こんにちは。
お陰さまで、曇り空ながら雨を避けることが出来まして、昨日は
稲刈り。
この日を逃したらどうしようという緊張感が多少ありつつ、無事に終えました。
以下、記録。
朝8時、
市野さんには毎度のことながら
オヤッサンのところへ、お米を運ぶコンテナを取りに行ってもらいます。
同時刻、モッコリ山に格納してありますコンバインを始動させるために招集しましたら、
隊長が次男を連れてきてくれた。
長男もいるかと思ったら、この頃野球チームに入って、田んぼよりもそちらが優先らしい。
大きくなるということはそういうことなのだ。
好きなことをズンドコとやるがよろし。
(でも、いつか手伝ってね)
さて、毎年ですが、一年に一度しか使わない
コンバインちゃんを動かすに際して、何かしらこれまでもトラブルがあった。
いきなり動かないことも何度かあった。
で、今回も少なからずの不安をもちながら、バッテリーをつないで始動させてみた。
・・・
隊長が運転席に位置して、キーを回してみる・・・
「にーみさん、動きません・・・」
・・・それは動かないはずです。
クラッチを踏まないと、エンジンはかかりません。
(何年もやっている隊長ですが、この時点で、隊長は機械に弱いということを悟りました)
再度隊長が挑戦。
・・・ドルッ、ドルッ、ドドドド!
オォ、今年は一発で始動したぜ!
田んぼまでの自走を隊長に頼んで、あたしは一足先に田んぼへ。
やがて、市野さんがコンテナを積んでやってきて、
キミ君とヨシヒト君も合流。
さぁて、始めようぜ!
が、エンジンは快調なんだが、動きがおかしいコンバインちゃん。
だましだまし一列目の稲を刈ったところで、ついに動かなくなりました。
ハイ、
毎度恒例のトラブルですね。
もうね、何かあることは当たり前の
田んぼ同好会なんですね。
ただ、今回もそうですが、日限を決めてやっているから、今日出来ないとなると大変困るのことよ。
さて、全員がコンバインに集まりまして、アーダコーダ言いますが直るわけもなく、結局頼みの
イセキサンに電話。
電話の向こうで何が悪いのか?と言われましても、それすらうまく答えられないあたくしたちに、
担当さんが
「とりあえず行きますわ」と言ってくださいまして、
地獄の中に蜘蛛の糸を見つけたのでございます。
やがて、イセキさんご到着。
この人、以前も来てくださって、寡黙に修理をして見事その時は
田植え機を直してくださった。
そんなことが何度もあるものですから、
神様仏様イセキ様とあたしたちは呼んでいます。
さて、寡黙な担当さんが早速に工具箱を下げて、コンバインちゃんと対峙。
あちらこちらを調べて、
「ベルトが逝かれていますね。でも、交換出来る在庫があるかなぁ?」
と思わせぬぶりなことを言われます。
ないとなればしょうがないですが、なければ稲刈りができませぬ。
そこで・・・全員で祈る・・・
「ベルトさん、ありますように・・・」
一旦会社に戻られた担当さんが、およそ30分後に再度現れた。
それまで、田んぼの端っこで動かなくなったコンバインとともに、一同休憩。
で、どうやらそのベルトがあったらしく、寡黙なイセキサンは、何やらブツブツと独り言を言いながら作業を開始。
古いせいもあるかもしれませんが、耐久力勝負の農機具ですから、構造としてはものすごくアナロギーなんだと思います。
それだからこそ、急な故障にも対応できてしまうというのもわかりますが、この担当さん、それから黙々とエンジンの回りで作業してくださいまして・・・
ついにベルト交換完了!
そして、コンバインちゃん、見事復活!
全員、この担当さんを尊敬したですね。
黙って仕事して、きっちり直してくださいました。
まさに、職人!
ありがとうございます!
その後しばらく、あたしたちが動かすコンバインを眺めながら、
「それはこうするんだ」とご指示をいただくときには、大変柔和なお顔だったのが印象的でした。
地獄に仏を見た気がしましたね。
それが10時過ぎのこと。
それからは大変順調に稲刈りを勧めまして、2時間くらいで1号地の稲刈り終了。
ちょうどお昼となりまして、昼食。
市野さんにはノンアルビールをいただきまして、ウマかったなぁ。
さて、残り半分の2号地をやっつけます。
ヨシヒト君と市野さんが、コンバインを見事に操って快調に稲刈りは進みます。
(ヨシヒト君と隊長の息子。ここでかくれんぼをすると、しゃがんだだけで見えなくなる二人です。)
ヒマなこいつらは、二人で仲良く遊んでいました。
(お米を運ぶコンテナの中。体中お米まみれ。)
今や百姓だと自認する市野さんが、最後の一列を刈り終えまして、
稲刈り完了!
無事に、午後4時。14回目の田んぼ同好会稲刈りを終了いたしました。
バンザーイ!
毎年毎回いろいろあるんだけれど、それでもこうしてお米が獲れた。(それがなんと14年)
どこのどちら様というわけでもないですが、そんなあちらこちらのご縁の果ての果てに、あたしたちはおいしいお米をいただきます。
家に帰って、神様にご報告。
あめつちの神様、ありがとうございます。
そしてみんな、ありがとう~!