横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

何度も見返して使うもの・・・になるといいな。「ノート」

2020-06-25 19:28:24 | 発達や学習が心配
6月も終わりに近づき・・・

子どもたち、疲れています・・・・

新しい生活習慣でとっても気を使っている様子

休み時間は、しずかーに過ごしている子も。

そして、急ピッチで進む学習についていくのが大変な子も。




急いで「詰め込んだ」ときに、その場ではなんとかなっても

家に帰ると「なんだっけ?」「どうやるんだっけ?」

と思い出させないことがあります。

(まあ、私もです・・・・)

そんなとき、「教科書」を見てもいいけれど

自分で書いた「ノート」が「心強い相棒」になるといいですね。

書くことに苦手感がある子が多いですが、

自分なりに絵で描くとか、思い切って「これだけは」というものだけ書いて、

後は先生の話に集中するのもいいかもしれません。

私は、自分で書いたものでないと「覚えられない」タイプなので

手をいっぱい動かしています。

学校では、たくさん「プリント」が配られて、それに書き込むことが多いです。

でも、この「プリント」、「その場限り」で返却されると

机の中でくしゃくしゃになったり、家では即ゴミ箱に行っていたり(笑)します。

このプリントは、「ノート」に貼ると「活かされ」ます。

ノートは「その場限り」のものでなく、「分からなくなったときに見返すもの」。

そう思うと、「黒板」をすべて写さなくても、

「自分にとって大切なこと」だけ書けばいいのでは?

と思います。そして、できたら筆記具やノートは、

自分仕様のものがいいのかな・・・。

(学校に勤めていたときは、みんな「一律」でした。ごめんなさい・・)

たとえば、



左のような、幅広の罫線(1cm)のノート。

「マス」だと、自分の好きな「詰め感」で書けないし、板書の1行とマスの数が

ずれてしまうと、どこまで書いたか分からなくなってしまう・・・・

1cmのはばの罫線だと、複雑な漢字もなんとか入るし、詰めたり、ゆったりと書いたり

「自分仕様」にできます。

右の少し地に色がついている無地ノートは、白い紙だと「照り返し」がきつくて

疲れてしまう人にはいいと思います。(なんと百均にあります)

また、図形を描くときにも、ノートの背景のマスが気にならずに

見やすく描きやすくなると思います。

その子の「手先の感覚」や「見えやすさ」などに合わせて

「自分らしい」ノートがあれば、何度も見返してみたくなりますよね
💛

なにがどこに書いてあるかすぐわかるように「インデックス」をつけるのも

とってもおすすめ。

私が何度も見返すノートや参考書にはインデックスがついています。


みなさん、週末、ぜひ1か月の疲れをとってくださいね。


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色のついているところをクリックしてください)


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「たて」ってどこかな?

2020-06-13 18:21:13 | 発達や学習が心配
学校再開で2週間が終わり、今日は少しほっとされているところでしょうか?

1日おきでも、毎日登校でも

暑くなって 学校生活は少しきびしめ”””だったかも。

遅れている分を取り戻そうと、けっこう「全速力」の2週間だった子も

いるようです。

「遅れている」といっても「一生で考えたらごくわずか」と

開き直っちゃってもいいのでは?

そうは、いっても「時を戻そう!」(ぺこばさんのこの言葉すきなのです!)とは言えないので・・・



5年生の「立体図形の体積」

3D(立体)になると、

実物は立体なのに、教科書やドリルは、「平面」で表されているために

どこがどこだか分からなくなってしまう子どもがいます。

「面積」(4年生)まではなんとかなるのですが・・・・。

一番わかりにくいのは、

「たて」。

「縦」ってどこ?

まず、立体にさわってもらって、

「縦」は、「黒板に向かう方」。なるほど!

「横」は、「友達に向かう方」。なるほど!

「高さ」は「ゆかに向かう方」。

立体図形と同じ色で「平面で表された辺」にも色をつけます。

「直方体(箱の形)」まではこれでなんとか。

ところが、写真のような複雑な形になると、

「見えない部分」もあるため、どこが「縦」だか「横」だか「高さ」だか

分からなくなってしまうのです。

少し手間をかけて立体を作って、触ってもらって・・・・。

少しイメージはもてたかな?

すべての問題の「立体図形」をつくることができないので

なかなか難しいです。

もしや、「デジタル」にして、ぐるっと360度回転できるようにしたら

わかるのかな?

もし、そんなソフトがあったら、どなたかお知らせください!


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黒板とノート・図と表・・・視線の往復が大変!

2020-06-03 13:04:27 | 発達や学習が心配
6月になり、横浜も学校が再開しました。

1日おきの登校だったり、午前・午後にわかれていたり、

学校によって少し「形態」が違うようです。

でも、子どもにとってもっと違うのは、

消毒したり、離れて並んだり、共同学習が減ったり・・・

全員がマスクをしていて口元が見えない中での生活。

でも3か月ぶりの登校・友達や先生に会えること

教室で学習すること、本当にうれしいと思います。

(急な変化が苦手な子どもは少しずつ・・・・)


ベイサイドマリーナです。

Zoomで授業をしてみて、

私の話の速さと子どもの、「視線」を動かす速さが合っていないと

なかなか難しいと感じました。

日頃の授業だと、そんなときは、「ここよ」と示すことができるのですが、

画面を出してしまうと、子どもの表情をつかむのが難しいと感じたのです。

教室で反応がゆっくりの子たちは、きっと

「先生の言っているのは、どこだろう?」とプリントや教科書で一生懸命探して

いたのではないかと思いました。

特にプリントと板書に違いがあったとき。

(板書はチョークで書くのでなかなかプリントの量が書ききれません。)

文字の折り返し(次の行に移る場所)も、プリントとはどうしても

ずれてしまいます・・・・(プリントと黒板の縦・横の比率がかなり違うので)

もう、それだけで目で追うことが大変な子どももけっこういるのでは?

また、黒板だけでなく、教科書の同じページの中でもグラフや表をかくときに

「どこまで見てたっけ?」とまた続きの場所を探し直すことでけっこうエネルギーを消耗します・・・。

そこで、


表を別の形に写し直すときに「色をつけて手がかり」にしてみました。

きっと作業が楽になって「疲れ」が軽減すると思います。

教科書に「色」の手がかりがあることもありますが、

できたら「楽」になるための「色」だともっとよいかな~。

「色」の手がかりは、いろんな子に使えそうです。

ただ、学校ではなかなかカラープリンターが使えないので、

子どもが自分で「色えんぴつ」で同じ仲間を同じ色でぬってしまう、

というのもよいかもです。

筆箱の中に「赤と青」半分ずつの✏が入っているとえんぴつの黒と合わせて3色は使えます!

それにちょっと抵抗がある子は・・・

☆とか◎とか、△とか印をつけるのもいいかもしれません。

20も30も行があると写すのにとても疲れるし、

誤りも出てしまいます。

算数って、けっこう「写す」があったり、

細かい「めもり」を読む作業があるなあ~と思います。

本来の「算数の力」を伸ばすためだったら、それ以前に

「作業するために集中したり、疲れなくしたりする」手立てがベースとして必要な子どもが

けっこういるのでは、と思うこのごろです。



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