横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

お楽しみ会が「楽しくない」?

2016-06-28 12:00:37 | 発達や学習が心配
関東地方は「空梅雨」だそうで、水がめが

少し心配です。(お天気はうれしいけれど・・・)

いわゆる「1学期」の終わりが近づく7月半ばになると、

子どもたちにとってわくわくの「お楽しみ会」

ゲームをしたり、グループで出し物をしたり、

晴れていれば、外で鬼ごっこやリレー。

ちょっと疲れちゃう勉強もこの「お楽しみ会」

あると思うと乗り切れる!

でも、今日のタイトルのわけは?

お楽しみ会に「わくわく感」は感じたとしても、

当日になると

「いすとりゲーム」で一人「輪」から出て後ろにいたり、

ついエキサイトしてけんかになったり。

グループで出し物をすることになっても

「好きな子どうし」で組めなかったり・・・。

以前担任していたクラスでもありました・・・。



なぜかしら?

こんなに「楽しい会なのに」。

よくよくその子をみていると、

☆ゲームのルールが分からず、楽しめていない。

☆順番を待てない。

☆勝ち負けにこだわり、エキサイトしてしまう。

☆歌ったり、リズム遊びをしたりが苦手。

☆グループでの協力が難しい。

☆「机」がなくなり、いつもと違う「広い」空間

になってしまうことへの不安。

(友達と身体接触もあります・・・。

 「自分の空間」に入ってこられるのが嫌で

 押してしまうことも)



でも、「お楽しみ会」も大事な「学習」なので、

楽しく参加できた、という経験をもつようにしたいです。

そこで

☆少人数で放課後、練習しておく。

(見通しがもてます)

☆動きがある「活発な子」は、当日、ぴったりの役割を

もたせる。

☆プログラムの数を減らし、短い時間にする。


などしてみると、「抵抗」がかなり減ることに気づきました。

もちろん、当日も、「目に見えるプログラム」が必要です。

**「今何番をやっているかの移動できる↓をつけておくとさらにgood!)**

「楽しいな」「もう1回やりたい」で止めておくのも

よい方法だと思いました。

例え隣のクラスが「長い時間」やるとしても、

クラスの実態として「いろいろありそう」だったら、

「短時間で楽しい」ところで止めておき、

「少し回数を増やして」子どもたちに納得させる・・・・。

・・・今日はなんだか、「悩んでいる先生」向けになって

しまいました。

読んでくださっているとうれしいです。



個別学習塾びすぽうくのホームページへ(色のついているところをクリックしてください)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

折り畳み傘を「たたむ」

2016-06-20 13:31:24 | 発達や学習が心配
湿度は高いですが、今のところ雨も降らず・・・

学校によってはそろそろ水泳が始まります。

梅雨、と言えば雨。

雨といえば、「かさ」。

なんだか連想ゲームのようです・・ふふっ。

今日の出だしは「おりたたみがさ」。



小さいころ、これをたたむのが「めんどくさい」と

思った人はかなりいると思います。

でも、たためないと「折り畳み傘」にはならないですよね~。

高校生でもたたみ方が分からず、先生が教えたとか。

自分で「足のつめ」が切れない小学生。

(水泳が始まる前に手足のつめは

切っておいてくださいね)

切符を買った経験がない中学生。

服をたためない・一人でコートが脱げない

ジャンパーの「チャック」が閉めれない・・・・。

くつを脱いだままにする。




エプロンのひもを「後ろで結べない」

(まあ、ひもが長ければ前に回しますが・・・)



ひもむすび練習器? 左右色分けして太いひもにしてあります。

生活の中で「自立」してやっていかなければ

いけないことがたくさんあります。

いつも「先生、やって」では、自分で

できない大人になってしまいます。

はじめは、上手でないのは、当然。

でも「やらない」ままでは絶対にうまく

なりません。

「保育園」では、けっこう小さいうちから

「身じまい」「片づけ」を教えてくれます。

そして、小学校の個別支援級でも。

「生活」「自立」の時間(この「生活」は

1・2年生の「生活科」とは違うものです)

その子どもの実態に合わせて「一人でできること」を

増やしていきます。

段階表などをつくって、「ここまでできたね」と

達成感がもてるようにします。

・・・でもお迎えにきた保護者がつい、コートを

着せかけてくださったりするのですが・・・。

もう一月で夏休みですが、毎日家にいるからこそ、

この「生活スキル」高めていきたいですね。

全部は無理でもいくつか「合格」がでるように。



個別学習塾びすぽうくのホームページへ(色のついているところをクリックしてください)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

”ありのままで~”ではなく少し準備運動しましょう!「予習」はいいです💛

2016-06-17 21:48:02 | 発達や学習が心配
朝から洗濯物が安心して干せる、って幸せです。

日光を浴びると元気が出る私です。

教員をしていたとき、生徒が

「これ、塾で習ったからもう知ってる!」と言うと

すごく”かちん”ときていました。


でも、初めてで「真っ白」な状態で聞いている子どもも

いるのです。

今日は「予習」の話。

国語の「説明文」などは学年が上がると

難しいことばがでてきます。

例えば、5年生だと

「事実」「報告」「「取材」「構成」「説得力」

「候補」「納得」「評価」・・・

一行にいくつも「よみ」でさえ、難しい単語がでてくる。

しかも、その意味が前後からも「類推」しにくい。

もう、「音読」の宿題も嫌になってしまうことも。

そこで、「辞書を引いたら」と言うと、もっと「めんどくさい」

になってしまいます。

そこで、私が難しい単語の下に意味を書いて

例文をつけ、ブランクにその単語を書いて

もらうようにしました。




ついつい買ってしまった、くまモンのスリッパ。


はじめのうちは、あてずっぽうにブランクに言葉を

入れていても、単元の数をこなすとともに

「的中率」が上がってくる・・・。

本文を読む前に単語の「よみ」「いみ」を

学んでいると、「音読」もスムーズになります。

何を言いたい文章かもだんだんにみえてくる。

説明文の「予習」はこれ!

辞書を見るのが苦手な子どもは、

「電子辞書」もおすすめ。

子ども用も市販されています。

辞書が苦手な子どもは、「小さい活字」も

見えにくいことがあります。

それに子どもはなぜか、ゲーム機器には強い!

電子辞書ははじめてでも抵抗が少ないです。

さらにipadで「音声入力」して調べてしまう子も。



そうは言っても、はじめのうちは、大人が伴走する必要が

ありそうです。

ただ、だんだんに「手抜き」していってくださいね。💛

個別学習塾びすぽうくのホームページへ(色のついている部分をクリックしてください)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

頭がすっきり~デジタル教科書~

2016-06-08 17:03:38 | 発達や学習が心配
梅雨に入ったところもあるようです。

今週は関東も曇り・・・・。

先週なんとなく頭が重いと思ったら・・・。

このところ、政界もいろいろな話題がありますが、

ひっそり(笑)と教育界も。

日経新聞にデジタル教科書のことがのっていました。

日経新聞デジタル教科書

・・・ここまでくると後は費用の問題?

デジタル教科書はすべての場合に使うのではなく、

「必要に応じて」がいいような気がしています。



百均のシールもこんなふうにすると、がんばった意欲付けに!

昔、一般のクラスの子どもを対象に

「取り出し」授業をしているとき、担当の先生から

「問題を読んであげるとすらすらできるのよね~」

聞いたことがあります。

そのときは、「自力で読むこと」だって「学力のうち」では

ないかとちらっと思ったこともありました。

でも、「認知的な理由で文字を読むことに困難さ」

をもつ子どもたちが、授業ではよい発言をするのに

「紙のテスト」になるとがっくり点数が落ちてしまうのを

見て、だんだんなるほど、と思えてきました。

そうかといっていつも「読み上げてくれる大人」がそばにいるわけでは

ないので、「自力」で「自分のペースで」「読み上げてくれる」

ものがあるのは、学習環境として必要なのでは。

・・・逆に「文字という視覚的なてがかり」で読み進めていきたい

子どももいるはず。

「端末」はネットにつなぐことと、端末自体のコストがかかること

で、そこにもクリアしなくてはいけないことがあります。

やはり「共用」でなく、「その子仕様で個別にもっている」方が

いちいち設定しなくていいでしょうね~。

国語に限らず、「社会」や「理科」の教科書にも

とりあえず「ルビ」を付けたり細かい文字を読むための

ルーペ
なども用意したりすることはすぐにできそうです。

(高学年の漢字はどこがくっついて、何本線があるか

など教科書の文字の大きさではわかりづらいことがあります)

シニア用の「しおりルーペ」

などを検索してみてください。いろいろあります!



そして、最近思うのは、小さいうちから(年長さんぐらい?)

文字を読むことに困難さをもっている子どもたちが

「学ぶことに」すでに困難さをもち始めているのでは、

と思うことです。

会話から語彙が入ってきたとしても

「読むこと」ことで入る語彙を

増やしていきにくい・・・。

「本を見ることが好きでない」子どもがいたら、

少し注意してその後をみていくことも必要かな、

と思っています。



個別学習塾びすぽうくのホームページへ(色のついている部分をクリックしてください)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする