横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

NHK「深夜の保護者会」

2017-09-26 22:20:06 | 発達や学習が心配
今日は、爽やかな一日・・・と思ったら

子どもたち「なんだかお疲れ」。

秋に運動会のある学校は、今が練習の「盛り」で

さらにその合間には、「期末テスト」ラッシュだった

らしいです。

日曜日の夜NHKで「深夜の保護者会」を見ました。

今年度、NHKは、発達障害への理解に力を入れているのを

感じます。

「うわさの保護者会」もいろいろな話題を

採り上げているようです。

(私なかなか見れていませんが・・・・)

ずっと子どもとの関係、付き合い方に悩み、

「一山超えた」保護者や「今まさにどうしてよいか

日々悩んで」いる保護者。

それに事前に収録してあった、「お父さんたち」の本音。

・・・本当にひとくくりできない、いろんな状況が

あるんだと思いました。

「カミングアウト」の仕方・・・「逆にかえって

子どものためにならなかったらどうしよう」

友達から避けられたり、低く見られたりしないか。

全く「反応」がなかったらどうしよう・・・。

スタジオではうまくいった例とそうでない例が

出されていましたが、悩むところです・・・。

そんな中で「すべての人が理解してくれるわけでは

ないし、それはこのことに限ったことではない。

理解してもらえなかったら、スルーする」

・・・という(正確ではないです。すみません・・・)

言った発言に、なるほど、と保護者の「覚悟」を

感じました。

そして、なかなかわが子の気持ちを理解できなかった

保護者が,ある子どもの行動がきっかけで

子どもの気持ちに寄り添うようになり、よい関係を築く過程で

「子どもと障害を分けて考えればいいんだ」と

言ったのに対して子ども自身が、

「全部まるごとぼくとして受け止めて」(正確では

ないです。すみません・・)と言ったことにも

すごい!と思いました。

10年と少し生きてきた子どもが

「自分は(自分の特性と)うまくやっていくよ。」と

言えるなんて・・・。

きっと「このこと」が私の目指して

いることなんだろうな、とこのことばを

言った子どもの爽やかな表情を何度も思い出しながら

考えていました。

「自分で自分を受け入れる」・・・

「自分は、~なところがあるんだ」とわかる。


そこまでは、大変なこともあるかもしれないけれど、

そこからが、「前に進む第二のスタート地点」に

なるのだろうと。

きっとこの子どもの保護者はすばらしい

ナビゲーターだったし、これからも

すばらしいナビゲーターでいるのだろうと思います。

子どもを支えるサポーターも増えて

いくのでしょうね。

・・・そんなことを考えながら見ていました。


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「ピッタリ感」フィッティング

2017-09-19 09:11:25 | 発達や学習が心配
台風・・・行く先々で大変な爪痕を残していますね。

どうか被害が少なくてすみますように。

今日は、「ピッタリ感」の話。

私は目が悪いので、『眼鏡のぴったり感』が

すごく気になります。

一日中「使う」目。

「見え方」や「眼鏡の位置」

ちょっとしたことで「疲れ」が

ぜんぜん違うのです。

もちろん、眼鏡を作るときには、

検眼し、

眼圧をはかり、

瞳と瞳の間の距離を測り

フィット感を確かめます。

・・・いわば、目の「アセスメント」

もちろん、眼鏡を使用する場面

訊かれます。

これ、大事なところですね。

「用途」によって焦点の位置が変わってきます。

せっかくここまでして作った眼鏡でも

今までの眼鏡と「感覚」が違い、

階段を下りるときに少し慎重になったりします。

「急に首をふらないように」と注意された

こともあります。

補聴器も同じかな。(まだ使ったことは

ありませんが)

フィッティングがかなり難しいということです。



最近の電卓は、すごい!時間計算までできてしまう・・・。
3年生の時間計算、むずかしいです・・・。宿題もコレで?いやいや、ちゃんと自分で。

眼鏡や補聴器は生活に必要なもの。

だからこそ、「ピッタリ感」が生活の質を支えます。

近視だから

裸眼0.3だから

乱視があるから・・・

・・・という単なる「マニュアル通り」にはいかない。

このフィッティングが難しい。

合う、合わないは、本人の「感覚」。

外から見ただけではわからない。

本人が「語って」くれないと周りは「予想」するしかない。

・・・学習や生活の支援をするとき、

知的なテストや学習の成果物などから

こんな手立てが使えそうだと

ある程度予想はできるけれど、

本当のところは、やはり「本人」。

大人が考えた手立てがぴったりかは

本人しかわかりません。

実際は、なかなか「本人」が「困り感」をことばに

しにくい。

だからこそ、少しでも「語って」くれたときには

耳を傾けたい、と思うこのごろです。


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家での「困り感」

2017-09-09 19:06:57 | 発達や学習が心配
今日は、「晴れ」ましたね!

でも、9月2週目の終末

少し(それどころかどっと)疲れがたまって

きている子もいそうです。

早起きの「からだ」がまだ完成していなくて!

花粉もやってきているみたい。

今日は、家で「爆発」しちゃう話。

      

学校でとってもおとなしくて、勉強も真面目な「いい子」。

家に帰ると・・・・

兄弟姉妹の一言で

宿題でいらいらして

大好きなゲームをしていても

保護者のひとことで

手を出す

暴言

壁にドンしちゃう(中にはなにか壊れるとか)

自分の体をかべにぶつけたり


学校・外とのギャップがあまりにも大きくて

先生に言っても理解してもらえないことも。

こんな子はもしかして

外で「いい子」な分ストレスがたまっているのかも。

外で本来の自分の力以上にがんばりすぎてしまうのかも。


「(自分の力の)100%に近いと苦しくなる

テストでよい点をとっていると「なんでもできる」と

思われて、「期待されてしまう」。

真面目なので、言われたことはやり遂げようとする。

期待に応えようと無理をする・・・・。


そして、家での


家での状態を聞いて、学校が宿題を軽減してくれたり、

たくさん引き受けていた「係・仕事」を調節してくれたり

して、もやもやが減った場合もあります。


だんだん、子ども自身が

「今もやもやしていること」に気づき

それってもしかして「~がいやだから。大変だから

自分には、重すぎるから」と原因を考えて

「助けてコール」をだれかに向かって発することが

必要かもしれません。

休み時間に「ぼおっと一人でいる」子どもの中には、

友だちと遊びたくても入れない子どももいるし、

「今、クールダウンしたい」と本能で感じて

休んでいる子どももいるのだと思います。

「集団から離れて、静かにしていたい」。

そんな時間も大切なのかもしれません。


家の中でもそうなのかも。

自分で自分にいらいらしてしまうことも

(思い通りにならなくて)

ありますが、静かに 過ごしたいときに

いろんな「刺激」が入ってくることで

いらいらが増幅されてしまうことも。


「自分はせいいっぱいがんばると疲れてしまうので

70~80%が似合うのかも」

なんて気づければ、ウルトラマンのぴっこんぴっこん

(地球に3分いるとあの胸で点滅するの。名前は?)

がきたときみたいに

「少しペースダウンしよう」となれるのでは。

・・・う~ん、ちょっと急には無理かな。

でもこれを読んでくださっている大人が子どもの

「ぴっこんぴっこん」に気づいてくだされば、

「ペースダウン」が必要、と声をかけてくださったり

(または、落ち着くまでそっとしてくださったり)

・・・と思っています。


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支援のしすぎ?

2017-09-02 18:49:28 | 発達や学習が心配
9月の声を聞いてから、一気に「秋」。

夜になると秋の虫が鳴いています。

今日はよく聞く、

「このぐらい、自分でできてほしいですよね」

という話。

私も、このことば、何回か(もしかして、も?)

言った記憶があります。

「~歳だから」「~年生だから」「中学生だから」。

自分の力でやるべき。

そんな配慮は甘えではないか。

いつまでも手助けをもらっていては自立できないのではないか。

・・・・・

しかし、「現実には、そこ(自立)まで到達していない」

「現実」からはるか「遠く」の「目標」まで

長い長い距離がある。

あまりにも「遠く」に感じると

がんばっても、「無理」だと思える。


とりあえず、できるのは、

課題の量を減らす、

レベルを下げる

でも本当に「前に進む」なら

自分に合った(その子に合った)方法を探して

それを本人が試して「納得」。

「これは、いいものだ!」「すっきりする」

それが見つかれば、「ヒント」を減らす

やり方を覚えていく

自分に合ったやり方で自力で

取り組む

・・・・とまあ、こんなふうにうまくいくと



右利き用に左から右へ進む漢字練習。自分で漢字のイメージをイラストで表すのもよいです。

一般的な方法で合わない子どもには、

別の方法を提案しないと取り組めないことがあります。

なかには、「自力」でたどり着く子どももいますが、

大人が知恵を絞って

「こうしたらいいかな」「どう?」

「うーん・・・」

「じゃあ、これなら?」

「うーん。あっ!」

とすっきりするものがみつかるかもしれません。

一緒に道を探してくれるナビゲーターいいですね~。

・・・こんなに一生懸命「道探し」をしているのに

ある日「こんなのでできた」と

拍子抜けしちゃうぐらいに子ども自身が方法を

見つけてきてしまうかもしれませんが・・・。

まあ、そのときは、一緒に探して「何とかなる勇気」を

与えたと思って。


1週目の疲れをいやしてくださいね。


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