昨日の大学学部同窓会に出てきた。そして、タイトルのような短歌に出会った。地元の新聞に出ていた大先輩の短歌であった。つい最近奥様を亡くされたらしい。ご自分も健康状態がよくないとも言われていた。
しかし、秀逸な短歌であった。帰りの電車の中で何度もその新聞を読み返した。もしかして、ボキが生き残って妻女をこういう形で看取ることになれば、このようなシーンがありうるのかもしれない。そして、ボキが先に逝ってしまうのなら、ボキはどういう考えに至るのかと思った。
老年学とか、死生学とかやってきた。今、在学している大学院の前に学んでいた。つまり、今の大学院は二度目であるからだが。ついでに言えば、今学んでいる大学院は、まるっきり別の名前の大学である。
やはり死に方というものを真剣に見つめなくちゃアカン。
どんなに偉そうにしていても、死んだら消滅してしまう。地位も名誉も、財産も。もっとも、ボキのように地位も無ければ、名誉も財産もないただのボンクラだと消滅するようなものも何にもない。あるわけ無い。髪の毛すらない。
しかしである。
この短歌の問いにどう答えるか。
これは大きな命題である。
昨夜ずっとそのことを考えていた。寝ながらである。生と死。これである、これ。
仕事で成功するだけが人生の最大目標ではないだろう。ゼニを儲けて貯金通帳を見るのだけがタノシミだというのもいいだろうが、なんか違っているような気がするからだ。
人生を終わりから見てみるというのも、大事なような気がする。
オノレ一人のシアワセだけを願っていたら、人生を誤る。
せめて、妻女を大事にせにゃ・・・・と感じた次第である。
BYE-BYE!