横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

6年生の「比」の問題を考えてみました。

2021-09-25 18:11:49 | 発達や学習が心配


横浜三渓園のヒガンバナです。





ずいぶん、朝夕過ごしやすくなってきました。

ようやく、神奈川県も「緊急事態宣言」が明けそうな感じです。

学校に活気が戻ってくるとよいです・・・

生活上は、気を付けることは変わりませんが。




突然ですが、問題です。

「250枚の色紙を、さゆりさんとまことさんの色紙の枚数の比が

3:2になるように分けます。

 2人の色紙の枚数は、それぞれ何枚ですか。」


・・・6年生の算数の教科書の問題です。

3と2と250はどういう関係になっているのか?



比の部分を定規で線を引いて表します。

比「1」につき「1cm」。


「さ」はさゆりさん、「ま」はまことさん。全体が250枚。


5つに分けた「1つ分」が分かれば、それぞれがわかります。


さゆりさんは、3つ分、まことさんは、2つ分。

教科書にも線分図がのっています。

でも、「図」って自分で描いたほうがより分かりやすい。

比1つ分を1cmにかけば、この「手」の問題は、パターンが違っても

自分で図が描けます。(と定規があれば!)

「文章」からだけだと、「イメージ」がわきにくい子も

そんなに練習しなくてもすぐ解けます!

算数の応用問題は、イラストや図がついてくることも多いのですが

自分に「合った」図でないとかえってわかりにくくなることも。

教科書では、さらに

「比の値」や「等しい比」を使った方法がのっています。

最近思うのは、

「自分に合った方法でなおかつ、ほとんどのパターンで使える方法」

を見つけることが文章題や計算の早道なのでは・・・ということです。

もちろん、いろいろな解法を知っておくことは

数学的な力を高めます。

でも、とりあえずいつでも使える「ホームベース」っぽいものがあるって

安心ですよね💛



ずっと昔ブログに書いたような気がするのですが、

定規で「九九」もできます。

6の段を忘れてしまったら・・・・

0の目盛りから6ミリずつ目盛りをつけていくと

6,12(1cm2mm)、18(1cm8mm)・・・・

この方法は、何度九九を唱えても覚えられない2年生の子が発明しました!

まさに「必要は発明の母」

みんなと違っても「不正でなく」「手軽に」「何度も」使える方法・・・・

算数だけでなく、いろんな学習に使えそうです。

私は最近、自分が「暗記」するとき、視線を動かすのが「横」でなく「縦」向きでした方がよいことに

自分で気づきました!

大人になっても「進化」していきたいです。





個別学習塾びすぽうくのホームページへ(色のついているところをクリックしてください)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リモート授業の合間に

2021-09-16 18:58:03 | 発達や学習が心配
朝夕過ごしやすくなってきました。

空の色も夏とは違う透明感があります。

横浜は「分散登校」が10月1日まで延びました。

修学旅行や運動会・・・・

楽しい行事は、先にのびても実施されますように!

今朝登校中のお子さんの集団がみんな下を向いて歩いていました・・・・。

たまたまなのかちょっと気になりました。

リモート授業・プリント学習をおうちでしていると

「空き時間」がけっこうあると思います。

登校していれば、友達の意見をきいたり、

いっしょに活動したり

休み時間があったり。

家では、「一人学習」の分、5時間も「もたない」ですよね・・・・。

そこで、こんなことを考えてみました。



百円ショップの「魚を焼くあみ」

これで「芸術の秋」!を。

用意するものは、

いろんな色の毛糸 と「あみ」とはさみ。



毛糸はいろいろなものに使えるので、あまっても大丈夫です。

この「あみ」をキャンバスに見立てて、毛糸で「絵」をかいていきます。


出だしは、わくに色を結んで




互い違いにくぐらせたり


糸を重ねたり

糸は、あまり長いと、上下させるときに疲れてしまうので、少し短めに。

糸がたりなくなったら

つぎ足します。

子どもたち、初めは、だいたいまっすぐな線で糸をひっぱります。

何本が「線」をつくって「おしまい」!

集中が続きにくい子どもは、数本の線が「ひけて」終わってしまうかもしれないです。

でも、指先を使って「くぐらせる」ことは、「おうち時間」が長い今だからこそ

おすすめです!

「指先」動きは、「はさみ」をつかったり、漢字を書いたりする動作に

とっても関係があります。

楽しみながら、「訓練」になるっていいですよね。

糸をどのように「配置」するか考えることは、

「空間処理」の図形の学習にもつながります。

デザインの「自由度」が高ければ、「クリエイティブ」な時間に。

糸と糸を結ぶ作業もとっても「手の訓練」になります!

材料費が安いので 家族みんなで作品を作って飾るのもよいですね



壁に立てかけても、ひもでつるしても・・・・・。

しばらく飾って、デザインを変えたくなったら、

結び目を切って糸を抜けば、また「再生可能」。

どうしても、のときは、「魚を焼く」のにも使えます!

そして、子ども一人で作っても、安全です。

(はさみで毛糸を切るだけなので)

複雑な模様ができるころには、「集中力」もついてきています。



一人ひとり違った「顔」でおもしろいです!

どんぐりポイントを探してたくさん拾えたら、

「まとあて」にしたり、入れ物に入れて「マラカス」を作ったり

百円ショップのリースに、ボンドでつけていって飾ってもいいですね。


秋を楽しみましょう!!!


個別学習塾びすぽうくのホームページへ🌰(色のついているところをクリックしてください)🌰







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「アドバイス」はなかなか難しい・・・

2021-09-07 15:54:25 | 発達や学習が心配
やっと晴れました!

先週から今週始めにかけてどんよりしたお天気でした。

2回目の副反応ばっちりでちょっと気持ちがしていたのが、

洗濯ものが太陽を浴びて翻っているのって元気をくれます




今日は、「アドバイス」の話。

教育に長らく携わっていると

「・・・・という状態なのですが、どうしたら?」という問いかけを

ちょっちゅういただいてきました。

そのときの私の中にある「引き出し」からめいっぱい探し出して

その方の状況を考えて

「こんなふうな方法もあります・・・」とお話してきました。

今朝の新聞に認知行動療法の大野裕先生が

行動変容を促す工夫が必要」について書かれていました。

精神科のドクターとして処方薬を出したときに実際に薬の8割以上を飲んでいる人が

5~7割程度なのだそうです。

ここでいう「行動変容」とは「処方された薬をドクターが指示した期間服用する」ということ。

病院でもらった薬・・・飲み切らないことが多いのは

あるあるです。

飲んでもらうには、

ドクターとの信頼関係を深める

処方したへの信頼感がもてるようにする

飲み忘れが減るように工夫する

(服用回数を減らす・食事や歯磨きなどと組み合わせる)

☆ 気持ちに寄り添いながら一緒に工夫していく

・・・・ここまでしてやっと服薬率は少しずつ改善する・・・

という感じなのだそうです。

ドクターというだけで私はとっても「信頼」してしまうのですが

(TOKYO MER の喜多見ドクターのような

ここを「自分」に置き換えてみて

処方した薬を「提案した内容」に置き換えてみて

飲み忘れたのところを「宿題や提示した方法」に置き換えてみて

気持ちによりそいながらのところは、そのままで

なるほど。ほぼそのままで自分にあてはまる

ただ、私の場合は、「アドバイス」をそのまま受け入れてくれなくても、

その方が困っている今よりよりよい方向に進めるお手伝いをする、というスタンスです。


そして、そのお手伝いがスムーズにいかないときには、

この中のチェックポイントを見直す必要がありそうです。

でも、これって日常の人間関係にもそのまま当てはまりそう!


エリック・サティー いいです・・・・・・。穏やかな気持ちになります・・・

とっても高名な大野先生がおっしゃることは、

とっても普遍的なことなのかも。


少し気分が上がってきたら、こちらの方も。

隔日登校、横浜は昨年に引き続いて2回目ですが

すでに少し元気がなくなっている子どももいます。

外で思いっきり友達と笑って過ごしたい!

そんな子どもにとって当たり前の日常を早く取り戻せますように。

子どもたちや保護者の気持ちに寄り添っていけるようにと思っています。


個別学習塾びすぽうくのホームページへ(色のついているところをクリックしてください)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする