こんにちは。
なんだか急に寒くなりましたね。
どちら様も、どうぞお体お大切に。
さて、16日だったかな?
丸ちゃんから突然メールが来て、「18日に、イワナ、どうですか?」と連絡が来た。
久しぶりでもあるし、そろそろ山のコロンも懐かしいと思っていたところで、ちょうど次男がお泊りで留守。
これは行くしかないでしょうと思い、返信。
そして、いざ18日を迎えて、春以来のイワナで一泊します。
10時ごろ出発して、さすがに朝晩が冷えると思ったので、今回はテントなし。
で、順調に進みまして、12時半ごろ藤橋到着。
大変良い天気です。
まずはここで、みそぎを兼ねて温泉を楽しむのでした。
・・・身も心も、綺麗になった気がします。
そしていよいよ、イワナ着。
・・・いた。
宿の当主の直木さんが、いつもながらに早く来て、お部屋の掃除などしてくれていたらしい。
そして、
丸ちゃん。
相変わらず、キャンプ道具を満載にして持ってきて、トライポッドを組み立てていた。
ありがとうございます。(あたしのために…)
そんなあたしもお手伝いをしながら、屋外のいろいろの設置が完成。
まだ、日は高い。
そこで、直木さんが動いた。
「じゃぁ、そろそろやろうか?」
何をするかというと、こちら。
冗談だと思っていたら、本当にこれを買ってきた。
で、今からこれを仕掛けるのだという。
・・・
聞いた丸ちゃんが、「ぴかさん、やります?」と、ウェーダーを手にしながらあたしに聞いてきた。
その時の丸ちゃんの、どうにも気乗りのしないやるせなさが満ちたお顔が、あたしは印象的でした。
そしてあたしは、「やりません!」と、ハッキリと答えました。(おじいちゃんは、無理はしない)
二人ウェーダーを着こんで、いよいよ川の中へと進んでいきました。
実は丸ちゃん、脊椎間狭窄症で、左手がしびれています。
それを知っている、直木さんとあたしです。
鬼のような私たちでした。(丸ちゃん、頑張れ)
この日のイワナは、素晴らしく天気が良くて、それはそれは気持ちの良い日でした。
そこで、最近水泳で鍛えて、痛風も治ったと豪語する直木さんが、ずんずんと川の中へ入っていった。
例の「もんどり」を持って・・・
あとに続く、かわいそうな丸ちゃん。
そして、それを写す、冷徹なP。
川へ降りた近いところで、二人が仕掛け始めた。
仕掛けの仕組みは理解しているので、それに沿って川に備えようとするのだが、やってみるとやはりそれは案外難しい。
四苦八苦する二人。
それを、内心笑いながら見ているあたし。(鬼畜)
で、そこではうまくできないことがわかったので、もっと上流へと向かって言った二人でした。
ここより先は、あたしはついていけないので、宿に戻って設営の準備をします。
竈に火を入れ、焚火が完成。
そうこうしているうちに、二人が戻ってきました。
丸ちゃん、川で転んだらしい。
ウェーダーの中まで、水が入っていました。
かわいそうな、丸ちゃん・・・再。
それでも仕掛けはできたそうで、着替えてみんなで宴の開始です。
早速に丸ちゃんが、シイタケのチーズ焼きと、ベーコンとアスパラの串を持ってきた。
いつもながら、心づかいがお見事です。
丸ちゃん、ありがとう。
そして、直木さんは、鍋を用意してきたと言って台所へ。
そして、両手で持ってきたのがこちら。
みずちゃんが野菜まで切ってくれて用意してくれた、赤から鍋。
「ニラは最後に入れたんだ」
と言いながら、その鍋を置いた。
とてもおいしそうである。
あたしはと言えば、家に牛肉があったので、それでささやかな焼肉。
こうして、それは豪華なテーブルとなりました。
ビールの2・3本を皮切りに、直木さんが焼酎と日本酒を持ってきた。
それを、グラスにドバドバと入れて、二人で飲む。
「どの程度で割ったらいいのかわからない」
といって、焼酎をドバドバ注ぐ。
言われるがまま、あたしはいただく。
陽も落ちて、電気が灯るころには、焼酎が空になって日本酒に突入。
直木さんが、鍋に水を入れて、コンロに乗せた。
「これで、燗を付けるのだ」
日本酒をしっかりと注いだグラスをそのまま、お湯の中へ。
そして、それを渡してくれた。
渡されるがまま、それをいただく。
彼は彼で、自分で飲んでいる。
自分で、酔ったわぁ~と言いながら、飲んでいる。
やがて、
彼は・・・壊れた。
(ちなみに丸ちゃんは下戸なので、まったく素面。かわいそうな、丸ちゃん・・・再々)
それでも、あたしも大変酔いまして、大変楽しい宴でした。
さて、寒くなってきたので、屋内へ移動。
丸ちゃん、今回も電気カーペットを持ってきてくれた。
その上で、多分みんなでゴロゴロしていたのだろう。
なんとな~く、話した欠片は覚えているが、このあたりから記憶がなくなっていったのですね。
そして、いつ寝たとも知らずに、あたしは朝を迎えるのでありました。
・・・あぁ、自分が怖い。
明けて、6時過ぎくらいかな?
体内時計通りに目が覚めた。
直木さんも、目覚めていたようだ。
もそもそと起きて、酒が大して残っていないことに安心した。
彼も、元気そうである・・・よかった。
あたしがコーヒーを出すと、丸ちゃんが焼いたパンを出してくれた。
あぁ・・・おいち。
そうしてしばらくしたら、ヤツがまた動き出した。
「魚を捕ってくる。ぴかさんは何匹食べる?」
と、不敵な顔をして言った。
「じゃ、一匹で」
と答えると、またぞろ丸ちゃんとウェーダーを履いて、川に向かっていった。
かわいそうな、丸ちゃん・・・数えきれない。
そして、
それでも仕掛けを取り上げたらしい。
戻ってきて、彼は言った。
「もんどりの魚を捕らえるところは、口を閉めなくてはいけないところ、開けっ放しであった」・・・と。
それを、変わらない柔和なお顔で、丸ちゃんは聞いていました。
朝日の射す、美しいイワナの光景でした。
さて、9時になり、あたしはお暇しました。
二日間、直木さん、丸ちゃん、本当にありがとうございました。
毎度ながら、おいしく楽しい、イワナでした。
これに懲りずに、また遊んでください。
ごちそうさまでした。
本当に、ありがとうございました。