徒然写真帳

郡上でX人で始めたブログです。管理人の転居により、下呂、美濃、岐阜、恵那、下呂を経て一宮発のブログに!

ヒノキの樹形の違い

2013-02-16 22:38:11 | Weblog
 昨年末、年末に三重県の紀北町を歩いた時に見かけた天然ヒノキ。何か違和感が。
 私が、岐阜県や長野県の山を歩いた時に見る天然ヒノキとは何かが違う。
 何が違うのだろう?と思い先週、最も気楽に天然ヒノキを見ることができる舟山山麓へスノーシュートレッキングをかねて見に行ってきました。
 ヒノキ・ミズナラ混交林を歩いている時にヒノキに注目しながら歩き写真を撮る。
 自宅に帰り、三重県紀北町のヒノキの写真を見比べてみて枝振りの違いがあることに気がつく。
 紀北町のヒノキの枝は全体的に上を向いているが、舟山のヒノキは枝が下に垂れ下がる傾向にある。
 ヒノキを日常的に見ていない人だと写真だけでは判断できない程度の差でしかなくどうでも良いことではないか!と言われそうですが・・・
 何で枝振りに差が出るのかな?ということを考えてみると岐阜県内のヒノキは寒冷地にあるため樹冠に着雪することが日常的です。大量の雪が降った時は樹体を守るために雪を落とさないといけないため枝が垂れ下がっていたほうが都合がよい。
 一方で温暖な三重県紀北町は雪が降るなんてことは希な地域ですので枝を上のほうに向けたほうが狭い空間で樹冠ですむということ。
 こういった違いがあるに違いないと思ったのでした。
 林業的に考えると枝が上に向かって張ったほうが狭い空間で木材生産ができる=沢山の木材を得ることができることになる。
 そういったことから、昨年南のほうの品種を選びたがる林家に出会って聞いたことを、三重県と岐阜県の天然のヒノキを見比べて見て実感できたのです。
 ただ、岐阜県内は雪が降ります、雪が降らないところの性質を持ったヒノキを植えるのはリスクが大きいとも思ったのでした。
 きっと枝の材質も違うのだろうな~と漠然と思いました。
 同じ樹種でも自生する地域の気象条件に、よって性質や形質が変化します。
 この差が大きくなると別種になっていくということかな?
 図鑑でヒノキの分布を見てみると暖かいところのほうが分布が広いので岐阜県のヒノキのほうが特異ということになりますね? 寒冷地に進出するために樹形を変えていったという説が成り立つのだろうか?
 調べる手段を持たない私には想像することしかできないので・・・誰か調べないかな~(管理人)

                     紀北町のヒノキ
                     


                     舟山のヒノキ
                     

          恵那峡のヒノキ、岩壁に生えるヒノキ、痩せ地でも生きられます。これは岐阜も三重も一緒だと思います。
                     
 




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