横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

「前段階」が必要かも。

2025-01-21 15:16:15 | 発達や学習が心配

気が付けば、1月も終わりに近づき・・・早いものです。

もう1年の12分の1が終わろうとしているなんて。

今日和菓子屋さんの店先になんと「桜餅」が並んでいました!

 

今日は「九九」の話。

覚えるのがすんなりだった方とそうでなかった方がいるかと思います。

小学校2年生の秋ごろから2か月ぐらいかけて1の段から9の段まで覚える・・・。

今だに学校では「唱えて覚える」場合が多いかと思います。

表にするとこんな感じ。

または、単語カードの表に 7×6と書いてうらに「42」と書く場合もあるかしら。

また九九の歌が何通りかあってからだも動かしながら覚える場合も。

歌にしろ、単語カードにしろ、

音声で

順番にえるのには変わりません。

7の段と4の段が覚えにくいのは、「しち」と「し」が混同したり、

ふだん「7」を「なな」、「4」を「よん」と読むからなのではと思います。

考えたら、筆算のときや暗算のときにぱっとその掛け算の答えがでてこればよいので

7×4を「しちし」ではなく「ななよん」で覚えてもぜんぜん大丈夫なはず!

子どもの中には、「音で覚えるのが得意な子」「目でみて覚えるのが得意な子」がいます。

(どらも変わらない子もたくさんいます)

検査などをとってみると、ときどきどちらかがとっても得意で片方が苦手、というケースがあります。

音で覚えるより、「目でみて覚える」方が得意なら、

こんな九九表で覚えるのもよいかもしれないです。

(唱え方、覚え方はその子のやりやすい方法で)

九九表は教科書では、3年生のはじめにでてくるのですが、

はじめからこちらの方が覚えやすい子もいます。

(逆に覚えにくい子もいます)

覚えたところをこんなふうに

付箋で隠していくと、覚えていないところが際立ち、何回も参照することで

だんだん覚えていきます。

(覚えたのになんだっけ???になったら、付箋をとればよいのです!)

カードで覚えるタイプだっただ、覚えたカードは後ろに回して

覚えていないのだけ前に集めるのもよいかもしれないです。

 

本当に何年も「唱えて覚えられなかった子」が「表」でほんの数か月でおぼえたケースを知っています。

 

表で覚える場合、私は、同じ段を縦に同じ薄い色でぬって表の「見方」を練習します。

「表」があればよい、単語カードがあればよい、ということではなくて

「使い方」を前もって練習するという準備

が必要なのは、九九だけでなく、いろいろな場面であります。

たとえば理科でも、地面にプラスチック容器をふせておいて

しばらくすると容器の内側に水滴がつく、という実験だとしたら

「容器をかぶせたところは、他の周りのものが入らない」とか

「水がついたとしたら、それは、地面からきたものだ」

のような本当に前提のようなものが理解できていないと

結果をみてもどう解釈してよいか分からなかったりします。

それを「なぜか考えてみて」と言われても答えられなかったり・・・。

   

学習だけでなく、生活でも「前もって」の練習や「説明」が本当に

必要な子どもは、教科書だけの学習では難しい場面があるのでは、と思います。

漢字練習にしても・・・。

今だに「ノートの下まで繰り返し書いてきて」のような課題がありますが、

漢字の「形」は覚えても、ことばの意味がわからなければ、テストで100点でも

実際には使えない・・・そんなことがたくさんありそうです。

意味が分からなければ、タブレットで入力するときにどの漢字を選択するか

分からなかったりします。

・・・このところそんなことを考えていて、

子どもたちの教材をつくりながら、「いきなり」でなく「準備」がいるかな?

と振り返ることも多々。

大人がたくさん想像していかないと子どものことはすぐにはわかりにくいです。

でも、日々近づけるようにと思っています。

 

 

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今年のまとめ

2024-12-31 17:03:37 | 発達や学習が心配

2024年もあとわずか。

塾も短いお休みに入りました。

昨年末に港南中央に移転して1年。

ゆったりした時とあわただしいときのギャップがけっこうあった1年でした

お子さんの相談にみえた方、

同業の方

学校関係の方

相談機関の方

いろいろな方との出会いやつながりはまた新たな「たからもの」になりました。

よく「初心を忘れず」といいますが、

起業したときの志は今の変わらずにいますが、

支援の方法は、年々少しずつ変わってきています。

世の中も学校も日々変化しているし、

子どもたちを取り巻く環境も変化しています。

「変わっていくこと」を恐れずに、でも、「コア(核)な部分は大切に」と思います。

 

**********

お休みの間にネットで古いドラマを見ていたら、

「あなたとは、ドッジボールではなく、キャッチボールをしたい。」

というセリフがありました。

ドッジボールは相手にぽんぽん球を当てる競技。

キャッチボールは、相手が受け止めることを念頭においたもの。

キャッチしてもらうためには、相手の状況や技量を想定しないとうまくいきません。

また、「想定」したつもりでも、想定が当たらないこともあります。

キャッチボールは最初はうまくいかなくても、

続けているうちにだんだんお互いの性格やくせがわかってきて、

「合わせて」いくものだと思います。

先ほどのセリフは、好きになった人へ自分の思いを伝える心からのセリフなのですが、

相手が大人でも子どもでも通じるスピリットだと思います。

お互い、「ボールを投げっぱなし」では近づけないですものね。

1日早く参拝に行ってきました。

桜木町の紅葉坂にある伊勢山皇大神宮の社務所のお庭です。

今年は、1日前でもかなりの人がいらしていました。

一人ひとりお願いするもの、感謝するものは違うのでしょうが、

「お願い」も「感謝」も例え声にはださなくても

より具体的な方が自分にとっても意識化できてよいのではと私は思います。

毎年の暮れ、1年を振り返り、来年のことを考えるのですが、

文字にしてみています。

すると漠然としたものが少し具体的になり、実現できたものもあります!

 

来年は、まず「キャッチボール」がうまくなるように日々心掛けたいです。

皆様、よいお年をお迎えください。

たくさん読んでくださって本当にうれしく思った一年でした。

ありがとうございます!

 

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「パターン」を見つけよう!

2024-12-24 19:21:10 | 発達や学習が心配

今日は🎄クリスマスイブ!

塾から1つ先の駅、上大岡(かみおおおか、と「お」が3つつくんです!)のイルミネーション。

 

 

年末はどうなるのかしら?

 

だんだん木の葉が落ちてさみしくなるこの季節に華やかな明かりはうれしいです!

先日、書店に行ったらすごく長い列ができていました。

コミックを大人買いしている人も。

きっと、年末の休日用の読書に備えての、ながーーーい列だったのかと

並びながら考えていました。

 

*******************************

 

年末には、何かと気ぜわしくて、少しいらいらしたりしますよね。

家の掃除に仕事の年末の忙しさが重なって・・・

年末・年始で「休む」ためにいつも以上にタスクがふえてしまう・・・

自分で自分を追い込んでいるような・・・

その「いらいら」が身近な人に向かう・・・

「言ってしまった」「やってしまった」という自分のふがいなさがさらに「いらいらのもと」になり、

「負のスパイラル」・・・・。

 

あれ、だれのこと?????

年末でなくても、やらないように、言わないようにと思いながら

つい、やってしまう、言ってしまうという

「負のパターン」は、あります。

大人だけでなく、子どもにも、です。

掃除の時間、つい、ほうきで戦いごっこをしてだれかに当たってしまったり、

つい、廊下を走ってだれかにぶつかったり、

「友達」と書こうとしてつい、「達友」と書いてしまったり・・・。

よくよく考えると毎回似たようなパターンで失敗を繰り返す。

それが、なぜか、給食の前のおなかにすいている時間に多かったりして。

子ども自身は自分のそんな「負のパターン」に気づかず、

叱られることを繰り返す。

どんなときに

どんなことが起きて

その結果どうなるのか

うまく分析できれば、「事前に防ぐ」ことができるかもしれないです。

 

では、逆に「正のパターン」もあるかもしれません。

大好きな習字の時間、うまく書けて先生にほめられる。

また、友達よりはやく仕上がったので、バケツの水かえをしたり、

墨でよごれた廊下をぞうきんでふいたりして

また、友達に感謝されたり、ほめられたり。

どんなときに

どんなことが起きて

その結果どうなるのか

うまく回る「正のパターン」を見つけられれば、

(気づかないうちにすでに起こっていたとしてもそのよいパターンに気づけば)

うまくいかなかったパターンのときにその「よい気分」を思い起こして

「気分の転換」ができるのでは?

(習字のときには、ほめられて、うまくいったんだった。

掃除のときも、ほめられることをすればいいんだ!)

・・・のように。

よく叱られたり、注意されたりする子どもも、

よく観察して探せば、きっと「正のパターン」がどこかにあるはず!

 

冬休みの家庭で大人が子どもにいらいらをぶつけたり、

子どもがかまってもらえなくていらいらを出したりしたら

どこかに「正のパターン」がないか見つけて「穴埋め」できるとよいのかもしれないです。

 

私も心して気づくようにしたいです!

 

毎日見ている富士山。

同じ山なのに毎日違う表情。

おっきなものを見るとなにかあっても動じないすごみを感じます。

 

 

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どこまでが「許容範囲」?

2024-12-07 15:43:29 | 発達や学習が心配

12月も一週目が終わりに近づいています。

年末だというのにまだ1年がたっぷりありそうな気分なのは、なぜかしら?

季節感と体感がなんだかずれたままのような・・・。

 

            

学期末でたくさんテストが返ってきているお子さんも多いと思います。

テストは、つい、合計点数に目が行ってしまいますが・・・

何度も何度も消しては書き直した後があったりして。

しかも、うすく見えるその「文字」が正解なのに

消してあるので、〇がもらえない・・・。

そんなテスト用紙もあります。

 

よく、消しゴムで書き直す子どもを見ていると、

手先に課題があり、自分の思ったように書けなかったり、

自信がなかったり、

とりあえず忘れないように何か書いて、後から「先生」が見ることを考えて

字形を整えようとしていたり

・・・といろいろな理由がありそうです。

 

学校では、書いたり消したりしているうちに「終わり!」の声がかかり、

書き直すことができないまま提出。

・・・そんな様子が目に浮かびます。

 

先生が正答として認める「許容範囲」もありますが、

子どもが自分自身に対しての「許容範囲」もあります。

 

ちょっと線が曲がったのが嫌な感じ。

思ったような場所に鉛筆の先が進んでいかない。

コンパスで円を描くときに中心が動いてしまい、「弧(こ)」にならない。

 

書くことに関してだけではなく、

日ごろの生活でも

話している相手から自分の「理想の答え」「反応」が来ないと

それが「許容」できない。

答えの反応だけではなく、いつものパターンと違う事態がおこると、

それが「許容」できない。

 

図書館のコピー機の前でたくさんコピーをして、後ろの列が長くなり、

職員さんに声をかけられてコピーの続きができなくなっていらいらを出している方を

見かけたことがあります。

きっと毎回決まったページまでコピーをしている、

というパターンを崩したくなったのでしょう。

 

自分の頭の中に「理想の自分」「理想のパターン」があり、

その理想の形がとても狭い範囲だと、いらいらも大きくなるようです。

 

ここらへんでいいかな。」と「自分のok範囲」を広げられるとよいのですが、

気持ちの切り替えが急にはできないときもあります。

そんなときは、

その人にとってチャーミングな全く違うものに意識を向けてしまうか、

(子どもだったら、その子の好きなものの話をしてしまうとか見せるとか)

気持ちの整理がつくまで声をかけずにそっとしておくか

(周りが説得するとなおさら、堅くなってしまうかも。)

いらいらもやもやを徐々に軽減する方法を見つけて、

使える「魔法の道具」にしてしまうのもよいかもしれません。

手先の練習用にツリーを作ってみました。(これは私のです・・・)

低学年のお子さんは、手先の練習を重ねてきて針が使えるようになりました!

 

何か作る、書く、描くという作業は計画性も育ち、

また上手になってくると「楽しさ」も感じられて心も穏やかに過ごせます。

(それまでは、それこそ、思ったようにいかずいらいらがでちゃうかもしれませんが

 

塾の隣の区民センターでは、キッズクラブのお子さんたちがつくったランタンが

冬の夜を温かく彩っています。

手作りの温かさはいいですね!

 

 

大人の私も理想通りにいかないときの手段をいくつか(さらに)増やしていこうと思います

 

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幸せをくれる人。そして、港の見える丘公園。

2024-11-11 16:26:20 | 発達や学習が心配

ついに、私の長年の「推し」のベイスターズが優勝しました!

早速デパートをはしごして優勝記念セールに行ってきました。

・・・ファンでない方、ごめんなさい。

 

 

・・・でも、考えたら不思議です。

だって、「自分が優勝した」わけではないのにうれしいのは、なぜ?

先だっては、生徒さんが、受験で合格し、私も幸せな気分💛

心から深くうれしさがこみ上げます。

(もちろん、お手伝いしたということもありますが、自分のことのようにうれしい

 

教員をしていたとき、ある生徒さんの絵が素晴らしくて

コンクールに出すことにしました。

本人もうれしそうでしたが、その子ととっても仲良しの友達も

飛び上がって喜んでいました。

自分が選ばれたわけではないのになぜだろう?

大好きな親友だから?

 

「横浜ベイスターズ」は私の「推し」

もしかしたら、絵のコンクールの話では、親友は、その子の「推し」だったのかも。

「推し」は、身体の自分の一部ではないけれど、

心の一部なのかもしれません。

 

優勝が決まって1週間以上たつのに、まだ「幸せ気分」が続いています。

すごい効果です!

幸せ気分が続くと、何かいいことが他にも起こりそうな気分になり、

ちょっとした「失敗」も「なんとかなるさ!」と乗り越えられる。

 

ベイスターズの三浦監督も「失敗はわすれろ!」と選手を鼓舞していたらしいです。

DeNAらしく、詳細なデータ分析をしていたのも勝因の一つと記事がでていました。

ただ、選手によっては、データを示されても、そのまま「飲み込む」ことはせず、

データを「消化しやすいように自分仕様にアレンジ」してもらって

さらに自分の経験もデータの一部として総合的に考えてプレイしたとのことです。

「自分仕様」というところは大事ですね!

 

私も、塾の生徒さんに「学び方」の提案はしますが、

結局、生徒さん一人ひとりは、「自分仕様」にアレンジしています!

それこそ、「主体的」な学習で、それはきっとプロの選手ならなおさら大事にしているはずですね!

 

優勝が決まる少し前、平日にお休みがとれたので

元町を上ったところにある港の見える丘公園の先の

「イングリッシュローズの庭」に行ってきました。

バラ園の向こうは、横浜港です。

10月は暑かったせいか、🌹は、つぼみのものもありました。

(11月に入ったのできっと今見ごろです)

香りもすてき。

バラを堪能したあとは、イギリス館へ。

ちょうど、Halloween Night Witches Party というイベントをしていて、この地らしい素敵な装飾がみられました。

こんな感じ。

 

 

イギリス館は、入場無料です。

ちかぢか、「クリスマス仕様」になるとのことです。

横浜へいらしたら、ぜひ!

 

さあ、私も幸せをもらったので、だれかに幸せを分けられるように、と思います。

 

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500回記念!「努力」もいいけど「工夫」の方が速い?

2024-10-30 12:37:57 | 発達や学習が心配

ついに500回!

ぽつぽつと書いてきてついにこの回が

500回だから何か素敵なことを・・・・と思っていたらプレッシャーになってしまい、

やっぱり「平常心で」と思いなおしました。

今日のお題は、「分度器」。

算数は計算だけでなく、「図形」の学習もあります。

当然計測や作図も。

なぜか図形の学習になるとがくんと点数を落ちてしまう子がいます。

たぶん、手先や、空間の認知に課題がある場合が多いかと思います。

今日は「分度器」に関して考えてみました。

 

「2つの角度を調べましょう」

もう、感覚的にぱっと分度器が使えてしまう子もいます。

 

でも、「角」の意識が弱い場合は、まずどこをどうやって測るのか悩みます。

そこで・・・

こんなふうに角に色をつけて、頂点に点を打ちます。

なぜかというと、分度器の黒い線と印刷の黒い線が重なって、

「見えずらく」なってしまうからです。

そして魔法の分度器登場!

左側にある角度を測るときは、「青い文字」を読み、

 

右側の角度を測るときは、オレンジ(赤)の目盛りをよめばよいのです!

ある学校の先生は、ふつうの分度器を配布した後、丁寧にマジックで

両側に色を一人一人につけてくださっていました。

でも、市販のものでもあるのです。

学校で一斉に分度器を購入して配るなら、ぜひこの分度器を!

ある程度問題数をこなすと、だんだん「こつ」がつかめる場合も多いです。

でも、とってもとってもとっても努力が必要な子どもだったら、

疲れてしまって、「分度器きらい!」になってしまうかもしれないのです。

だったら、「あの子だけずるーい」とならないように

全員配布してしまった方がよいのでは?

 

先日の新聞記事で書字障害があり、医師の診断書も添えて学校に配慮を求めた

 

(かつて)中学生だった方の記事がありました。

 

結局タブレットの使用が制限されてしまい、かなりきつかったそうです。

 

また、別の日の記事では、学校でタブレットが主流になり、

 

「手書きが大好き」派の生徒なので違和感がある、と言う投稿もありました。

 

どちらの場合も、「その子どもに合った」方法にすれば、問題がないと思います。

 

必要なときに必要な「学習の道具」や「学習の方法」がもらえないことで

 

不利にならないように。

 

配慮は、「何かしてもらう」ということもありますが、

 

子どもや保護者が自分でできる方法を見つけて

 

それが不正ではなく、費用的にも可能な限り周りのみんなが理解する、という方向になればいいのに

と思うこの頃です。

 

子どもが自分で「選べる」ということは、主体的な学習につながると経験上感じます。

 

(分度器も、色つきでないのがいい子は、自分の分度器でよいかと思います)

 

         

 

今日ショッピングモールを歩いていたら、

 

こんなポスターを見かけました。

圧倒的な強さを誇るチームに対し、2敗したところで

「なんとか勝とう」と激を入れた選手が大活躍しての1勝。

元気をもらっています!

先日も、ちょっと苦手な教科の100点のテストもってきた子どもがいました。

さりげなく、ノートと重ねて置いてあって・・・。

思わず👏でしたが、本人は「え?なんで?」という表情をつくっていました。

少しずつ少しずつ前に進む感じが私はとても好きです。

 

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ポジティブな気持ちを引き出す

2024-10-18 13:56:11 | 発達や学習が心配

クライマックスシリーズ、セリーグ。

私は長年ベイスターズのファンなので、毎日応援に熱が入ります!

ファーストステージでは、阪神との闘いで、いつも以上に選手のギアが上がってきたのを感じました。

「張り詰めた」というのとも違う、「ポジティブ」かつ「真剣」。

野球は、1試合の時間が3時間前後とかなり長く、一瞬も気がぬけません。

先日は、「宮崎選手」の1日を取材した映像をみましたが、

前日遅くまで試合があったとしても、朝9時ごろにはスタジアムに入り、

ストレッチから始めるそうで、それはなぜかと言うと、

「自分のからだ」を知る

「自分の心」を知る

ためだそうで、今日の状態を確かめてその日の試合に向けて調整するのだそうです。

試合が始めるのは、午後6時。

こんなに早くからその3時間のために整えていくなんて。

 

プロだから、と一言で済ませるのではなく、あの1打、1投には、

毎日のこんな積み重ねがあってこそなのだと思います。

一人ひとりの選手のこんな地道な「準備」があり、かつファーストストライクから打ちにいく、

という前向きな気持ちをチームとして共有する、

それが、4連勝につながっているのかな・・・・・と一ファンとして思います。

 

先日、あるお店の窓にこんな掲示を見かけました。

 

       定休日

 10月1日(火)

 10月8日(火)

 10月15日(火)

 10月22日(火)

・・・この掲示を見て、このお店は、火曜日が定休日なのがすぐ分かります。

 でも、もしかして、こんなふうに

 

      営業日

 月・水・木・金・土・日

 10:00~18:00(売り切れ次第終業)

 月曜日は17:00~割引セール!

  (火曜日は定休)

 

なんて、書かれていたらポジティブで、このお店の「元気」を感じますよね!

人通りが多い道路際の立地だけにきっと効果があると思います。

ベイスターズとお店の掲示から「ポジティブ」なメッセージについて

 考えてみました!

  子どもたちがクラス目標や個人目標を立てるときにも、

「~しないクラス」より

 

「~するクラス」の方が明るく、楽しくがんばれそうです!

 

 

 紙のテープでコースターを作ってみました。

 

 けっこう手ごたえがあり、指先に力を入れる練習になります。

 

 クラスや学校の目標は、少し概念的なものになりやすいですが、

 

 個人の目標は、より具体的なものが達成感がありますね!

 

  さあ、今日もベイスターズの応援です!

 

  よりポジティブなプレイをどちらのチームからも観たいです!

 

 

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お電話、お待ちしています💛

 

 

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「できる」もいろいろ ~子どもの健診~

2024-09-28 11:47:50 | 発達や学習が心配
アンケートなどで「~ができますか?」と訊かれて、
 
「はい」「いいえ」とずばっと答えられるときと、
 
「自分としては、ok(またはno)だけど、他人から見たら基準に達しているのだろうか?」
 
というときがあるのかな、と思います。
 
例えば・・・「漢字が書けますか?」と訊かれて
 
中学校までぐらいの漢字は書けたとして、漢字検定1・2級レベルは無理だと思うとき、「はい・いいえ」では答えにくいですよね。
 
もうすぐ10月です。秋になると、新1年生入学のための準備のため、
入学予定の小学校や保健センターなどで保護者がアンケートを書くことがあると思います。
 
WEB上で宇都宮市の5歳児の健診のチェックリストを見つけました。
 
 
一番初めの「片足でけんけんできますか。」の問いに対しては、
 
「はい」か「いいえ」の2択です。
 
完璧にできている子や全くできない子は迷わず〇をつけられますね。
 
では、今「ときどきできる子」だったら?
 
私なら、真ん中の「・」につけそうです。
 
 
先日受けた研修で、保健センターなどの健診でアンケートに答えるとき、
 
同じ状態でも「心配です」という保護者と「大丈夫です」という保護者がいると知りました。
 
そのときは、お子さんの状態を観察して保護者の状態を考えて
 
対応を考えるそうです。
 
ただ、「心配です」という保護者の方がのちのち支援につながりやすく、
 
子どもに対してよい時期に支援が開始できるとのこと。
 
保護者にとっては、自分の育て方などやお子さんの状態をうけいれることに心配があり、
 
逆に「(実際より)できるめ」の伝え方をしている場合もあるかなと思います。
 
保健センターなどは少し緊張する場であり、似た年齢のお子さん・知り合いの保護者の前で
 
自分の不安を出せない方もいるかもしれません。
 
それとは逆に、少しだけ心配な状況があったとしても、
 
「(実際より)低め」でアンケートに答える保護者もいるかもしれません。
 
         
 
 
また、宇都宮市のアンケートは途中から3択になり、
 
「聞き取りにくいことばがありますか。」⇒いいえ・時々・はい
 
のようになっていますが、真ん中寄りに答える保護者が多いのかな~とも思います。
 
アンケートに答えながら、保護者の気持ちもいろいろに動いているのだと想像します。
 
このアンケートでは27項目答えることになっています。
 
27問目まで答えて、「そんな見方があったんだ。今まであまり意識してみていなかった。」
 
という方もいると思います。
 
そんな方は、この健診の日でなくても、しばらくしてからやっぱり相談してみようかな、
 
というきっかけになるかもしれないです。
 
そういった意味で子どもの様子がいろいろ分かってくる5歳という年齢に行う意味は大きいです。
 
5歳児の保健センターでの検診は、今は全国全市で行っているのではなく、
 
これから小学校での「就学時健診」と項目をすみわけながら進んでいくようです。
 
宇都宮市のアンケートの一番最後に
 
「5歳児チェックリストをもとに、園でのお子さんの様子を確認させていただいてもよろしいでしょうか?」
 
という一文があります。
 
幼稚園や保育園で日ごろ接している先生方のプロとしての見立ても含めて、行動観察をするということかと思います。
 
そこから支援につながることもきっと多いと思います。
 
以前に比べて「子育て」に関するネットの情報はあふれていて、
 
ふっと不安になることがあるかと思います。
 
「様子をみましょう」と言われたときには、
 
「どのように様子をみるのか」
 
「どの部分に注目してみるのか」
 
「次はいつぐらいにどこに相談に行ったらよいのか」
 
という視点が具体的になると分かりやすいかと思います。
 
保護者一人の目だけでなく、いろいろな部門の人に力を借りていくことで
 
早めに「応援団」を作ってしまう、という気持ちでいると
 
保護者の心の安定も図れるのかな~と思います。
 
 
両手を使って行う「糸かけ」です。
 
字を書き始める前に両手の動きを練習しておくのもよいです!
 
 
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必要にせまられて・・・魔法の道具

2024-09-12 16:32:05 | 発達や学習が心配

朝夕は涼風が立ちますが、まだまだ日中は暑い・・・。

横浜の最高気温34度!

8月最終週に始まった授業は、今週でなんと3週目。

勉強もどんどん進みます。

 

読み書きに苦手感があるお子さんには

「見る力」が原因の場合もあれば、

(はっきり見えない、二重に見える、文字が躍る、他の行を読んでしまうなど)

記憶が原因だったり(漢字やことばを覚える)

手先の課題(小さく書く、整った字形で書く)があったり

文字を音声に変換するのに時間がかかったり

うまく読んだり書いたりできなかった経験から

読み書きに気持ちが入りにくかったり・・・

まだまだいろいろなことが起こっています。

 

「読めなければ」問題を考えることもしにくい

「書けなければ」問題の答えを書くことが難しい

・・・そんなことが続くと「努力だけ」では追い付かなくなり

 

とっても疲れたり、意欲が減退したりすることがままあります。

 

タブレットがあれば、「デイジー教科書」の申請で、

教科書の背景の色を変えたり

読む速さを自分で調節しながら音声で聞けたり

文字を大きく見やすくすることができます。

 

普通の紙の教科書は、こんな感じ

デイジーだと背景や文字色や文字の大きさ、読んでくれる速さも変えられます。

無料ですし、困り感があれば、自宅で申請できるので

私も利用しています。

ただ、タブレット持ち込み禁止だったり(今だに)

自分で使うことに抵抗があったりすることもあります。

 

また、許可がでて、使えたとして

紙の教科書と違うページの出し方なので

先生が「~ページの一番上」などと言ったときにぱっと探しにくい、ということもあります。

 

困り感があるお子さんがいて、探してみると・・・

 

こんな教科書を見つけました。

一般の教科書にようにB5判もありますが、これはA4判。

文字が見やすいです。さらに・・・

こんなふうにタッチペンで読み上げをしてくれます。

(特別な印刷です)

読み上げのスピードを変えたり、録音の機能があったりもします!

この教科書は全教科あるわけではなく、

今は、国語と社会だけのようです。

たぶん、子どもにとって一番読みにくいのがこの2教科なのでそうなのかな~と思いました。

ペンで行頭をなぞると、その行を読んでくれます。

分からない漢字だけなぞるのもよいと思います。

 

もちろん、読みに困難さがあるお子さん対象で、申請が必要です。

教科書を使ってみたお子さんは、みんなと同じような形式の教科書で

ほっとしてような様子でした。

 先ほど紹介したデイジー教科書は、中学校までならすべての教科に対応しています。

また、前回書いたようにこれから全国的に教科書のデジタル化が進むようです。

それまでの間、「今困っている子どもたち」

「勉強はしたいけど読むだけでとても疲労してしまう子どもたち」にとって

いろいろな「道具」を開発してくださることがどんなに「光」になることか!

 

もし、教室の中でだれかが、タブレットで教科書を「聞いて」いたり、

この音声ペンで読む教科書を使っていて「いいな~」と言ったりしたら、

きっとその言った子ども自身も「困っている子」なのだと思います。

申請は保護者がしなくてはならず、学校のタブレットにこのシステムをいれられなかったり、

申請すること自体、保護者が必要を感じていなかったりしたら・・・

ずっと「読むことで疲れてしまう」状態のままなのかもしれないです。

考えたり覚えたりという学習に手が届きにくい子どもがいることを

忘れてはいけないと思います。

 

クラスに何人かいる困っているお子さんたちが

もっと「魔法の道具」を手に入れやすくなりますように!

 

    

 

これは、とっても手にいれやすい魔法の定規。

一見普通の定規ですが・・・裏返すと、

裏にぼつぼつが。

滑り止めです。

定規で線を引くときって、利き手と逆の手で定規を押さえますよね。

そうすると、鉛筆を定規に当てたときにどうしても手がすべって直線にならないことも。

学校で一斉に配ることもある定規ですが、手先や見え方に困り感がある場合は、

ちょっと足を伸ばしてステイショナリーナリーをたくさん売っているお店に足を向けてみても。

 

 

個別学習塾びすぽうくのホームページへ(色のついているところをクリックしてください)

困り感があるお子さん・保護者の方・支援者の方の相談をお待ちしています。

お電話くださいね!

 

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今月の気になった記事から(8月は、長かった・・・)

2024-08-30 15:45:43 | 発達や学習が心配
今日は滝のような雨・・・かと思えば、ぱったりやんだり。
 
風はそれほど強くない横浜です。
 
8月も明日で終わり。
 
今週から学校も始まっています。
 
この1か月はプライベートでもお仕事でも
 
とっても充実していて、ちょっと休息がほしいところですが・・・。
 
今月の気になった記事2本。
 
一つ目は、
 
 
A新聞の記事から。
 
小学校5年生~中学校3年生全員に英語、
 
算数・数学は半数以上に配布されたそうです。
 
(配布といっても、「紙」ではなくデジタルで)
 
デジタルで配布されたので、イヤホンをつけ、
 
自分のペースで
 
必要なところは、聞き返す
 
ことができているようです。
 
私の塾でも以前から「デイジー教科書」を使っているお子さんがいますが、
 
「デイジー」だと、画面に書き込みができず、
 
ノートとして使いたい場合は、また別のアプリを使って・・・という二度手間になってしまうという
 
不便さがありました。
 
記事によると、英語では、発音練習もでき、英作文の推敲もChatGPTでしているとか。
 
一度授業を見てみたいです!
 
また、書き込みも可能で、紙のノートも使わない授業も可能だということです。
 
鉛筆が大好きな子どもと、
 
鉛筆で書くことが苦手な子どもがいるので、
 
その子どもにとって楽な方を選べるとよいですね💛
 
ただ、学校に機器を置きっぱなしだと、家で学習できないので
 
持ち帰ることは必須だと思います。
 
地域によっては、「一人2台もち」もあるとか
 
先生も、事前に子どもの理解度をクラウド上で確認してから授業の準備をするとか。
 
・・・・・学校も世間も日々変化していくのですね。
 
こうなると、あの重い紙の教科書は、「使いたい人」だけにして
 
「貸与」の形にしても?
 
毎年年度末に日本中から出るすごい量の古い教科書の廃棄を考えるとエコになるのかな~?
 
        
 
2つ目は、横浜市の教育委員会がいじめの問題を受けて、
 
「いじめ対策部署」の新設を検討しているとのこと。
 
認知したいじめ事案について対応の優先度合いや専門家の関わる必要を判断し、
 
適切な支援につなげるということ
 
だそうです。
 
保護者や児童・生徒の切実な「第1声」をできるだけ早くに「支援」につなげるような
 
施策がうまく機能できますように、切に願っています。
 
対応する先生も本当に悩んでいることは、体験上も分かります。
 
公立の学校は、「地域」に根差していて、子どもも保護者もその「地域」で
 
生活しているので、たとえ学校が休みの日であっても、
 
「生活圏」が一緒です。
 
病院や買い物で出会うこともよくあり、
 
日々苦しい思いをしている子どもたち・保護者・先生に明るい光がいち早く届きますように。
 
 
8月初めの横浜スタジアム。
 
午後6時はこんな感じ。
 
 
だんだんたそがれてくると
 
 
今日は、台風の影響で試合がなくなりました。
 
選手たちも移動が大変な様子です。
 
自然が相手なのでできることは限られていますが、
 
本当に被害ができるだけ少なくすみますように。
 
 
 
あさってからなんと、9月!
 
 
9月も心穏やかにすごせますように。
 
 
 
個別学習塾びすぽうくのホームページへ(線のところをクリックしてください)
 
 
 
 
 
 
 
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