おはよ。
一昨日の夜、天気予報を見ましたら、どうやらお天気は良いらしい。
・・・ということで、昨日の定休日は、思いつきで
大峰山お祈り旅行を決行いたしました。
AM5時前つるちゃんと出発・・・真っ暗です。
それに、冬用の防寒具に身を包めていますが、かなり寒いのね。
それでも、一度走り出してしまえば、後戻りすることはありませんので、知多半島道路から湾岸線経由で亀山へ。
途中、トリトンから望む真っ暗の中の湾岸工業地帯は、大きな煙の渦がモクモクと立ち、赤い点滅等があちらこちらに瞬いて、まるで
ゴッサムシティーのように、近未来的でありましたよ。
こんな時間でないと見られない光景でした。
さて、亀山からは名阪で針ICまで進みました。
すでに陽は昇っております・・・でも、やはりさぶい・・・
そこからは一般の道を通って、一路、大峰山系の要所となります
洞川(コレでドロガワと読むのだよ)に向かいました。
昨年でしたか、ガイアのお仲間と
天河へ来ました折にも、多分同じ道を通っているのでありますが、あの時は運転手の
荒井さん任せで、マイクロバスの中でボーっとしておりましたので、どこをどう通ってきたかまで覚えていないのでありました。
でも、ひょっこりとこんな所へ出ましたよ。
丹生川上神社下社であります。
ここは以前来たことを覚えていた場所でありました。
あらためて境内を見てみると、青い布の幟には「日本最古の神社」と書いてあります。
確かに大きなお社で、かつてはさぞや立派であったろうと想像はできますが、どことなくひなびています。
本殿の前で参拝させて頂きますと、丁度おばあさんが一人、朝が早かったせいか、そこらを掃いておりました。
おはようございますと声をかけ、お参りの後、社務所に向かいご朱印をいただこうとしますと、そのおばあさんがやってきましてご朱印をくださいました。
あれま、この方が
宮司さんなのかしらん?
おばあちゃんだからというわけではありませんが、なにとはなしに、このうらぶれた境内の来し方を感じ取るPでありました。
さて、そこからほどなく行きますと、右に行けば天河、左に行けば洞川と書いた標識を見つけましたので、今回は左へ折れてまいります。
迷いながらも、やがて・・・
大峰山の入り口にあります遥拝所へ到着いたしました。
実はここから2時間ほど昇って行きますと、頂きのお社がありまして、そこが本来の大峰山本宮ということになるようです。
(今日は時間的に無理なので、昇りません)
ところでこの遥拝所。
あたしの知っている御山信仰の雰囲気とはかなり違っておりました。
富士山であれ、御嶽山であれ、御山は
神様として祀られているものと思っていましたが、この遥拝所には、
観音様や菩薩様が並んでいるのでありました。
・・・なぜ?
だから、お寺のような感じの造りとなっていますのよ。
不思議な所だなぁ・・・と思いながらも、長年の願いが一つ叶いましたので、ここはここで、祈る、祈る、祈る・・・
思う存分祈りまして、来た道を戻り、途中の洞川の宿坊街にまいりました。
ここでは、かつて荒井さんから、是非寄ってみてねといわれたお店があるのでした。
その名は、「
空(くう)」
荒井さんとどういうつながりがあるのか知りませんが、とりあえずご縁と思い行ってみました。
エスニックな雰囲気のアクセサリーやTシャツなどが置いてあります小さなお店でありました。
が、人の気配がありません。
外から中をのぞきこんでありましたら、となりのおばさんがあたしを見つけて、そばに来てくれて、「いると思いますよ」と言いながら、脇にある窓をガンガンガンと叩いて呼び出してくれました。
普段からおヒマなご商売なのでありましょうか?
さて、ありがたいことに中から
ご主人と奥様が姿を見せてくれました。
荒井さんのことを含め、カクカクシカジカで来ましたのよと伝えまして、上がらせて頂き、喫茶もしているということで、暖かい「チャイ」を頂きました。
一息つきながら、ご主人に大峰山のお話をいろいろと伺いました。
「大峰山は、神様ではないようですね」
と尋ねてみましたら、
「大峰山を取り巻く6つのお寺が、それぞれ祀っているのです。」
と言われます。
やはりネ~、なんか違うと思ったもの。
でも、同じ山系の中の三輪大社も天河神社も、アレは神様だったのだけれどなぁ・・・と、やはりあたしは不思議な気持ちのままでありました。
その後、お店を拝見して、少しばかりの買い物をして、お別れいたしました。
ご両人、お世話になりました。
・・・つづく