松尾芭蕉(1644-1694)に奥州の最上川を詠んだ有名な俳句があります。
「五月雨をあつめて早し最上川」
与謝蕪村(1716-1783)にも芭蕉のこの句を意識したものがあります。自然と人間の対比が見事です。
「さみだれや大河を前に家二軒」
芭蕉の「奥の細道」にはもうひとつ最上川を詠んだ句があり、芭蕉の中では一番の「お気に入り」です。
「暑き日を海にいれたり最上川」
高浜虚子(1874-1959)にも最上川を詠み込んだ句があり、謙虚な感じが気に入っています。
「夏山の 襟を正して 最上川」
季節が違い、俳句と短歌の違いもありますが、斎藤茂吉(1882-1953)に郷里の最上川を詠んだ歌がいくつもあります。
「最上川逆白波のたつまでにふぶくゆふべと なりにけるかも」
「此の岸も彼の岸も共に白くなり最上の川はおのづからなる」
「ながらへてあれば涙のいづるまで最上の川の春ををしまむ」
「五月雨をあつめて早し最上川」
与謝蕪村(1716-1783)にも芭蕉のこの句を意識したものがあります。自然と人間の対比が見事です。
「さみだれや大河を前に家二軒」
芭蕉の「奥の細道」にはもうひとつ最上川を詠んだ句があり、芭蕉の中では一番の「お気に入り」です。
「暑き日を海にいれたり最上川」
高浜虚子(1874-1959)にも最上川を詠み込んだ句があり、謙虚な感じが気に入っています。
「夏山の 襟を正して 最上川」
季節が違い、俳句と短歌の違いもありますが、斎藤茂吉(1882-1953)に郷里の最上川を詠んだ歌がいくつもあります。
「最上川逆白波のたつまでにふぶくゆふべと なりにけるかも」
「此の岸も彼の岸も共に白くなり最上の川はおのづからなる」
「ながらへてあれば涙のいづるまで最上の川の春ををしまむ」