横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

「グルーブ感」が共感を呼ぶ??

2023-01-20 15:00:59 | 発達や学習が心配
ずっと読み続けているアメリカの小説のシリーズの中で

「グルーブ感」ということばがでてきました。

ジャズが好きな主人公なので、音楽に関係ある言葉なのかな~と軽く

とらえていましたが、気になって調べてみると、

「音楽を聴いて身体を動かしたくなる感覚」

有名なのがスティービー・ワンダーのsuperstition(迷信)という曲なのだとか。

(ON-KEN ヤマハ音楽振興会  河瀬 諭さん)






あ、聞いたことがある、あるの曲ですね。

もう少し調べていくと、

ドラムのリズムパターンがあること

シンコペーション(後ろにアクセントがある)

低音が多く含まれる

ドラムとベースのわずかな「ずれ」(ミリ秒単位)

などが要因として考えられるが、意見が分かれているところなんだそうです。


この研究をしている中でいろいろ興味深いこともわかってきたそうです。


ランニングマシーンをしているときに、

聴いている音楽で自然と走るテンポが違ってくるそうです。

そういえば、ひと昔、パチンコ屋さんのにぎやかな音楽に自然と歩くテンポが

合ってしまったような?

また、病気のリハビリにもこの「グルーブ感」が役に立っているそうで、

「パーキンソン病」のリハビリで、メトーロノームや音楽で歩幅や、歩く速度の改善が

見られたそうです。

(実験の動画もありました)

さらに、

「だれかと一緒の曲で体を動かすこと」で「絆(きずな)」が生まれるそう。

音楽を聴きながらからだを動かすと、脳内の「エンドルフィン」(脳内で機能する神経伝達物質で、

脳内麻薬ともいわれている。ランナーズ・ハイにもかかわる)が増加するのだそうです。

しかも、全身を使って動いた方が効果が上がるとのこと。

幼児にも実験したところ、大人が困っているときに助ける行動が助長されたとのこと。


そういえば、グループのアーティストの演奏で、バックコーラスの方たちや、

ダンサーがからだを動かしているのを見ていても、つい、一緒に動かしたくなりますよね。


・・・ここまで調べてみて、

「音楽活動」に伴うからだの動きが「他者への共感や一体感」を生むのであれば、

学校や園の「音楽の授業」はとっても大切で、

子どもたちがその曲や曲にのって身体を楽しく動かすことができれば、

クラスの「一体感」も作れるのでは?

と思いました。


ただ、実際には、子どもによって、気持ちよくなる「音楽」はいろいろで

音に敏感な場合もあり、

「選曲」は難しいところもあるのかな~。

でも、うまくいけば

気持ちよくなるためには、あまり「強制」でなく、

「おどり」も少し自由があったり、単純化したりしてもいいのかもしれないですね。



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来年度ご入会希望の方は、早めにお電話くださいね。








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「見出し」をつける。

2023-01-11 19:19:25 | 発達や学習が心配
「今年」が始まってもう、11日!

新年は、4日から仕事をしているのですが、

たくさん仕事がたまっていて、更新がなかなかできず・・・

横浜の学校は昨日10日から始まりました。

今週は火曜日始まりで少しまだ楽かな~。

でも、昨日はけっこう疲れていた子もいました

ここ数年「読解」問題を教えていて、

文章は、テストだろうと教科書だろうと、「区切ればいいんだ!」と気づきました。

一気に、全部を読むのではなく、

短い「段落」にして、1文字下がったところまでで

①・②・③・・・としるしをつけていったり、

段落の区切りに直線を引いてくぎったり。

学校のテストやドリルは、「出てくる順」に設問があることが多く、

上の段落を読んで、近くにある問題を答えていくと、分かりやすい。

でも、「文章の構成」を訊かれると、もうお手上げ

そういうときは、段落の区切った上に「短い(自分)見出し」をつけると、

「構成」も分かりやすくなる、ということ。

でも、慣れるまでは、そのやり方を子どもと一緒に「練習」する必要もあります。

テスト直しのとき

普段、使っているドリルをするとき



少しずつ積み重ねいくと、本当に「パターン」で解ける場合があります!

文章読解の「パターン」に慣れてきたころ、

平行して、自分で短い文章を書く練習を始める。

このところいいな~💛と思うのが「3行日記」

「日記」は、「10年後の自分」が読んでその日を思い出せるように、

とすると、堅苦しくなく、取り組めます。

ただ、「10年後」なので、今の状況を「時系列」で書いておかないと、

なぜそう感じたのかわからなくなってしまう。

書きにくい子には、最初、自由に話してもらい、

できごと順に並べてから書いてもらいました。

そうしたら、だんだん話すときも、「因果関係」が分かりやすくなっていきました!

読み取り見出しつけ作文話し方

とつながりができていったお子さんもいます。

何かトラブルや楽しいことがあって、相手に伝えるとき、

なかなかスムーズに話せないお子さんは、

もしかすると「説明文」の読解パターンを練習するとよいのかもしれないですね。

「因果関係」がわかると、自分の気持ちも整えられて、

「次の機会」に活かせるかも!


・・・・これって、子どもに限らないかもしれないですね。



神奈川芸術劇場(KAAT)に初めて行ってきました。

演目は、Kバレエの




パンフレットよりお借りしました。

今まで渋谷で観ていたのと全く違い、

海洋投棄のペットボトルの姿だったり、

街中に廃棄される「ビニール傘」から一人の女性の人生を振り返ったり

社会性がある内容でした。

背景もとてもシンプル。

クラシックも使っていましたが、「効果音」的なものもあり。

今回の全く新しい試みに

お隣に座っていた方もバレエダンサーなのか

とても姿勢がよく、最後は乗り出すように観られていました。

バレエはセリフなしでストーリーをからだの表現だけで伝える芸術。

「拍子」がない場面では、どうやって全員が踊りを合わせたのか不思議です!

気持ちを合わせる話し合いもたくさんあったのかな~と想像しつつ、

私の新年は明けました。



どんな1年になるのでしょうか。

いいことたくさん、ありますように。


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