横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

みんなも同じだと思っていた・・・・

2013-09-28 12:56:43 | 発達や学習が心配

だんだん朝夕すごしやすくなってきましたね。
今まで暑すぎたために、薄着をして風邪をひいてしまった方もいるかも。

先日ある講習会で、自立して仕事をされているLDの方が、
”みんな自分と同じだとずっと思っていた”と話されたと聞きました。
この方は人が大勢集まるパーティが苦手なのだそうです。
大勢がしゃべっている中で自分の目の前の話し相手の話を
聞き分けることができず、疲れてしまうのだそう。
そして、大人になるまで、みんなも同じ聞こえ方
しているのだと思っていたそうです。

先生の話を理解できない、”自分”が”だめなんだ”・・・
(がやがやの中でも聞き取れることを”カクテルパーティー効果”といいます)
教室の廊下側の席や後ろの席では、先生の声を聞き取るために、雑音をカットし、
先生の声だけを拾わなくてはいけません。運動会練習があるこの時期、窓際の子ども
も結構集中力が必要です。


今週のA新聞にも、色覚について職業上の不利益があったり、
教室で先生に叱られたり、という記事がのっていました。

外見から分かりにくい”状況”について、本人が周りも自分と同じだと
思っていれば、自己肯定感が低くなってしまうこともあると思います。
子どもの状態を見て、”もしや・・”と大人が気づくことは、早くからその子どもに
合った”支援”を始めるために大切なことです。

必要な支援があれば、”楽に”なることだってたくさんあるのですから。

10月17日(午前10:00~)に上大岡の港南区区民活動支援センター(上大岡オフィスタワー17階)で学習会を開きます。
「お母さんのための学習会 うちの子の困ったを解決!
”うちの子どうして迷惑かけるの?どうして注意されるの?もしかして発達障がい?”」

関心のある方は、びすぽうくまでご連絡ください。(電話045(832)5888)または、メール
info@bespoke-juku.com
まで。
先着20名までです。参加費無料です。

個別学習塾 びすぽうくのHPへ
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小学校で受けられる支援

2013-09-21 09:12:51 | 発達や学習が心配


子どもが学校でつまづいたら・・・・
学習でついていけない・・・テストの点、ノートを見てショック! リコーダーが吹けない、集中時間が短い・・
友達とうまくいかない・・・けんか、いじめ、友達の少なさ・・・
生活面の心配・・・忘れ物、整頓、プリントを出し忘れ・・・
心の問題・・・・叱られて落ち込む、反発する、取り組まなくなる・・・

まず担任に相談? いきなり校長室?

先生にお願いするにしてもいったい、どこからなんて話を切り出せばいいのか・・・
カウンセラーが来ているとしても申し込むほどなのか・・・

学校の中でどんな支援が可能で、それは誰にどう相談したらよいかは、
ベテランママでも知らないことが多いかもしれません。
11月は、来年度入学する児童の就学時検診が行われます。
保育園、幼稚園で先生から、”ちょっと心配ですね・・・”と言われていたり、
集団の中の我が子を見ていて不安を感じたりする方は、どんなタイミングでどうやって相談
したらいいか悩む季節だと思います。

そんな方たちの気持ちを少しでも楽にできたら、とこの秋から保護者向けに学習会を開くことに
しました。
事前の情報があるだけで、安心できることもあると思います。
関心がある方は、びすぽうくにご連絡ください。

≫ 横浜 個別支援塾「びすぽうく」HPへ

一人でも多くの方のお力になりたいと思っています。
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子どもが意欲的に勉強するには・・・

2013-09-19 15:58:20 | 発達や学習が心配

自分が子どものころ、”宿題は?”とか”勉強しなさい”と言われていやだった経験がある人、
大勢いると思います。やらなくてはいけないとわかっているけれど、言われたくないですよね。
自分が大人になってみると、子どもに同じことをしています!
言ってしまったあと、子どもだっていやだろうな、と思いながら、ついつい・・・

ある子どもに、”どうしてこんな難しい方程式を覚えなくではいけないの?
大人になった今の生活で使ってる?”と訊かれました。
うーん、確かに使ってない。でも、科学者とか、企業で機械の設計とかする人は
使っているのでは?
”ぼくは、そんな仕事につかないから、必要ないと思う。”
妙に説得力がある返事。

小学校でも3年生後半から算数が急に難しくなる。それまでは、
「30個のクッキーを6人で同じ数ずつわけたら、一人分はいくつでしょう?」なんて
身近な、具体的な、生活で即使うものだったのが、「3.52÷4」なんて、抽象的に
なってくる。歴史だって”目”に見えにくい。小学校のうちからもう勉強することに
意欲をもてなくなってしまう子どもも。漢字も普段目にしないことばの字はイメージがもちにくい。

子どもにとって、分かりにくい、普段目にしない、学ぶ意味がつかめないものには
学習意欲が軽減していく。

でも、仲間とともに調べ学習(本だけでなく、自分の足で調べたり、実験したり)したことや
学び方を工夫し(大人が手本を示すとよりとりかかりやすい)、抽象的な内容の中から
ある不思議な規則性があることに気づいたり
また、難しい内容なら、少し前の基礎にもどって、段階を細かくしていくとどこでつまづいていたか
はっきりし、理解できれば次の段階に進もうとする意欲になるでしょう。
(このへんは、大人の助けが必要ですね・・・重い手押し車も、最初は押すのに力がいりますが、
回り始めれば押す力が少なくてすみます。)

自分で学ぶ時間や、内容や、順序を決めることができれば、さらに意欲的に
なっていけると思います。(学校って、こういった自由度が高くないかも・・・家庭ではできますよね。)

・・・と理想はありますが、宿題をやらずにゲームをしているわが子に今晩は、
”どこから始める?一緒にやろうかな・・・”と怒らずに言ってみるのも
いいかもしれません。一緒に取り組んでみると、意外と手ごたえを感じるかも。
(うん、けっこう難しい・・・悩む大人を見て子どもがきっと何か感じるでしょう。簡単な内容でも演技してみてください!)
そして、応援してくれる人を感じて、子どもの目がきらっと光ったらラッキー
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秋は行事が目白押し。心に余裕を!

2013-09-12 16:28:39 | 発達や学習が心配
朝夕、すごしやすくなってきました。
天高く馬肥ゆる秋、は、子どもたちにとって行事の秋でもあります。

運動会(最近は春のところもありますが)、社会見学、体験学習(宿泊)、○○祭(文化祭)、
学習発表会、音楽会、体育大会・・・・
その間に難しい学習内容もばんばん入ってきます。
以前に書いたかもしれませんが、大きな行事(特に経験したことがないもの)は、
前もってのシミュレーションで不安が軽減されます。しおりやプログラムを見ながら、
内容や並ぶ位置を確認したり、困ったときにだれに相談にいけばいいか分かっているだけでも
かなり楽になります。

園で経験した遠足や運動会と小学校での遠足や運動会は、似ているところもありますが、
場所が違うだけで全く違うものに感じてしまい、当日固くなってしまうお子さんもいます。
例えば、運動会一つとってみても、いつものんびりしている土曜日に登校することになり、
当日登校してみると、前日とうって変って、校庭にラインがたくさんひかれたり、頭上に旗がはためいていたり
本番になるとギャラリーが増え、、いつもよりダンスの音楽が聞こえにくくなってしまったり、・・・
おまけに当日急な変更が口頭で指示されたり・・・・。
なんとかクリアーできれば、次の年はかなり楽になりますが・・・。
おすすめは、金曜日の夕方、校庭を見に行くこと。変化した校庭をちらっと見ておくだけでも
当日の朝の緊張がやわらぐと思います。

そして、もっと変化が苦手なお子さんは、すべての行事を”完璧”にこなそうとせず、
運動会では、○○をがんばる、遠足では、△△をがんばる、と一つの行事の中で一つ
がんばりポイントをつくり、あとは、気楽に(もちろん、安全に)と本人と約束をつくって
おくとよいと思います。これでかなり緊張や負担が減ります。

行事を通して成功体験を積み重ねていく、これが次の新しいものへ挑戦する強力なエネルギー
になります。
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