞在している外国人は8万2868人と、この5年で2万人以上増えた。

これに伴って、国外退去処分を受ける外国人も増加傾向にあるが、中には、出国を拒否したり、様々な事情で出国できない人もいたりして、施設での収容が長期化するケースが相次いでいる。

こうした状況に、出入国在留管理庁は「在留資格制度の崩壊につながるだけでなく、日本人やルールを守って生活する多くの外国人の安心・安全な社会を脅かしかねない」としている。

「不十分な医療体制」

一方、入管施設の中では、長期にわたる収容で精神的に追い込まれたり、体調を崩したりする人が出ている。
山村淳平医師
横浜市にある港町診療所の山村淳平医師は、19年にわたって、入管施設に収容された1000人近くの外国人に面会し、病状の聞き取りをしてきた。
その経験から、入管の収容施設では様々な症状を訴えながらも十分な医療を受けられていない実態があると指摘する。

施設では、医師の診察を受けるためには収容された外国人が書類を提出する手続きが必要だが、難民支援協会によると、茨城県牛久市の東日本入国管理センターが2018年に概算として開示した前年の同センターのデータでは、提出から診察まで平均14.4日かかっているという。

山村医師によると、全国の入管施設では、専門的な医療の代替として鎮痛剤や胃薬などが日常的に使われ、職員の判断で薬を与えるケースが頻繁にあるという。

また、病気で収容に耐えられないと判断されれば仮放免が認められる場合があるが、そうした事情から、山村医師の聞き取りに対し、多くの外国人が「体調不良を訴えても、職員が信じてくれないことがある」と答えているという。

このため山村医師は、収容された外国人と入管職員との信頼関係が損なわれる事態も起きているとしている。

こうした状況のもとで、職員が判断を誤り、収容されている外国人にとって致命的な結果につながる危険性があると山村医師は警鐘を鳴らしている。

制度を問い直す必要が

制度を問い直す必要が
「未来入管フォーラム」 木下洋一代表
元入管の職員で「未来入管フォーラム」の木下洋一代表は、長期収容の問題について、次のように指摘する。
木下洋一代表
「入管の収容施設は長期に人を留めおく施設ではなく、あくまで送還までの短期間、留まることが予定されている施設だ。入管職員はいわば医療の素人だが、治療のタイミングや仮放免を認めるかはすべて入管がその裁量で判断している。施設には常勤の医師もおらず、医療体制が法律や規則で細かく決められているわけではないので、ウィシュマさんのような事件はどうしても起きてしまう」
さらに、木下さんは医療体制の充実もさることながら「システム的な問題として、入管しか判断ができず、透明性が全くない。国民は知るすべがない」と、根本的な問題として透明性の欠如を挙げ、根幹から改善する必要があると訴えている。

そして、▽仮放免などの判断に、第三者機関を介在させることや▽在留資格のない外国人で帰国しない人のすべてを収容するのではなく、在留期限を過ぎた人、難民申請中の人、罪を犯した人など個別の状況に応じて対応すること、などを提言している。
ウィシュマさんが残したノートに、日本語で次のような言葉が残されていた。

「なんでわたしたち動物みたいな扱いですか?」

2度と同じような事案を起こしてはいけないと、強く感じる。
入管施設の長期収容をめぐって、政府は、見直しをはかるため出入国管理法改正案などを今国会に提出した。
改正案では、▽「監理措置」を設けて、一定の条件を満たす人は親族や支援者などのもとで生活することを認めることなどを盛り込む一方、▽難民申請中に強制送還が停止される規定について3回目の申請以降は原則適用しないこと、などを盛り込んでいる。
この改正案は、与野党で修正協議が行われ、大筋で一致したが、ウィシュマさん死亡の真相解明を求める野党側が採決に応じられないとしたことなどを踏まえ、政府・与党は、今国会での成立を見送った。

このため見直しは先送りとなっている。

「小6女子いじめ自殺」事件に向き合わなかった名物校長は、教育長に栄転した

2021年09月17日 10時21分15秒 | 事件・事故

9/16(木) 13:16配信

プレジデントオンライン

2020年11月30日、小学6年生で自ら命を絶った山根詩織さん(仮名) - 筆者撮影

昨年11月、東京都町田市の小学校で、小6の女の子がいじめを苦に自殺した。この学校はICT推進校で、全国に先駆けて「一人一台端末」を配り、校長はその旗振り役として有名だった。しかし、いじめの背景に端末の存在があったことから、校長は「いじめは解決していた」と事実を否認。保護者たちはその態度に憤るようになる。告発スクープ第4弾――。

【写真】リビングに飾られている詩織さんの写真(仮名)

■死から2カ月半後に重大事態の発生を報告

 1月19日、山根達彦さん(仮名)、山根弘美さん(仮名)夫妻は代表委員会に出席して、娘の詩織さん(仮名)がいじめを苦に自殺をしたことを学校関係者に伝えた。

 参加者は、PTA役員とクラス委員を務める保護者たち。これまでさまざまな臆測が飛び交っていたが、初めて、亡くなった本当の理由を伝えることができた。それを聞いた保護者たちは学校の対応への不満を口にした。

 「詩織さんはいじめられていたことを9月の心のアンケートに書いていたのに、それがいかされなかったことは残念でなりません。いまのままでは学校に不信感が募るばかりで、このまま学校に通わせていいのか大丈夫なのか、不安です」

 
「正直、学校側の対応には落胆しました。今回の山根さんのことは、絶対闇に葬られてはいけません。学校側はこのまま終わらせていこうとする姿勢としか思えません。山根さん親子の声、この出来事を、子どもたちを含め全世帯で共有してこそ、私たちも次に進める第一歩になるのではなかと思います」

 
「先日の代表委員会の場で、校長先生があの場を去ったことにとても違和感を覚えました。緊急事態宣言のなか、学校へ向かう意味がある、話し合いの場だと思い、足を運びました。これは一人のお子さまが亡くなっている、命の話なのに、一方的に漠然としたお話をされ、この話を代表委員の保護者にしか説明しない……というのは、どういうお考えのもとなのでしょうか。昨今は、先生方がとても忙しいように見て、ICTも大事だと思うのですが、もう少し本質的な学校の在り方を見直してほしいと思います。ぜひ、学校には形だけでなく、心の通った対応をお願いしたいです」

 PTA会長はこうした声を「意見書」にまとめて、1月22日にA校長に提出した。1月27日という約束の期限から遅れて2月1日に返ってきたA校長の回答には、「遺族の意向に沿ってやってきた」という嘘が書かれていた。

 山根夫妻は12月25日に「いじめの調査の第三者委員会を立ち上げてほしい」という要望を伝えている。しかし、A校長が「重大事態」が起きたことを町田市教育委員会に報告したのは、2月15日のこと。11月30日の詩織さんの死から2カ月半もの月日が経過していた。

 2013年に制定された「いじめ防止対策推進法」では、第28条第1項に「いじめにより当該学校に在籍する児童等の生命、心身又は財産に重大な被害が生じた疑いがあると認める」事態(自殺等重大事態と呼ばれる)を「重大事態」と定義。重大事態が起こった際には速やかに教育委員会などに報告し、第三者委員会を立ち上げて調査することを求めている。A校長の対応は、法律の趣旨を無視するものだ。

■「いじめで自殺は間違った噂」と保護者に説明

 2月20日には全校の保護者を対象にした臨時保護者会が開かれた。ここでも詩織さんが亡くなった理由は説明されなかった。むしろA校長は、「いじめで亡くなったという“間違った噂”が流れている」と話した。

 「A校長は冒頭で、『いじめで亡くなったという間違った噂が流れているので臨時保護者会を開いた』と説明されました。そして、『遺書を見て、9月にはいじめがあったことを認識していたが、10月、11月の心のアンケートには何も書いていないので、解決した。いじめと自殺は関係ない』と話されました」(PTA会長)

 そして、「タブレット端末の使い方とネットトラブルの防止について」というプリントが配られた。そこには「町田市の方針で2020年11月にチャットは使用不可設定になり、本校でも使えなくなったこと」「児童のIDパスワードは家庭と学校で管理すること」などが書かれていた。

 学校では昨年12月中旬、唐突に子供たちの端末のアカウントを作り直させている。

 そこでは従来の方針と変わって、個別にパスワードを設定させているが、なぜ、そのように変更したのか、理由の説明は一切ない。従来のやり方に問題があったから、アカウントを作り直したのではないのか。

 A校長は、メディアでの取材でICTについて「あえてルールを設けず、子供の自主性に任せて、失敗のなかで学ばせる」という方針を語っている。だが、いじめについても、端末利用のトラブルについても、どこに問題があり、どんな解決策を採ったのかを説明していない。それは「失敗のなかで学ばせる」という言葉に反しているのではないだろうか。

■死から3カ月後に、初めて弔問に訪れる

 2月24日。山根夫妻は、突然、A校長が副校長と6年生の担任3人を引き連れて自宅へ弔問に訪れたので、心底驚いた。これまで自宅には一切来ようとしなかったからだ。

 父親の達彦さん(仮名)は、思わず「一体、どういう風の吹きまわしだい?」と聞いてしまった。詩織さんの遺影の前に無言で座るA校長らに対し、母親の弘美さん(仮名)は、「3カ月もたったのに、これまでどうしてきてくださらなかったのですか?  どうして、死んでまで何もしてくれなかったのですか?  卒業まで子供たちに何をしてあげるのですか?」と泣きながら、問いかけた。

 A校長は「私たちが本当に至らなくて、申し訳ありません。失礼な対応がいろいろあったので、謝りにきました」と説明した。「失礼な対応」とは、詩織さんの机と椅子が片付けられてしまった件を指す。詩織さんが亡くなった後、詩織さんの席に勝手に座ってしまう子供がいたため、担任のB先生が机と椅子を片付けてしまったのだ。弘美さんは「卒業まで詩織をクラスの一員でいさせてほしかった」と泣いた。

 この日は加害者のC子・D子とその親も弔問に来ていた。立て続けの訪問に「今日は何かあったのかな?」と山根夫婦は顔を見合わせた。

 その日に何があったかは、あとで知ることになった。この日の午前中、A校長が東京都の自治体の教育長に任命されたのだ。山根夫妻は「正式に任命されて安堵したから、弔問に来られるようになったのではないか」と受け止めた。

■子供たちの心に傷を残したまま卒業

 3月11日の定例の6年生保護者会では、学校側が初めて「自殺の原因の一つに、いじめがあったこと」を認め、対応を謝罪した。

 事件後、詩織さんの担任のB先生は精神的に追い詰められて、学校にいけない時期もあった。謝罪した際に、副校長や6年生の担任の先生たちは目に涙を浮かべながら、深々と頭を下げていたが、「A校長だけはうんざりした様子で、下を向いてうなだれるだけで、頭を下げることはなかった」と保護者は口をそろえる。

 そしてA校長は3月末に定年退職し、この4月より教育長を務めている。

 詩織さんと幼なじみだった娘を持つ保護者は言う。

 「詩織ちゃんが亡くなったと知ったあと、娘は一人で夜寝ることができなくなりました。夜に何度も起きて、学校であったことを思い返し、メモを取っています。熟睡できなくなってしまったんです」(加藤和江さん/仮名)

 詩織さんと同じクラブ活動をしていた同級生の女の子は、卒業式が終わってすぐに全身にじんましんが出た。医師は「精神的ストレスだろう」と診断したという。学校が怖くなってしまった子供や、部屋に引きこもるようになってしまった子供もいた。

 「2月下旬に『命の授業』が開かれましたが、娘のクラスでは子供たちが『こんな授業をしたって意味がないじゃないか』『いじめだって、否定したくせに』と泣き怒りして大変だったと聞きました。結局、子供たちの心に向き合わず、深い傷を残したまま、卒業となってしまいました」(加藤さん)

 詩織さんの母、弘美さんは訴える。

 「私たちはかけがえのない娘を失って、何があったのか、本当のことを知りたかった。学校でいじめが起きてしまうこと、それ自体は、先生たちの責任ではないと思っています。ただ、解決に向けて子どもに寄り添ったり、原因究明に真摯に向き合ってくださらなかったことに絶望しています。学校ではいじめ自殺が起きたときに、いじめの事実を隠蔽するケースがあとを絶ちません。なぜなのでしょうか?  A校長が教育長に栄転したように、学校はいじめを隠蔽した人が評価される組織なのでしょうか?  ことなかれ主義を変えない限り、これからもたくさんの犠牲者が出てしまうのではないかと危惧しています」

プレジデントオンライン編集部 森下 和海

 

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旭川いじめ問題でツイッター投稿 女子中学生の家庭環境に原因?投稿者の情報開示請求 旭川地裁

2021年09月17日 09時42分42秒 | 医科・歯科・介護

9/16(木) 14:49配信

HBCニュース

亡くなった廣瀬爽彩さん

 北海道旭川市で3月、中学2年の女子生徒が凍死した状態で見つかった問題で、女子生徒の母親がインターネットの投稿で中傷されたとして、大手通信事業者などに投稿者の情報開示を求めた裁判の初弁論が開かれました。


旭川地裁

 訴状などによりますと、死亡した廣瀬爽彩(ひろせ・さあや)さんの母親は、4月下旬ごろ、ツイッターに投稿された「いじめは(爽彩さんの)家庭環境や子育てなどが原因だ」との書き込みが名誉毀損にあたるとして、ソフトバンクなどに対し、投稿者の氏名や住所の情報開示を求めています。
 15日の初弁論で、ソフトバンク側は書き込みの内容は名誉毀損にあたらないとして棄却を求めました。


爽彩さんの母親の代理人の会見(16日)

 裁判の後、母親の代理人は「遺族を含め無関係の人も犯人扱いされている。一定の制約をお願いしたい」と話しました。
 爽彩さんの母親は、情報開示が認められた場合、投稿者に損害賠償を求める考えです。


9月16日(木)午後2時45分配信

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弱酸性次亜塩素酸にコロナ不活化効果 秋田の企業の論文を英誌受理

2021年09月17日 09時42分42秒 | 医科・歯科・介護

9/17(金) 7:50配信

河北新報

新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 MAKOTO(仙台市)グループの化学製品事業「ローカルパワー」(秋田市)は、独自の製法で生成した弱酸性次亜塩素酸による新型コロナウイルス不活化効果を取りまとめた論文が、英国の査読付き学術誌に受理されたと発表した。

 論文は大阪府立大大学院生命環境科学研究科の山崎伸二教授(感染症制御学)との共同研究の成果をまとめた。研究では、ウイルスが存在する環境を変えながら、同社独自の「イオン交換法」によって生成した弱酸性次亜塩素酸の不活化効果を検証した。

 唾液と同じ濃度のタンパク質と共にウイルスがある湿潤状態では弱酸性次亜塩素酸の濃度59・4ppmの液体で、タンパク質がない湿潤状態では濃度56・3ppmで、それぞれ10秒間処理すると、残存ウイルスが検出限界以下となった。

 乾燥した環境にタンパク質がある場合、濃度125ppmで10分間または濃度250ppmで5分間処理することで検出限界以下となった。

 同社の寺田耕也社長は「唾液の飛沫(ひまつ)が乾燥した状態では、湿潤状態に比べて、ウイルス不活化に時間がかかり、弱酸性次亜塩素酸の濃度を高くする必要がある。研究成果が衛生環境を整えるのに貢献できるといい」と話した。

河北新報

 

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大谷翔平 第5打席で右足に死球 ぶつけた投手と監督が退場

2021年09月17日 09時42分42秒 | 野球

9/17(金) 6:15配信

日刊スポーツ

ホワイトソックス対エンゼルス 9回表エンゼルス2死、死球を受けるエンゼルス大谷(撮影・菅敏)

<ホワイトソックス-エンゼルス>◇16日(日本時間17日)◇ギャランティードレートフィールド

【写真】ホワイトソックス・ライトから死球を受け一塁に向かうエンゼルス大谷

エンゼルス大谷翔平投手(27)が、9回2死の第5打席で右ふくらはぎに死球を受けた。これが故意死球と見なされホワイトソックスのライト投手が退場。さらにこの判定に抗議した同ラルーサ監督も退場処分となった。

カウント2-1からの4球目、145キロの直球が大谷の右足に直撃した。大谷も跳び避けたが逃げ切れなかった。それでも大谷は痛がる素振りを見せず笑みを浮かべながら一塁へ。一塁手のシーツの肩をもみながら談笑するなどまったく気にしていないようすだった。

 

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【共同通信社杯】優勝候補の脇本雄太が病気のため欠場

2021年09月17日 09時17分36秒 | その気になる言葉

9/15(水) 15:30配信

netkeirin

無念の欠場となった脇本雄太(撮影:島尻譲)

 15日、JKAは脇本雄太(32歳・福井 = 94期)が、岐阜競輪場で9月17~20日に開催される「第37回共同通信社杯」を病気のため欠場すると発表した。

 脇本は2020東京五輪代表として出場し、いわき平競輪場にて開催れた「オールスター競輪(GI)」で2着、向日町競輪場にて開催された『平安賞(GIII)』では完全優勝を果たしていた。

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