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雪のイワナは、罰ゲームだった。

2018-02-15 13:35:00 | ノンジャンル
こんにちは。

定休日二日目。

昨日は、大好きな林直木さんに誘われて、彼の別荘の「イワナの森」次男と出かけました。

以下、回想。


2月14日。

バレンタインデーですが、独身のあたしに用はない。(号泣)

たまさか久しぶりに次男の休みと重なりましたので、当初、温泉にでも行こうか?と話していました。

そうさな・・・長島温泉にでも行って、アウトレットモールで、何か買い物してもいいかな?と思っていましたところ、2日前にその林直木さんからメッセージが・・・

「水曜日(14日)、ボクは行きますが、イワナ来ませんか?」

いつもながらに、お心を配っていただいて、お誘いをいただきました。

イワナ・・・正式には「イワナの森」といいまして、彼の別荘です。

それが岐阜の山奥にあります。

夏に何度か訪れまして、それはそれは素敵なところです。

ただ、冬は雪が降る、積もる。

・・・

当初の温泉あたりでという計画もありましたので、行けたら行きますね・・・とお答えしました。


そして前日の夜。

次男に「林さんというあたしのお友達が、別荘にお誘いくださっているのだが、行く?」と聞いたら、「行く」と言う。

・・・う~む。

懸案事項としまして、あたしのフリードはノーマルタイヤです。

・・・

林さんに、早速お尋ねしてみました。

「ノーマルタイヤで、マジ、大丈夫ですか?」

林 「ボクなんて、FRの車の上にノーマルタイヤで楽勝ですよ」

(こののフラグに気づくべきだった)


大好きな林さんです。

・・・信じました。


明けて翌日。

10時に羽島のバローに集合と言うことで、次男と久しぶりにシルビア(近所の喫茶店)でモーニングを食べて出かけました。(ノーマルタイヤのフリードで)

定刻10分前、無事到着。

先着の林さんがあたしたちを見つけてくれて、やぁやぁとご挨拶。

その後、今回ご一緒します、丸ちゃんとタダスさんも合流。

さて、行こうか?


丸ちゃんのスタッドレス付きベルファイヤーに林さん、タダスさんを乗せて、あたしたちはその後を付いていきました。

(丸ちゃん、意外に飛ばします)

そこから約1時間。

だんだんと山に入っていきました。

・・・、道路に雪・・・のこっとるがね。


でも、ここまで来たから、行ける所までは行かないとしょうがなくなっています。

隣で次男が「危ない!」を連発しています。

お前の命は、お父さんが守る!任せなさい!


それから、イワナの森入り口まで、何とか無事到着。

がっ!

ここからが本当の試練でした。



道中は除雪がされていたのですが、そこから外れたイワナまでの小道は、雪深くて歩いていかないといけない。

それを承知はして、いずれのためと思って、スノーシューを自分用にだけ買っていました。

ただ、最悪長靴でも行けるんぢゃね?

と軽く考えていたあたしが馬鹿だった。


雪・・・70センチくらいあります。

そこを、雪中行軍します。

そんな時、大好きな林さんが、

「長靴では無理だよ、これを貸してあげよう」

と言って、わざわざご用意いただいたのだと思えるウエェーダーを取り出してくれました。

「ありがとうございます。では、あたしがそれを履かせていただきます」

と言ったところ、大好きな林さんは、

「雪をなめたらいかん。年寄りには無理だ。ボクが履くから、ボクのスノーシューを履いていきなさい」

と、やさしくおっしゃった。

(あたし還暦・・・直木さん51歳)

・・・

お言葉に甘えて、次男用にスノーシューお借りしました。




さて、林さん以外、ほぼこんな雪道は初めてのその他4名。

心優しい丸ちゃんは、今回用に得意のお料理を披露するべく、機材と食材をたっぷり用意したようです。

ただ、それをイワナまで運ばないといけません・・・徒歩で。

・・・

およそ100メートル行ったところで、その荷物・・・置き去りにしました。

運ぶのは無理だと判断したようです。

最小限の食材だけもって、ヒーヒーいいながら、何とかイワナ到着。


ちなみにあたくしと次男、あまりの雪に困惑しましたが、丸ちゃんたちに食材を運ぶのを任せましたので、先頭に立って、ラッセル(除雪)役だと思って、次男は4kgの水とあたしはすぐに食べられる軽い食材だけもって、ズンドコとイワナを目指しました。(300メートルくらいかな)


やがて無事到着。

途中、死にそうだった丸ちゃん。




相変わらず、あたしは高校の社会科の先生みたいだなと思っているタダスさん。(他意はありません)




そして、道中何度も嗚咽のようなため息のような「ぶはぁ~~~」と言っていた次男。


(彼が濡れているのは、汗です)

そして、しんがりにオーナー直木さん。
(すまん、画像取り忘れ)


こうして、無事全員、イワナ到着いたしました。

(エベレストを制覇したような顔つきのみんなでした)


チョット落ち着こうと思いまして、次男持参の水で湯を沸かし、持ってきたインスタントコーヒーで小休止。

そして、お昼を過ぎていましたので(イワナまでの雪中行軍、30分ほどかかりました)、疲れた体に鞭打って、丸ちゃんがキムチ鍋を作ってくれました。

・・・めっちゃうまかったぜ!

丸ちゃん、いつもありがとう!

(あたしはあなたが大好きです)




さて、実は、今回は次男への予定として、温泉に入ろうという計画でした。

ここに来る道中に藤橋温泉というのがありまして、帰りに是非そこはによって、渋滞を避けて、5時には帰ろうと予定していました。

そのため、着いてからどうだろう? 1時間ちょっとの滞在で、おいしい丸ちゃんの鍋を頂いて、皆さまにはお礼を申して帰ります。

(帰路も、大好きな直木さんのスノーシューお借りしました。助かりました、ありがとうございました。)


往路のしんどさを、帰路もと思っていた次男でした。

浮かない顔をしていました。

そして、親子二人で帰ります。

・・・

歩き始めて、気がついたらしい。

すでにラッセルされた道で、それも下り。

これまで一緒にお山に登ったから、彼にもわかると思って声をかけました。

「上るのは大変なんだが、下るのは楽なんだ」

その後、意気揚々と歩いた次男でした。


ふと、途中に置き去りにされたコールマンのBOXがあった。

二人で一緒に持ちながら、次男に声をかけて、出来る限りおろしました。

最後まではいけず、残念。

そして、車の置いてある元の場所に到着。


さぁて、あとは温泉に入って、帰るだけだぞ!


雪の残る、ところどころアイスバーンみたいな気持ちの悪い帰り道を10分後、藤橋温泉到着。

・・・がっ!

なんと!お風呂の修理中で、休業。

これには次男もショック!



こればかりは、しょうあんめい。

気を取り直して、帰路に着きました。


その後、予定通り、5時前に無事に帰宅。

車の中で、次男が言ったんです。

あたし「もういやだと思わなかったかい?」

すると次男は、

「楽しかった」

と答えてくれました。

あたしのとっては、何よりの言葉でした。

孔也くん

よく頑張りました。

お父さんは、きみを誇りに思います。



温泉が残念だったので、晩ご飯は外食。

すぐ近くのやたい寿司で、あの地獄のイワナからの無事の生還を祝って、二人で乾杯しました。





ボーっと過ごすのも一日ですが、こうして何事かあるというのは、実はとても面白い。

(さすがに毎日だとつらいかもしれませんが)

それを実感した一日でした。


声をかけてご縁を作ってくださった、大好きな直木さん(もう、ええかな?)

ありがとうございました。

あたしたちのために、ウェーダーであのきっつい道を歩いてくださいまして、重ねてお礼申します。


ご一緒いただいた、丸ちゃん、タダスさん。

楽しかったです、ありがとうございました。

また、遊びましょうね。


みんな、ありがとう~!!!






閑話休題

直木さんが、「冬のイワナに行くには、スノーシューが必要です」と言ったので、その時酔っていたあたしは、記憶がないですが、早速にアマゾンでポチリましたところ、それを見ていたらしい丸ちゃん(彼はお酒が飲めない)も、何を思ったか?スノーシューを買った。
・・・あたしは、こういうおバカが大好きです。




ここに至るまでの経緯で、敬愛するイワナオーナーの直木さんの言葉どおりに、ノーマルタイヤでのアタック、そして、徒歩での別荘までへの楽勝の道中を信じていましたが、さて、ここからは歩くぞというところで彼が放った一言。

「こんなひどい雪は、初めてだ!」

・・・

直木さん・・・

勘弁してください。


それでも、ありがとうございます。



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