こんにちは。
沖縄戦没者慰霊式典。
ちょうど今、NHKの中継で高校生の詩を聞いたところです。
過日の東北被災地がダブりまして、また涙が流れるのでありました。
忘れまじ・・・
さて、東北ツーリング5日目です。
この日は天気予報で、朝早い時間は天気が悪いながら、ゆっくりと回復するというようなお達しでしたので、少々出発を送らせて6時にユースをでました。
まずは、ここのそばにあります氏神様のお参り。
胡四王神社(こしのうじんじゃ)と申します。
それは、すぐ近くにあります。
鎮守の森にあるのだろうと登ってみましたが、20分ほど登っても現れない。
鳥居があるから、参道には違いないですが、おかしいなと思いまして引き返し、偶然出会ったオバアサンに聞いてみた。
すると、
「バイクなら、宮沢賢治記念館の横に道があるから、そこから行くとよい」
と教えてくださった。
お山をぐるっと回りまして、それらしい道を進みますと・・・
ありました。
生きとし生けるものが幸せでありますように
あまねく、穏やかでありますように
・・・祈りは同じです。
次に向かったのが、毘沙門堂。
これも近くにあります。
ここには8世紀に作られた古いお堂があるというので、やってきました。
こちら。
東北というのは面白くて、地図を見るとよくわかるのですが、秋田岩手以北は、神社が少ない。
あったとしても、こういった大変古~いお社です。
藤原三代の頃の遺物ともいえますが、それ以後、宗教という形では栄えなかったのではないかとさえ思われます。
それは、もしかするとあたしが遠野で感じたように、人が生も死も含めて、自然物の一つであるということを当たり前として暮らしていたからではないだろうか?と思ったりしました。
草が時を得て枯れるように、ウサギがたまたまキツネに食われるように、己が命もそれまでという死生観において、求める救いは宗教ではないかもしれないな・・・
それは、河童のいたずらだったり、座敷わらしのご褒美だったり、そんなことの方がずっとわかりやすい辻褄だったと思えたのね。
さて、その後は平泉 中尊寺へ。
世界遺産だよ。
8時半ごろに到着。
丁度入口が開いた頃でした。
駐車場に亀太郎を止めて、境内へと入っていきました。
どこをどう歩いていいものか分からずに、まずは最初に出会った人に訪ねてみた。
境内には小さなお寺がいくつもありまして、その中の一つの社務所兼お土産売り場みたいなところのおばちゃんでした。
「宝物館に行くと案内がありますよ」と教えていただいて、せっかくなのでここの御朱印を頂いて宝物館へ。
中には立派な仏様がおられました。(撮影不可)
そして、案内のパンフレットを手に入れてではと歩いてみます。
そのそばにあの有名な金色堂。
五月雨を 降り残してや 光リ堂 (芭蕉)
それは美しい金色でした。
参道のままに歩いてみます。
10ほどもありますそれぞれのお寺にもお参りしまして、さて次へ。
そこで思い出した。
最初に出逢ったオバサンが、「モウツウジにも行かれるとよろしい」と言っていた。
そのモウツウジをナビ子ちゃんで検索してみます。
どうやら近いです。
ということで、急遽モウツウジへ。
こちら
毛越寺と書くらしい。
こちら本堂。
元々は、中尊寺よりも立派なお寺だったんです(8世紀頃の話ですよ)と、受付のおネイサンが教えてくれました。
中には曲水の宴が催されるような立派な池と築山がありました。
藤原の栄華をしのばせておりますね。
ただ、今となっては栄枯盛衰を知らされる風情です。
夏草や つわものどもが 夢の跡
無残やな 甲の下の きりぎりす
どこで作られた歌か知りませんが、そんな俳句が浮かんだところでした。
時間はありましてせっかくここまで来たので、見るところが他にないか?と地図を見ると、厳美渓と猊美溪という名所があるらしい。
で、行ってみた。
こちら、厳美渓
奇岩奇石の渓谷です。
しばらく歩いてみました。
すると、川の向こうからワイヤーを伝って、なにやらカゴが降りてきた。
ん?なんぞ?と思ってそちらに向かってみますと、カゴにはお団子が入っていて、川のこちらからあちらの団子屋さんに注文をすると、ワイヤーで川を超えてお団子を届けてくれているらしい。
テレビで観たことがありますが、こことは知らなんだ。
ここから(がっこうだんごと言うんだね)
これが届きます。(あたしは頼みませんでした)
いろいろな商売があるものですねぇ。
さて、次は猊美渓。
が・・・
ここは船でないと行けないらしい。
聞いてみたら、往復1時間半かかるという。
諦めまして、次の目的地へと向かう事と致しました。
次に向かうは、山形を通過しまして本日のメインイベントの立石寺。
閑かさや 岩にしみいる 蝉の声
でおなじみのところです。
が、行ったことがないからただのお寺だと思っていた。
(相変わらず、あまり予備知識を得ていない)
それは・・・山でした。
山全体が山寺と称されたお寺になっておりました。
ボチボチと歩きます。
やがて、奥の院。
こんなところも。
谷の向こうにお堂があります。
まさしく修験のお山ですね。
山形に入りましたら、気温は一気に上がって27,8度あったんではないでしょうか?
汗をかきかき、お山をめぐりましたですよ。
しっかりとお参りをさせていただきまして、今日は山形市内の山形七日町ワシントンホテルに泊まります。
全国チェーンのワシントンホテルがここではユースも兼ねておりました。
5時前に無事到着。
すっかりくつろいだのでありました。
街を歩いてみたのですが、結局この日の夕食は・・・ラーメン。
それも、東京の有名店で修行したという人のラーメン。
山形の名物は、何なのだったのでしょうか?
そんなこんなで夜は更けていく・・・
本日の走行距離 320km
5日目 おわり。
沖縄戦没者慰霊式典。
ちょうど今、NHKの中継で高校生の詩を聞いたところです。
過日の東北被災地がダブりまして、また涙が流れるのでありました。
忘れまじ・・・
さて、東北ツーリング5日目です。
この日は天気予報で、朝早い時間は天気が悪いながら、ゆっくりと回復するというようなお達しでしたので、少々出発を送らせて6時にユースをでました。
まずは、ここのそばにあります氏神様のお参り。
胡四王神社(こしのうじんじゃ)と申します。
それは、すぐ近くにあります。
鎮守の森にあるのだろうと登ってみましたが、20分ほど登っても現れない。
鳥居があるから、参道には違いないですが、おかしいなと思いまして引き返し、偶然出会ったオバアサンに聞いてみた。
すると、
「バイクなら、宮沢賢治記念館の横に道があるから、そこから行くとよい」
と教えてくださった。
お山をぐるっと回りまして、それらしい道を進みますと・・・
ありました。
生きとし生けるものが幸せでありますように
あまねく、穏やかでありますように
・・・祈りは同じです。
次に向かったのが、毘沙門堂。
これも近くにあります。
ここには8世紀に作られた古いお堂があるというので、やってきました。
こちら。
東北というのは面白くて、地図を見るとよくわかるのですが、秋田岩手以北は、神社が少ない。
あったとしても、こういった大変古~いお社です。
藤原三代の頃の遺物ともいえますが、それ以後、宗教という形では栄えなかったのではないかとさえ思われます。
それは、もしかするとあたしが遠野で感じたように、人が生も死も含めて、自然物の一つであるということを当たり前として暮らしていたからではないだろうか?と思ったりしました。
草が時を得て枯れるように、ウサギがたまたまキツネに食われるように、己が命もそれまでという死生観において、求める救いは宗教ではないかもしれないな・・・
それは、河童のいたずらだったり、座敷わらしのご褒美だったり、そんなことの方がずっとわかりやすい辻褄だったと思えたのね。
さて、その後は平泉 中尊寺へ。
世界遺産だよ。
8時半ごろに到着。
丁度入口が開いた頃でした。
駐車場に亀太郎を止めて、境内へと入っていきました。
どこをどう歩いていいものか分からずに、まずは最初に出会った人に訪ねてみた。
境内には小さなお寺がいくつもありまして、その中の一つの社務所兼お土産売り場みたいなところのおばちゃんでした。
「宝物館に行くと案内がありますよ」と教えていただいて、せっかくなのでここの御朱印を頂いて宝物館へ。
中には立派な仏様がおられました。(撮影不可)
そして、案内のパンフレットを手に入れてではと歩いてみます。
そのそばにあの有名な金色堂。
五月雨を 降り残してや 光リ堂 (芭蕉)
それは美しい金色でした。
参道のままに歩いてみます。
10ほどもありますそれぞれのお寺にもお参りしまして、さて次へ。
そこで思い出した。
最初に出逢ったオバサンが、「モウツウジにも行かれるとよろしい」と言っていた。
そのモウツウジをナビ子ちゃんで検索してみます。
どうやら近いです。
ということで、急遽モウツウジへ。
こちら
毛越寺と書くらしい。
こちら本堂。
元々は、中尊寺よりも立派なお寺だったんです(8世紀頃の話ですよ)と、受付のおネイサンが教えてくれました。
中には曲水の宴が催されるような立派な池と築山がありました。
藤原の栄華をしのばせておりますね。
ただ、今となっては栄枯盛衰を知らされる風情です。
夏草や つわものどもが 夢の跡
無残やな 甲の下の きりぎりす
どこで作られた歌か知りませんが、そんな俳句が浮かんだところでした。
時間はありましてせっかくここまで来たので、見るところが他にないか?と地図を見ると、厳美渓と猊美溪という名所があるらしい。
で、行ってみた。
こちら、厳美渓
奇岩奇石の渓谷です。
しばらく歩いてみました。
すると、川の向こうからワイヤーを伝って、なにやらカゴが降りてきた。
ん?なんぞ?と思ってそちらに向かってみますと、カゴにはお団子が入っていて、川のこちらからあちらの団子屋さんに注文をすると、ワイヤーで川を超えてお団子を届けてくれているらしい。
テレビで観たことがありますが、こことは知らなんだ。
ここから(がっこうだんごと言うんだね)
これが届きます。(あたしは頼みませんでした)
いろいろな商売があるものですねぇ。
さて、次は猊美渓。
が・・・
ここは船でないと行けないらしい。
聞いてみたら、往復1時間半かかるという。
諦めまして、次の目的地へと向かう事と致しました。
次に向かうは、山形を通過しまして本日のメインイベントの立石寺。
閑かさや 岩にしみいる 蝉の声
でおなじみのところです。
が、行ったことがないからただのお寺だと思っていた。
(相変わらず、あまり予備知識を得ていない)
それは・・・山でした。
山全体が山寺と称されたお寺になっておりました。
ボチボチと歩きます。
やがて、奥の院。
こんなところも。
谷の向こうにお堂があります。
まさしく修験のお山ですね。
山形に入りましたら、気温は一気に上がって27,8度あったんではないでしょうか?
汗をかきかき、お山をめぐりましたですよ。
しっかりとお参りをさせていただきまして、今日は山形市内の山形七日町ワシントンホテルに泊まります。
全国チェーンのワシントンホテルがここではユースも兼ねておりました。
5時前に無事到着。
すっかりくつろいだのでありました。
街を歩いてみたのですが、結局この日の夕食は・・・ラーメン。
それも、東京の有名店で修行したという人のラーメン。
山形の名物は、何なのだったのでしょうか?
そんなこんなで夜は更けていく・・・
本日の走行距離 320km
5日目 おわり。