横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

今週で9周年目に入りました!

2022-06-24 15:28:52 | 発達や学習が心配
気が付いたら・・・

今週で創業9周年目でした!

9年前は、港南台(横浜市)にご縁があるとは、全く思いもよらず。

街も少しずつ変わり、移転も1回。

日々の積み重ねが「今」を作っているんですね~。

通ってくださっているお子さんたち・保護者のみなさん、

卒業された皆さん、お世話になっている方々、そして家族に

感謝です。

ブログを書くパソコンもWindows8から11に!



今日は、「学習に必要なパターン」について。

写真は、5年生の算数の「図形のしきつめ」。

同じ等脚台形をしきつめていったものです。

同じパターンの繰り返し。

1点に集まる角度の合計が360度だと、

きれいな敷き詰めができます。💛

算数や理科では、このパターン(規則性)を見つけることが

学習を進める「手立て」の一つとして役に立ちます。

たとえば、2年生の「大きな数」の記数法で

新しく1000までの数を学習するとき、少し範囲を広げて、



こんなふうに、1000に1000未満の数をつなげて書けば、

大きな数が書ける、ということが分かれば、



千のくらいに「1」を書いたあと、「知っている」数字を書くことがわかります。

ただし、空位(0れい)があるところは、要注意です。

このとき、「何かきづいたことある?」と問いかけて

子どもなりのことばでも、記数法のパターンが分かっていたら、

自分で似た問題をつくって解いてもらいます。

でも、なかには、算数や理科だけでなく、

学習としての「パターン」にとっても気づきにくいことがあるときもあります。

また、みんなと違っても「本当に自分に似合ったパターン」で学習することに

抵抗が大きいときもあります!

漢字の学習などは、そうかな・・・・・・。

ずう~~~~~っと昔から「漢字練習帳」のマスの下まで

同じ漢字を繰り返し書いてくることが宿題になっている。

途中、なんだか違う形の文字になっていることもあったりして。



ここ数年、「わかったことをことばにする」ことがとても大切なんだと

思えてきました。

パターン学習が好きな子の中には、違うパターンになると解けなくなる子も

確かにいます。

でも、どんなパターンにきづいた?

と問いかけることで、子供が言語化し、

訊いている相手に「伝えよう」とし、

分かってもらえたら、

それが「その子のパターン」になっていくのでは?

1回でうまくいかなくても、

いろいろな場面で「わかったこと・わからないこと」を伝えることを

繰り返すことでだんだん自分のものになっていくのでは、と思います。




今年、何か新しいことを始めたいな~

私も伝え続けなくては、と思っています。



個別学習塾びすぽうくのホームページへ(線の引いてあるところをクリックしてください)





コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今できることを提案しよう!

2022-06-13 12:06:18 | 発達や学習が心配
きのうは、よいお天気~と思ったら、突然の雷でびっくり!

やっぱり梅雨なんですね。

6月になり、学校生活もそろそろ慣れてくると同時に

疲れが出たり、新しい学年の学習に難しさを感じたり・・・。

そんなとき、子どもは、自分の行動を自分でコントロールしにくくなるときもあります。

(もちろん、大人だって・・・)

いろいろなところに相談し、いろいろな「提案」を受けることがあるかもしれません。

「相談先」があるって、💛の支えになりますよね!

よく、「提案」されることが、

「指示を短くきって」

「スモールステップで」。

・・・確かにその通り!

でも、保護者や、担任の先生は、すでにそのアドバイスを「実践済み」だったりします。

それでも、子どもが困っているなら・・・

もっと、「踏み込んだ内容」かつ、「実際にすぐできそうな内容」が

いいのかな~、と(自分も反省しつつ)思うことがあります。

例えば 工作用紙(厚紙)でサイコロをつくるなら

指示を短く 
                    1つの辺が5cmの正方形を6つつなげて、線を引く
    
                   2線の通り切り抜く

                   3線のところを外側に折る

                   4はこの形にして、くっついた辺どうしをテープではる

・・・これを黒板に最初に書いておいて、1つずつ説明する。(図があるともっといいですね


・・・・まあ、けっこう手間がかかります。

でも、部分、部分で全員が進むまで待っていると、「ものすごく時間がかかり」

「早くできた子どもがずっと待っている」ことになります。


教室には、いろいろな状態のお子さんがいて、一つの作業をするにも

いろいろな支援が必要です。

よく、わかりにくい子に合わせた支援が「全員」に役立つ、と言われていますが、

逆に「その支援がいらない」と思う子には、「待ち時間が長く」なってしまうこともあります。

・・・この辺、「教える立場」からすると、「提案」の主旨には賛同しても

実際難しいこともあるかもしれないです。

***私だったら、早い子用に「立方体のいろんな展開図」を用意しておいて

2個目もつくってね、とするかな~***


「提案」を受けて具体化するときには、子どもの支援を実際にする人の「できること」

考えていくことが大切かな、と自戒をこめて思います。

例えば、一番今困って(子どもも支援者も)いることについて

一緒にどうしたらよいか、図や紙にかいてみて、実際にできそうなことを

支援者(先生や保護者)とともにシミュレーションしてみる
のもよいと思います。

試してみることで、かなり大きな一歩になると思います。

 そして、最近は、「子どもに合った方法が決まって」きたら、

子ども自身がその方法が自分で継続できるように

支援してくださる方に「環境」を整えることをお願いしたり、

自分自身で(大勢の子どは違う方法でも)できる方法をしたりしていくことが

実際的なのでは、と思っています。





やっと、「交流戦」に行けました! VS 楽天!



横浜スタジアムのライトはYOKOHAMAの「Y」の形。


もらったお土産!


試合前には、レジェンド対決。

・・・結果 なぜか「日曜日に勝てないベイスターズ」

どうしてですかね~。

でも、「ライブ」は、選手のいきごみが感じられて、みんなで応援しているという一体感もあり、

やっぱりいいですね。


スタジアムもいいけれど、おなかがすいたら、

金沢区にあるここ



南部市場。JR新杉田駅からシーサイドラインの「南部市場駅」下車すぐ。

野菜や肉・魚が新鮮で安いです。

中にあるスーパーでは、「爆買い」している人がたくさん!

レストランもあります。

植え込みもちょっとおしゃれ。

横浜へリピートされている方はぜひ!






個別学習塾びすぽうくのホームページへ(下線のついているところをクリックしてください)

教育相談も行っています。支援者の先生方もぜひ、ご一緒に一歩を踏み出しましょう!








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「正直」は、だれに対して?

2022-06-02 17:11:01 | 発達や学習が心配
6月になりました。

今日は、横浜市の「開港記念日」。

横浜市立の学校は、休校です💛

子どもたちがほっとする1日なので塾も「休業」にしました。


NHKの「正直不動産」。途中から見ました。

不動産屋さん、今まで何軒かお世話になっています。

「他にもこの物件をお望みの方がいらして・・・。」の一言で

「決めます!」となる仕組みの裏側・・・・。

なるほど、とみています。

(私は、現実、迷っているうちに、出遅れて他の方に決まってしまったことがあるのですが

主人公の不動産屋さんの社員(山ピーさん)がきわどいうそを重ねて売りまくっていた時期から

本当のことしか言えなくなり、売上は落ちたけれど、客の信頼は得ることができ、

自分に正直に生きることが快感になっていく・・・。

どっちがいいんだろう

来週の最終回に結論がでるのかな?


  


子どもに授業をしていて、

だんだん子どもが集中できなくなり、

関係ない話をし始めたり

少し指示にあらがってみたりし始める時って

だいたい「難しいと感じている」とき。

または、

「大丈夫。分かる。」と言いながら

手が止まったり、あまり考えずに答えたりするとき。


そんなあるとき、

「今日はこのへんで止める?」と優しく言ってみました。

そうしたら、

「・・・難しくて分からないんだ・・・」とつぶやきが聞こえました。

「そうかあ・・・。」


「分かる」「できる」

という返事は、教えている方からすると安心できるようで実は、そうではないことも多いです。

「ここがわからないんだ・・・」

「前もここでつまづいたんだ・・・」

そんな小さなつぶやきでも「本当の気持ち」をぶつけてくれる方が

かえって学習が進むことになる、と私は思います。

どういうことかというと、

「わからない」と言われたときに

「分かるようにどうやって教えようか・・・」という私の方の「変革」を起こすきっかけになるからなのです。

「分からなく」て困っているのは、子ども自身だけれど、

実は、教材や伝え方、教え方がその子に合っていなかったという、

教える方の「問題」になるからです。

子どもが、「すっきり」するためには、こちら(教える方)がやり方を変える!

その方がずっと楽なんです。


支援が必要なとき、その子どもは、大人に「あきらめ」られたり、

無理に大人のやり方に引っ張られたり

することもあってとってもつらい状況にあるのでは。

私も大いに反省してます・・・。


本当にいつも「教えてくれるのは子ども」です。


大人と子どもがお互いに「正直」でいることは、とっても難しいです。

大人にも子どもにも「プライド」があります。

「プライド」はその人を守る「よろい」でもあります。

無理にはがそうとするときっと抵抗があります。

でも、どちらかが、自分からその「よろい」を1枚脱ぎ捨てようとしたら?


そんなときは、お互いに大丈夫な範囲で「正直」になって

関係が進められるといいな~。(しみじみ)



・・・そんなことを思った「開港記念日」でした。




個別学習塾びすぽうくのホームページへ(線のところをクリックしてくださいね)





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする