びっくりする授業に出会うことがある。
それは、教師がしゃべりまくる授業である。子どもは聴いているだけである。
殆どの場合、話も下手である。
よく聴いているなあと感心する位聴いている。
子どもに一番つく力はきっと忍耐力であろう。
テンポが良くて心地よい授業に共通するのは、教師の発言に無駄がないことである。
言うべき言葉だけを発する。いうことがなければ、発言しない。しゃべらずに間をとることでかえってよい緊張感が生まれてくる。
発言の多すぎる教師は、きっと自分の授業のテープ起こしをやったことはないだろう。いや、その前に、自分の授業の音声記録を聴いたことすらないはずだ。
聴いたことがあれば、あのような意味のない発言はしないはずだからである。