旅は生きているうちに行かないとアカンですなぁ~
「秘境ブータン」という本をAmazonから買った。昨日来た。来たというのは違うな。ローソンに来た。来たから取りに行ったというのが正解だな。
県立図書館から一回借りたのだが、あまりにもボロボロで触るのも遠慮したくなるほどであったから、買ったのである。しかも、珍しく新品で。岩波現代文庫で出ていたのである。
写真が楽しい。
養老孟司先生がはまるのもわかるような気がする。
行ってみたい。
なんでか。
私の少年時代の東北みちのくのような雰囲気があるからだ。
つまりおおいなる田舎である。
素敵な田舎である。
近代的な旅行もいい。それはそれなりにいい。去年行ったカナダ・アメリカの旅もまたいいものである。自然を満喫してきたから。
しかし、去年行った山形県の肘折温泉も良かった。ひなびた田舎の温泉で、内湯が3つもあって、部屋は6つしかないスモール旅館であった。朝市もやっていて、山形の食材も手に入る。
こういうのがいい。
ジジババになったら、湯治にでかけるのが一番の贅沢である。
そう思う。
ただし、東北は遠い。
千葉からだと実に遠い。
自分で運転していくから余計に遠い。
ふるさとだからと言っても、遠いものは遠い。
でも出かけてしまう。
なにしろ癒やされる。
もっとも、癒やされるほど仕事してないけど。あたりまえである。ただの、バイトジジイであるからだ。仕事は無いからだ。
もうそんな世界とはおさらばしたからである。
こういう考えであるから、本当は若い人と話はしたくないのだ。悪影響というのもあるだろうから。しかし、経験だけは語ることができる。現役だった時代のことは。
先日、バイト先の大学から授業評価が送られてきたけど、あれは参考になった。評価が実に高かった。試験のときも、「とーま君のようなヒトと一緒の職場に就職したいです」と書かれてあったし。だから、それはそれで希望をも伝えているつもりである。
教職は、楽しい、生きがいのある仕事ですよと。
*
ブータンも行ってみたいが、イタリアも行ってみたい。行ったことがないからである。
計画中である。
楽しく、生きていきたいとしみじみ思う。
だって、生きていなくちゃ旅にも行けないからである。人間は、100%死んじゃうのであるから。
生きているうちが花でございますよん。
Bye-bye