ラジオ体操は、多くの団体や会社で行われている。
簡単で、しかも体の多くの部位を動かせる。
健康に資するという意味では、今も(これからも)大きな価値がある。
ほとんどの人は、小学校で学んだ動きを大人になってからも続けていることだろう。
その「小学校で学んだ動き」には、実はポイントを外している動きがある。
一般の方々にとっては、ポイントを外した運動であってもいいと思う。
体を動かす爽快感を味わってもらえれば十分だと思う。
しかし、小学校の教員をしている方には、より正しい動きを意識していただきたい。
なぜかというと、その教員が指導した動きが、そのまま大人になっても引き継がれるからである。
「せめてこの動きは指導できるようになってほしい。」というポイントがある。
とりあえず2つ紹介する。
1 背伸びの運動(1番初めの運動)
イチニイの「ニイ」で、しっかり腕を上に伸ばす。(「ニイ」の段階で腕を下ろす人がいる。)
「ニイ」で伸ばした後に、サンシで横に下ろす。
この動きができると、背筋がグンと伸びている感じがわかると思う。
この運動は、できている方もいると思う。
しかし、次の運動は、ほとんどの小学校教員ができていない。
これまで私た見た限り、できる人は1%くらいではないだろうか。
2 足を曲げ伸ばす運動(2番目の運動)
かかとはほとんど床につけない。
かかとをつけるのは、次の時だけ。
「イチ ニイ サンシ ゴー ロク シチ ハチ」の大きな文字の時だけ、一瞬かかとを床につける。
かかとを床につけないので、ふくらはぎの筋肉をよく使っていることが分かると思う。
なんとなく動いた時と、かかとをつけるタイミングを意識して動いた時とでは、かなり違うことに気づくのではないだろうか?
(終わりに動画のリンクを貼っておくので、動きはそちらでご確認ください。)
たかがラジオ体操と思うかもしれないが、正しく動くことができれば、それだけ運動効果は高い。
小学校の教員であれば、初めてラジオ体操を学ぶ小学生に、より正しい動きを指導できるようになっていただきたい。
なんとなく動いた場合と、ポイントを意識して動いた場合では、筋肉の使い方が違ってくることを比較させながら指導すれば、おもしろいと思う。
正しく動けばそれだけ筋肉はほぐれ、筋力も高まる。
運動効果、ダイエット効果は高まり、その動きは美しい。
ラジオ体操は、動画を見て真似をするのが手っ取り早いかもしれない。
動画はこちら・・・ラジオ体操の動画
図解もある ・・・ラジオ体操の図解
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