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討論の授業へのステップ

2015年11月10日 | 授業づくり

 勤務校には、「学びの3K」という言葉がある。

 これは、「聞く、考える、交流する」の頭文字をとった言葉である。

自分は、この「学びの3K」を充実させるには、討論を取り入れた授業が適していると考えている。どちらの考えがより正しいかを考え、発表することで、自然と「聞く、考える、交流する」という学習活動が生まれるからである。


「学びの3K」を充実させる討論の授業へのステップ

 

 「学びの3K」を充実させる討論の授業へのステップは、次のように考えている。

1 選択的発問をする。
  (例)「この2人の若者は『紳士』ですか?」(「注文の多い料理店」の場合)

2 どちらが正しいか選択させる。
 「『紳士』だと考える人は、○。違う人は×をノートに書きなさい。」

3 挙手して人数を確認する。
「○の人?(・・・黒板に人数を書く。)」 「×の人?(・・・黒板に人数を書く。)」

4 なぜ自分の考えが正しいか、もしくは相手が間違っているかを発表させる。
 (論点がずれたときは、教師が修正する)

5 発言が終わったところで、もう一度自分はどちらの考えかを選択させる。
 「○の人?(・・・黒板に人数を書く。)」 「×の人?(・・・黒板に人数を書く。)」

6 話合いの中で、良く発表した子、良く聞いていた子を褒める。
  (必要があれば、教師の考えを述べる。)

 とても荒いが、大まかには、上のようなステップを踏めば、「学びの3K」は少しは充実する気がする。




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