横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

黒い下敷き

2020-11-28 15:57:52 | 発達や学習が心配
日中はよいお天気でしたが、

曇ってくると同時に気温が下がってきた横浜です。

11月もあとわずかですね。

「12月に会いましょう。」と生徒さんを送りだしたら

「えっ!もう?はやいねー。」と言っていました。

6年生はそろそろ「卒業文集」の季節ですね。

すーーーーーーーごく昔に書いた自分の文章をまだ覚えています!

今日は、ちょっとしたミニアイディア。

教科書や、テストって高学年になるほど、文字も小さく、
行間も少なくなってきています。

そして、多色づかいで、イラストも多い。

1枚の紙に「情報」がもりだくさん!



6年生の算数の教科書は、こんな感じ。

今は統計用語まで学習するんですね~。

せっかく勉強をしても、「実力が発揮できない」場合や、

「読み取って理解するのに疲れてしまう」場合は、

問題や資料、教科書などこうやって



黒い下敷きで「フィルター」をかけて、「今見るべきところだけを」見えるようにしておくと

見やすくなります。

右や下に解答欄があるとどうしても、もう一度全体を見て

必要な部分をまた探さなくてはいけなくなります。

そのためにとってもエネルギーを使って疲れてしまう。

つかれれば、ミスもでるし、最後までやりきらないかも。

半透明なのが「ポイント」です。

この下敷きは、赤・青・緑などがあり、自分に合った色を選ぶと

もっといいですね。

入試では使えないかもしれませんが、日ごろの授業や宿題で活躍しそうです。

お値段もお手頃です!

あ、もちろん大人にもいいと思います。

小さく切れれば、本を読むときにも使えそう!



ホームページをちょっぴりリニューアルしました!

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ことばづかい・・・フォーマル

2020-11-20 16:43:55 | 発達や学習が心配
11月とは思えない暖かさ・・・

そして、昨晩より風も強いです。

先週とうって変わって「薄着」です!

********************************

今日は「言葉遣い」の話。

ずいぶん前に「上手にこびる」話を書きました。

(これは、よい意味で)

今日は授業中などフォーマルな場での話し方について。

先生に「あのね・・・たろうはね・・・」

など自分の名前を入れて話したり、

わからない箇所を指さして示したり・・・

入学当初ならあるある!かもしれませんが、

一年生でもそろそろお願いの仕方や、

助けの求め方

自分の気持ちの伝え方

が「フォーマル」になっていく時期かと思います。

「教えてください。」

「~していいですか?」

「今考え中です。」

のような言い方を覚えて(教えて)いく時期ですね。

ところが、

学年が上がってもずっと小さいときの話し方のままの

子どももいます。

お友達や家族と話すときと「違う」場であることが

なかなか伝わりにくい。

また、周りが「かわいいからそのままでいいか」と

してしまう。

できたら3年生までに「フォーマルな場」での話し方を

覚えられるとよいと私は思っています。

以前、支援級の子どもに対して幼児語で話しかけている方を

見かけました。

なんだかとっても強い違和感を感じたのを覚えています。

その年齢なりの子どもに対する「フォーマルなことばかけ」は

大人も気を付けたいところです。

子どもによっては、「わかりやすく」「ゆっくり」の

ことばかけが必要かもしれません。でも、小学生に「幼児語」は

どうかな、と思います。

発音がはっきりしないお子さんに、似たような発音で話しかけているのも

気になります。

子どもは、周りの環境、特に大人の様子をみて育つので、

常に大人の「行動・話し方」を手本にしていると思います。

いくら「こうすべき」と伝えても、大人自身が体現していないと

子どもはわからないのでは、と思ったことがあります。

そうは言っても、子どもも大人も「行動を変化させる」のは、

なかなか大変です。


「フォーマルな言葉遣い」をいくつか紙に書いて

よくできたと気づいたときに〇をつけていく、など

「見える化」して、大人も意識できていくとよいのかもしれないです。

さらに、「家や友達とすごすときや、休み時間」はくだけた言い方で

授業中や、親しくない大人と話すときは、フォーマルになる、

という場の使い分けもだんだんに学んでいく必要もありますね。


****今日も書きながらたくさん、「反省」しました

     私も気をつけます!



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努力より「工夫」

2020-11-20 14:35:31 | 発達や学習が心配
今日は、「涼しい」を通り越して「寒い」。

横浜でも、です。

少し暖かいコートを着込みました。

先日ちょうどテレビをつけたら、大人の発達障害の特集をしていて、

内山登紀夫先生が「努力より、工夫。周りの工夫が足りない。」

とおっしゃった瞬間でした。

保護者や本人が困り感があって、いろいろなところに支援を求めても

思った支援が得られず、大人になって初めて診断がでた、という体験が

紹介された中での先生のことばでした。

「様子をみましょう。」

「大丈夫です。」

保護者が相談するとそんな返事が返ってくる。

学校のスタッフからすると、

「専門のところに相談に行って」ということが言いにくい、

保護者を傷つけてしまうのでは

自分の「見立て」が違っていたら・・・

そんな不安もあるとのこと。

内山先生がずばっとおっしゃったことばは、

本当に「重い」です。

複数の「目」でその子を観察すること

自分より詳しい「専門家」に相談すること

そして、分かったことを保護者と共有すること。

専門家に託したらそれでゴールではなく、

「そこから」が本当の支援の「始まり」なんだと思います。

それぞれの【立場】で、「できること」を分担していく。

本当に小さい一歩でも、「一歩」ずつが積み重なれば

いつの間にか「進んで」いるという状態になるのでは。

特に小学校は、学校の中で一番長い「6年間」。

担任どうしの引継ぎが1番しやすいところだと思います。



「工夫」と言えば・・・

(ここからちょっと軽くなってしまいます・・・)

掛け算の筆算で

325×4をするとき、

一般的には、


こんなふうに、大きいけたを上にすることが多いと思います。

計算、1行ですみますからね。でも、



こんなふうに計算している子がいました。

いっぱい書くけれど、繰り上がりが分かりやすいそうです。

私もやってみました。なるほど!

繰り上がりが分かりやすい!

(下の方にいくと、けたがずれやすいので縦線を描くのがこつかも)

また、定規を使って線を引くとき、

定規は手前に、鉛筆は、定規より奥に

と教科書では書いてあります。

でも、定規の目盛りが見えずらかったり、

定規に厚みがあって、目盛りがずれやすいと感じる子は、

「定規より手前にえんぴつをもってきて線を引く」ことが

多いな~と感じています。

(見やすくなるのなら、それも

教科書と違うことをする子どもは、

「それなりの理由がある」


(ときどき、数学的でないこともあるので

それは、助言しますが・・・)

「工夫」って大人や経験が多い人が考えることが多いですが、

実際子ども自身も「もうすでに工夫を始めている」のでは、と

この数年思っています。

「結果オーライならいいのでは?」

子どもが「見慣れないことをしていたとき」は

「どうしてそうしているの?」とやさしく訊いてみる必要があると

感じています。

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ウィルスがうつ病の原因? 気になった記事から

2020-11-02 11:38:25 | 発達や学習が心配
11月ですね~。

ハロウィンの日のお昼ごろには、

もう🎄用品や、なんとお正月飾りまで売り出されていました!

今日は最近気になった新聞記事から2つ。

1つ目は、「うつ病・依存症の引き金」がなんと【ヒトヘルペスウィルス6】だった」

という記事。

赤ちゃんのときに突発性発疹で高熱を出したときに感染している

ウィルスでかなりの人がもっているものだとか。

でもうつ病になるかどうかは、個人の免疫力が影響している

だろうとのこと。

今年は今までと全く違う社会状況になり、心もつらい状態に

なっている方が多いと思うので、気になるところです。

しかも、人類がこのウィルス感染でストレスに敏感になり、

心配性になったせいで細やかな心が生まれ、集団での狩りの

工夫や道具の改良を話し合う機会が生まれたのたのかもしれない。

(東京字形医科大近藤教授)。

人類の進化って、負に見えることも利点になることもあるんですね~。

とっても興味深いです!




2つ目は、「保育士の配置 手厚くしてみたら」という記事です。

保育士1人が1歳児を3人見る場合と6人見る場合の様子を

10分間録画して調査したとのこと。

3人の場合、最も多かった声かけ回数は、86.3回。少なかった子は、41.7回。

6人の場合、それぞれ         61.6回。        12.4回。

だそうです。最も多かった子どもは、20回以上、少なかった子は

30回近く差があります。

う~ん。小学校の教室でもそうかな~。

少し「目立つ」「やんちゃ系」の子は、先生の気を引こうと、いろんな行動をしてくるし、

「困っていてもおとなしい」子は、先生の視線がいきにくい。

教員をしていたとき、自分が一人ひとりの子と1日何回話をしたか、

名簿に〇をつけてみたことがありました。

実際、けっこうな「差」で驚いたことがあります。

次の日は「意図的」に回数の少なかった子とかかわるようにしてみました。

10分でもこんなに差があるのなら、1週間・1か月・1年たつと

かなりの差になりますね。

コロナ下で半数ずつ登校だった6月は、「不自由さ」はあるけれど、

なんだか先生と近づいた気がする、と言っていた子どももいました。

いろいろな友達とかかわりたい、という気持ちと、

勉強は、少人数でしたいな~という気持ちがあるのですかね。

つまり、「休み時間は大勢で」「勉強は質問しやすい少人数で」

が子どもたちの理想なのかな。

「少人数クラス」がどの学校にも取り入れにくい理由は、

「先生の配置」や「教室の数」など、物理的な問題があると思います。

いろいろクリアしていかなくてはいけないのですが、

こんなときだからこそ、少しずつ実現に近づけるといいなと思います。



やっと、野球観戦ができました!

(大人数実験の前の週です)

テレビでは味わえない醍醐味!

好きなチームが勝ったせいもありますが。

大声での応援は我慢して、静かに応援バットを鳴らしました・・・。


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