横浜は、昨日が終業式で、今日から春休み💛
でも、あいにくの雨。
今日は、22日のA新聞の記事から。
発達障害 学校での悩み知って
今は大学生の方が、小学校時代につらかったことを実名で話していました。
ADHD(注意欠如・多動症)とASD(自閉スペクトラム症)とLD(限局性学習症)の診断を受けた方の話です。
〇趣味の合う友達がいなかったこと
〇思ったことを口に出してしまうために話が論理だてにくかったこと
〇そのためにばかにされてしまったこともあること
〇そして、特別支援学級では、学習のレベルが合っていなくて物足りなかったこと
〇先生に「赤ちゃんことば」で話しかけられたことがショックだったこと
後の2つは、支援級担任になったとき、初めに私も気を付けていこうと思ったことです。
静かな環境で自分のペースが守れるなら、
学年レベルやそれ以上のレベルの学習ができる子もいる支援学級。
また、学習を深めて段階的にレベルアップしていくことが
自信につながり、プライドにもなります。
子どもの今できることから少し先まで見通して学習内容や方法を決めていく。
通常のクラスでは、一斉授業で、ある程度同じスピードで進むことが多いと思いますが、
特別支援学級では、子ども一人ひとりに「個別の支援計画」があり、
学年が上がっても引き継いでいきます。
漢字は苦手かもしれないけれど、計算は得意かもしれない。
すべてが「苦手」ではないのです。
あるとき、支援級の担任が支援学級の子に助詞(で・の・は・へ・がなど)の使い分けの授業をして、
他の先生にそれは支援級の子に難しいのではないか、と言われたと聞いたことがあります。
でも、子どもが理解できて、必要なら(実際必要なので)方法を工夫して進めるべきだと
私は考えていました。
赤ちゃんことばで話しかける・・・もう悲しくなってしまいます・・・。
ゆっくり、はっきり、ことばを選んで、話すことが大切かもしれませんが、
一人の人間、ある年齢になった子どもに対して失礼ではないかと思ってしまいます。
記事の大学生は、3年生から通常のクラスに転籍した後、
授業に追いつくのが大変だったということです。
また漢字を書くことに苦手感があるLDだったため、
得意な教科でもテストで〇をもらえなかったということです。
「特別支援学級」と「通常学級」の中間があればよいな~と思ったそうです。
今はもしかすると、診断があれば通常学級でもタブレットで文字を書いたり
テストを受けたりできる許可がおりるかもしれないです。
特別な支援を求める、というより「自分でこんなことをしてもいいですか?」と
許可を求める方が、本人にも学校にもよいかもしれないですね。
「読む力」があっても、「明朝体」など読みにくい文字で教材が作られていると、
「読む」だけで疲れてしまい、考える時間がなくなってしまうこともあります。
行間も狭いと、文字が読みにくいです。色が多い紙面も目がちらつきます。
記事の大学生は、「読みやすいフォント」(UDフォント)を使ってほしいとも
言っているそうです。UDフォントは、だれにでも読みやすいので、
困っている子用にしなくても、普段からUDフォントでプリントを作ってしまえばよいのです。
(Wordにも入っています!)
**** **** **** ****
この記事を読んでいろいろな思いが湧いてきましたが、
後半では、この大学生は、麹町(こうじまち)中学校に進学してから
グループ活動で積極的に話し合えるようになるなど、「人生が変わった」そうです。
今の学校の特別支援学級は、記事のようではなく、授業ももっと工夫して
一人ひとりを大切にする熱心な先生方が多いと思います。
子どもが自分の力でできることを伸ばしていく、
そのためのサポーターになる・・・
それは、通常級であろうと、特別支援学級であろうと、
小学校・中学校、その先の学校どこでも同じだと私は思います。
あ、もちろん私もです!
個別学習塾びすぽうくのホームページへ(線のところをクリックしてください)
でも、あいにくの雨。
今日は、22日のA新聞の記事から。
発達障害 学校での悩み知って
今は大学生の方が、小学校時代につらかったことを実名で話していました。
ADHD(注意欠如・多動症)とASD(自閉スペクトラム症)とLD(限局性学習症)の診断を受けた方の話です。
〇趣味の合う友達がいなかったこと
〇思ったことを口に出してしまうために話が論理だてにくかったこと
〇そのためにばかにされてしまったこともあること
〇そして、特別支援学級では、学習のレベルが合っていなくて物足りなかったこと
〇先生に「赤ちゃんことば」で話しかけられたことがショックだったこと
後の2つは、支援級担任になったとき、初めに私も気を付けていこうと思ったことです。
静かな環境で自分のペースが守れるなら、
学年レベルやそれ以上のレベルの学習ができる子もいる支援学級。
また、学習を深めて段階的にレベルアップしていくことが
自信につながり、プライドにもなります。
子どもの今できることから少し先まで見通して学習内容や方法を決めていく。
通常のクラスでは、一斉授業で、ある程度同じスピードで進むことが多いと思いますが、
特別支援学級では、子ども一人ひとりに「個別の支援計画」があり、
学年が上がっても引き継いでいきます。
漢字は苦手かもしれないけれど、計算は得意かもしれない。
すべてが「苦手」ではないのです。
あるとき、支援級の担任が支援学級の子に助詞(で・の・は・へ・がなど)の使い分けの授業をして、
他の先生にそれは支援級の子に難しいのではないか、と言われたと聞いたことがあります。
でも、子どもが理解できて、必要なら(実際必要なので)方法を工夫して進めるべきだと
私は考えていました。
赤ちゃんことばで話しかける・・・もう悲しくなってしまいます・・・。
ゆっくり、はっきり、ことばを選んで、話すことが大切かもしれませんが、
一人の人間、ある年齢になった子どもに対して失礼ではないかと思ってしまいます。
記事の大学生は、3年生から通常のクラスに転籍した後、
授業に追いつくのが大変だったということです。
また漢字を書くことに苦手感があるLDだったため、
得意な教科でもテストで〇をもらえなかったということです。
「特別支援学級」と「通常学級」の中間があればよいな~と思ったそうです。
今はもしかすると、診断があれば通常学級でもタブレットで文字を書いたり
テストを受けたりできる許可がおりるかもしれないです。
特別な支援を求める、というより「自分でこんなことをしてもいいですか?」と
許可を求める方が、本人にも学校にもよいかもしれないですね。
「読む力」があっても、「明朝体」など読みにくい文字で教材が作られていると、
「読む」だけで疲れてしまい、考える時間がなくなってしまうこともあります。
行間も狭いと、文字が読みにくいです。色が多い紙面も目がちらつきます。
記事の大学生は、「読みやすいフォント」(UDフォント)を使ってほしいとも
言っているそうです。UDフォントは、だれにでも読みやすいので、
困っている子用にしなくても、普段からUDフォントでプリントを作ってしまえばよいのです。
(Wordにも入っています!)
**** **** **** ****
この記事を読んでいろいろな思いが湧いてきましたが、
後半では、この大学生は、麹町(こうじまち)中学校に進学してから
グループ活動で積極的に話し合えるようになるなど、「人生が変わった」そうです。
今の学校の特別支援学級は、記事のようではなく、授業ももっと工夫して
一人ひとりを大切にする熱心な先生方が多いと思います。
子どもが自分の力でできることを伸ばしていく、
そのためのサポーターになる・・・
それは、通常級であろうと、特別支援学級であろうと、
小学校・中学校、その先の学校どこでも同じだと私は思います。
あ、もちろん私もです!
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