横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

今年のまとめ

2023-12-29 18:04:00 | 発達や学習が心配
今、今年最後の生徒さんの授業が終わりました。

2023年の1月は、今の教室に移転するとは夢にも思わず・・・。

本当に「ご縁」なんですね~(しみじみ)


本当に暑い夏で、ずっと冷房のお世話になった今年。

起業したときにいただいた10年もののシクラメンが復活できず

そう、今年は起業10年の記念イヤーでもありました💛

自分で自分をほめてあげたい、この10年。

いろいろありました~。


今年について振り返れば、

コロナの影響が徐々に弱まり日常生活がもどってきたうれしさを感じ、

また自分の中でもっと力をつけなければ・・・とリアル講習会に参加できたこと。

生徒さんとの授業では、

ただ、伝えるのではなく、

わかるように伝える」大切さをひしひしと感じた年でもありました。

少し意識を変えることで、徐々に生徒さんの理解がしている実感もありました

どこで躓いているのか

その子どもの強味は何か

(強味は子どもの「財産」なので、

本人にも伝え、日ごろから使っていけるように)

一番分かりやすく伝えるには、どんな方法がいいのか?


自問したり、生徒さん本人に訊いたり、確かめたり。


自分なりの方法を編み出してきた子どももいました。

生活や勉強で友達の協力を得た子どももいたようです。

塾では、ずっと「上手に援助をもらえるスキル」の練習をしていて

さらに「してもらってうれしかったことは、自分ができるときにお返ししよう!」というテーマで

ソーシャル・スキルの学習をしたことがありました。

いつの間にか、自然にできるようになっていたようです。


そして、その子について学校の保護者面談で先生からそんなお話があったそうです。

友達からされた親切に対して本当に「お返し」したらしいです!!

私も本当にうれしくなりました。

・・・子どもって、すぐには「成果」が目にみえなくても

ちゃんと「ためて」いっているんですね!



そして、2024年 来年は・・・

「支援者の支援をする年」

にしていきたいです。

「支援者」の範囲は・・・保護者、学校や園の先生、子どもをとりまくすべての人。

「応援団」としてある方向性をもって一人の子どもを支援する。

ポイントは、「連携」というより「分担」。

それぞれの立場の人が自分のできることをできる範囲でする。

その分担が子どもをとりまく「チーム」のメンバーで理解されるように明確になっている・・・。

私は、そのチームの一員として私のできることをする。

きっと支援の中心になる方がいらっしゃるはずです。

「困り感」」はスタート。

現状の整理して、今だれがどうしたらいいかご一緒に考えていきたいです。

支援者の方のご来所を心待ちにしています。

(ぜひぜひお電話を!)

子どもも支援者もみんなが笑顔になる、そんな素敵な一年にしたいです!


夢に向かって一歩ずつ進みます!


今朝の富士山。





皆様、よいお年をお迎えください。


個別学習塾びすぽうくのホームページへ線のところをクリックしてください。)新年は4日からです。














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「聞き取り困難症」?今月の気になった記事から

2023-12-23 18:17:34 | 発達や学習が心配
🎄のイブイブですね!

横浜は、明日から冬休みの学校と、26日からの学校があるようです。

12月末になってやっと冬らしくなり、昨日、今日と朝は霜が降りていました。

今日のお題は、「聞き取り困難症」。

聞こえているのに、「理解」できない

すごく気になるタイトル。

A新聞では、特集を組んで連載しています。

なんと、子どもの1%(100人に1人)に聴力検査では、異常がないのに

「聞き取れない・聞き間違いが多い」といった症状があることが分かったそうです。

記事によると、

耳から入った音の情報を脳で処理して理解するときに

なんらかの障害が生じると考えられているということです。

「佐藤(さとう)」と「加藤(かとう)」を聞き違えたり、

「知った」を「言った」と取り違えたり。

わざとではないだけに、また、「音声」はその場で消えてしまうものだけに

聞き違い、取り違いがコミュニケーションにおいて誤解を生んでしまうことがありそうです。

周りがざわざわしていたり、聞き手側が疲れていても

起こるそうです。

また、静かなところでも話し手に注意を向けることが難しいそうです。

日本医療開発機構は、小中高生の子どもと保護者743人のアンケートから

聞き取り困難症(LiD)を自覚するのが学年が上がるにつれて「かなり高い」割合が

増えることが分かったそうです。

子どもの言語獲得に影響する可能性があり、早めに相談をと書かれていました。

その後の連載では、社会人になった方が職場で困った体験を紹介されていました。

・・・たぶん、小学校のうちから聞き取りにくかったことを感じ、

周りの動きに合わせて行動したり、雰囲気で返事をしていたのでは、ということです。

対処法として、ノイズキャンセリング機能のヘッドホンや、イヤホンで軽減できるとも

紹介されていました。

前を向いて授業を受けていながら、症状があるために音声からの刺激を受けにくい状態だとしたら、

「もう聞いていたの?」

なんて叱責をかなり受けていたかもしれないですね。

学校の聴力検査では、分からない症状です。

「聞き返しが多い」子どもの中には、本当に困っている場合もかなりあるのでは?

大人でも、そうかもしれないです。

「文字が読みにくい」子どもへの配慮はかなり進んできていると思いますが、

「聴いて理解することに困難さがある」子どもについても

もっと気を付けてみていかなくては、と記事を見て思いました。




科学的・医学的に新しいことが分かると、

今まで「叱責」を受けてきた子どもたちが「配慮」を受けることができるようになるのだと、

改めて感じます。

私もしばらく連載を丁寧に読んでいこうと思います。



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今日、移転しました!5年ごとの周期?

2023-12-10 21:46:52 | 発達や学習が心配
5年前は、1月、そして今回は12月。

公務員を退職し、発達支援の塾を立ち上げて、

2回目の移転です。

「5年ごと」は、たまたまなのですが、

もしかしたら、何か「周期」があるのかもしれません。

昨日、最後の生徒さんがお休みになって、

心配した保護者の方が来てくださいました。

入口の看板のところで、

「こんな塾があってよかった!」とお話ししてくださいました。

看板と一緒に私の写真もとってくださいました。

こういう素敵な保護者の方たちに支えられてのびすぽうくです。

感謝の気持ちでいっぱいです!!





引っ越しのときに5年分の授業記録をみていて

・・・あんなこともあった

・・・あのときは、この子は、きつかったんだろうな・・・

・・・入塾したときは、いろいろあったけれど、だんだん心を開いていったな・・・

・・・今ごろどんな高校生になったかな・・・


本当にいろんな子どもと接してきて この塾で接した時間は、

その子の人生のほんの少しの部分かもしれないけれど

「一緒に」歩む時間があった幸せをかみしめていました。



入口は、こんな看板でした。



拡大すると・・・




一人ひとり学び方が違う

よくある勉強方法とは違う、自分に合った学び方なら「できる」!

毎日ドアのかぎを開けるたびに

自分自身も改めて「その子の方法で支援していこう」と心していました。


今日は、朝から夕方までノンストップで段ボールの片づけで

へとへとになりました。

明日一番はじめの生徒さんが来るまでにもう少し片づけます。

移転しても、一人ひとりに合った方法をじっくり考えていくつもりです。

ホームページも新しくしましたので、ぜひ、悩んでいるお子さんがいらしたら、

お話しにいらしてくださいね

今の状態から一歩ずつ前に進みましょう!

保護者や先生方、子どもを取り巻く大人が元気になることは、とても大事です。

そのために具体的な方法を考えるお手伝いをします。






一年生の手先の練習をかねてクリスマスリースを毛糸で作ってみました。

1つ目は、やり方を見せてかなりお手伝い

2つ目は、半分ぐらいお手伝い

3つ目は、「自分でやりたい!もっとやりたい!」と目と手をいっぱい使って作りました!

いつの間にか手首を回転させたり、両手で毛糸の長さをコントロールすることが上手になっていました。

おうちのツリーに飾ったそうです。

工作もそうやって「役に立つ」と次への意欲につながりますね!



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「スモール・ステップ」ってよく使われるけれど・・・

2023-12-02 18:24:46 | 発達や学習が心配
12月になりました。

今日は、クリスマスソングを歌いながら塾に来たお子さんもいました。

毎年毎年12月のカレンダーになると「一年、なんて早いんだろう・・・」と感じます。

今年の「まとめ」は、もう少し後にするとして・・・

今日は、小学生の「個別の支援計画」「個別の指導計画」によくでてくる「スモールステップ」ということばについて。

「個別の支援計画」は、お子さんの成長や、関係機関との連携、今までかかわってきたスタッフの名前などが書かれ、

「個別の指導計画」はもっと細かく、学校生活や教科の学習についての指針や経過が書かれます。

保護者・子ども本人の願いも入ります。

この書類を書くのは、小学校ですと担任の先生が多いような気がします。

関わる時間が長いですから。

そこによく書かれているのが、

「『スモール・ステップで』計算の力をつける」

「「スモール・ステップで」友達との交流を深める」


のような表現です。

数センチの欄には、より詳しいことを書くのが難しいのでこんな表現になるのかと思います。

では、実際には・・・・?

掛け算の習得を例にとるなら

このお子さんが「図」から考えるのが得意なら

九九表を使い、

① 教科書を見て、1の段から穴埋めする

② 覚えやすい段から空欄にした表に埋めていく

③ 徐々に教科書を見ないで空欄を埋める

④ 2つ段を覚えたら、ミニテストをし、確認する

⑤ 覚えた段にシールを貼る

・・・・などと「何を使って」「どの段階で何をするのか」がはっきりと支援者にも保護者にも子ども本人にも分かり

しかもだんだんレベルアップするようになっている計画だと思います。

もちろん、うまくいかなかったときは、実態に合わせて計画を変更・修正します。

掛け算一つをとってもこんな感じ。

実際の子どもは、「九九」だけ困っているわけではなく、

漢字や作文、板書を写すこと、

もしかしたら給食当番でおかずをよそうことなど

もっともっといろいろなことに「支援」「手段」が必要なのかもしれないです。

そして、教室には、30人~40人ぐらいのお子さんたちがいて、

一人一人にそれぞれの「スモール・ステップ」が必要なのかもしれないです。

それを小学校だと担任の先生がメインで少ない支援者でしないといけません。

結構大変です!

現実的には、「今子どもが一番困っていること」に絞ってこの「スモール・ステップ」の具体化をした方が

よいのかもしれないです。

でも、30通りのスモール・ステップをつくらなくても

3パターンぐらい考えて必要な子どもに使っていけば、きっと少しの準備で「効果」が上がるのかも。

試してみてだんだんに子どもに「効果」がでてきたら、それは、支援している保護者や先生自身にも

「ごほうび」になり、気持ちも

うまくいった方法のパターンは、もしかすると他のお子さんにも使えるかもしれないですね





ただ、単に具体的な方針もなく、「スモール・ステップで」は、何も変化がおこならないのでは、と自戒をこめて思います。


・・・もしかしたら、自分にも「スモール・ステップ」が必要なのかもしれないです。

手帳やスマホの「メモ」に言語化しておこうかな・・・




港南区の公会堂の前のライトアップです。

再来週より新しいところに移転します。


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