ぴかの独り言 GooBLOG vol.1

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2021-02-27 08:37:00 | ノンジャンル
おはよ。

昨日は営業日でしたが、用があって臨時休業。

実は、無人の隠居を4月から間借りしたいという人が現われて、急遽家の中を片付けなくてはならなくなった。

それの処理に来てくれるというところが、昨日が都合がよいということで、臨時休業の張り紙をして隠居に行った。


それ以前から、姉たちには、好きなものを持って行けと言ってあったので、先日も姉二人が夫婦そろってきて、めぼしいものは持っていった。



じいちゃんもばあちゃんも、古い人だからなんにせよ物を捨てずにとってある。

だから、出てくる出てくる、あれやこれや。



およそ100年前の大変かわいいお雛様

上品な姿に、思わずとっておこうか?と姉も言いましたが、これだけにとどまらず、ひな壇一式がまた量が多い。

かと言って、お内裏様とお雛様だけ抜くというのもかわいそう。

結局これは、どちらかのどなたかの所へお渡ししようということになった。

そんなものがぞろぞろと出てきたのだ。


さて、そうして残ったものが、それでも3部屋にわたって充満しておりますところを、処理業者さんがせっせと見ていった。

多少でもお金になるか?と期待しないわけではなかったですが、前回、父の本の処理の時の経験で、二束三文になろうことは承知です。

電気も切ってあるから、暖房もないし明かりもない、ちょうどこの日は雨で、寒くて暗い家の中で、そのお兄さんは見ていった。

(水道も切ってあるから、トイレは近くのコンビにまで行ってもらった)

4時間くらいかかったのか?

全部仕分けを終わって、さて、いくらでしょうか?

「全部で1万円です!」

どっひゃ~!

日展作家の塑像も茶碗も、100円にもならんかった。

・・・承知はしていたとは言え、あまりの安さに笑えてきましたよ。

その代わり、その他もろもろの記念品だとかお土産で買ったものとかも、全部持っていってくれるということで手を打った。

(額装だけは、絵はいいけど書はだめといわれた。そのあたり、よくわからない)


さて、茶器が多いから、土や金物が多くて、重さもハンパないと思いますが、軽く1トンは超えると思われたそれを、お兄さんは頑張ってハイエースへと運ぶ。

クソ重いそれを、2階からも運ぶ。

まぁ、1万円だからこれもコミですね。



なんとかギリギリ詰め込んで、それでも入った。

これ以上に、額は無理だったかも知れんとも思ったです。

さすがプロでした。


その後、あっさりとお兄さんは帰っていった。


改めて、空間の増えた部屋を眺めながら、どこに居るかわからんじいちゃんに報告。

「こんなことでしたが、許してねぇ・・・合掌」

すると、じいちゃんが応えた。

「お前らしくて、面白いじゃないか。それで良い。」

1万円の値打ちよりも、どこぞの誰かに生かせてもらえばそれで良いという意味だと勝手に解釈して、あたしは大変身軽になったです。

なかなか面白い体験でした。


それに前後してのことも書いておく。

今回の家の整理があったものだから、荷物の出し入れに玄関を使いたかったところで、実は家の門が腐って、扉が開かなくなっていた。

そんなところへ、美子ちゃんが知り合いに直せる人が居るからと頼んでくれた。

で、その二日前に来てくれて、二日かけて門を直してくれた。



けんちゃんです。

このけんちゃん、あたしは初対面でしたが、彼はあたしを知っているという。

聞けば、美子ちゃんのところであたしを見たという。

「勝手に竹林に入って、勝手に帰っていく人ですよね?」

・・・その通りです。

どうやら、たまに美子ちゃん主催で人が集まる時があって、あたしはそういうところが苦手なので(無愛想にしているわけではない)、それに出くわしても、勝手に来て勝手に帰るのだよ。

そういう人だと、美子ちゃんに聞いていたらしい。

・・・あたりです。

それでも、こんなご縁でつながるのもおもろかったです。


けんちゃん、美子ちゃんに頼まれて、たぶんタダで(知らんけど)他人の門を直してくれた。

美子ちゃんいわく、大工仕事が好きで、頼まれて引き受けているらしい。

仏様のような人でした・・・合掌。

けんちゃん、ありがとうございました。


美子ちゃんは美子ちゃんで、この度家に来る人のため(美子ちゃんの知り合いです)に、庭の片隅に畑まで作っていた。



この人たち、ヘンな人たち。

でも、おもろいから許す。

ありがとうございます。


さて、この後3月に入って、棚やらイスやら机やらも処分します。

ヘンなご縁のお陰で、おもしろくなってきましたね?

・・・

楽しみたいと思います。

ありがとうございます。