周防大島は、日本で唯一の島である。
本州
四国
九州
の全部が見える島である。
と、そういうことを書いている本を読んだ。
現在周防大島で学芸員をやっておられる木村哲也先生の「『忘れられた日本人』の舞台を旅する」(河出書房新社 2006年)である。神奈川大学大学院博士後期課程を出られた俊秀である。オイラよりは、ずっとお若い。20歳ほど離れている。40ちょうどか。博士は取得済みである。神奈川大学に常民研究所があるのを初めて知ったのだ。うかつであった。
宮本学に魅せられた一人である。すごいことである。
神社に寝泊まりして、宮本学の後を辿っておられる。
民俗の記憶を、庶民の側から辿った宮本常一あってこそ、このような学究が出てくるのだ。
すばらしいことである。