こんにちは。
8月も最後を迎えておりますこの頃、連日
ご来客をいただいてありがたい
豊坂屋です。
本日も午前中に
母娘様がご来店。
いつもながらに、精一杯のお相手をさせていただきます。
「下見だけですが、よろしいですか?」
と、丁寧な口調ながら初対面で
いぶかしげ?におっしゃいます母娘様。
わかっています・・・わかっていますとも・・・
初めて入った呉服屋で、出てきた主人があたしですよ。
作務衣のズボンにかなり色のヨレたTシャツを着たヒゲ坊主のP。
(ヒゲと頭だけは綺麗に刈り込んでいます。)
あたしが客だったら、第一印象は
アウトかもしれないと自分で思うもの。
でもね、今のあたしにネクタイもクールビズも着るつもりはない。
つーか、いまさら着れませぬ。
それが許される
個人商店の豊坂屋。
そして、なぜか理由は定かではないですが、それでもご成約をいただき続ける豊坂屋でありました。
実はここ3日間で、こんなことがありました。
「下見ですが・・・」
とおっしゃってお越しくださいました
お母様とお嬢様。
あれこれとお相手をさせていただいて、商売のことはさておいて、波長が合うというのはわかります。
そういう方に限り、
P特製オリジナル絵本「うんこじいさん」を差し上げます。
(これは、誰にでも渡せる代物ではないのだ)
そして、再来年成人を迎えるそのお二人は、
「まだ時間がありますから、いろいろと見てきますね」
とおっしゃって、帰路につかれたのでありました。
30分後・・・
「おじさん、あれ、面白かったよ」
と店に入ってこられたのは、先ほどのお客様。
そして、
「あれから車の中で、あそこならいいんじゃないと娘と決めました」
とお母さんがおっしゃって、ありがたくもご成約をいただきました。
海老で鯛を釣る・・・ならぬ・・・うんこで振袖を釣る・・・
(あんまりな言い方ですみませぬ)
ということでもないと思いますが、そこには微妙な何かがあったと思われました。
あたしの商売には、その
何かがとても大切なんであろうと、思ったこの頃でありました。
ご成約をいただきました皆様。
心から、ありがとうございました。
PS
今日の
ももちゃん。
ここしばらくは、ももちゃんの定点観測をしています。
(午前10時、開店間際の事務所の机の上からのカメラ)
が・・・
ももちゃんは、いつもお決まりの位置で、向きこそ違え、あまり変化がありません。
それはそれで、良いことなんですよ・・・きっと。