横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

デパートの文具売り場で探してみました。

2014-05-26 15:21:14 | 発達や学習が心配
はっきりしないお天気ですね。
今日は、ブルーマンデイの方もいらっしゃるかも。
運動会の代休のところもあるようです。

今日は、塾のお子さんのためにノートを探しにいきました。
そのままで使いにくいことはわかっているので、
とにかく幅広のものを。



AでもBでもなく、「UL」(1cm幅 幅広)のノートを
見つけました。初めて罫線ノートを使う人向けのようです。
中を見てみると、



この左側の線の幅です。右は、算数で計算に使うよう、
漢字ノートを90度回転して貼ってみました。
ふりがなを書く欄がちょうど繰り上がりの小さい数字を書くのに
いい漢字(おっと、)感じです。

もしかすると、薄水色の線が見にくいかもしれません。

念のため、罫線の濃いバージョンもエクセルで作ってみました。


どちらが「合う」か、また罫線の幅などお子さんが
実際に「試して」みないと分かりません。

もしかしたらこの「ひと手間」がお子さんの
ノートを書く「困難さ」に役立つかもしれません。

学校で指定されることが多い1cmますの方眼ノートは、
ちかちかしてかえって見えにくい子どももいるようです。
もちろん、計算の位取りを正しくずれないように
するためには、「ます」は有効です。でも一面すべて
「ます」だと、ちょっと目を離すとどこまで書いたか、
どこから続けていいのかわかりにくくなる子どももいます。
全面でなく、紙面の半分ぐらいが「ます」だといいのかも。

(そういえば、今日「あさイチ」で細かい模様を彫る
職人さんが、目を離すと模様がずれるのでずっとその場を動かず
トイレも行かずに集中して何時間も定規で線を引き続ける、
といってました。関係ない?)


それにしても、ノートって、表紙はかわいいのがたくさん
あるのに、中の紙は、
A軸、B軸、無地、ます、方眼、と限られたもので、
なかなか市販のもので、いろいろなお子さんに
そのまま使えるものが少ないです。



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ノートのマス目・・・気になります。

2014-05-12 15:44:08 | 発達や学習が心配
風邪が完全に抜けきらず、すっきりしません。
大好きな読書ですが、ずっと字を見ているだけで、
頭がくらくら・・・。
今朝は新聞をさらっと見るくらいで

今日は、子どもたちが毎日使うノートの話です。




小学校の場合ですが、
国語で使うマスノートでも、十字が入っているもの、そうでないもの。
また、高学年になる縦罫線の行のノート。

算数では、正方形の方眼ノートを使うことが多いです。


「学習の困り感」を見るのは、
客観的なテストも参考になりますが、子どもの「ノート」
を見ると、はっきりわかることがあります。

黒板の字を写すのに途中で終わっている・・・

漢字のところで止まってしまっている・・・

ほとんどひらがな

自分で考えた文章は、主語と述語があっていない・・・

どんどん行がずれて、字が曲線になってしまっている・・・

計算のけたがずれている・・・

など。


十字のマスノートでかえって「目」がちかちかしてしまう子もいます。

また、高学年でもマスノートでないと、字形がとれない子もいます。

学校では、よく「1行~マス」のようにノートの指定があります。

大多数の子どもはそれ書くことができます。でも、

手先に不安があったり、「目」の使い方が上手でなかったりする子どもは、

みんなと同じノートがいいとは限りません。







以前「青いマスが見えにくい」と言った子どもがいました。

「濃い黒ならいいのにな。」


そのときは「自作ノート」なんて思いつきませんでした。

今ならきっと「印刷した紙」でノートを作ったと思います。(この写真の左側)

「白い紙」の反射がきつくて「色がうすくついた紙」が見やすい子どももいます。

ローマ字ノートや楽譜の五線譜が見えにくいこともあります。

ローマ字ノートは下の方に赤い線があるのですが、これでけでは

位置がとりにくく、小文字が一番上の線のところまでになってしまうこともあります。




色つきの五線譜です。このぐらい大きいと見やすいようです。

「地」の色を変えたり、大きさを変える、空間や罫線の色を変える、などで

文字や数字が書きやすくなることもあると思います。

気になることがあったら、試してみてください。


今日はテレビもがまんして、早くねることに・・・
できるかな?

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目、耳から入るものを”減らす”と?

2014-05-07 17:49:51 | 発達や学習が心配

「目に青葉」いい季節です。

昨日、小学校の周りを歩いていたら、女の子が2人、
気持ちよさそうに何かの歌を歌っていました。
「飛び石連休」ですものね!

今日は、刺激を減らす話です。
若い教員だったころ、私は黒板いっぱいに
字を書いていました。詳しく書こう、という指導もしました。
時間内に書ききらない子もたくさんいました。(反省)
今はSimple is best.

教室環境もそうです。
以前、スクールカウンセラーに教えていただきました。
黒板周り、教室の「色」を抑えること。
集中しにくい子どもにとって、いろんな色は気が散りやすい。
その時間に使わないものは、ベージュのカバー、
友達とのあいだを仕切るついたては、ブルー

以前担任していたクラスで、
「学校は音がうるさい。」と言っているお子さんがいました。
聞けば、家はテレビもほとんど付けず、兄弟もいなかったので
宿題などするときは、ほとんど「無音」。
そこで夏でも教室のドアを締め切っていました。
(今はクーラーがついています)
教室の外の体育の様子が気になったり、「光」の刺激
で「疲れて」しまう子がいたときは、朝から「カーテン」。
これは、不思議とクラス全体を落ち着かせてくれました。



これは、よく学校で行われるテスト。
算数の問題です。ここでも「刺激」を減らすことが
できます。1問目から順に解いていく子どもが多いのですが、
「どこまで解いたか、どこまで問題を読んだか、」一瞬目を
離したら分からなくなってしまう子どもが何人かいました。
「刺激」が多すぎるのです!
そこで、
のように1問だけ見えるようにして折りたたんでみました。
これは効果あり!
ずっと集中できるようになったのです。自分では、1問だけ「折り出す」
ことが難しいので、席を回りながら、折ることを手伝いました。

図工の工作や、国語での意味調べのときなど
机の上にたくさんの物があると、
集中しにくい子どもがいます。
「能率」が落ちているな、と思うときに
「要る物」だけを出すようにすると集中が高まると思います。
子どもだけでなく、大人もです!
私は、大学生の頃、テスト前はいつも「机の整頓」
をしていました。そうしないと、勉強できないのです!
テストが終わるといつの間にか物があふれているんですけどね

では、みなさまよい休日を!
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発達が気になる子どもと「読み聞かせ」

2014-05-07 17:44:40 | 発達や学習が心配
連休が終わりましたね。
子どもたちも親も今日はけっこう疲れているかも。
私もちょっと風邪ぎみです

最近図書館で子どもの本コーナーで本を選び、
借りています。
「ブックトーク」に関心があったので、
「読み聞かせ」のコーナーに行ってみると、
すてきな雑誌を見つけました。


年4回の季刊誌のようです。

その中に「知っていればあわてない 発達障害と絵本」というコラムが
あります。
幼稚園、保育園、小学校で先生や保護者、ボランティアさんによる
「読み聞かせ」を行っているところが多いと思います。
後ろで見ていると、食い入るように話を聞いている子たち、
おもしろいところで反応している子たちと少し離れたところに
一人でいる子がいることに気づきます。

ストーリーが分かりにくいのかな、
それとも自分の関心のない本なのかな
長い間集中が難しいのかな

と思っていました。

この雑誌に伊藤久美さん(町田市立小学校教諭)が、
「隣どうし余裕のないスペースに座らせないで」
「できるだけ静かな環境を整えて」
「感情を共有することが難しい子もいる」
「マイクなど大きな音が苦手な子もいる」と
書いていらっしゃいます。私も経験からまさにその通りだと思います。

また、越高令子さん(本と子どもの発達を考える会)は、
「事前に必ず打ち合わせて」
「できるだけ毎回同じ人が行く」
「環境を整えて」
と書いていらっしゃいます。
この「環境」は、私が前回書いたように音だけでなく、
座って読む方の後方の掲示物など集中を妨げるものがないか、
またあるとしたらカーテンをするなど工夫をすることも
含めてということだそうです。



後ろの方にぽつんと座っている子には、つい、「友達と一緒に聴こうね」と
声かけをしてしまいますが、くっついて座ること自体に抵抗がある子(刺激
が強くなってしまうので)もいるし、大きな声や音に思わず耳を塞ぐ子どもも
いる、ということなのです。

前もって担任と子どもで「読み聞かせ」の約束をしておく、
読む本の内容について読み聞かせの方と担任が相談しておく、
静かな場所を用意する
それだけで「楽しみ」が増える子どももたくさんいると思います。
どの子どももその子どもなりに「本」に親しんでほしいですものね。

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