徒然写真帳

郡上でX人で始めたブログです。管理人の転居により、下呂、美濃、岐阜、恵那、下呂を経て一宮発のブログに!

河川敷の伐採

2021-01-17 08:56:45 | Weblog
 1月2日にサイクリング中、犬山緑地から扶桑緑地へ向けサイクリングロードを走っていました。
 この区間は河畔林が形成されていて気持ちが良い区間なのですが突如視界が開けて、おやっ?と思い自転車を止めると伐採がされていました。
 看板をみると治水のため伐採作業を行っているとのことでした。
 ここ数年木曽三川の河川敷での伐採作業されているのを見かけているので成程な~と思いました。
 この時、夕暮れが迫っていたこともあり、じっくりと見ることはせず後日出かけようと思い、先日扶桑緑地から犬山緑地の区間を歩き伐採跡地を見てきました。
 現地はエノキ、ムクノキ、センダンが優占していて太いもので胸高直径が50㎝を越える立木があったところで、まだ伐採されていないところでは、これぐらいの太さの木が実際にあります。
 普段はサイクリングロードをプラプラと歩いているだけで意識はしていませんでしたが伐根をみると意外と疎林であることが分かります。
 そのまま伐採跡地に入って観察しようと思ったのですが柵で遮られ、散策している方々の目もあって自重します。
 しかたないな~と歩道沿いのエノキと思われる伐根の年輪をズームレンズの望遠域を活用して伐根をみると年輪幅が広く数えることができます。
 随分成長が早いな~と思い数を数えると概ね50年ぐらいです。
 ここ数年ですが中高生の頃のように木曽川沿いに出かけるようになった印象は別世界。公園化されたこともあるのですが、こんな大きな木って無かったよな~と自らの記憶をたどります。
 そんなことを考えていたら、ふと国土地理院のホームページで過去に撮影された空中写真の閲覧サービスがあるな~と思い出して1965年、1975年、1987年に撮影された写真を見て見ると1970年代から河畔林が形成されだしたことがわかります。
 ちょうど年輪の数と一致してきますね。そして1987年、私が高校生だった頃、鳥を求めて木曽川沿いを自転車で走り回っていた時には樹冠をしていて河畔林が形成されていたのが確認できました。
 この年月が短いか長いかは、それぞれの感覚で違うと思うのですが氾濫によるかく乱がなければ20年もしないスパンで森林が形成されていることが分かりました。
 これは面白いな~と思う一方で、今回伐採された場所が、どのように遷移していくのかが楽しみになってきました。
 恐らく萌芽更新すると思われますので樹冠ウッ閉するの早いだろうな~と思っています。
 また、一つ散策の楽しみが増えたと思った出来事でした。

伐採跡地


散策する方々が設置した看板は残されていました


伊木山がよく見えるようになりました


残された立木


ここから空中写真
1965年撮影 昔の宮田用水の取水口が写っていました。伐採されたところ木曽川の左岸(南側)の中央付近です


1975年、植生が出てきているのが分かります


1987年 河畔林が形成されてきています



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