横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

卒塾生を出して思うこと・・・

2018-03-31 17:48:11 | 発達や学習が心配
満開の桜
      
今年は少し早めですね・・・。

先週最後の「一人」が卒塾しました。

毎年「心にぽっかりと穴が空いたような感じ」

になります。

でも、子どもたち、一人一人が

「中学校での希望」をもっていて

入学したら、~部に入りたいな

友達をたくさんつくりたい

英語も楽しみだな~

と前向きな発言をしているので

そうだ。「卒塾」は一つの「通過点」

すぎないんだ、と思うことにしています。



初めて体験に来た日の「緊張感」.


ときには、苦手に取り組むときのいらいらを

「満開」にしてしまったりした日もあり

涙ながらに友達とのことを語ったり

いつもよりいい点がとれたと

ほこらしげにテストを見せてくれたり

とってーも「固い」子どもでも

だんだんに「ゆるんでくる

ゆるんでくると

自分のいいところを伝えられるようになる

(~をこんなにがんばったんだよ。

自分的には、~は大丈夫だから・・・)

そして、

自分の「ちょっと苦手なこと」も

伝えられるようになる。

固いつぼみがゆっくり開くように

表情も柔らかくなる

すごく時間がかかる子どももいるけれど。


「人間の関係」って、確実に変化するのに

「感覚」でしかとらえられないと

しみじみ思います。



明日から4月。

どの子もみんな、新しい一歩が始まります。

今うまくいかないことがあっても、

きっとなんとかなる。

なんくるないさ。


私は、ここで待っています。


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「それ、その子に合っているの?」

2018-03-21 09:52:01 | 発達や学習が心配
今日が卒業式の小学校もあったようです。

塾に来る子も「当事者」でないと、

「早く帰れてラッキー」。

しかもあしたは休みですものね。

先日、指を使って計算をしている子のために

「繰り上がり繰り下がり指サイン」の表を

作って置いておきました。

それを見た、高学年の子が、

「先生、その表、その子のやり方なの?」

訊いてきました。

どうしてかと訊くと、

「先生は、自分が小さいとき、

指で数えていたら、自分のやり方でいいよって

言ってくれたから、とても気持ちが楽だった。」


とのこと。

その言葉を聞いて、どきっとしました。

計算で悩んでいた子に私はそんな対応を

していたんだ。

その子は何年も、「自分」の「スタイル」で

算数の時間を過ごしてきて

それが「有効」な手立てになっている・・・。

今では、「当たり前」になっていて

私自身は、「それでいいんだよ。」と言ったことを

忘れていました。

でも、その子どもは、ずっとそのときの「うれしさ」を

覚えていてくれたのです。

そして、今は、自分より年下の子が悩んでいることに

「気持ちを寄せて」くれるまで「成長」したんだ、と

胸がじーーーーんとなりました。

「表」が今必要な子には、

「強制」はしないつもりでしたが、

なんとか「手がかり」にならないかと作ったものでした。

「その子にあっているの?」

自分が大切にしてきたことを改めて

振り返る機会をくれた大切なことばでした。

子どもたちと接してきていろんなすてきなことばを

聞いてきましたが、

間違いなく、「心に残る、忘れないことば」に

なると思います。


ありがとう




マスが大きいと、繰り上がりを覚えて「暗算」しなくても、こんなふうに計算できるのでは、
と作ってみました。




春ですね・・・・。


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位取り・・・これがなかなか・・・

2018-03-08 19:49:34 | 発達や学習が心配
春ですね・・・

今日は雨ですが、花粉もいっぱいとんでいます。

3月になり、学習内容も「最後の追い込み」。

ここにきて、実は、「位取りが分かっていない・・・!」

という子どももいるのでは。

「ごじゅうろく」ときいて「「65」と書いてしまったり、

「ひゃくさん」が「1003」となってしまう。

2年生では「万」の位までの学習なので、

漢数字で数を表したり、それを数字に直したり

また、大きな数のたし算・引き算もあります。

悩んでいる2年生に、小さなまどを5つかいてから

問題に答えよう、と言ってみました。

かなり間違いが減りました。

あとは、そろばんで、

のように(本当はいけないのかな・・・)

小さな位取りのシールをつけてみました。

「~の位」が少し意識できたようです。

さらに、3年生の掛け算の筆算。



九九はしっかりできているのに、

どこに答えを書いたらよいか

また、繰り上がりをどう処理してよいのか

なかなか難しいこともあります。

マスに色と番号をつけてみました。

すこうし、「抵抗」が減った感じ。

もうしばらくやってみます。

以前、「計算」と「空間認知」の関係を

書いたのですが、

「算数の計算や図形」「複雑な漢字を書く・読む」のに

必要な力だと思います。

ここに苦手感がある場合、

「記号」や「色」「順番」の手がかりを

「身につくまで」問題のそばにつけて

おくのもよいのでは
、と思っています。

「分からない」と「くやしい」し、

「いらいら」します。

「わかりたい」から「いらいら」するんですよね。

「口頭で」ヒントを言われるのがあっている子もいますが、

「自分で何度も見返せる」「書いてあるもの」があると

それを参照して、自分でできた、という達成感がもちやすいかと感じます。

・・・すごくいらいらしたときは、

問題数を減らして、「短め」に切り上げるのも

はじめのうちはよいかな。

分かってくると、取り組める問題数も増えてくるはず。

算数も漢字も、「あっているかどうかの結果」が子ども自身にすぐ

伝わるので、逆に「覚えられると」達成感がもてますね。

それまでは、周りも少し「ゆったりと耐える・待つ」のも

必要かもしれませんね。


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