▼生命力が一切の本源力
▼自分の可能性を信じさせる。
▼本来、人間の可能性は無限大。
▼貢献的人生を生きゆく。
▼<苦労>と<喜び>は表裏。
▼深い哲学・理念・指針を学べ人生に行き詰まりはない。
▼生命力が一切の本源力
▼自分の可能性を信じさせる。
▼本来、人間の可能性は無限大。
▼貢献的人生を生きゆく。
▼<苦労>と<喜び>は表裏。
▼深い哲学・理念・指針を学べ人生に行き詰まりはない。
奥村 聡 (著)
商品の説明
内容紹介
日本の「お宝企業」が絶滅危機!廃業予備軍127万社の衝撃
週刊ダイヤモンド編集部
『週刊ダイヤモンド』1月27日の第1特集は、「廃業or承継 大量廃業時代の最終決断」。団塊世代の大量引退時期が迫り、大廃業時代の足音が聞こえている。廃業するか、事業承継を検討するか──。オーナー経営者が大事に育ててきた会社の“最終決断”をどう下すべきなのか。10年後のゴールを目指して、「会社の畳み方・譲り方」を検討してほしい。
大廃業時代が足音を立てて迫っている。
経済産業省が衝撃的なシナリオを提示した。日本の企業の3社に1社、127万社が2025年に廃業危機を迎えるというものだ。このまま廃業問題を放置すると、雇用650万人、GDP22兆円が消失してしまうという。
東京商工リサーチによれば、廃業する企業の約半数が経常黒字なのだという。優良企業が大量に退出してゆく姿は異様にも映る。事業がジリ貧になっているわけではなく、後を受け継ぐ者がいないため、仕方なく廃業を選ぶ経営者が増えているのだ。
実際に、惜しまれて廃業を決めた中小企業の経営者は少なくない。
廃業予備軍には歴史の長い老舗企業や、日本の工芸品を手掛ける伝統企業が多く含まれているのも特徴だ。企業名はさほど知られていなくても、日本にはオンリーワンの技術・サービスを誇る中小企業が多く埋もれている。独自色を持つ中小企業の集積が、日本の産業を支えてきたとも言える。
環境変化に応じて企業に新陳代謝が必要なのは言うまでもないが、将来有望な“お宝企業”が次々と消えてゆく事態は見過ごせない。
▼褒め言葉には人を伸ばす驚異的な言葉がある―カーネギーの言葉
デール・ブレッケンリッジ・カーネギー(Dale Breckenridge Carnegie/1888年11月24日-1955年11月1日/男性)は、アメリカ・ミズーリ州出身の実業家、自己啓発作家、ビジネスセミナー講師。
世界的なベストセラー『人を動かす』『道は開ける』などの自己啓発書の著者として広く知られる人物。
ミズーリ州立学芸大学を卒業後、新聞記者や俳優、セールスパーソンなどを経て、YMCA(キリスト教青年会)の弁論術担当となり、後に「D・カーネギー研究所」を設立。
1937年に人間関係の秘訣を記した『人を動かす』を出版。同書は当初5000部ほどの販売数であったものの、しだいにセンセーションを巻き起こし、世界的なベストセラーを記録。現在でも売れ続けるという歴史的なロングセラーとなっており、「自己啓発書の元祖」と称されることも多い。
また、デール・カーネギーの著書は日本での人気も高く、「経営者が勧める本」や「上司に読んで欲しい本」などで取り上げられることが多い他、新人研修等の教材として用いられる事も多い。
主な著書(邦訳書)に「人を動かす」「道は開ける」「カーネギー名言集」「カーネギー話し方入門」「知られざるリンカーン」「カーネギー人生論」「人生を変える黄金のスピーチ」「カーネギー 心を動かす話し方―一瞬で人を惹きつける秘訣」などがある。
忘れてはいけない。
幸せはあなたが何者であるか、
あるいは、何を持っているかによって
決まるのではない。何を考えるかによって
決まるのだ。
不当な非難は、
しばしば偽装された賛辞であることを
忘れてはならない。
悲しみや不幸や災難にあって、
身も心も荒れ果てている時は、何か作業を見つけて、
頭も手足も休ませずに
一心に打ち込むことだ。
悩み事は、
散歩して忘れるのが一番だ。まあ、ちょっと外へ出てみたまえ。
ほら、悩みごとなんか、
翼が生えて飛んで行ってしまう。
私たちは聖者と違って、
自分の敵を愛するのは
無理かもしれない。けれども、
自分自身の健康と幸せのために、
少なくとも敵を許し、
忘れてしまおう。
これこそ賢明というものだ。
毎日、誰かの顔に
喜びの微笑みが浮かぶような
善行を心がけよう。
感謝の言葉をふりまきながら
日々を過ごす。これが友を作り、
人を動かす妙諦である。
私たちの疲労は
仕事によって生じたのではなく、悩み、挫折、後悔が
原因となっていることが多い。
議論から最大の利益を得る
唯一の方法は、
議論を避けることである。
良くも悪くも、
人生というオーケストラの中で、あなたは自分という
小さな楽器を演奏しなければならない。
毎日新聞2019年7月29日 東京朝刊
国内の自殺者は減少傾向にあるが、10代から30代では自殺が死因のトップを占める事態が続く。
2019年版自殺対策白書によると、昨年の自殺者数は2万840人だった。10年から9年連続で前年よりも減った。しかし、15歳から34歳の死因のトップが自殺になっているのは、主要7カ国(G7)の中で日本だけだ。白書は若い世代の自殺について「依然として深刻な状況」と警鐘を鳴らす。
自殺の原因・動機は、10代は学業不振や進路の悩みなど学校問題が多い。一方で20、30代は健康問題の割合が高い。ただ、自殺はこれまでの研究で原因が一つではなく、要因が複雑に絡み合っていることが分かっている。
それだけに若者対策をはじめ、自殺問題への取り組みに苦労する自治体は多い。自治体側には「効果的な対策はどういうものなのか」といった、実践的な取り組みなどを相談できる組織を望む声がある。
その点で自治体の相談窓口としての役割が期待されるのが新設されることになった自殺対策の新組織だ。
新組織は現在、国立精神・神経医療研究センター(東京都)の中にある自殺総合対策推進センターを発展的に改組するものだ。来年度にも運用が始まる見通しだ。
推進センターは、16年に改正された自殺対策基本法に基づいて設置された。市町村ごとに自殺の実態を調査・分析し、改正法で自治体に義務付けられた自殺対策計画の策定をサポートしている。
ただ、自殺の要因になりやすい福祉や教育、労働などの問題への対処が十分ではなかったとの反省から、新組織ではこうした問題に対応できる専門家を増やすことにした。
よりきめ細かな対策の立案には、自殺防止に取り組む市民団体の意見も参考になる。
新組織は各自治体の実態調査だけでなく、施策を直接支援する役割を担う。
自治体によって職員や予算規模が違い、それぞれが抱える問題も同一ではない。自殺対策計画の策定や実行に自治体間で差が生まれている。
新組織は各自治体の実態に応じ、取るべき対策について的確な助言をする必要がある。
自殺対策の調査研究はこれまで国立精神・神経医療研究センター(東京都小平市)内の「自殺総合対策推進センター」が主に担い、自治体による予防計画策定を支援してきたが、精神保健分野が中心的だった。
新法では、精神・神経医療研究センターから独立した新組織を国が新たに指定。保健や医療、福祉、教育、労働といった分野から各自治体の自殺対策を検証し、地域の実情に即した助言を行うことを想定している。
警察庁のまとめでは、自殺者数は03年の3万4427人をピークに、18年は2万840人と9年連続で減少した。人口10万人当たりの自殺死亡率は16.5人で、1978年の統計開始以来最少だが、他の先進国と比べて高く、政府は26年までに13.0人以下にするという数値目標を掲げている。〔共同〕
2019年6月18日日刊スポーツ
フランスで製作会社を立ち上げ、黒沢清監督「ダゲレオタイプの女」、諏訪敦彦監督「ライオンは今夜死ぬ」などの合作映画をプロデュースした。
吉武美知子さん(よしたけ・みちこ=映画プロデューサー)14日午後2時55分(現地時間)、がんのためパリの病院で死去、年齢非公表。東京都出身。パリ在住。
レオス・カラックス監督らの作品をいち早く日本に紹介。フランスで映画製作会社を設立し、黒沢清監督「ダゲレオタイプの女」や諏訪敦彦監督「ライオンは今夜死ぬ」などの合作映画をプロデュースした。
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日仏映画の懸け橋の人
吉武美知子さんtwitterの最後は6月4日になっていた。
毎日新聞の諏訪敦彦監督のコラム(7月29日)によると、3年前にがんが発覚し、手遅れで手術はできないと告げられたという。
それでも病を隠し、今年もパリで諏訪敦彦監督と一緒に撮影をし、新しい企画のために日仏の間を精力的に奔走していたそうだ。
維新は「革新」、共産は「保守」。
これは、日本の若年層が抱く各政党のイデオロギー認識である。つまり、彼らにとって「革新」とは、改革を意味しており、決して「左」と同意義の言葉ではない。
さらに、若年層では「保守」「革新」のイデオロギー対立軸も共有されておらず、日本人が政治を語る上での共通認識語であった「イデオロギー・ラベル」が通用しないという状態が起こっている。
日本人のイデオロギー認識はいつから変わったのだろうか?
著者である遠藤とジョウは、30年にわたる世論調査の結果を分析し、日本人のイデオロギー認識がどのように変化していったのかを検証した。
日本人の考えるイデオロギーの意味について、考えるきっかけになる。
★2019年6月15日 朝日新聞読書面 東京大学教授・宇野重規さんの「(ひもとく)若者の政治意識 自明性を失う「保守」と「革新」」で紹介!
★共同通信配信の著者インタビュー 以下の新聞で紹介!
・2019年4月19日 沖縄タイムス
・2019年4月23日 河北新報、新潟日報、神戸新聞
・2019年4月24日 愛媛新聞
・2019年4月25日 東奥日報
・2019年5月5日 茨城新聞
・2019年5月8日 秋田魁新報
・2019年5月10日 山陽新聞
・2019年5月11日 山梨日日新聞
・2019年5月12日 埼玉新聞
・2019年5月13日 宮崎日日新聞
・2019年5月15日 信濃毎日新聞、南日本新聞
・2019年6月4日 京都新聞
★2019年4月20日号 週刊東洋経済の書評で紹介!
★2019年3月15日 橘玲×ZAi ONLINE「日々刻々」で紹介!
★2019年6月7日 山陰中央新報「明窓」で紹介!
研究論文発表時から、歴史社会学者の小熊英二氏や政治学者の中島岳志氏らが注目し、朝日新聞、中央公論など、各誌で紹介された研究がついに書籍化します。
55年体制の終焉とともに大変革期に入った日本政治を、イデオロギーと世代間ギャップから検証した話題作です。
維新は「革新」、共産は「保守」。日本人のイデオロギー認識はいつから変わったのか?「右・左」、「保守・革新」、「保守・リベラル」…日本人の考えるイデオロギーの意味とは?55年体制の終焉とともに大変革期に入った日本政治をイデオロギーと世代間ギャップから検証した話題作!
遠藤 晶久(えんどう・まさひさ)
1978年、東京生まれ。博士(政治学)。
早稲田大学社会科学総合学術院准教授。
早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、早稲田大学政治学研究科博士後期課程単位取得退学。早稲田大学経済学研究科グローバルCOE研究助手、早稲田大学政治経済学術院助手、高知大学人文学部(後に人文社会科学部)講師等を経て現職。
主要著作に『熟議の効用、熟議の効果:政治哲学を実証する』(勁草書房、2018年、分担執筆)、Japan Decides 2014: The Japanese General Election(Palgrave Macmillan、2015年、分担執筆)。
ウィリー・ジョウ(Willy Jou)
1979年生まれ。Ph.D in Political Science
早稲田大学政治経済学術院准教授。
カリフォルニア大学アーバイン校政治学博士課程修了。
主要著作にWhy Policy Representation Matters (Routledge、2015年、共著)など。
遠藤/晶久
早稲田大学社会科学総合学術院准教授。博士(政治学)。1978年生まれ。早稲田大学政治学研究科博士後期課程単位取得退学
ジョウ,ウィリー
早稲田大学政治経済学術院准教授。Ph.D in Political Science。1979年生まれ。カリフォルニア大学アーバイン校政治学博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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「保守」と「革新」という政治的ラベルが時代遅れになったと言われて久しい。にもかかわらず、日本の有権者が政治をとらえるにあたって、この対立軸はまだ有効性を失っていないようだ。ただし、「保守」と「革新」が何を意味するかについては、かなりの変化が見られる。
遠藤晶久とウィリー・ジョウによる『イデオロギーと日本政治』によれば、高齢者が共産党をもっとも革新的な政党と見ているのに対し、若年層は日本維新の会をもっとも革新的と考えているという。これは50代の筆者にとって驚きの指摘である。
日本政治においては長く、憲法や安全保障といった争点を中心に保守と革新の対立軸が形成されてきた。「大きな政府」か「小さな政府」といった社会的・経済的な次元ではなく、あくまで日米安保や防衛力の強化がイデオロギーを決める最大の争点であり続けたのである。
これに対し、40代以下の層においてはむしろ、「既得権益への挑戦」や「改革派」のアピールこそが「革新」の判断基準となる。この層にとって「革新」とは「変化」を意味する。変化の方向性を考慮に入れないとすれば、これはこれで一つの理解と言えると著者たちはいう。
「右」「左」が逆転
橘玲もまた、『朝日ぎらい』において、同様の傾向を示す世論調査に言及している。読売新聞・早稲田大学共同世論調査(2017年)によれば、70代以上では、もっとも保守的なのが自民党であり、共産党がリベラルに位置づけられている。これに対し18~29歳では、もっとも保守的なのが公明党で、次いで共産党、もっともリベラルなのが日本維新の会である。これを橘は「右」と「左」が逆になった「不思議の国のアリス」と呼ぶ。
ただし、橘はこれを「若者の右傾化」などと誤解してはならないという。50代以上と40代以下の間に断層があるとすれば、その原因は冷戦の終焉(しゅうえん)とバブル崩壊にある。「変わらなければ、生き残れない」と言われ続けたバブル以降の世代にとって、年功序列・終身雇用という日本型雇用制度を守ろうとする年上世代は「保守」以外の何ものでもない。かつて「リベラル」だった世代が高齢化することで、言葉の意味が入れ替わったというのが、橘の解釈である。
「自民支持」誤り
この点に関連して、三春充希の『武器としての世論調査』が興味深い点を指摘している。第48回衆院選(17年)における比例投票先出口調査を見ると、自民党支持が18・19歳や20代で多く、立憲民主党や共産党支持は60代周辺に多い。これは一見すると、自民党が若年層に支持され、「リベラル」が高齢化したという仮説を支持するように見える。
しかしながら、その一方で、意識調査によれば、自民党の支持率は高齢者ほど高い傾向にある。この矛盾について、三春は若年層において「支持政党なし」や「わからない」と回答する人が多いことに注目する。
与党であれ、野党であれ、若い世代ほど支持率は下がる。ただし、その下がり方には違いがあり、野党の方がより激しい。与党支持がかろうじて残っているのに対し、野党支持が劇的に減ったのである。結果として、投票に行った人に限って言えば、与党支持が相対的に多くなる。したがって、いまや自民党は若年層にこそ支持されているという議論は誤りであると三春はいう。
いずれにせよ、現在の50代以上にとって自明であった「保守」と「革新」の区分は、40代以下の世代にとって自明性を失っている。若い世代にとって、どの政党を支持すべきかについて迷いがある以上、政党再編以上に、政党を評価する軸の再編が急務と言えるだろう。=朝日新聞2019年6月15日掲載
宇野重規(ウノシゲキ)
東京大学教授(政治思想史)
1967年生まれ。著書に『保守主義とは何か』『トクヴィル』など。
好書好日より引用
今や働く単身女性の3分の1が年収114万円未満。中でも10~20代女性を特に「貧困女子」と呼んでいる。しかし、目も当てられないような地獄でもがき苦しむ女性たちがいる。それが、家族・地域・制度(社会保障制度)という三つの縁をなくし、セックスワーク(売春や性風俗)で日銭を稼ぐしかない「最貧困女子」だ。可視化されにくい彼女らの抱えた苦しみや痛みを、最底辺フィールドワーカーが活写、問題をえぐり出す!
働く単身女性の3分の1が年収114万円未満。中でも10~20代女性を特に「貧困女子」と呼んでいる。しかし、さらに目も当てられないような地獄でもがき苦しむ女性たちがいる。それが、家族・地域・制度(社会保障制度)という三つの縁をなくし、セックスワーク(売春や性風俗)で日銭を稼ぐしかない「最貧困女子」だ。可視化されにくい彼女らの抱えた苦しみや痛みを、最底辺フィールドワーカーが活写、問題をえぐり出す!
一九七三年千葉県生まれ。「犯罪する側の論理」「犯罪現場の貧困問題」をテーマに、裏社会・触法少年少女らの生きる現場を中心とした取材活動を続けるルポライター。著書に『家のない少女たち』『援デリの少女たち』『振り込め犯罪結社』(いずれも宝島社)、『出会い系のシングルマザーたち』(朝日新聞出版)、『家のない少年たち』(太田出版)などがある。現在「週刊モーニング」(講談社)で連載中の『ギャングース』(原案『家のない少年たち』)でストーリー共同制作を担当。
鈴木/大介
1973年千葉県生まれ。「犯罪する側の論理」「犯罪現場の貧困問題」をテーマに、裏社会・触法少年少女らの生きる現場を中心とした取材活動を続けるルポライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
女子大生が風俗業界に大量流入している。
そこから見えるいまの大学生の意識、広がる貧困
──経済事情がままならないなか、
「充実した学生生活を送りたい学生」ほど、
体を売って学費を稼いでいる衝撃的な現状をリポート。
著者の新境地。
【目次】
はじめに――女子大生が風俗に大量参入している
第1章 女子大生風俗嬢の履歴書
・入学と同時に家族の介護がのしかかる
・泣きながら追いつめられた日々を告白
・親の支援ゼロ、月々第二種奨学金を借りる
・即金で3万円をもらって、すごいと思った
ほか
第2章 「平成型苦学生」の出現――男子もカラダを売る
・常軌を逸した学費の高騰
・朝から晩までバイトばかりの学部時代
・大学院に進学するためには男娼になるしかない
・月収は最低でも70万円
第3章 貧困の沖縄を行く
・中卒は自給670円、大卒か夜の仕事は800円
・女性を風俗に売って、やっと学費が支払える
・水だけ飲んで、なにも食べない
・フルで奨学金、卒業時は883万円の借金
ほか
第4章 なぜ彼女たちは騙されるのか
・彼にソープ勤めを薦められた東京六大学生
・中退は一括返済、病院への奨学金返済
・彼氏に騙されて、徹底的に搾取される
・女を騙す経済的貧困を抱える男子学生
第5章 風俗はセーフティネットか
・貧困から抜け出せないと嘆く、熟女風俗嬢
・生活保護程度しか稼げない現実
・福祉担当者は格安デリヘルに張りつくべき
・兄からのDVで深刻な不眠症に
ほか
第6章 トップスペックの学生はAVへ
・面接に来るのは普通の女の子ばかり
・団塊ジュニア世代の楽園のような学生生活
・トップ女優は現役女子大生
・就職しないでAV女優になりたい
ほか
第7章 世代格差とブラックバイト
・凄まじい日々のスケジュール
・介護施設の違法労働
・蔓延するブラックバイト
・彼氏への罪悪感で涙を浮かべる
「風俗をやって本当によかった」彼女たちが異口同音に語る理由。大学がレジャーランドだったのは遠い昔。親は貧困に転落し、ブラックバイトも増加。人生に重い足かせをはめる奨学金の存在…。資格をとりたい、留学したいといった「向上心ある学生」ほど、身体を売らざるをえない現状をリポート。ここまできたニッポンの現実。
中村/淳彦
1972年東京都生まれ。ノンフィクションライター。大学卒業後、編集プロダクション、出版社を経てフリーに。風俗業やアダルトビデオ業界を長年にわたり取材、旺盛な執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
〝その日暮らしは十分できます。
もっと経済的に厳しい人がいるのも十分承知はしています。
けど、ずっとギリギリの生活で、なんの贅沢もしていないのに貯金すらできない。
年齢ばかり重ねて、私はいったいどうなってしまうのだろうって〟
貧困は、経済的な貧しさ、病気、希薄な人間関係、孤独、救済制度の知識不足など、
ネガティブな要素が重なって深刻さが増していく。
特に、家賃が高く、地域の縁が薄い東京暮らしは、躓いて貧困に陥りやすい。
東京の貧困女子の苦境を聞きながら、なんとかならないかと何度も思ったが、
自己責任の言葉は止まらないので、状態はもっと悪化するとしか思えない。
無理解が蔓延する現状ではSOSを出しても、どこにも届かない可能性が高い。
いつ誰が転落するかわからない社会である以上、
貧困女子たちの声は誰にとっても他人事ではないはずだ。
どこかのタイミングで女性から中年男性にシフトチェンジするかもしれない。
私自身、取材で出会った彼女たちと遠くない未来の自分の姿がダブって怖くなった。
***
奨学金という名の数百万円の借金に苦しむ女子大生風俗嬢、
理不尽なパワハラ・セクハラが日常の職場で耐える派遣OL、
民間企業よりもひどい、まじめな女性ほど罠に陥る官製貧困、
明日の生活が見えない高学歴シングルマザー…。
貧困に喘ぐ彼女たちの心の叫びを「個人の物語」として丹念に聞き続けたノンフィクション。
東洋経済オンライン1億2000万PV突破の人気連載、待望の書籍化!
いま日本で拡大しているアンダークラスの現状が克明に伝わってくる。
中村 淳彦(ナカムラ アツヒコ)
ノンフィクションライター
大学時代から20年以上、AV女優や風俗、介護など、貧困という社会問題をフィールドワークに取材・執筆を続けているノンフィクションライター。自分の価値観を持ち込むことなく、彼女たちが直面している現実を可視化するために、親からの虐待、精神疾患、借金、自傷、人身売買など、さまざまな過酷な話に、ひたすら耳を傾け続けている。著書に『AV女優消滅』(幻冬舎)、『崩壊する介護現場』(ベストセラーズ)、『日本の風俗嬢』(新潮社)、『女子大生風俗嬢』(朝日新聞出版)など多数。代表作に『名前のない女たち』シリーズ(宝島社)があり、劇場映画化される。本書のもととなる東洋経済オンラインの連載「貧困に喘ぐ女性の現実」は1億2000万PVを超える人気を博している。
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『東京貧困女子。――彼女たちはなぜ躓いたのか』(中村淳彦著、東洋経済新報社)の著者は、1990年代半ばから20年以上、AV女優や風俗の取材をしてきたというフリーライター。2006~2007年あたりから、「もしかして日本はおかしくなっているのではないか?」という違和感を抱くようになったそうだ。
自分のあられもない姿の映像を世間にさらして売るというリスクを抱えたAV女優に、「出演料が安すぎて、とても普通の生活ができない」という層が現れたというのだ。2000年代半ばから援助交際や売春の代金が大幅に下降し、体を売りたい女性が急増。その結果、価格が急降下したためだ。
人々が貧しくなる、お金がなくなることは恐ろしく、誰かを陥れるいがみ合いや犯罪が当たり前のように起こる。急激に景気が悪くなった裸の世界では、関係者が関係者を恐喝するみたいな事件が頻発して、私はウンザリして圧倒的な需要があると注目されていた介護事業所をはじめた。
介護という福祉事業に逃げれば、醜い諍いから逃れられると思っていたが、介護の世界はそれまで見たこともないような困窮した人々の巣窟だった。
介護福祉士という国家資格を持つ専門家が、行政の監視の下で手取り14万~16万円程度の低賃金で労働をさせられて、「ご利用者様のありがとうが報酬です。高齢者様に感謝しましょうね。みんな、本当に素晴らしい仕事に就けてよかったですね」などといった信じられないロジックが正論として定着していた。(「まえがき――いったい女性たちになにが起こっているのか」より)
そんな現実を目の当たりにしたことから、最終的に中村氏は介護職から身を引く。しかし、社会と隔絶されたAVや風俗業界というグレーゾーンビジネスの渦中で取材を繰り返し、そこを抜けてからも目先の介護に忙殺されたその経験が、中村氏の内部に「(本当に)日本がおかしくなっている」ことを実感させたというのだ。
3年間の取材で明らかになった貧困の現実
かくして「女性の貧困」を目の当たりにすることになった中村氏は、古くからの知り合いである女性編集者との再会をきっかけとして、2016年4月から東洋経済オンラインで「貧困に喘ぐ女性の現実」をスタートさせる。いうまでもなく、本書のもとになっている連載である。
この連載では、女性、特に単身女性とシングルマザーの貧困問題を考えるため、「総論」ではなく「個人の物語」に焦点を当てて取材している。貧困に苦しむ読者からの取材申し込みを随時受け付けており、その中から取材先を選定している。(「まえがき――いったい女性たちになにが起こっているのか」より)
貧困は生まれや育ち、家庭環境、健康状態、雇用、政策や制度、個人や配偶者の性格、人格など、さまざまな要因が重なって起こるものだ。現実は十人十色であり、同じ事例が重なるようなものではないということ。
だからこそ、問題解決の糸口を見つけるためには、ここの生活をつぶさに見ることで真実を浮かび上がらせるしかないと中村氏は考えた。取材は3年間に及んだ。
国立大学医学部の現役女子大生、その現実
読んでみてまず衝撃的だったのは、最初に紹介される国立大学医学部に通う現役女子大生の事例だ。「お金のためにパパ活をし、それとは別に歌舞伎町の風俗店でも働いている」とだけ聞けば、多くの人は「欲しいものを買うためのお金が欲しいから、好きでやってるんじゃないの?」というようなイメージを抱くかもしれない。
パパ活というものにかねて不快感を覚えていた私も、最初はそう感じた。ところが現実は、もっとシビアなものだった。
父親は数年前にリストラされた。両親は非正規の共働きだ。世帯収入はせいぜい500万円程度で、弟が2人いるので「高校と大学、私立は絶対に無理」と母親に何度も言われていた。小学校時代から必死に勉強して挫折することなく、高偏差値をキープしている。
国立大学なので医学部でも学費は高くはない。入学金28万2000円、年間授業料53万5800円で、学費は日本学生支援機構の奨学金を借りている。学費は奨学金、そのほかの費用はアルバイトで稼いでほしいというのは両親の意向だ。
入学前は実家からの通学なのでなんとかなると思っていたが、体育会系の部活に所属したことと、教科書や雑費が予想以上に高額で、時間とお金が足りなくなった。(30~31ページより)
大学は朝9時の1限からで、部活は夕方から週2~3日。スーパーマーケットでもアルバイトをしているが、部活のない日にしかできない。ただし大学の同級生や友人はみな家庭が裕福なので、経済的な苦境は誰にも理解してもらえない。だが、勉強では味わえない達成感がある部活は、大学でも続けたかったのだそうだ。
ところが、すぐ経済的に苦しくなる。大学1年の夏に教材費がかさんだうえ部費の支払いがあったため、どれだけ節約しても3万円が足りない。親に頼んで乗り切ったものの、すぐに夏合宿が待っている。親にはもう頼めないと悩み、高額求人サイトで風俗の仕事を見つける。
無駄遣いしないし、なにも欲しいものはないし、部活をやって大学を留年しないで無事に卒業したいだけです。それだけ。やっぱり月3万円くらい、どうしても足りない。
風俗は気持ち悪くなってしまうので、本当はすごくやりたくない。やらなくていいなら、すぐに辞めたいです。なんていうか、自分がやっていることが気持ち悪い。自己嫌悪です。
全然知らない人と裸で寝ているとか変だし、おかしいことをしているなって。彼氏にも悪いし、なにもいいことはないです。(36ページより)
この女子大生の話を読んでいて、わかることがいくつかある。まずは、貧しい家庭環境にありながらもきちんと勉強し、学生としての本分を全うしようとしていること。そして、風俗に嫌悪感を持っていること。
それでもやらざるを得ないのは、唯一の心の拠り所になっている部活を続けたいからだ。それが、彼女をギリギリのところでつなぎとめていることが、文字を追っているだけでもわかる。
誹謗中傷で埋まったコメント欄
ところがこの取材記事が東洋経済オンラインに掲載されると、コメント欄が誹謗中傷で埋まったというのだ。
売春の是非は論点ではなく、国の未来を支える優秀な学生が望まない換金をするしか勉強を続けられない、という現実に問題があるのだ。日本に取り返しのつかない異変が起こりつつあることに、幸せな昭和を送った世代を中心に大多数は気づいていない。
議会の一つを抽選制にすることである。
つまり、選挙で選出される議会と抽選で選出される議会との「二重代議制」である。
抽選制の議会を組み込むことで、人々の政治参加の平等な機会が確保されるとともに、選挙での勝利やメディア受けに振り回されず公共の利益に基づく政治が可能になると、著者は説く。
内容紹介
減り続ける投票率、金や人脈がものを言う選挙戦。有力者の声しか反映されない政治に人々は背を向けるばかり。その解決策として、くじ引きで議員を選ぼうと訴えた本書は、欧米でベストセラーとなった。
じっさい多くの国では陪審制や裁判員制度が実施され、アイスランドではくじで選ばれた市民が憲法改正案を策定している。多数の実例に基づく著者の主張に、読者は深く共鳴することだろう。
「読売新聞」(2019年5月19日付/坂井豊貴氏・評)に紹介されました。
「現代ビジネス」(2019年5月19日付/吉田徹氏・評)に紹介されました。
「朝日新聞」(2019年6月1日付/間宮陽介氏・評)に紹介されました。
「毎日新聞 風知草」(2019年6月17日付/山田孝男氏)に紹介されました。
「共同通信系地方紙」(品田裕氏・評)に紹介されました。
ダーヴィッド・ヴァン・レイブルック(ヴァン レイブルック ダーヴィッド)
(David Van Reybrouck)
1971年,ベルギー王国生まれ。ルーヴェン・カトリック大学とケンブリッジ大学で考古学・哲学を専攻し,ライデン大学で博士号を取得。現在,作家として活躍し,ヨーロッパを代表する知識人の一人と目されている。 本書のほか,Congo. Een geschiedenis (De Bezige Bij, 2010) や Pleidooi voor populisme (De Bezige Bij, 2011) といった多数の作品を世に送りだし,数々の賞を獲得している。
岡﨑 晴輝(オカザキ セイキ)
1968年,茨城県生まれ。法政大学と国際基督教大学で政治学を専攻し,国際基督教大学で博士号を取得。現在,九州大学大学院法学研究院教授,放送大学客員教授。専門は政治理論・比較政治学。 主な著書に『与えあいのデモクラシー』(勁草書房,2004年)や『市民自治の知識と実践』(放送大学教育振興会,2015年,共編)などがある。また,主な共訳書に,キムリッカ『新版 現代政治理論』(日本経済評論社,2005年)やキムリッカ『土着語の政治』(法政大学出版局,2013年)などがある。
ディミトリ・ヴァンオーヴェルベーク(ヴァンオーヴェルベーク ディミトリ)
(Dimitri Vanoverbeke)
1969年,ベルギー王国生まれ。ルーヴェン・カトリック大学で日本学を専攻し,東京大学に留学後,ルーヴェン・カトリック大学で博士号を取得。現在,ルーヴェン・カトリック大学文学部教授。専門は法社会学,日本研究。 主な著書に Community and State in the Japanese Farm Village (Leuven University Press, 2003) や Juries in the Japanese Legal System (Routledge, 2015) などがある。
群馬県・川場村「製材施設」
川場村木材コンビナート
丸太の製材施設完成 /群馬
毎日新聞2016年4月19
川場村が整備した「川場村木材コンビナート製材施設」(川場村生品)が完成した。利根沼田森林組合から年間2000立方メートル分の丸太を買い入れ、1次加工し、製品やチップにして販売する。
15日にあった完成式には、外山京太郎村長や関係者約70人が完成を祝った。
コンビナートは、敷地面積約9600平方
LOHAS studioの取り組み、自然素材や自然の力を取り入れるpassiv designのすばらしさ、OKUTAのユニークな取り組みを広く知っていただくために今日もあちこち駆け回ります!
群馬県利根郡川場村に
「川場村木材コンビナート製材施設」がOPENし、
OKUTAの執行部や関係社員が式典に参加しました。
ここでは、9600㎡の敷地で木材の製材をしたり、
木質チップの製造をすることができます。
国産材の普及を願い活動しているOKUTAとしても、
このような施設が出来ることは大変喜ばしいことです。
NHKおはよう日本でも取り上げられたそうですよ。
OKUTAでも今後、
こちらで製材された木材を使用した建材を使用する予定です!
・・・
さて、式典の他にも、川場村の名所めぐりを♪
「関東好きな道の駅 5年連続第1位」の「田園プラザ川場」で地産土産や銘菓を見学。
こちらの「ki・kori(きっこり)」という雑貨屋では、
川場の木を使った小物や家具を購入することができます。
OK-DEPOTのロハスオイルなどを取り扱っていただいております♪
南北朝鮮時代に創建され、群馬二大官寺である「吉祥寺」にて
正式なお茶の席を体験したり・・・
創業明治19年の「永井酒造」を見学したり・・・
半日で川場を堪能いたしました。
川場は綺麗な水と空気の恩恵を生かした名品が沢山!
皆さんも是非、川場村で国産材の魅力に触れてみてくださいね。
関係者の皆さま、ありがとうございました!
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