笠新道は燕岳の合戦尾根と烏帽子岳のブナ立て尾根と並び北アルプス三大急登と言われる急登で有名なルート。
昔、双六岳から笠ヶ岳へ縦走した帰りに下山した時に随分長い尾根だな~といった印象のところ。
登りのは実は始めてでした。
地図を見ていると急登ルートは水平換算にすると短いのです。
ですから歩く距離は短いので自分のペースを守っていれば大丈夫!と思い登ればよいのです。
実際のところ笠新道は登山道整備がしっかりしていて、足場もちゃんとしていて危険箇所が無いので、日頃から体を動かし己の体力を知っていれば早い遅いはあるがちゃんと登れる登山道であるというのが私の印象です。
急登であることは以前下山した時と今回の登山前の地図で確認していたので登り出す前に体を温めておかねばと左俣林道は軽く汗ばむ程度のペースで歩き登り出す前に体を温めておこうと早足で歩く。
新穂高から30分程度歩くと笠新道の入口がみえてきて、一瞬ぎょっとする大勢の人が登る準備をしている!これは難儀するかな?と身構える。
登り出す前にカロリーと水分補給をし笠新道の登攀を開始しようとすると10名ぐらいのパーティーが歩き出し登攀開始が一緒になってしまう。
まぁゆったりついていけばいいや!と思い歩き出すが先行パーティーは大変遅い。しかも登りだしが一緒なので私のペースが分からず譲ってくれない・・・。5分ぐらい付いて歩いたのですが、このペースでは日帰りはできない!!と悟り。意を決して「すみません、先へ行かせてください」と声をかけ行かせてもらう。
それからは、ゆったりと自分のペースを守り歩こうとすると次ぎから次ぎに追いついてしまう。まぁ追いつくので皆さん「先へ行ってください」と道を譲ってくれます。申し訳ないので追い抜くときはペースをぐっとあげてぬきます。
そんなことを繰り返したために杓子平から登りで急にきつくなってしまいました・・・・
やはり一定のペースで歩かないと駄目だな~と思い笠新道を登り切ったところで思いましたが、想定していた時間よりかなり早い3時間30分ほどで登ってしまったのですが・・・
笠新道の登る途中に、こんにちは~と挨拶し大勢の人を追い抜いた中に知り合いがいて「あっ!管理人さん」と声をかけられビックリ。「管理人さんはどちらまで?」「笠ヶ岳まで」「そうですが、泊まりはどこですか?」「いや日帰り」「えっ?日帰りですか」「それなら、帰りにまた会いますね」「クリヤに下りる予定だから会いませんよ」「クリヤですか」なんてやりとりをしました。
こんなことを書くと、笠ヶ岳の日帰りを目指し修行僧に歩いたと思われてしまうのですが、登りだしの森や穂高や焼岳の眺望を楽しみ、杓子平からは笠ヶ岳やクリヤ方面の稜線を堪能しながら歩いてはいました。
ただ、おいついてしまうので歩いている時のペースをあげていただけなのです。
登りだしの森はブナ・ミズナラ原生林とされていましたが、私の印象ではブナ・ミズナラ林にネズコやチョウセンゴヨウが混交する魅力的な樹種構成の針広混交林といった印象。亜高山にはいるとコメツガとダケカンバの混交林となり樹林帯を抜けます。樹林帯を越えると雪田植生と砂礫地が連続し、振り向けば穂高連峰や焼岳、乗鞍がみえる眺望の良い登りとなります。
個人的には杓子平から見る笠ヶ岳から連なる峰峰が美しく笠ヶ岳山頂を越えてからの山歩歩きが楽しみになってきます。
そんな光景を撮影しようと時折立ち止まったりしていたので杓子平まではさほどきつく感じなかった笠新道では無かったのです。
といっても笠新道の登りでは私より早い人は珍しくおらず目の前のパーティーを全て抜き去ってしまったのです。
今回の笠ヶ岳登山で思ったのは、ひょっとして私って早い?なんて自惚れてしまったりしていたのですが実際は超人的に早く登攀するだけの足は私にはありません!!
ちょっとくどいですが、笠新道は日頃からトレーニングをしていれば困難ではなく楽しめます。
ただ日頃の運動を怠っているのに無謀にも笠新道を登る人にとっては地獄といったところです。
日頃から運動をし一定のペースを守り歩ける人なら問題無く安全に登ることができるルートであるというのが私の笠新道に対する評価です。(管理人)
笠新道入口には大勢の人が
ブナ・ミズナラ林にネズコが混交する魅力的な森が登り始めに楽しめます
見事な根あがりのチョウセンゴヨウ
晴れていれば1時間ほど登ると穂高が見えてきます
登攀開始をして1時間強で亜高山針葉樹林があるのですが森林限界付近で観察できるオオシラビソを見かけることはできず少し植生遷移が教科書とは違っていてコメツガ林の上即ハイマツ帯となります
焼岳と乗鞍。火山が2つ並び迫力があります
杓子平を越えてからガスが空を覆い出しました
ガスる前は美しい秋空が広がっていて気持ちよかったです
笠ヶ岳山頂からクリヤ方面にのびる稜線。ここを行くんだ~と思いながら写真を撮りました
ガスに覆われ始めた穂高。
想定より1時間早く笠新道の最上部に到着
次回は笠ヶ岳山頂付近を紹介しま~す!!
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昔、双六岳から笠ヶ岳へ縦走した帰りに下山した時に随分長い尾根だな~といった印象のところ。
登りのは実は始めてでした。
地図を見ていると急登ルートは水平換算にすると短いのです。
ですから歩く距離は短いので自分のペースを守っていれば大丈夫!と思い登ればよいのです。
実際のところ笠新道は登山道整備がしっかりしていて、足場もちゃんとしていて危険箇所が無いので、日頃から体を動かし己の体力を知っていれば早い遅いはあるがちゃんと登れる登山道であるというのが私の印象です。
急登であることは以前下山した時と今回の登山前の地図で確認していたので登り出す前に体を温めておかねばと左俣林道は軽く汗ばむ程度のペースで歩き登り出す前に体を温めておこうと早足で歩く。
新穂高から30分程度歩くと笠新道の入口がみえてきて、一瞬ぎょっとする大勢の人が登る準備をしている!これは難儀するかな?と身構える。
登り出す前にカロリーと水分補給をし笠新道の登攀を開始しようとすると10名ぐらいのパーティーが歩き出し登攀開始が一緒になってしまう。
まぁゆったりついていけばいいや!と思い歩き出すが先行パーティーは大変遅い。しかも登りだしが一緒なので私のペースが分からず譲ってくれない・・・。5分ぐらい付いて歩いたのですが、このペースでは日帰りはできない!!と悟り。意を決して「すみません、先へ行かせてください」と声をかけ行かせてもらう。
それからは、ゆったりと自分のペースを守り歩こうとすると次ぎから次ぎに追いついてしまう。まぁ追いつくので皆さん「先へ行ってください」と道を譲ってくれます。申し訳ないので追い抜くときはペースをぐっとあげてぬきます。
そんなことを繰り返したために杓子平から登りで急にきつくなってしまいました・・・・
やはり一定のペースで歩かないと駄目だな~と思い笠新道を登り切ったところで思いましたが、想定していた時間よりかなり早い3時間30分ほどで登ってしまったのですが・・・
笠新道の登る途中に、こんにちは~と挨拶し大勢の人を追い抜いた中に知り合いがいて「あっ!管理人さん」と声をかけられビックリ。「管理人さんはどちらまで?」「笠ヶ岳まで」「そうですが、泊まりはどこですか?」「いや日帰り」「えっ?日帰りですか」「それなら、帰りにまた会いますね」「クリヤに下りる予定だから会いませんよ」「クリヤですか」なんてやりとりをしました。
こんなことを書くと、笠ヶ岳の日帰りを目指し修行僧に歩いたと思われてしまうのですが、登りだしの森や穂高や焼岳の眺望を楽しみ、杓子平からは笠ヶ岳やクリヤ方面の稜線を堪能しながら歩いてはいました。
ただ、おいついてしまうので歩いている時のペースをあげていただけなのです。
登りだしの森はブナ・ミズナラ原生林とされていましたが、私の印象ではブナ・ミズナラ林にネズコやチョウセンゴヨウが混交する魅力的な樹種構成の針広混交林といった印象。亜高山にはいるとコメツガとダケカンバの混交林となり樹林帯を抜けます。樹林帯を越えると雪田植生と砂礫地が連続し、振り向けば穂高連峰や焼岳、乗鞍がみえる眺望の良い登りとなります。
個人的には杓子平から見る笠ヶ岳から連なる峰峰が美しく笠ヶ岳山頂を越えてからの山歩歩きが楽しみになってきます。
そんな光景を撮影しようと時折立ち止まったりしていたので杓子平まではさほどきつく感じなかった笠新道では無かったのです。
といっても笠新道の登りでは私より早い人は珍しくおらず目の前のパーティーを全て抜き去ってしまったのです。
今回の笠ヶ岳登山で思ったのは、ひょっとして私って早い?なんて自惚れてしまったりしていたのですが実際は超人的に早く登攀するだけの足は私にはありません!!
ちょっとくどいですが、笠新道は日頃からトレーニングをしていれば困難ではなく楽しめます。
ただ日頃の運動を怠っているのに無謀にも笠新道を登る人にとっては地獄といったところです。
日頃から運動をし一定のペースを守り歩ける人なら問題無く安全に登ることができるルートであるというのが私の笠新道に対する評価です。(管理人)
笠新道入口には大勢の人が
ブナ・ミズナラ林にネズコが混交する魅力的な森が登り始めに楽しめます
見事な根あがりのチョウセンゴヨウ
晴れていれば1時間ほど登ると穂高が見えてきます
登攀開始をして1時間強で亜高山針葉樹林があるのですが森林限界付近で観察できるオオシラビソを見かけることはできず少し植生遷移が教科書とは違っていてコメツガ林の上即ハイマツ帯となります
焼岳と乗鞍。火山が2つ並び迫力があります
杓子平を越えてからガスが空を覆い出しました
ガスる前は美しい秋空が広がっていて気持ちよかったです
笠ヶ岳山頂からクリヤ方面にのびる稜線。ここを行くんだ~と思いながら写真を撮りました
ガスに覆われ始めた穂高。
想定より1時間早く笠新道の最上部に到着
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